先日、「『ドクターマリオ』配信するよ!」というアナウンスがあったが、遂に本日リリースされた。
早速ダウンロードして、いそいそプレイ開始。
結果、医療活動に勤しんでるうちに、数時間が経過してしまっていた。
そのくらい病みつき度は抜群。
『ドクターマリオワールド』とは
プカプカ浮いてくる赤、青、黄色のカプセルを操作。
同じ色をタテ・ヨコ3つ揃えてウイルスを消すシンプルなパズルゲームです。
カプセルを使い切る前にウイルスを全部退治しましょう。
drmario-world.com
オリジナルからの変更点
元々は、同色のカプセルとウィルスが4つ揃うと消えるシステムだったが、昨今のスマホゲーム事情に合わせて(?)3つで消滅するシステムに変わっている。
そして、大きく変わったのは、カプセルの動く方向。
パズルゲーム老舗の『テトリス』や『ぷよぷよ』などと同じく、『ドクターマリオ』も「落ち物パズル」と呼ばれていた。
上からカプセルが出て来て、下に落としていくシステムだった。
しかし、『ドクターマリオワールド』では、下から上へカプセルが浮かんでいく。
これも、スマホ事情に合わせているんだと思う。
スマホでは、スクリーン下部がタップしやすい。
ゲームとなると、なおさら、両手でしっかりスマホを持って、親指で画面操作することになる。
カプセルを積んでいくのが画面下部だと、とにかく見にくくて誤操作も起きてしまう。
自分の親指がウィルス以上の脅威とならないように「下から上へ」と設計し直されている。
ストーリー
ちょっとだけだが、一応ストーリーというか設定はある。
よく分からないが、「突然ウィルスが発生してしまって、マリオもクッパ大魔王も大変です」というところからゲームスタート。
ゲームの流れ
ステージをクリアしていく
基本的には、各ステージ内のウィルスを全て退治すればクリア。
時間制限はないが、使えるカプセル数はステージごとに決まっている。
ステージをクリアすると、次のステージに進めるようになる。
他のスマホ向けパズルゲームとほぼ同じシステム。
スコアと報酬
ステージをクリアすると、スコアが計算される。
ステージ内でウィルスを消した時に入るスコアと、残っているカプセル数に応じたスコアが合算される。
たくさんカプセルが残っているほど、最後にスコアが爆上げされる。
計算後に、スコアに応じてスターが付き、最大3スター付く。
ステージクリアするとコインが手に入るが、獲得スコアが高くてスターの数が多いほど、たくさんコインが貰える。
ワールド
一定数のステージをクリアすると城ステージに到達して、そこもクリアすると、「ワールドクリア!」となる。
「マリオシリーズ」らしく、最初はほのぼのステージだが、次は砂漠のワールド、といった感じで趣が変わっていく。
ゲームシステム
色を揃えて滅菌する治療法
まずは、ウィルスとカプセルの同色3つがタテかヨコに3つ並ぶとウィルスもカプセルも消える。
これが、超基本のルール。
カプセルは、画面下に準備されていて、次のカプセルの色も見ることが出来る。
次の手まで考えて計画的治療が出来る。
準備されているカプセルをタップすると、カプセルが放出され、何もしないと、そのままプカプカ真上に浮かんでいく。
カプセルをドラッグすると、左右好きな場所に動かせるし、上にも動かすことが出来てプカプカ浮かんでいくスピードより早く目的地に配置することが出来る。
しかし、下方向にだけは動かせない。
そして、準備されている時点のカプセルでも、放出されたカプセルでも、チョンとタップすると、カプセルが回転する。
回転と位置替えとを繰り返して、うまくカプセルを投与していく。
となると、戦略的治療も出来る。
カプセルが浮かんでいくスピードはゆっくりなので、とりあえずポンポンとカプセルを放出して、次のカプセルをササササッと上に割り込ませて、有利な順番でウィルス退治が出来たりする。
そして、驚いたのが、カプセルをブロックやウィルスをすり抜けさせて移動させることが出来る。
隙間があれば、ブロックで囲まれた場所だろうが、カプサルを移動させることが出来る。
