『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』初心者でも楽しめる?新人死にゲーマーの歩き方
死にゲーの老舗フロム・ソフトウェアが開発した高難易度アクションアドベンチャーゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』は全要素が神がかっている高評価タイトルだ。
でも、高難易度で死にゲーだ。独特なバトルシステムとなっており、苦戦することになる。
そんな本気の死にゲーに挑んだ私は、根性なしの諦めがちゲーマー。そもそもフロム・ソフトウェアのゲームをちゃんとプレイするのは初めてという舐めきった態度。
でも、そんなフロムゲー初心者の私でも裏ボスまでちゃんと攻略できた。
私のような初心者でも楽しくプレイして欲しい。本当に名作だから!
そう思って、以下のような方の参考になればと思いネタバレなしで攻略法をまとめてみた。
- 難しそうで敬遠してる方
- プレイしていて詰まっている方
- これからプレイするのでコツを知っておきたい方
- どんなゲームプレイか気になってるいる方
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どんな人が楽しめるのか?
カッコ良さが好物ならハマる
私は、アクションのカッコ良さに惹かれて本作を購入した。
このカッコ良さこそが本作の最大のご褒美。
「しめしめ」と敵の死角から隠密忍殺(ステルスキル)を決める時、苦戦したボス(ほぼ全員だけど)を斬り崩して真正面から忍殺をぶちかます時、脳汁がドバーッ、ブシャアアア。
というわけで、忍殺の味を覚えてしまったら、初心者だろうが根性なしだろうが諦めずに楽しめる。
トレーラーを見て「わぁ、かっこいいな」と一瞬でも思った人なら、達成感と共に期待以上のカッコ良さでどハマり間違いなし。
ステルス好きにおすすめ
アクションの腕に自信があるプレイヤーや根性と度胸がいっぱいなプレイヤーは、敵と真っ向勝負で進め!
でも、その一方で、ステルスプレイも最初から最後までしっかり通用する。
本作の本格ステルスゲームではないので、敵の警戒心は低くや視界が狭め。なので、テンポよくサクサクとステルスキルができる。
ステルスルートを開拓(後述)すれば、複数の敵をさばくテクニックがなくてもグイグイ攻略できる。
ハマるには、始めが肝心
敵と斬り合い、弾き合いが出来るようになると、バトルがぐんぐん面白くなる。
本作独自のシステムが多いので、チュートリアルはかなり丁寧にプレイした方が良い。
「先に行きたい!」と思っても、序盤にじっくり練習するのがおすすめ。
拠点である荒れ寺にいくらでも手合わせしてくれるチュートリアルマンがいるので、「なんとなく出来ちゃった」じゃなく、弾きシステムが頭と体で理解できるまで練習した方がいい。
ちゃんと意味がわかるとどハマりすることになるし、「弾き」という本作の必勝法に早く慣れることが出来る。
実際のところ、序盤はゴリ押しや「なんとなく倒せた」で攻略できてしまう。
でも、序盤の敵は攻撃パターンがシンプルで、バトルシステムを覚えるのに良い敵ばかりなので丁寧に攻略した方が良い。
実際、難しすぎるのか?
ネット上には色々な口コミがあるけど、根性なしフロムゲー初心者でもクリア出来たくらいなので大丈夫。
もちろん、難しいし、厳しいし、甘えもゴリ押しも効かない。
しかし、理不尽さは全くない。主人公のアクションも敵の挙動も、とてつもなく高精度に調整されている。
つまり、「え?なんで?」と不可解に負けることはない。自分が正確に動けばちゃんと反映される。
逆に言えば、短気になったり丁寧さを欠いてしまうと一気にボコ殴りされる。
初心者によるオススメ探索法
ボス戦以外では、フィールド中を雑魚敵がたらふく警備している。
しかし、どのエリアでも必ず安全なステルスキルルートがある。そういう敵の配置やマップ構造になっている。
全敵を隠密忍殺(ステルスキル)していくという、果てしなく忍らしい立ち回りも可能。
姑息だろうかなんだろうが、忍者なので忍んでいく。大声で自己紹介しながら斬りかかっていくサムライ魂は持ち合わせてなくてもいい。
何度も死んで何度も同じ道を通ることになるので、安全なルートを見つけておくと攻略がかなり楽になる。以下を参考にしてみて欲しい。
忍ぶ道の基本
敵が集まっているところで最初にステルスキルするのは、鉄砲や弓の遠距離攻撃部隊と、カンカンと鍋(?)を鳴らす警報機部隊。
