レビュー【Resonance: A Plague Tale Legacy】NPCに歴史あり 高評価シリーズ初のスピンオフ作

白熱バトルも壮大な謎解きも、緊迫感あるステルスも楽しめるアクションアドベンチャーゲーム『Resonance: A Plague Tale Legacy』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- ソフィアが謎多きミノタウロスの島に挑む物語
- 攻略
- 敵をいなしながら戦い、光を使った謎解きも攻略する物語主導型アクションアドベンチャーゲーム
- 評価
- バトルも謎解きもステルスも楽しめ、ゲームプレイを通して物語に惹き込まれる良作
Resonance: A Plague Tale Legacyの概要
| タイトル | Resonance: A Plague Tale Legacy |
|---|---|
| 開発元 | Asobo Studio |
| 販売元 | Focus Entertainment |
| 発売日 | 2026年8月28日 |
| 対応機種 | PS5, XBOX, PC |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
| シリーズ | A Plague Tale プレイグテイル |
| プレイ機種 | XBOX |
本作は過去2作発売されているプレイグテイルシリーズのスピンオフ作にあたる。もちろんオリジナルタイトルを知っている方が楽しめるが、本作の時代設定は第1作目より前であり、物語が直接続いているわけではないので、本作からプレイしても楽しむことができる。

Resonance: A Plague Tale Legacyのストーリー
ソフィアの過去

本作の主人公はソフィア。
彼女はプレイグテイルシリーズ第2作目『A Plague Tale: Requiem』に登場したNPCだ。
主人公を助けてくれる頼もしいお姉さん的なキャラで、かなりの修羅場をくぐってきたような雰囲気を漂わせていた。
そんなソフィアは、幼少の頃、修道院で怪しげな実験の被験体となっていた(プレイグテイルシリーズには錬金術が登場する)。
人体実験で怪しい血を注入されたソフィアは不思議な光景を視るようになったが、その光景こそが大人たちの実験の目的だった。
その光景はミノタウロスの島と呼ばれる地に関わるものだった。
しかし実験は身体に負担をかける恐ろしいもので、他の被験体の子供たちは命を落としていっていた。
ところが、ソフィアは奇跡的に持ち堪え、お父さんに救い出されることとなる。
ちなみに本作の時代設定はプレイグテイルシリーズオリジナル(本編)の15年前であり、プレイグテイルシリーズは黒死病が蔓延した時代のフランスが舞台となっている。
ミノタウロスの島で待ち受けるもの

お父さんはソフィアにとってヒーローだったが、実は盗賊だ。
お父さんの仲間である気のいい盗賊たちに囲まれ、ソフィアは略奪者の一味ですくすくと成長した。
そして略奪者たちもまたミノタウロスの島に眠る財宝や秘密を追っていた。
幻視で断片的に島の光景が視れるソフィアはもちろん父含め略奪者たちに協力していたが、とある大事件が勃発し、ソフィアは一味を離れて親友のレニと共にミノタウロスの島に2人で挑むことを決意する。
お宝も欲しいところだが、ソフィアは何よりも幻視する謎の光景の答えを求め、島へと向かった。
しかし、島に挑むのは2人だけではない。
ミノタウロスの島に財宝があるらしいという噂は広く知れ渡っており、王国軍まで島に展開中だ。
ソフィアの幻視、財宝を我が物にせんとする王国軍、そしてソフィアを狙う誰か、さらに島に潜む何かまで加わり、何も起こらないわけがないミノタウロスの島でソフィアの冒険が始まる。
Resonance: A Plague Tale Legacyの攻略情報
物語主導型

本作の物語はいくつかの章に分かれており、物語に沿って場所はどんどん変わる。後戻りやエリア間の自由な行き来はできない。
特定の場所を通過するとオートセーブされ、ゲームオーバーになると最後のチェックポイントからやり直しとなる。
引き返せない物語主導型なゲーム進行となっている。
ただし、攻略済みの章は、後から章ごと選択してリプレイすることができる。
敵の体勢を崩すバトル

