『ミュータントタートルズ シュレッダーの復讐』TMNT: 無心で亀 – Teenage Mutant Ninja Turtles Shredder’s Revenge
『Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder’s Revenge ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐』とは、Tribute Gamesが開発したアクションゲーム。
Teenage Mutant Ninja Turtles(日本ではミュータントタートルズと呼ばれることが多い)とは、アメコミの人気シリーズ。映画化やゲーム化もされている。
で、本作は、80年代にSNKからアーケードゲームで発売された『T.M.N.T.』にインスパイアされて開発したそうだ。
本作は、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はXbox版をプレイ。
本作はマルチプレイも可能だけど、本稿ではシングルプレイでのレビューを行なっている。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。
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あらすじStory
亀の日常
大好きなピザを片手にテレビを見ているタートルズの4人(レオナルド、ラファエロ、ドナテロ、ミケランジェロ)とスプリンター、エイプリルの6人。
タートルズとは、人間に飼われていた亀4匹がミュータント化して悪を成敗するようになったヒーロー集団だ。
スプリンターは、4人(突然変異で擬人化してるらしいので、4匹ではなく4人)に武術を教えた師匠のネズミ。
エイプリルは4人に協力するレポーター。彼女は生まれも育ちも人間だ。
お約束の悪役登場
6人がニュース番組を見ていると、突然放送がジャックされる。
宿敵シュレッダーとクランゲが何やら悪だくみしているようだ。
自由の女神をどうにかこうにかするらしい。わざわざ犯行予告してくれるとは。
しかし、こうしちゃいられない!
6人はピザを放り投げ、犯行予告が行われているテレビ局に急行する。
ゲームの特徴Features
ベルトスクロールアクション
本作は、昔のアーケードゲームそのものな2Dベルトスクロールアクション。
ステージクリア型であり、ステージ上では敵を一掃すると画面右へと進んで行けるという流れだ。
ステージの最後にはボス戦が待っている。
操作キャラは、上述の6人から1人選択してプレイする。
ステージ内以外なら、操作キャラの変更も可能。
また、本作は最大6人で協力プレイも出来る。
殴れ殴れ
操作キャラによって武器が異なる。パワーや射程、スピードも異なる。
基本は武器を使った近接攻撃。ジャンプや回避も可能。
そして、敵に攻撃を当てているとニンジャパワーが溜まってくる。
ニンジャパワーを消費すれば、周囲の敵を一気に攻撃できる必殺技を放つことが出来る。
敵を倒すと経験値を獲得して操作しているキャラはレベルアップする。体力上限が増えたり、新たな必殺技を習得することができる。
色んなものが落ちてる
ステージ上には、ワゴンや岩など壊せるオブジェクトがある。
こうしたオブジェクトを殴ると敵の方に飛ばして攻撃出来るし、中から体力回復出来るピザが出てきたり、虫やビデオテープなども出てくる。
そして、時にはNPCが飛び出てくることもある。あの手この手でフット団(悪役シュレッダーの部下たち)に捕まってしまった人々だ。
どんな技術で詰め込まれたんだっていうモノに押し込められているNPCもいる。
救出されたNPCたちは特定のアイテムを探しているので、上述した虫やビデオテープなどを集めて届けてあげる。
そうすれば経験値を報酬として貰うことが出来る。サブクエストってことだ。
各要素の評価と感想Rating
物語の面白さ
3.5
タートルズのキャラがオールスターで登場。
ということみたいだけど、私はタートルズのことはほぼ何も知らない。
「ハチマキ巻いた亀集団がワイワイしてる」くらいの知識しかない。
タートルズ好きなら、きっと楽しくて仕方ないはず。
「亀のことを全然知らない私にとってはどうだったか?」というと、アメコミなノリで楽しい。
ステージの合間に紙芝居的に物語が語られるだけで物語要素は高くないし、とてつもなく分かりやすい。
「なんだか楽しいぞ」という気分になってくるし、本当にアメコミそのものだ。
キャラクターの魅力
4.0
上述のとおり、私はタートルズのことを知らないので、「わあ!あいつだ!あ、こいつもいる!」みたいな感動は得られなかった。
