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『Creature in the Well 謎の古代遺跡』レビュー: 怪物に覗かれる壁打ち練習

『Creature in the Well 謎の古代遺跡』は、Flight School StudioとMWM Interactiveが開発したアクションアドベンチャーゲーム。

PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はNintendo Switch版をプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。

画像はタップもしくはクリックすると拡大して見れます。

Index

あらすじStory

Story
砂の向こうには?

ゲームが始まると子供と母親と思しき会話が流れる。

「ママー!嵐の向こうに何かあるのー?」

優しそうなママだけど、悲しいお言葉が。「何もない。この村と山だけだ」。

どういうことだ。

で、場面は変わり、突然、ギィイイ、ガチャンガチャンと立ち上がる一体のロボット。本作の主人公だ。

どういうことだ。さっきの会話はどういうことだ。

Creature in the Well 謎の古代遺跡
Story
何かの施設

砂嵐の中、主人公はなんだか怪しい施設へと入っていく。

すると、暗く深い穴から「お前…」と呼びかけられる。

全貌は分からないけれど、とても恐ろしそうな怪物がこちらを覗いている。

コイツがタイトルのCreature in the Well(井戸の怪物)だな!早々にタイトル回収完了。

Creature in the Well 謎の古代遺跡
Story
エンジニアの目的

どうやらこの施設は機能停止したままらしい。

そして、ロボットはこの施設を稼働させるエンジニアの生き残り。さっきまで砂の中でスイッチオフ状態だったけど。

で、さっきの怪物はこの施設を稼働させたくないらしい。

ちょいちょいと邪魔してくる怪物を退けながら、ロボットは施設の再稼働を目指す。

稼働した時に一体何が起こるのか。なぜかボールをぶち飛ばしながら電源を入れていく。

Creature in the Well 謎の古代遺跡

ゲームの特徴Features

Feature
ダンジョンに通電
Creature in the Well 謎の古代遺跡

いくつかのエリアに分かれているダンジョンを進んでいく。

ひと部屋ごと進んでいくけれど、次に進むドアは一定の電力を供給しないと開かない。

主人公はピンボールで得た電力をドアに補給しながら進んでいく。

最奥ではボス戦。そして次のエリアに進むことが出来るようになる。

Feature
ピンボールで蓄電
Creature in the Well 謎の古代遺跡

各部屋には自動でボールが出てくる装置と、ボールをぶつけると発電する板や円柱がある。

主人公は手に持っているフライパンなどでボールをカンッと打つことが出来る。

また、ブレードなどでボールに力を込めてチャージして狙った方向に力強く打つことができる。

こうして、板や円柱にボールをぶつけまくる。

板や円柱は、一定の電力を発電するとシュッと消える。

部屋内の全ての板や円柱を消すと大きな円柱が現れて一気に大量の電力がもらえる。これが部屋クリアの状態だ。

こうして先に進むための電力を溜めていく。

Feature
危険な打ち返し
Creature in the Well 謎の古代遺跡

板や円柱のなかには危険なものがある。

ビリビリビリと電撃が走るエリアを生み出す板や、ぶつかったボールを主人公めがけてものすごい勢いで打ち返してくる円柱にがある。

こいつらも一定回数ボールをぶつければ消せるけれど、コイツらの出すビリビリ電撃や打ち返してきたボールにぶつかるとダメージを受けてしまう。

体力がゼロになったら、怪物によって施設から摘み出される。

でも、ゲームオーバーになっても、解放したドアなど進行状況はそのまま維持される。

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

Creature in the Well 謎の古代遺跡

3.0

正直、よく分からない。

でも、なんとなーく舞台となる施設が何なのか、何があったのかは明らかになってくる。

しかし、明確に説明してくれず、かといって、「なんとなく感じとってね」みたいな雰囲気ゲーでもない。

プレイしていて「…はあ、そう、ですかあ」と傍観し始めてしまう。

不思議な世界ではあるんだけど。物語要素はオマケくらい


キャラクターの魅力

Creature in the Well 謎の古代遺跡

3.5

主人公にセリフはない。

喋ってるのは、ほぼ怪物。一方的に主人公に不平不満をぶつけてくる。

主人公の邪魔をしたいんだろうけど、やたらとフレンドリーな口調だったりする(訳し方によるものかもしれないけど)。

ゲームオーバーになっても、主人公を破壊するわけでもなく、施設からポイッとつまみ出すだけだし。