こいつらは、目と耳がいい。そういう敏感兵はエリアの端の方にいることが多い。
というわけで、ステルスルートは、エリアの端からぐるっと回っていくように組み立てると安全。
敏感兵を倒したら、次は巨体兵を優先的に隠密忍殺。
巨漢との攻防は長引きやすく目立ってしまうので、「何じゃ?なんじゃ?」と周囲から敵がワサワサと集まってきてしまう。
巨体の敵をステルスキルしたら、そこから順番に雑魚敵とステルスキルしていけば、ルート完成。もはや自分の庭だ。
周りを見渡す、駆け抜けてもぎ取る
探索で重宝する鉤縄(グラップリングフック)は、意外なところに引っ掛けられる。特に頭上に注意。
基本的に敵は上方を警戒していないのでステルスに役立つし、上の方に隠されている貴重アイテムも多い。
また、敵がワラワラとたむろしている場所の中心地には貴重品が置いてあることが多い。
本作では、アイテム取った瞬間に説明が表示されて敵の動きも一時停止する。
それを利用して、敵の真っ只中に上方から舞い降りてアイテムをぶんどっていくのもいい。全敵を倒しきる必要はない。
体力と体幹ゲージが上昇する「数珠玉」、そして、回復瓢箪を増やす「瓢箪の種」はボスを倒す以外にも、そうした意外なところに落ちている。
初心者によるオススメな戦い方
強敵も隠密忍殺
隠密生活を送るのが安全だけど、中ボス(強敵)との戦いでもそのスタイルは変えない。
ほとんどの中ボスは2回忍殺が必要だけど、1回目は隠密忍殺出来ることが多い。
一撃必殺のはずの忍殺に耐えることが出来る強靭ボディをもつ強敵なんだけど、かなり警戒レベルが低い。
中ボスとの戦いは、周りの雑魚敵をステルスキルで一掃し、ボスに気づかれずに近づけるルートを確保することから始まる。
1回目の忍殺が決まったら、もう1回忍殺を決めるだけなので、かなり攻略しやすくなる。
剣戟鑑賞会
上述の通り姑息な1回目の隠密忍殺決めると、その後は中ボスは文字通り死んでも見逃してくれない。
そして、大ボスは、もちろん1ゲージ目から全方位スキがない。
というわけで、真正面からボスと戦う方法は以下の通り。
まず、なるべく早くボスに慣れのが肝心。
最初の数戦はボスの華麗な剣戟を鑑賞する会にしてしまう。なるべく長生きして、ボスを見続ける。
でも、「わぁ、つよーい、かっこいいー」と単に眺めるわけではない。まあ、見惚れるくらい格好いいボスが多いんだけど。
剣戟鑑賞会では、ボスの攻撃パターンがいくつか見えてくるはず。で、そのなかで自分にとって得意なパターンを探す。
ボスの攻撃後にスキが生まれる攻撃パターン、「弾き」のタイミングが合わせやすい攻撃パターンの2種類を見つける。
そして、もう1つ。弾きやガードで異様に自分の体幹ゲージがたまってしまう敵の攻撃パターンも覚えておく。
そうした攻撃の時には、弾きを狙わない。事故が起こらないようにダッシュやステップで徹底的に避けるようにする。
前半と後半に分ける
ボス戦では、基本的に敵にチャンスを作ってもらう。 敵に攻撃させて、それを弾くスタイルが鉄則。
剣戟鑑賞会で見つけた得意な攻撃パターンが来た時には、弾いた後に2回斬る。
こちらが2回斬ったくらいのタイミングで反撃してくるボスがほとんどだから、それ以上は手を出さない。
ボス戦の前半は、得意なパターンを全てモノにするくらいの勢いでこの斬り返しを積極的に狙う。
で、ほっそり体型ボスは約1/4、がっしり体型ボスは約2/3 ~1/2体力を削ったところから後半戦が始まる。
後半戦では、ボスの体幹ゲージが回復しにくくなるので「弾き」を頑張る。こちらからの攻撃は、あまり考えなくていい。
ボス戦中は、敵の攻撃パターンを見分けるのに忙しいので、シンプルな目標にした方が頭がスッキリする。
危険は希望
バトルでは、敵の危険攻撃が一番のチャンス。頭上に「危」が出るガード不可能攻撃だ。
敵の「突き」に対する「見切り」、敵の「下段攻撃」に対する「踏み付け」。この2つは絶対に狙う。
この2種類は敵の体幹ゲージが大きく溜まるし、見切りと踏みつけは成功しやすいので利用しない手はない。
そして、ボスに張り付くのも大事。友達か恋人かのように傍にいる。
ほとんどのボスは、主人公より体格が良い。「戦国時代の日本にこんな長身の人いたの!?」と思うくらい、でっかい。
でかいボスにはリーチで負けてしまうので、逆に懐に飛び込む。
怖い。ボスは怖い。近くで見ると余計に怖い。