更に、カプセルの片割れが消滅したら、もう片方がちぎれて、またプカプカ浮かび出す。
それをまた動かすことが出来る。
そんな優しいシステム⁈
と思いきや、そのテクニックを使わないとクリアが難しいように作られている。
カプセル放出は、プレイヤーの好きなタイミングで出来るけど、そこからは結構しっかり見守っていなければならない。
ギミック
ステージ内には、ウィルス以外のモノも配置されている。
邪魔なブロック。
壊せないブロックもあれば、隣接するウィルスが死滅すると一緒に破壊されるブロックもある。
そして、本体のいないノコノコの甲羅。
同色のカプセルと3つ並べは、スルスルスルーッと甲羅が横一直線上にあるウィルスを吹っ飛ばしながら滑る。
更に、爆弾もあり、これも同色3つと揃うと爆発して、周りのブロックやウィルスが吹き飛ぶ。
ステージが進むごとに、ギミックは増えていき、1発では退治出来ないウィルスなども出現する。
ステージを進んでいくごとに、ワールドを進んでいくごとに、ギミックは増えていく。
魔法の薬レインボーカプセル
ウィルスを退治していると、画面両脇のキラキラ光るレインボーなバーが下から上へ伸びていく。
満タンまで溜まるとレインボーなカプセル(1/2サイズなので錠剤っぽい)が出現。
どの色のカプセルの代わりにもなる万能薬。
しかし、同色3つ揃えなくてはならないルールは無視できないので、レインボーカプセル1個だけで隣接するウィルスが消えるというわけではない。
あくまでも、トランプのジョーカー的な扱い。
ウィルスでもカプセルでも7回消滅させると、レインボーカプセルが現れるシステムになっている。
スーパードクターパワー
ドクターは、スキルを持っている。
カプセル投与だけが治療法ってわけじゃない。
ウィルスを退治していると、キャラアイコンの周りが赤く囲われてくる。
完全に赤色で囲われると、スキル発動のチャンス。
好きな時にキャラアイコンをタップするとスキルが発動出来る。
後述するが、操作できるキャラは何人かいる。
ドクターごとにスキルが異なっている。
目的が違うステージ
ウィルスを全滅させることが目的ではないステージもある。
ウィルスを退治すると隣接するブロックから紫コインが飛び出てくるステージでは、一定数のコインを集めることがクリア条件。
コインを集めることが、一体何の治療になっているのかは分からないが、とにかく集める。
そして、時間制限付きのステージもある。
時間内にウィルス全滅させるという忙しいステージ。
やり込み要素
恒例のガチャ
スマホゲームで基本プレイ無料といったら、やはり登場するガチャ。
『ドクターマリオワールド』も例外ではない。
「スカウト」がガチャとなっている。
「スカウト」では、サポートキャラか他のドクターキャラが手に入る。
他のドクターキャラは、「マリオシリーズ」のいわゆるメインキャラ達で、操作キャラとして使える。
操作キャラによってスキルが違うので、ただ見た目が変わって新鮮!というだけではない。
サポートキャラは、その名の通りサポートしてくれる。
有名どころの敵キャラがサポートキャラとして登場する。
操作キャラが例えマリオでも、ちゃんとサポートしてくれる。
手に入るスコアを上昇させてくれたり、ゲームプレイ時に有利な効果を生み出してくれる。
ガチャは、一定数のコインかダイヤ(後述)で引くことが出来る。
恒例の課金要素
基本プレイ無料ときたら、これまた登場するのが課金要素。
課金により「ダイヤ」を買うことが出来る。
ダイヤの使い道は、ゲームをプレイするスタミナである「ハート」の追加購入、ゲームオーバーになった時にもうちょっとだけ続ける追加カプセル購入や便利アイテム購入に使われる。
そして、もちろん上記のガチャにも使うことが出来る。
スタミナは時間とともに回復するし、ゲームオーバーになったらそのまま諦める、といった感じでプレイしているだけなら課金の必要はない。
今のところ、特に課金しなくても進めているし、コインも貯まるのでガチャも何回か引けている。