特定の場所ではバトルが発生する。
ソフィアは剣やナイフの武器攻撃と防御を交えて戦う。
攻撃は通常攻撃と必殺攻撃(強攻撃)があり、ダメージを与えるのではなく敵を蹴り飛ばすキックもできる。
防御には純粋なガードとパリィ(攻撃が当たる直前にガード)があり、パリィに成功すると敵の体勢ゲージが溜まる。
体勢ゲージが溜まりきると敵はスタンする。敵を蹴って壁や他の敵にぶつけたり、グラップリングフックで敵を転ばせることでも敵の体勢ゲージは溜まる。
また、ステップ回避も可能だ。
ソフィアには体力ゲージと集中ゲージがあり、体力は敵を1体倒すと1ゲージ回復する。
集中ゲージは敵に攻撃を当てたりパリィを成功させると溜まり、溜まりきると周囲を一気に攻撃できる強力な必殺技を放つことができる。
ソフィアの成長

本作では敵を倒しても経験値を獲得したり、ソフィアがレベルアップするわけでもない。
探索中には光るものが落ちており、拾うと共鳴ポイントを獲得する。
また特定の場所でバトルを攻略した際にも共鳴ポイントを得ることができる。
この共鳴ポイントを貯めるとスキルをアンロックすることができる。各スキルにはマスタリーと呼ばれる上位スキルも2種用意されている。しかし、2種のうちいずれ一方しか有効にすることはできない。
しかし、ポイントはいつでも振り直しができるので、好きなスキルを試すことができる。
また装備品も複数登場する。
剣は種類によってバトル時の挙動が変わる。
またブレスレットや髪飾りなどのアクセサリは、装備すると集中ゲージが溜まりやすくなるなどバトル時にボーナスが発生する。
こうした装備品は探索して見つけることができ、自由に変更もできる。
その他に島の歴史が明らかになる遺物などの収集アイテムもあり、探索しながら集めていくことになる。やり込み要素だ。
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Resonance: A Plague Tale Legacyのレビュー
物語: 没入感高く、知られざる物語が描かれる


本作は物語主導型であり、物語がグイグイと引っ張ってくれる。
次から次へとトラブルや新展開が起こり、息つかせぬ物語がどんどん進む。
もちろんソフィアの物語が中心だが、幻視によってミノア文明時代(ミノタウロスはミノア文明を元にしたギリシャ神話)の場面に変わったり、NPCたちの思惑も活き活きと描かれる。
プレイグテイルシリーズ過去作で既に確立されているが、演出の上手さはさすがだ。
ソフィアはプレイグテイルシリーズに登場した際には落ち着いていて肝が据わっている印象だったが、本作ではまだ若いこともあり感情豊かで、一緒に驚いたり悩んだり笑ったりしてしまう。
超常的な要素もありつつ少しずつ謎が解明され、不思議な遺跡も雰囲気抜群で、ゲームプレイと物語の境目も上手くつながっており本作の世界に没頭できる。
操作性: 融通が効かない点はあるが、操作はしやすい


特にバグはなく、操作方法も分かりやすい。
パリィなどのタイミングや当たり判定も精度高く、疑問に感じる場面はない。
一通りのアクセシビリティに関する設定はあるが、カメラリセットやロックオンなどはない。
攻撃時には近くの敵を自動で狙う仕様となっているが、これがあまり上手く効かず、敵の真反対を向いて蹴りを繰り出してしまったりして「突然1人で踊ってるんですけど」状態になることがある。
またある程度の調整は可能だがカメラ感度の調節などはできず、没入感高いゲームでもあるので画面酔いしやすく感じる。
酔いやすい人はしっかり調整しておいたり休息しながらプレイするのがおすすめだ。
難易度: 油断できないバトル、見逃しやすい探索