でも、主人公が近くにいると、ボスはせっせとこちらを攻撃してくれるので、ボスの体幹ゲージが回復しにくくなる。
初心者おすすめ忍術
優先したスキル
ステルスプレイが好きというのもあるし、全敵を毎回さばききるのはとても大変なので、ステルス関連の常在効果(パッシブスキル)を最優先した。
それと、忍殺すると体力回復するスキルも早々に習得。道中の雑魚敵が回復瓢箪に見えてくる素敵なスキルだ。
そして、お金やアイテムがドロップしやすくなるスキルも優先した。
後述する出稼ぎキャンペーンを行う時に便利だった。すぐ稼げる!と思えば、死んで所持金が減るのが気にならなくなる。
重宝した流派技
流派技はあまり多用しなかった、というより出来なかったんだけど。
それでも、一番使ったのは、中盤までは「奥義 浮き船渡り」、終盤は「奥義 仙峯寺菩薩脚」。
敵の攻撃待ちスタイルなので、敵に大きな隙が出来た時に素早くたたみ掛けられて便利だった。
おすすめ義手忍具
義手忍具もあまり多用しなかった。戦闘中は「弾き」と「斬り返し」で忙しすぎて余裕がなかった。
実際、上述の危険攻撃に対応した方が敵の体幹ゲージは溜まりやすいし、あれこれ考えるよりシンプルな方が戦いやすい。
「上手く義手忍具使えたら、もっと便利で楽しいんだろうなあ」と思う。が、逆に言えば、義手忍具をほぼ使わなくても攻略できるということだ。
そうは言っても、基本的な使い方では使用した。 獣に爆竹、飛ぶ敵に手裏剣、鬼に炎といった感じ。
優先して強化したのは、手裏剣と仕込み傘。
仕込み傘は首無し等オバケ対策のためだけど、手裏剣はただ好きだから。そんな程度にしか使いこなせなかった。
初心者なりに上手くいったコツ
どっしり構える
ボスが怖いからと言って、あまり動かない方がいい。
「弾く」「見切り」「踏み付け」は、全て左スティックを動かしていると上手く成功しない。
敵の攻撃待ちしている時は、「よし、来いやぁあ!」な気分で敵の真正面でどっしり構えると成功しやすい。
勘違いから始まった探索
初めて葦名城天守閣に辿り着いた時、主人公の左腕を斬り飛ばした「犯人」がいた。
物語的にあの人ってきっとラスボスだよね?
そして、死にゲーのボスの絶望感が分かっていなかった。
「ああ、もっと強くなってから来いよってことか。この人、流石に強すぎだもんなー」と、RPG脳が炸裂。
で、強くなるためにいろんな場所をウロウロ散策。しかし、どこも肝心そうなところから先に進めない。
よく分かんないから、久しぶりに天守閣で犯人と再戦。
すると、今度は散歩していた間にステータスが強化されていて、心折れずに撃破出来た。
本作では、最初からいくつかのエリアを同時に進めていくことができるので、詰まったら他のエリアに行くのがオススメ。
探索するだけでも強化アイテムなどが手に入るので、強くなることが出来る。
紫色の炎から逃亡
異様な見た目と恐怖の「怖気ゲージ」、そして、執拗にお尻を狙ってくる「首無し」。完全にトラウマになった。
攻撃が効くようになる「神ふぶき」は貴重品すぎて勿体無い。
しかし、終盤になると「神ふぶき」が買えるようになり、仕込み傘の強化も出来ると、楽勝で勝てるようになる。
最初は、無視するのがおすすめ。
咳の音は聞こえない
デスペナルティとして発生する竜咳。
死にまくっていると、周囲からゼェゼェゴボゴホ聞こえてくる。
でも、聞こえない。聞こえない。耳は閉じる。
竜咳を患ったNPCに関するイベントは進められなくなる。
しかし、竜咳を治す「竜胤の雫」は貴重品なので、皆さんには申し訳ないけど、ホイホイ使えない。
というわけで、竜胤の雫を使った時に、NPCイベントは何人か分まとめて一気に進める。その間は、強敵にちょっかい出さず、安全第一で話を進める。
出稼ぎキャンペーン
稼ぐ時は稼ぎのみに徹する。
「状態異常を防ぐ瓢箪」や、ショップに並んでいる「数珠玉」や「瓢箪の種」を買う時に出稼ぎに出た。 あと、ボスに負け続けて心が荒んできた時も。
お金を稼ぐ時は、葦名城「武者侍り」と「名残り墓」周辺。
「武者侍り」は、敵は少ないけど1人1人がお金持ち。「名残り墓」周辺は、安全に確実に稼げる。
「名残り墓」から「天守閣」までの葦名城マラソン大会もおすすめ。
スキルポイントを溜めたい時は、「水生村」。
雑魚敵が大量に湧き出て来るので、夢中になって倒しまくっていると、いつの間にかスキルポイントが溜まっている。
終盤では「源の宮」の貴族狩り。貴族はやはりお金持ちでスキルポイントも貴い。