怪物の全身はどんな姿なんだろう?怪物の真意は?怖いもの見たさで、どんどん気になってくる。

タイトルにもなっているだけあって、怪物が1番魅力的


操作性

Creature in the Well 謎の古代遺跡

3.0

ボールを打ちまくる。ぽんぽんボールを打つのは楽しい。

でも、どうもスッキリしない。

狙う操作が軽すぎて、エイムがかなりフラフラ。

遠目からの視点なので、主人公が向いている方向が分かりにくく、ボールも小さくて、ゲームプレイに必要な情報が全体的に見づらい

チャージする時は矢印が出たり狙ってる方向が分かる武器もあるけれど。それでも見やすいとは言えない。

それでいて結構正確な操作が求められるので、うーん。

せめて8方向とかでコントローラーが振動するとかエフェクトが出るとか、エイムの基準があると良かった。


難易度バランス

Creature in the Well 謎の古代遺跡

2.5

上述の通り、操作性があまり良いとは言えないけれど、繊細で素早い操作が必要。

徐々に一定時間しか出現しない板や円柱も増えてきて、操作性のストレスがふつふつと湧きがってくる。

ただ、電力さえあればゲートを開いていくことが可能。部屋をクリアしなくても全然進めてしまう。すぐにボス部屋に到達してしまえる。

各部屋をクリアさせたいのか、ボス戦をさせたいのか。

方向性がぼやけてて、ふと「何がしたいんだっけ?」と疑問に。


ゲームシステム

Creature in the Well 謎の古代遺跡

3.0

本作はピンボールをテーマにしたアクションゲームで、個性的なゲーム性。

確かにピンボールなんだけど、なんか違う。

ボールが板にぶつかって意外な動きをするとか、ぶつかり続けることで変化が起きていくとか。そういうのを期待してたので、「あれ?」。

これって、単に壁打ちしまくるパズルでは。

アイデアは面白いんだけど、私が期待したピンボールの良さはなかった。


やりこみ要素

Creature in the Well 謎の古代遺跡

3.0

全ての部屋で部屋クリアにできるかどうか。これが大きなやり込みの1つ。

ただ試行錯誤しているうちにどんどん電力が溜まってしまって、部屋クリアで大量に電力をもらう必要がなくなってくる。こうなってしまうと、一生懸命クリアする意味が分からなくなってくる

でも、たまに部屋クリアすると、秘密の道が開いて新たな武器やマントが手に入る。収集要素だ。

結構いろんなものを使ってボールを打つことができる。木のおたまでボール打ってたら折れそうだけど。クスッと笑えるものが登場する。


グラフィック

Creature in the Well 謎の古代遺跡

4.0

イラストのようなグラフィック。

色使いが素敵で、オシャレ。

主人公や怪物、そして舞台となる施設も、デザインが良い。そのままポスターにして飾れそう。


サウンド

Creature in the Well 謎の古代遺跡

3.0

あまり印象的な曲はない。

基本的に静かでちょっと不気味な雰囲気なので、BGMがジャカジャカ鳴るのも変だし。ゲーム性に合った音楽だ。


総合評価Summary

3.0

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

ピンボールアクションという独特なアクション

グラフィックがオシャレ

残念なところ

操作性に難あり

道中を攻略する意義が分からなくなる

ギミックの変わり映えがあまりない

物語に入り込みにくい

オススメな人

黙々とボールを打つのが好き

個性的なゲームをプレイしてみたい

オススメではない人

操作性に不満を持ちがち

本当のピンボールが大好きな人

感情移入出来る物語が好き

本作が好きならオススメRecommendation

オススメ
Yoku’s Island Express

ピンボールなシステムで進む高評価メトロイドヴァニア。こちらはボールを打つフリッパーを操作するピンボールそのものなシステムでハマりやすい。

オススメ
West of Dead

© 2019 PROJECT FLIGHT SCHOOL, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
Developed by Project Flight School, LLC in association with MWM Interactive.
Licensed to and published by HYBRID SQUAD CO., LTD.HYBRID SQUAD CO., LTD.
http://creatureinthewell.com

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

どんなジャンルにも飛びつき、探索好きな涙もろい大人ゲーマー。世界中のゲーム情報をチェックするのも大好き。

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