これから発売予定のアドベンチャーゲームからおすすめの新作をご紹介。
謎解きや物語や雰囲気を楽しめるのがアドベンチャーゲームの魅力。芸術性が高いゲームも多い。

そんなパズルアドベンチャーやナラティブ(物語主導型)アドベンチャーから特におすすめの新作ゲームを厳選した。
ちなみにアクションがメインとなるアクションアドベンチャーゲームは、別の記事にまとめている。

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Neva

ある悲劇をきっかけに、滅びゆく世界に1匹の子狼と取り残されてしまった女性Alba。
喧嘩することもあるけれど、1人と1匹は絆を深めながら協力して生き延びていくことになる。
プラットフォームアクション、謎解き、そしてバトルもお互いがいれば攻略できる。
子狼の成長が物語の要になるそうだけど、死にゆく世界という物語の行方も気になるところ。
本作は高評価ADV『Gris』開発元の新作で、色彩美しいトレーラーを見ただけでも涙ぐんでしまう。


感情揺さぶられる旅路になりそうで、たぶん、いや絶対号泣しながらプレイすることになると思う。
Under the Waves

本作の舞台は北海の海。現実とは違うレトロフューチャーな1970年代の海中だ。
主人公のスタンは、心を閉じて全てを拒絶しまっているくらいのトラウマを抱えている。
広大であると同時に孤独な閉鎖空間でもある海中を探索しながら、彼は自分自身と向き合っていくことになる。
海中でアイテムを見つけると、彼自身の過去を紐解く鍵になるし、探索の助けになる物をクラフトすることも出来る。
海の中に留まり続けるのか、海から出て新たな一歩を踏み出すのか。彼の人生を左右する結末へと向かっていく。
美しさも残酷さも讃える海に癒されつつも、水圧で心もギュッと押しつぶされる物語が味わえそう。
2023年8月29日発売済み
日本語版あり
Developer: Parallel Studio
Publisher: Quantic Dream
Phonopolis

可愛いグラフィックとは裏腹に、国家のあり方を問いかけるポイント&クリックゲーム。
本作は高評価ADV『サモロスト』『マシナリウム』などの開発元の新作。

ある日、住んでいる国が、実は独裁者に支配されていて、国民は意のままに操られていることと気づいてしまったFelix。
周囲から異端者扱いされても、彼は1人で独裁政治を止めようと奮闘することになる。
ファイバーボードを使ったストップモーションで描かれるこだわりまくりのグラフィックも魅力。
高クオリティな謎解きに悩むだけではなく、現実社会にも通じる物語に考えさせられそう。
発売時期 未定
日本語版 未定
Developer: Amanita Design
Publisher: Amanita Design
Bye Sweet Carole

『白雪姫』など往年のディズニー映画を彷彿とさせるグラフィックが特徴のアドベンチャーゲーム。
物語は、主人公ラナが、19世紀にあった孤児院から失踪したキャロルという少女の行方を追うという内容。
ところが、ラナはOld Hatと呼ばれるMr. Kinによって、Corollaという不思議な世界に迷い込んでしまうことに。
物語は全くディズニーっぽくはなく、恐ろしい怪物や謎のウサギ集団と対峙するスリラーなゲームだ。
本作は、サバイバルホラー『Remothered』シリーズの開発者さんが手がけており、上質なヒヤヒヤが堪能出来そう。

2024年発売予定
日本語版 未定
Developer: Little Sewing Machine, Meangrip Studios
Publisher: Just For Games
Tintin Reporter Cigars of the Pharaoh

名作バンド・デシネ『タンタンの冒険』。そのうちの一作『ファラオの葉巻』がゲームになる。

くるんとした前髪がトレードマークのタンタンが相棒の犬スノーウィーと悪者相手に大冒険する物語。
とある遺跡を調べるうちに巨大な犯罪集団の悪事を暴いていくことになる二転三転する展開が魅力。
謎解きやステルス、時にはカーチェイスもあり、タンタンならではのワクワク冒険感が体験できる。
舞台は地中海からエジプト、インドまで広がり、ジャングルや砂漠など様々な地形が登場する。
デュポンとデュボンなど人気キャラも登場するし、特に原作ファンにとってはたまらないゲーム。
2023年11月7日発売予定
日本語版 未定
Developer: Pendulo Studios
Publisher: Microids
https://www.microids.com/game-tintin-reporter-cigars-of-the-pharaoh/
Edge of Sanity

