『Yoku’s Island Express ヨクのアイランドエクスプレス』レビュー: フンコロガシが跳ね回る

『Yoku’s Island Express ヨクのアイランドエクスプレス』とは、Villa Gorillaが開発した2Dアクションのメトロイドヴァニアゲーム。

PS、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はPS版をプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。

Index

あらすじStory

Story
郵便屋さん

南の島っぽいモクマナ島に主人公のヨクがやって来る。

ヨクは、小さいフンコロガシボディでありつつも立派な郵便局員。

モクマナ島の新しい配達員として赴任してきたところから物語が始まる。

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス
Story
配達業務

しかし、島では何やらトラブルが多発していて、郵便配達が滞ってしまっている。赴任早々、大変だ。

ヨクは、ボール(明らかにフンコロガシのフンだけど、ゲーム内では「ボール」と呼ばれる)を転がしながら、本業の郵便配達もしながら、島民のトラブルも解決していく。頼れる郵便屋さんだ。

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス
Story
不思議な島の一大事

島には、様々な住民がいる。鳥やウサギといった分かりやすい動物から、生態がよく分からない生物、そして木までもが喋る。全員が島民。

彼らと交流するうち、島全体に関わる一大事が明らかになる。

こうして小さいボディの郵便局員は、島に迫る脅威にも立ち向かっていくことになる。

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

ゲームの特徴Features

Feature
小さいようで大きな島
Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

ヨクが旅する島は、複雑に道が入り組んでいる。

「そんなに大きくなさそうな島だ」と思っていると、意外なところに抜け道、脇道があって、移動できる範囲はかなり広い。

行ったことのある場所から地図が描かれてはいくけれど、一度通ったことのあるエリアでも、あとから訪れると寄り道が見つかったりする。

そう、本作は、ピンボールだとか、ほのぼのグラフィックだとか魅力はたくさんあるけれど、実はしっかりしたメトロイドヴァニア。

Feature
ピンボールアクション
Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

舞台はのどかな島だけど、なぜかピンボールのフリッパー(ボールを打つレバーのような板)が至る所に設置されている。

ヨクが地面の上にいる時は、ヨクを左右に移動させることは出来けれどが、ヨク自身はジャンプできない。

PS版では、黄色フリッパーはR2ボタン、青色フリッパーはL2ボタンで動かすことが出来る。基本はそれだけ。

ヨクはボールをコロコロ転がしながら歩く。ボールとヨクはヒモで繋がっている。フリッパーの上にヨクを移動させ、フリッパーを操作してピンボールのようにヨクを打ち飛ばす。

Feature
狙って打ち上げる
Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

ピンボールなので、もちろんボールが当たると良いことが起きるターゲットが存在する。

狙うのは、まずフルーツ

フルーツを一定数集めると、各所にある封印されたフリッパーを解放することが出来る。探索できる範囲が広がったり、ショートカット開通に役立つ。

次に狙うのは、紫色のマーク

島の特定の場所には、先に進ませない通せんぼ紫ゲートがある。

ヨクを打ち飛ばして、一定数の紫色のマークに触れるとゲートが開き、先に進めるようになる。

Feature
誰かの願いを叶える
Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

どこへ行くのも自由。メインストーリーに関わるクエストでさえ攻略順は自由

メインクエストを進めないと通過出来ない場所もあるものの、かなり自由度が高い。

クエストが発生すると、地図上に目的の地が表示される。だけど、道中は自分で道を探さなければならない。

Feature
開花するフンコロガシパワー
Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

メトロイドヴァニアなので、ヨクは徐々に新たな技を得ていく。

ナメクジを吸い取ってナメクジ爆弾にしたり、『となりのトトロ』の「まっくろくろすけ」のような「スス」に首輪とリードを付けてペットにしてしまったり。

他のゲームではあまり見かけないスキルを得て、才能開花していく。

しかし、こうした技は、フリッパーでヨクを打つ操作とは別の操作。つまり、どんどん忙しくなってくるわけだ。

ヨクを打ち上げたら、良きタイミングで、良き場所で、スキルを発動させなければならない。

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

4.0

小さいヨクが大きな島を郵便配達しながら巡る。なんとも可愛らしい物語。

NPCが多くて、それぞれのエピソードも魅力的だし、おとぎ話を見ているような感覚。ほのぼの、あたたかい気持ちになる。

で、いつのまにか禍々しい何かに対峙することになる.

