『Gorogoa』とは
Jason Robertsさんが開発したパズルゲーム。
独特なパズルの解き方が評判となり、様々なゲーム賞を受賞しているタイトル。
手描きイラスト調のグラフィックで、他にはないパズルではあるもの操作はシンプル。
タッチスクリーンと相性が良い操作になっている。
PS4、Nintendo Switch、PC、iOS、androidでプレイ可能。
私はiOS版をiPhoneでプレイ。
良いところ
とにかく新感覚
タイルを動かして、ジグソーパズルのように絵が繋がるように並べるのが基本。
しかし、用意されているタイルの状態では、うまくつながらない。
まずは他のタイルとつながるように、それぞれのタイルの絵柄を変化させる必要がある。

このタイルの絵柄の変化が、同時にストーリー進行にもなっている。
ストーリーのあるジグソーパズル、絵柄が変化するパズル、
この味わったことない感覚が面白すぎ。
たくさんの賞を獲ってるのも納得の独創性。
指を使って頭をひねる
ぼーっとタイルを眺めてるだけでは解けない。
タイルをタップして、色々な変化を起こさせないと絵柄は変化しない。
といっても、タイル内の少年やアイテムを直接動かすことは出来ない。
あくまでも、タイルが特定の絵柄になって、環境が整うことで、少年が勝手に動きだす。

これが、よく出来ていて、
結構もどかしくなっちゃって「ちょっと、ちょっとだけ動いてくれ」と、ついつい少年を直接タップしてしまう。

そして、意外なところが動く。
タイルの絵の中には明らかに怪しいところもあれば、
「え、ここが動くのか」と、タップしてて初めて気がつくところもあった。

その度に「なるほどなぁ」と感心。
思い込みが最大の敵。
スッキリ感
パシッとタイルの絵がつながった時、スッキリ感がすごい。

シンデレラフィットっていう、
隙間に、ちょうど何かがはまる時のピッタリ&スッキリ感。
もちろん、アナログのジグソーパズルでも体験できるけど、
『Gorogoa』では、自分がタイルの絵を変化させてきてるっていう、
謎解きを積み重ねて積み重ねてきた結果のフィットなので、
味わえる爽快感が格別。
操作が快適でスマホ向き
スマホの横持ち、縦持ちどちらにも対応している。

そして、スマホ画面の小ささをカバーするように、タイルをダブルタップすると拡大表示される。

全体的にスマホでのプレイに親切設計の印象。
気になったところ
コンパクトボリューム
面白いので、ずんずんずんずんプレイした。
そしたら、「あれ?もう終わり?」で、早々にエンディング。
全部のタイルをありとあらゆる形で使いまくるし、
ハッとするような仕掛けも多いし、
「うわー、全然物足りない」とは思わないけれど。

ただ、もっとプレイしたかったっていう気持ちは残った。
結局何なのか
ゲーム内で、ストーリーはタイルに描かれた絵のみで進行する。
操作方法でさえテキスト情報は全くない。

すごーく深い意味がありそうなストーリーなんだけど、
「あれ?何のために何してるんだっけ?」となった瞬間もあった。
不思議なストーリーって、終始、不思議でいいと思うけど。
いいとか悪いとかっていうことじゃなく、
一体、『Gorogoa』って何なんだっていうのが気になる。
本当に不思議な世界。

新感覚好きには絶対オススメ
パズルゲーム好きでも、そうじゃなくても、
とにかく新しいゲームの感覚が味わえちゃう。
手を変え品を変え、でも結局似てるよなってゲームが多い中で、
独創性と新しいプレイ感覚を味わえるゲームは多くない。
こんなゲームもあるのか!って純粋に驚きたい、体験してみたいってプレイヤーにはおススメ。