本作は冷戦時代のアラスカを舞台にしたサバイバルホラーアドベンチャーゲーム。
とある研究隊に補給係として同行した主人公は、この世のものとは思えない怪物に襲われる。
そして隊は壊滅。しかし、生き延びなければならない。
ラブクラフトな化け物だらけの極寒の地で!
他の生存者たちに指示を出し、食べ物をかき集め、安全な拠点を築いていく。
マネジメント要素も楽しめるわけだけど、仲間は突然裏切ったり狂ってしまう可能性もある。
極限状態で正気と人間性を保てるか。化け物より怖いのは人間かもしれない。
Little Devil Inside

超常現象は不思議で不気味で興味は尽きない。熱心に研究している教授だっている。
本作でのプレイヤーは、そんな教授に雇われた探検家として、様々な地で超常現象を追うことになる。
不思議生物を倒す、謎の遺跡を暴く、でも、それで終わりではない。これは仕事だ。
依頼を果たして無事に帰るため、出発前には念入りに準備し、現地では飲食物や寝床を確保する。
そうしたシミュレーションやサバイバルの細々さも楽しめるのが本作の特徴。
ミニチュア人形劇のようなグラフィックも特徴で、まずは続報が楽しみな魅力的なゲーム。
発売時期 未定
日本語版あり
Developer: Neostream Interactive Inc.
Publisher: Neostream Interactive Inc.
Snufkin Melody of Moomin Valleyスナフキン ムーミン谷のメロディ

世界的愛されキャラのムーミン。でも本作の主人公はスナフキンの方だ(もちろん彼も大人気キャラだ)。
ムーミン谷に妙な公園が作られ、更にそこを厳しいパークキーパーがパトロールしている。
「みんなの楽しいムーミン谷ではなくなってしまう!」と自由を愛する男スナフキンが立ち上がる。
本作は、音楽を使った謎解きを攻略していくパズルアドベンチャーゲーム。
ムーミンやミイなど原作の人気キャラももちろん登場するし、絵本そのままな雰囲気に癒やされる。
誰が何のために変な公園を作ったのか。リラックスしつつも物語の真相が気になる。
The Alters

遠いどこかの惑星に墜落したJan。たった1人だ。このままでは死んでしまう。
誰か助けて!でも、誰もいない。なら、作ってしまおう。
というわけで、作り出すのはオルターズと呼ばれる別の人生を歩んだJanの別人格。
彼が人生の節目で選択しなかった方の道を歩んだ人格たちだ。同じJanだけど考え方は違う。
オルターズの異なる意見を聞きながら、Janは故郷に帰る方法を見つけようと奮闘する。
『Frostpunk』開発元の新作で、自分の人生という物語の分岐要素まで考えてしまいそうになる深いゲームだ。


Thank Goodness You’re Here!

巡回セールスマンの主人公は、とある街にいる市長を訪ねに来た。
約束の時間より早く着いた主人公が街を見て回っていると、住人達から妙な頼み事を押し付けられ始める。
タイトル通り「ちょうどいいところに!」と言われ、主人公は変な依頼を受けつつ街を探索していく。
本作は笑いたっぷりのゲーム。どこか哀愁漂う無表情な小さいおじさん主人公の姿さえ妙に笑える。
活き活きと動くカートゥーンなグラフィックが目を惹くし、奇想天外なことばかり起こる。
無事に市長との会議に辿り着けるか!?このノリだと市長のキャラもぶっ飛んでそうだけど。
2024年発売予定
日本語版 未定
Developer: Coal Supper
Publisher: Panic
https://store.steampowered.com/app/2366980/Thank_Goodness_Youre_Here/
The Last Night

