今や、スマホはゲーム端末の1つ。
コンソール(家庭用ゲーム機)で人気となったタイトルもスマホに移植されることが増えてきた。

画面タップを活かした操作方法にアレンジされ、スマホでも快適に遊べるタイトルが多い。
コンソールゲーム好きゲーマーが「これはスマホでもやりごたえ抜群!」と思ったタイトルを厳選。
ロールプレイングゲーム
スマホでのプレイに好相性なゲームジャンルであるRPG。
小刻みにセーブできるなど、自分のペースで進められるのが魅力。
少しずつプレイしていって、最終的に壮大なストーリーをクリア出来るのが楽しい。
また、RPGでは操作がシンプルで、スマホでもプレイしやすい。
ドラゴンクエストシリーズ
国民的RPGというわけで名作揃い。
第1作目から第8作目までがスマホで遊べる。
レトロな感じを楽しみたいなら第1〜6作目。

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『ドラゴンクエスト』シリーズをプレイしたことがないなら、天空シリーズと呼ばれる『ドラゴンクエストIV〜VI』をプレイするとハマりやすいと思う。

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新しめのドラクエをプレイしたいなら、第7、8作目。
『ドラゴンクエストVII』は3頭身の可愛らしい3D、『ドラゴンクエストVIII』では8頭身になり高クオリティなグラフィックが楽しめる。

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ドラクエシリーズは、どの作品でも主人公が勇者で、世界を支配しようと企む悪を倒すため、仲間と共に冒険していく王道ストーリーが展開する。

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勇者とは言っても、作品ごとに主人公の生い立ちが様々で、物語の展開も二転三転していく。
何回プレイしても飽きないほど面白いストーリーばかり。
バトルはコマンド入力で、こちらの入力が終わらない限りターンが進まないので、片手間プレイになっても安心。

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ちょっとだけ暇な時はレベル上げと探索、しっかり暇な時はボスに挑むといったプレイがおすすめ。
ファイナルファンタジーシリーズ
上記のドラクエシリーズと並ぶ、超人気RPGシリーズの『FF(ファイナルファンタジー)』。
第1作目から第7作目、第9作目が買い切りアプリとして配信されている。
第10作目と第13作目はストリーミングでのプレイは可能(通信が必要であり、安定性などを考えると、まだあまりオススメではない)。
第15作目はポケットエディションが配信されているが、オリジナル版から全てが大幅にシンプル化されている。

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レトロ感を味わうなら第1、2、5、6作目。
第3、4作目はリメイク版が配信されていて3頭身の3Dになっている。

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『ファイナルファンタジー』シリーズでは、それぞれに旅する目的を持つキャラ達が出会い、星の命運をかけた戦いに身を投じていくストーリーが展開する。

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『ファイナルファンタジー』〜『ファイナルファンタジーV』では、物語や世界観は違うものの、中世ヨーロッパ的な王道ファンタジーの世界観。
『ファイナルファンタジーVI』では、スチームパンクっぽい世界観になる。

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『ファイナルファンタジーVII』ではガラリと雰囲気が変わり、近代的な雰囲気に。
シリーズ屈指の人気作なので、ここから始めるのもオススメ。
『ファイナルファンタジーIX』では、また雰囲気が変わってファンタジーな世界観。

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どのタイトルもコマンド入力によるバトル。
しかし、『ファイナルファンタジーIV』からは、「アクティブタイムバトル」が採用されていて、コマンド入力している間もバトルの時間は進んでいく。

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ダラダラしていると敵がどんどん攻撃してくるので、片手間プレイ時には注意。
しかし、ゆったりプレイしたい場合は、設定で「ウェイト」にして、魔法やアイテム選択時には敵に待ってもらうようにすることも出来る。
『ファイナルファンタジー』シリーズでは、作品ごとにストーリーの雰囲気がガラッと変わる。
心揺さぶられるシーンも多く、イベントシーンは長めで見応えも抜群。