が、終盤の物語の展開が唐突で、サーッとエンディングに入っていってしまうのに少し物足りなさを感じた。


キャラクターの魅力

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

4.5

NPCたちはみんな可愛い

みんなトラブルを抱えてはいるものの、ヨクのことを歓迎してくれるし、トラブルの内容自体も可愛らしいものが多い。

とにかくあたたかい気持ちになる。優しい世界だ。


操作性

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

4.5

ヨクの挙動や精度が高くて、ほんの少しのズレでスイッチが押せなかったり、道に入れなかったり。

フリッパーのどこでヨクを打ち飛ばすかで、ヨクの飛び方がちゃんと変わる。ピンボールの経験はあまりないけれど、プレイしていて「変な動き」とか「そんな感じで飛ぶものなの?」と思うことは一切なかった。

特に大きな不満点はないほど良いゲームなんだけど。

唯一、大変だと思ったことは、主人公が小さいフンコロガシであるが故の弊害。

ゲームが進むごとに、どんどんマップが複雑になっていき、ヨクは四方八方の壁にぶつかりまくって思わぬ方向へ弾き飛ばされていく。

で、ヨクが小さすぎて時々見失ってしまうことがあった。


難易度バランス

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

4.5

意外な場所に転がって道を発見したり、うまく良い場所に転がらなくて何度も試行錯誤。

可愛い雰囲気とは裏腹に、なかなか歯応えがある

うっかり変な向きに飛ばしてしまうと、とんでもなく下方へと転がり落ちてしまう。

ヨクが吹っ飛ばされてしまう変えが吹いたりとか、タイミング良くヨクを発射する大砲みたいなギミックとか、あの手この手で邪魔される。

スキルを覚えていくと、ヨクが飛んでいく様子を見守ってるだけじゃなくて、空中で忙しく操作しなければならなくて、どんどん面白さが加速していく。


ゲームシステム

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

5.0

予想以上に面白くて、期待以上にやりごたえ抜群。見た目の可愛さやほのぼのさでカジュアルだと思ったら、良い意味で裏切られる。

ピンボールといえば、ゲームに登場するミニゲームで登場したのを少しプレイしたことがあるくらい。というわけで、ピンボールが特別好きと言うわけじゃない。

だけど、いつのまにかピンボールアクションの虜になっていた。

しかも、マップががっつり作り込まれていて探索したい欲を刺激しまくってくる。メトロイドヴァニア好きとしても大満足

ピンボールで移動という超個性的なシステムだけど、完成度が高い。ピンボール以外も、全てのクオリティが高い素晴らしいゲーム。


やりこみ要素

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

5.0

「藤の根」を集めるというやり込み要素や、ヨクの見た目を変えたり、サブクエストも豊富。たっぷりプレイできる。

しかも、とても制覇は無理!というわけでもなく、少しずつ頑張れば達成できそうなやり込み要素ばかりなので、やる気も湧いてくる。

ちなみに、「藤の根」集めは真エンディング解放の条件になっている。


グラフィック

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

4.5

そもそも本作に興味を持ったきっかけは、芸術性の高いグラフィック。絵本のような可愛くてカラフルな手描き調。

物語ももちろんだけど、本当にあたたかみを感じる素敵な世界だ。


サウンド

Yoku's Island Express ヨクのアイランドエクスプレス

4.0

音楽も可愛らしく、ほのぼのとしていて、常に楽しい曲ばかり。

南の島っぽいということもあって、リゾートっぽさも感じるBGMが多い。


総合評価Summary

4.5

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ
  • 探索が楽しすぎる複雑マップ
  • 新鮮なピンボールアクション
  • 癒される手描き調グラフィック
  • やりごたえ抜群のやり込み要素
残念なところ
  • ヨクを見失いがち

オススメな人

  • メトロイドヴァニアが好き
  • 手描き調のグラフィックが好き
  • 個性的なゲームを探している
  • やり込めるゲームを探している

オススメではない人

  • 自分で全て操作したい
  • 細かな探索が面倒くさい
  • 激しいアクションを求めている

本作が好きならオススメRecommendation

オススメ
Dandara

こちらも超個性的な移動方法のメトロイドヴァニア。壁や床に飛び移ることでしか移動できない。バトルの難しさも味わえる。

オススメ
Botanicula

可愛らしい絵本のような世界が好きならコチラの雰囲気もオススメ。ポイント&クリックのアドベンチャーゲーム。

Yoku’s Island Express ヨクのアイランドエクスプレス
http://villa-gorilla.com/
Developed by Villa Gorilla AB © 2018. Published by Team17 Digital Ltd. Team17 is a trademark or registered trademark of Team17 Digital Limited. All other trademarks, copyrights, and logos are property of their respective owners.

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超大作からインディーゲームまで、年間100本近くのゲームをプレイするゲーム漬けゲーマーです。
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