かっこ良すぎな立体感のあるピクセルアートグラフィックに見入ってしまうゲーム。
本作はポストサイバーパンクな世界で繰り広げられる主人公チャーリーの物語。
下層階級の一市民であるチャーリーとなり、様々な人と出会いながら都市での生活を体験する。
時にはステルスや銃撃戦もあり、映画のような演出が味わえる。
4つのエリアを探索することが出来て、NPCにどんな態度をとるかはプレイヤー次第。
グラフィックを眺めているだけで満足しそうな、特にピクセルアート好きには堪らないゲーム。
Ugly

過去のトラウマに悩まされている、とある貴族。肖像画は塗り潰されており、ただならぬ事情がありそうだ。
本作では、彼が真実に向き合っていく物語が描かれるパズルアドベンチャーゲーム。
ミラーメカニクスと呼ばれる主人公の反射した姿を利用した謎解きを攻略していく。
攻略するごとに真実が少しずつ明らかになる。それを繋げた時に一体何が浮かび上がるのか。
タイトルのUgly(醜い)とは、見た目なのか、心の醜さなのか、それとも明らかになる真実が醜いのか。
一見ポップな雰囲気だけど、心にグサグサッと刺さる物語を味わえそう。
Cocoon

本作の世界はオーブに収納して背負って運ぶことが出来る。え?
しかも、そんな世界が複数あって、更にそのオーブの中の世界に移動も可能。は?
他の世界を背負って別の世界へ入って、またそこから別の世界へ。んん?
頭がこんがらがってくるけれど、オーブの力を使って謎解きしていく。
名作『LIMBO』等の開発者さんが手がけており、さすがの独創的な発想力!
羽が生えている主人公や機械が残る古代文明など気になることだらけだ。
2023年9月30日発売予定
日本語版あり
Developer: Geometric Interactive
Publisher: Annapurna Interactive
Three Minutes to Eight

本作のタイトルは主人公の死亡時刻だ。19時57分。
必ず19時57分に死んでしまう主人公は、その運命から逃れるため無限ループを繰り返す。
本作はポイント&クリックゲームで、新たな物や事実を見つけると運命が変化していく。
しかし、毎回ランダムイベントも起こるので、繰り返しプレイしていても完全に予想は出来ない。
ボクセルとピクセルで描かれる近未来の街で、主人公はなぜ死ななければならないのか。
何通りかの結末が用意されているそうで、周回プレイにハマりそうなゲーム。
2023年Q4発売予定
日本語版あり
Developer: Chaosmonger Studio
Publisher: Assemble Entertainment
Magical Delicacy

フローラは一人前の魔女になるため、たくさんの冒険者たちが立ち寄る港町に越してくる。
冒険者と共に旅立つわけではない。彼女はキッチンを構え、魔法の料理をする。これが修行らしい。
様々な素材を組み合わせて冒険者たちが元気になる料理やポーションを作って配達する。
街ではプラットフォームアクションも楽しめて、探索しながら様々な人と出会っていく。
自宅のキッチンを改造したり、庭では植物を育てたり、NPCとの交流含めてライフシム要素も楽しめる。
創作料理やインテリアなどプレイヤーの創造力も発揮できるほのぼのと可愛いゲーム。
The Many Pieces of Mr. Coo

実写とレトロなカートゥーンが混ざり、奇想天外な物語が描かれるポイント&クリックゲーム。
体がバラバラになってしまったMr. Cooの自分探しの旅が始まる。
カートゥーンならではの、「そんなことあり得ないでしょ」事件が続発する。
目玉入りの瓶を蹴飛ばしたり、足だけで冒険したり。
言うなれば、触って笑いながら体験できるカートゥーンだ。
物理法則とか既成概念とか完全無視したドタバタコメディが味わえる。
2023年9月8日発売済み
日本語版あり
Developer: Gammera Nest
Publisher: Meridiem Games, Astrolabe Games


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