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名場面を堪能するためにも、ボス戦前後の物語が進みそうな時は、ある程度時間を確保してプレイに臨んだ方が安全。
クロノ・トリガー
名作中の名作。
今もなお世界中にファンがいる、色褪せない物語。
主人公のクロノがひょんなことからタイムトラベルし、過去、現在、未来と、様々な時代を行ったり来たりするというユニークな展開。
時を超えて冒険するうちにクロノは世界の命運をかけた戦いに身を投じていくこととなる。

『ファイナルファンタジーIV』以降と同じアクティブタイムバトルが採用されていて、そこに更に連携技といった要素も加わっていて、バトルが単調になることがない。

色鮮やかで美しいドット絵で、今もなお愛され続ける名曲揃いのBGMの数々。
各時代ごとに景色が変化し、物語に夢中になってしまうはず。
そして、マルチエンディングなのも面白いところ。

スマホに移植された当初は、オリジナル版から変わってしまっている部分もあり賛否両論あった。
が、現在はアップデートされて、オリジナルとほぼ同じ状態で楽しめる。
アドベンチャーゲーム
謎解きで気軽に気分転換できるアドベンチャーゲームも、スマホでプレイするのにピッタリ。
シンプルな操作性で、じっくり考えることが出来るので、ちょっと暇な時におすすめ。
そして、芸術性の高い作品も多いジャンルで、見ているだけで満足してしまうほど。
Gris
アートワークもストーリーもアクションもBGMも美しすぎて震えるほどなアドベンチャーゲーム。

悲しい出来事に遭った女性が、自分自身の精神世界を旅しながら立ち直っていく模様が丁寧に描かれる。
主人公はワンピースを着ていて、ワンピースの不思議な力で、舞うように飛び上がったり、石のように重くドスンと着地したり出来る。

テキストやセリフによる説明は一切なく、少しずつ増えていくワンピースの能力を駆使して、ギミックを動かし、先へと進んでいく。
謎解き自体はそこまで難しくないものの、タイミングよくジャンプしたり、特定の瞬間にワンピースの力を発動させたり、アクション要素も楽しめる。
ゲームという枠を超えた芸術作品のようで、眺めているだけで癒される超オススメタイトル。

イヤホン使用するなど絶対にサウンド有りでプレイして欲しい。
Amanita Designのゲーム
ポイントアンドクリックというジャンルの謎解きアドベンチャーなら、まず間違いないAmanita Design。

ポイントアンドクリックとは、画面上の気になるところをタップすると何かが起きて謎を解いていくスタイルのジャンル。
『Machinarium マシナリウム』『Samorost 3 サモロスト3』『Bitanicula ボタニキュラ』『Chuchel チュチェル』がスマホ向けに配信されている。
どのタイトルも雰囲気は全く違うが、一貫しているのは高い芸術性と言葉はなくても伝わってくるストーリー。
そして、うーんと唸らせる謎解きや、目からウロコなアイデア満載のパズルは一級品。

特に『マシナリウム』と『サモロスト』は、ボリュームもしっかりある。
一筋縄では解けない謎解きもあるが、画面を切り替えて行ったり来たり、色んなところをタップしていると、「あ!」と閃く瞬間があって気持ちいい。
どうしても詰まったら、ヒントもあるので、謎解きが苦手な人にも優しい。

steam
直接謎解きに関係ない場所でさえ、タップすると、何かしらの面白いリアクションが起きるのも魅力。
描き込まれた美しいグラフィックを眺めながら、現実逃避して「はっ!」と謎が解ける。

steam
動く絵本を触っているような、リラックスに持ってこいのゲーム。
Gorogoa
斬新な謎の解き方をするパズルゲーム。
言葉の説明はなく、絵のみで謎解きも物語も展開していく。

2×2のマス目に絵が置かれている。
特定の絵を他の絵にスライドして重ねると、絵同士が繋がって変化する。
そうして変化した絵を分解して、また3枚に戻し、また別の絵に重ねていく。