しかし、徐々にステージが難しくなってくるにつれ、どこまで課金せずに進めるのか、課金するとしてもどのくらい必要になるのか。
任天堂のゲームは良心的なイメージがあるけれど、これからアップデートでステージも追加されていくだろうし、課金の誘惑が出て来そうな気もする。
小さなミッション
ステージ選択画面では、ミッションが確認できる。
ちょっとしたお題が出されていて、達成すると報酬が貰える。
時間が経過すると、また新たなミッションが出題される。
バトルモード
ステージをクリアしていくのとは別に「vsモード」がある。
オンラインでリアルタイム対戦。
画面右側に相手のプレイの様子が写っているが、先にウィルスが画面下まで到達してしまったら負け。
ウィルスを退治するごとにゲージが溜まり、溜まると相手のステージにウィルスが投下される。
かなりスピード勝負になるが、防御が発動することもある。
どのくらい防御出来るか、どのくらい攻撃出来るかは、操作キャラによって異なる。
勝つと「vsモード」の報酬を得ることが出来る。
評価
良いところ
- スマホで操作しやすい
- やはり夢中になるパズル性
- 操作キャラを変えられる
残念なところ
感想
これまで『ドクターマリオ』シリーズは、少しだけプレイしたことしかない。
落ちものパズルといえば、『ぷよぷよ』や『テトリス』の方を多くプレイして来たので、単純に『ドクターマリオ』が新鮮。
慣れ親しんだ『ぷよぷよ』とルールの違っていて、始めは「ああ!間違えた!」となることもあった。
しかし、シンプルなルールなので、すぐ慣れてしまう。
『ドクターマリオ』は初めてっていうプレイヤーでも、すぐ把握してしまえると思う。
で、やはり落ちものパズルの面白さ中毒性は健在。
ステージ1〜20は、チュートリアルステージになっているということもあって、ゲームスタートしてから、最初の数時間は、いつのまにか時間から経ってしまっていた。
そして、ステージクリアしてコイン貯めてガチャを引くのが楽しみ、という、スマホゲームパターンにもしっかり引き込まれている。
「キャラごとにスキルが違う」となれば、やはり他キャラが気になる。
チュートリアルが終わるステージ20で、どのキャラを操作するか選べる。
選ばなかったキャラは、ガチャで登場することになる。
マリオでプレイするか、クッパ大魔王でプレイするか迷った。
やはりクッパ大魔王が白衣着てるってだけで面白い。
とはいっても、マリオのスキル「1番下の横一列消し」が魅力的でマリオを選んでしまった。
ガチャでクッパ大魔王を引くのが当面の1番の楽しみ。
というわけで、楽しんでいると、ぐんぐんスマホが熱くなってくる。
ぐんぐん充電は減っていく。
これはプレイしているスマホのスペックや状況により変わるんだと思うけど。
スマホのパズルゲームって、そこまで熱くなったり電池消耗しない軽めのゲームな感覚があるが、『ドクターマリオワールド』は、以外と本体に負荷がかかるゲームなのかもしれない。
そして、カプセルを隙間に移動させる時など、やはり「自分の指細くなれ!」と思う時もあって、スマホならではの悩みも少しだけはある。
しかし、全体的には、「スマホ用にデザインし直したんだなあ」と感心することも多く、スマホで操作しやすいように工夫されている。
プレイしていて感じたのは、スマホでちゃんとプレイできる『ドクターマリオ』。
もちろん、スマホ向けパズルゲームのシステムが採用されているし、『ドクターマリオ』シリーズ自体とゲーム内容が変わっているわけじゃないし、システム的な目新しさは特には無い。
でも、ちゃんとプレイしやすくて、ちゃんと面白い。
今後、アップデートでステージが追加されていくんだろうけど、異常な難しさになって課金しまくらなければならないといけない超課金ゲーになりませんように。
と思いながら、すきま時間にちょいちょいプレイするのが楽しくて、ついつい起動してしまう。
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