でも、「原作やアニメはきっと面白いんだろうな」と思うくらい魅力的なキャラばかり。
特に悪役が面白くて、雑魚敵がアイス食べたり居眠りしてたり、時には買い物までしている。
タートルズが現れると、サッと戦闘態勢になるんだけど、「邪魔してゴメン」と思うくらいそれぞれ楽しみながら待機してくれている。
操作性
3.5
プレイ感覚は、昔ながらの2Dアクションゲームだ。
操作性も挙動も問題なし。操作方法も分かりやすい。
だけど、最新ゲームの滑らかな挙動や高精度な当たり判定などに比べれば大味だ。
レトロな感覚で楽しむゲーム。
難易度バランス
3.5
各ステージはちょうど良い長さ。
私はシングルプレイだけど、1人でもちゃんと攻略できる難易度になっている。
もちろんマルチプレイでワチャワチャしながらプレイするともっと楽しいと思う。
難易度選択が出来るので、シングルプレイの場合はイージーにしてもいいも思うし(マルチプレイ向けに敵が多い)、マルチプレイでも一緒にプレイする相手の上手さに合わせることが出来る。
また、アーケードモードもあり、リトライできない昔のアーケードゲームならではの厳しさを味わうことも出来る。
ゲームシステム
4.0
特に目新しいシステムはない。
でも、「昔ながらの」が再現されていて、なんだかホッとする懐かしさとともに楽しめる。
シンプルで分かりやすく、黙々とひたすら戦い続けてしまう変わらない面白さ。
「そろそろやめよう」と思っても、「あと1ステージ、いや、もう2ステージ」とついつい続けてしまう。
が、その挙句、猛烈な勢いでエンディングに行き着いてしまった。
ボリュームはかなり少なめ。
やりこみ要素
3.5
色んなキャラを使い込んで強化する、NPCのクエストをクリアする。アーケードモードなど高難易度に挑戦する。
やり込み要素はそんなところ。
タートルズがめちゃくちゃ好きなら、繰り返しプレイしても苦にならない…のかもしれない。
でも、タートルズ素人にとっては、一通りプレイしたら満足かなーっとなる。
となると、ボリュームの少なさが気になるところ。
ちなみに、エンディングを迎えると、ケイシー・ジョーンズが操作キャラに加わる。一見悪役に見えたけど、れっきとしたタートルズの仲間だった。
また、追加DLC「Dimension Shellshock」では、新たなに2人の操作キャラとサバイバルモードも追加される。
グラフィック
4.0
昔ながらのドット絵グラフィック。
色とりどりで、背景もぎっしり描き込まれてるし、楽しい雰囲気満点。
特に昔TMNTのアーケードゲームをプレイしたことがある人ならたまらないんじゃないかと思う。
サウンド
4.0
BGMも楽しい雰囲気満点。
ステージクリアした時にキャラが決め台詞を言ったり、回復アイテムのピザを拾うと「ピッツァターイム」と派手な掛け声が流れたり。
昔のアーケードゲームな楽しさがムンムン。にぎやかで楽しい。
サントラはこちら
総合評価Summary
3.5
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
良いところ
タートルズのキャラが大集合
分かりやすい操作
多人数でワイワイ楽しめる
残念なところ
ボリュームが少ない
オススメな人
タートルズのファン
アーケードゲームが好き
難しいことを考えたくない
オススメではない人
複雑なアクションを楽しみたい
タートルズに全く興味がない、もはや嫌い
レトロゲームが苦手
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双子がゴブリン帝国で戦うベルトスクロールアクションゲーム。歯ごたえがしっかりあり、武器の強化など成長要素も楽しめる。
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Teenage Mutant Ninja Turtles Shredder's Revenge
無心で亀
昔ながらのアーケードゲームそのものが楽しめるベルトスクロールアクション。
にぎやか楽しいアメコミの雰囲気や操作のしやすさが魅力で、ひたすら戦い続けてしまう。
ボリュームが少なめなのは残念だけど、昔からのファンに嬉しい一本。
Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder’s Revenge ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐
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