ヒントなどはないが、じっくり絵を見て繋がりそうなポイントを探すか、とにかくスライドしまくって試行錯誤してみるのもいい。
初めは「ストーリーあるの?」と思うが、徐々に主人公の物語が分かっていくのも面白い。

スマホの画面スワイプのみで操作出来て、コンパクトなボリュームという、スマホと相性抜群な新感覚謎解きゲーム。
アクションゲーム
アドレナリン大放出するアクションゲームは、やりごたえが抜群。
失敗しては、少しずつ上達していく過程も楽しい。
スマホでのアクションゲームは操作しにくいこともあるが、慣れてしまえば、いつでもどこでも白熱バトルが楽しむことができる。
Hyper Light Drifter
昔ながらのドット絵とは違う、モダンで美しいドット絵。

グラフィックに思わず見とれてしまうけれど、ゲーム内容はハイスピードバトルで、うかうかしていられない。
不治の病を患っている主人公が、荒廃した大地に眠る文明を探索していく。
探索もストーリーも楽しめるアクションゲーム。

少しずつスキルは増えていくが、とにかくどれもハイスピード。
タイトル通り、ドリフトするようにシュシュシュシュとハイスピードでダッシュ、回避していく。

難易度はやや高めで、しっかり考えながら立ち回らないと、落下したり、敵に取り囲まれたり、ボス戦では連続死を重ねてしまう。

セリフやテキストがなく、ストーリーが把握しづらいものの、考察しがいがある壮大な世界設定。
やり込み要素もしっかりあり、隠し部屋があったりと探索も楽しい。
Dead Cells
飽きずに何度でも繰り返してしまうローグライク2Dアクション。
死体を使って蘇った主人公が地下牢から脱出しようと戦いを重ねていく。

ローグライクなので、死んでしまうと、最初の地下牢からやり直し。
持っていた装備もお金も全て失った状態からリスタート。
しかし、ローグライトであり、解放した武器やスキルは引継がれるので、プレイするごとに着実に先に進めるようになるはず。

スタートする度に、毎回マップは変わるが、メトロイドヴァニアでもある。
ランダムにも関わらず、毎回探索しがいのある複雑なマップが生成される。
更に、永続スキルを解放すると違うルートに進むことが出来るようになったりとやり込み要素もたっぷり。

肝心のアクションは、機敏で爽快な挙動でザックザクと敵を斬り倒していく。
気持ち良いのひと言。

様々な武器や道具を使うことが出来て、どれも個性があり、武器の取捨選択に頭を悩ますことにもなる。
いい武器を手に入れた時ほど死ぬわけにはいかないと緊張感漂うが、もっといいアイテムがあるかもと探索してしまう。

このドキドキワクワクが毎回続く、長く遊べるタイトル。
Alto’s Odyssey
滑らかなアクションと静寂に包まれる美しい景色を背景に繰り広げる没頭系スポーツアクション。
砂丘をひたすらボードで滑っていくアクションゲーム。

操作は簡単で、勝手にグングン滑っていく主人公を眺めながら、タイミングよくタップするだけ。
と思いきや、なかなか奥は深い。
スピードやコースによって、そしてジャンプしたタイミングによって主人公がグルッと回転したりトリックを決めていく。

トリックが決まるとスコアを獲得し、それを貯めていくことで、新たなキャラクターが解放されるやり込み要素もある。
谷間に落ちたり、着地に失敗したら、もちろんやり直し。

アクションゲームだが、ゆったり癒される独特な世界観が魅力で、グラフィックも環境音も美しい。
ちなみに『Alto’s Adventure』という前作もあり、そちらは雪山をスノーボードで滑っていく。
シミュレーションゲーム
サンドボックスゲームなどに代表されるシミュレーションゲームでは、ゲーム内で仮想生活が楽しめるのが魅力。
自由度が高いゲームが多く、スマホで少しずつ凝った建築をしていくのも楽しい。
コツコツとプレイするのに向いている。
Stardew Valley
ドット絵の素朴なグラフィックながら、PCで爆発的に人気となったタイトル。
派手さや独創性というわけではなく、古き良き牧場(農場)生活が楽しめるゲーム。

