『Bad North』は、Plausible Concept, Oskar Stålbergが開発したリアルタイムストラテジーなローグライクゲーム。
本作は、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PC、Android、iOSでプレイ可能。私はiOS版をプレイ。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。
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あらすじStory
ゲームの舞台は北欧の島々。
バイキング大活躍中の時代で、各島に攻め入ってくる。
プレイヤーが操作するのは、島々を防衛する騎士たち。
指揮官たちは何人もの部下を引き連れ、国民を守り、バイキングを退治していく。

ゲームの特徴Features

本作は、島が1つのステージになっていて、島から島へと渡っていくことでゲームが進行する。
それぞれの島では、上陸してくるバイキングを一掃し、島にある僧院などを守るのがクリア条件。
次に進む島はいくつかのルートから選択できる。
特定の島では、新たな部隊を仲間にすることができるなど、島によってクリア報酬が異なる。
部隊が全滅してしまうとゲームオーバー。
初期状態の部隊で最初の島からリスタート。所持金やアイテムなども全て失ってしまうローグライクだ。

ステージ上はリアルタイムストラテジー。
スタート時に、その島に出撃可能と設定されている数の部隊を選択する。前の島で出撃したユニットは「疲労」状態で出撃が出来ないので注意。
1つの部隊が1ユニットで、島の好きなマスに移動させることができる。
移動場所を指定する間はゲーム内進行がスローモーションにはなるけれど、指定した場所まで部隊が走って行ったり攻撃体制に入るまでなど、すべて時間がかかる。
バイキングに倒されて隊員が減ってしまったユニットは、僧院に入ると一定時間で人数を回復することができる。

各ステージをクリアすると、僧院からお金をもらうことができる。
そのお金を消費すると、各部隊をアップグレードすることができる。
例えば、弓兵部隊にして攻撃手段を変えることもできるし、更に強力なスキルを覚えさせたり、より強い部隊に成長させることができる。
また、ステージクリア報酬などで手に入るアイテムを装備すると、隊員が増えるなどバトルに有利な効果が現れる。
各要素の評価と感想Rating
物語の面白さ

3.0
物語要素はほぼなし。
一応、王が倒れてしまい、騎士たちがバイキングに必死の抵抗をするという設定がある。らしいけれど、ゲーム内で具体的に語られることはほぼない。
キャラクターの魅力

3.5
部隊の隊長にはそれぞれ名前が付いている。ちゃんとキャラごとに違うグラフィックも用意されている。
でも、物語要素がほぼないので、もちろんキャラ同士でなんだかんだみたいなのはない。
しかし、本作は眺めるのが楽しいリアルタイムストラテジー。
隊員たちは完全に豆人間なグラフィックなんだけど、そいつらがピコピコピコと走り、剣を振り回して戦う姿がなんとも可愛らしい。
バイキングが近寄ってくると、ちゃんと少し後退りして武器を構える様子とか。表情は分からないけれど、可愛くて仕方がなくなる。
操作性

4.0
私はiPhoneでタップ操作でプレイ。
ズームもユニットを選択して移動させるのも、全てタップで直感的に操作できるので、かなり分かりやすい。
ただ、メニュー画面では文字が小さいし、ステージが始まる前に出撃するユニットを選ぶエリアがiPhoneのノッチにかかってしまていて、よく見えない。
他プラットフォームでは快適なUIなんだろうけど、iOS版は少し修正して欲しいなあ。
難易度バランス

3.5
3段階の難易度から選択可能。
ノーマル難易度でプレイしていると、結構難しい。
部隊が死に始めると、人数減ると敵の攻撃が生存している隊員に集中するので更に死にやすくなる。というわけで、崩れ始めると「あー、あ、あ、あーあ」と一気に全滅しやすい。
アップグレードやスキルについてのチュートリアルはほぼないし、リアルタイムストラテジーに慣れていないと結構苦戦することになる。
ゲームシステム

4.0
シンプルそうに見えて、プレイし始めるとやめられなくなる。
バイキングが攻めてくる間隔、徐々に確実に難易度が上がっていく感覚。
そして、部隊が死ぬと簡単には復活できないヒヤヒヤ感。
いいさじ加減に調整されている。
ただ、上述したけれど、リアルタイムストラテジーにある程度慣れていないと、楽しさを感じ始めるのに少し時間がかかるかも。
やりこみ要素

3.0
ローグライクなので島はランダム生成。難易度を変えてプレイしてみたり、リプレイするのも良い。
ただ、物語要素はほぼないし、収集したくなる何かもないので、やり込み要素もやり込みたくなる気少なめ。
グラフィック

4.0
上述もしたけれど、豆騎士団がワーッワーッと戦ってる様子を見るのが楽しい。
ミニマルだけど味のあるグラフィックで綺麗。
プレイ中は忙しいのでぼんやり眺められるないのが残念なぐらい良い。
サウンド

3.5
基本的にほぼBGMはなし。
バイキングが攻めてきた時にブオーッと笛が鳴り、あとは豆騎士団と豆バイキングがわちゃわちゃ戦っている音が聞こえてくるぐらい。
でも、そのおかげで本作の雰囲気がより良いものになってると思う。癒されるような雰囲気だ。
総合評価Summary
3.5
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
良いところ
豆人間の動きが可愛い
ヒヤヒヤが続く難易度
スマホでも比較的操作しやすい
残念なところ
リプレイする気が湧きにくい
チュートリアルが不親切
オススメな人
リアルタイムストラテジーが好き
豆人間に興味を持った
個性的なゲームを探している
オススメではない人
リアルタイムストラテジーが
かなり苦手
派手な演出が欲しい
物語を楽しみたい
本作が好きならオススメRecommendation
こちらもミニマルな見た目だけど、やみつきになるリアルタイムストラテジー。交通渋滞が起きないように道を作っていく。

アクションと基地建設が楽しめる。自らも戦うことができるリアルタイムストラテジー。

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