本作は5段階から難易度を選択できる。本稿はデフォルトの真ん中の難易度でのレビューとなっている。
バトルでは遠距離攻撃も仕掛けてくる複数の敵に囲まれることもあり、1人の敵を攻撃している際にも普通に他の敵に後頭部を殴られる。
しかし、対複数の場合は敵を敵にぶつけたり、範囲攻撃を活かした立ち回りができる。
パリィ成功時やトドメ時などはちゃんと無敵にもなり、理不尽さは感じない。
しかしソフィアの体力は低めで、バシバシ殴られればすぐにゲームオーバーだ。常に防御姿勢は緩められない。
とはいっても、チェックポイントは小刻みに設定されており、ゲームオーバーになってもすぐ直前からやり直しができる。デスペナルティも特にない。
ステルスパートでは丁寧なプレイが求められ、爆走して逃げなければならない場面ではギリギリなタイミングになることもある。
カットシーンを鑑賞していたら突然爆走パートが始まることもあるので、常に気は抜けない。
一方で謎解きに関しては光を使ったパズルとなっており、反射を使ったり、光が正しく照射される位置を見極めたり、環境やギミックを使うものもある。
状況を見て試行錯誤しつつ解く面白いパズルばかりだ。
もし詰まってしまったらヒントをもらうことができるが、必要になる場面はほぼない。状況を見ればちゃんと理解できる良いパズルになっている。
本作で1番大変なことは装備品や収集アイテムを全て見つけ出すことだ。
寄り道は意外と多いが正規ルートと見た目で区別がつかず、正規ルートに進んでから「あっちの道が寄り道だったか!」と気がついた時には既に後戻りできなくなっていたりする。
一周プレイで全て手に入れるのはなかなか大変だ。
システム: バトルも謎解きもシリーズならではのステルスも楽しめる


本作ではバトルも謎解きもバランス良く楽しめる。
バトルが少し続くとパズル、次にステルスが始まる、といった感じで同じゲームプレイが連続しすぎないようバランスがとられている。
全て物語に入り込ませる良い仕掛けになっている。
ゲームプレイがコロコロ変わることで、物語だけでなくプレイ体験でも先読みさせず「次は何が起こるんだろう」とドキドキさせるよう上手く構成が組まれている。
物語の魅せ方、そして物語を味わせるのが上手いゲームだ。
ちなみにプレイグテイルシリーズ過去作(オリジナル)と比べると、ソフィアはバトルも得意な大人なので、子供たちが奮闘するオリジナルタイトルよりも追い詰められる感覚は薄めで(それでもだいぶピンチにはなるが)、冒険している感覚の方が強い。
芸術性: 映像美と危機迫る演出に心掴まれる


本作はフォトリアルな3DCGで描かれる。高精細で美しい。
キャラの表情は感情が読み取れるくらいしっかり描かれ、絶景も不気味な光景も臨場感たっぷりだ。
本作では謎解きに光が使われるので、光が印象的に映し出される。
そのため暗い場面では「うわ、真っ暗で見えない」と思うこともあるが、そんな時はソフィア自身も見えてないないのでゲーム攻略上支障はない。
BGMは通常時はほぼなく、急展開やバトルが始まると流れ始める。
こうした音楽の使い方も物語に引き込む要因となっており、突然ハラハラさせたり、一気に緊張感を高めてくれる。
静かだと思っていたら大きな音が鳴ることもあるので、プレイ中の音量調整にはお気をつけて。
またキャラたちはフルボイスで、同行者や敵もワイワイ喋っている。
演技もクオリティが高く、カットシーンは映画やドラマを見ている気分になる。
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Resonance: A Plague Tale Legacyの総合評価
Resonance: A Plague Tale Legacy


総合評価
次の展開が楽しみになる緊迫感あふれる物語に惹き込まれ、バトルも謎解きもステルスも満遍なく楽しめるアクションアドベンチャーゲーム。オリジナルタイトルとは異なる雰囲気やゲームプレイとなっており、スピンオフ作としてもクオリティが高い。
長所と短所
良いところ
- 没入感高く、惹き込まれる物語
- バトルも謎解きもステルスも万遍なく楽しめる
- 空間を広く使った謎解きを楽しめる
残念なところ
- 近くにいる敵を狙わない時がある
- 細かなカメラ調整ができない
こんな人におすすめ!
おすすめな人
- 物語を楽しみたい
- 謎解きが好き
- プレイグテイルシリーズのファン
おすすめではない人
- 後戻りできなくなるゲームが苦手
- キャラの成長を楽しみたい
- 自由度の高いゲームを求めている
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プレイグテイルシリーズの過去作であり、オリジナルタイトル。
黒死病が蔓延するフランスで、特別な力を持つ弟を守りながら戦い旅する高評価アクションアドベンチャーゲーム。ステルスプレイが多めで、ネズミを操るなど本作とは異なるゲームプレイを楽しめる。ソフィアはNPCとして物語途中から登場する。
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