荒れ果てた牧場を継いだ主人公が都会の喧騒を離れてStardew Valleyで牧場主となる。
決まっているストーリーはそれだけで、後は何をするのも自由。
季節と時間の概念があり、季節に合った農作物をせっせと栽培してもいいし、家畜をたくさん飼ってもいい。

自宅だけではなく、町に出かけて採集したり釣りをしててもいいし、鉱山でモンスターと戦いまくって一攫千金を狙うのもいい。
もちろんNPCの好感度システムもあって、結婚したり子供も生まれる。

オーソドックスな牧場ゲームだけど、それぞれがちゃんと作られていて、やり込み要素もぎっしり用意されている。
遊び尽くせないほど自由度の高いゲーム。
ストラテジーゲーム
その名の通り、計画や戦略を練っていくゲーム。
ハプニングに対応しつつも目標を完遂する、そんな緊張感とやりごたえを感じられるゲーム。
アクション性が高いジャンルではないので、スマホでも操作しやすい。
Kingdom: New Lands
一国の王(王女)となり、資金を増やし、国を拡大して防衛していく。
2Dサイドビューのドット絵グラフィックが美しい。
と言っても、見とれている暇は無く、昼は国を広げるために画面左右へと奔走し、夜は迫りくる魔物から国を防衛する。

少しずつ溜まっていく資金を元手に国民を増やす。
田畑を耕し資金を更に増やす農民、武器を持って敵を撃退する兵士と役割を与えていく。

最終的には、船を作り新たな大地へと渡っていくのが目的。
プレイ毎にマップが変わり、田畑を耕せる場所や船を造る場所が変わる。
全体的に難易度が高めのストラテジーで、島を渡っていく度に難易度も上がっていく。

しかし、操作自体はシンプルで、出来ることや起こることもシンプルで、ストラテジーゲームに馴染みのない人でもとっつきやすい。
Pocket City
市長となり、街を繁栄させていく経営系ゲーム。

経営系といえば『シムシティ』が有名だけど、スマホ版『シムシティ』はソシャゲっぽくなってしまっている。
しかし、『Pocket City』は買い切りアプリで、自分のペースでじっくり遊べる。
『Pocket City』は、秘書や住人からの「依頼」という形で操作や出来ることを覚えていけるので、都市経営ゲームが初めての人でも安心。

市長となり、住宅や商業施設、交通網を発展させていくのはもちろん、時折り起こる自然災害にも対処していく。

とはいっても、難易度は高くないので、都市経営ゲームの楽しい部分がサクサク楽しめる良作。
パズルゲーム
有料、無料に関わらず、スマホ向けパズルゲームアプリはたくさん配信されている。
それもそのはず、少し暇な時に出来るゲームプレイ時間、操作の簡単さなど、パズルゲームはスマホと1番と言っていいくらい好相性。
Hero Emblems
3マッチパズルでRPG。
分かりやすいルールでお手軽だけど、やりごたえは抜群。
4人の勇者が、何者かにさらわれた姫を助けるために旅立つ。
その昔、討伐されたはずの大魔王が蘇ったのかという不安も抱えながらも、4人で賑やかに旅をしていく。
画面上部では、勇者4人が横スクロールでモンスターと戦っていく。
画面下部のパズル部分には4種類のタイルがあり、3つ以上揃えると消える。
いくつ揃えて消したかによって、対応する勇者の行動回数やスキル発動が決まる。
この手のゲームはたくさんあるが、課金要素は一切なく自分のペースで楽しめる。
また装備品やスキルアップなどもあり、やり込み要素も豊富。
大味な日本語翻訳になってしまっている部分もあるが、ストーリーもしっかりあって、ちゃんとRPGしている。

続編も開発中!