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『Crossing Souls』レビュー: 宇宙規模なひと夏の冒険

Crossing Souls 評価 攻略

『Crossing Souls』とは、Fouratticが開発したアクションアドベンチャーゲーム

80年代のアメリカ映画にインスパイアされた世界設定や物語になっており、見下ろし視点でプレイする。謎解き要素も多め。

本作は、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はPS版をプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。

画像はタップもしくはクリックすると拡大して見れます。

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あらすじStory

夏のある日

1986年のカルフォルニア

夏休みが始まったばかりのある日の夜中、嵐と共に、奇妙なピンク色の雷が鳴る。

翌朝、町のあちこちでは怪奇現象が発生。

そんななか、少年クリスは、夜中に家を抜け出していたトラブルメーカーの弟ケビンから「見せたいものがある」と連絡を受ける。

「いつものことか」と半ば呆れながらも、クリスは友達の天才科学少年マット、芯が強くスポーツ万能な少女チャーリー、体は大きく心は優しい少年ビッグジョーと共に、みんなの秘密基地であるツリーハウスへ向かう。

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石から始まる旅

ケビンと合流し、そこでみんなが目にしたものは男性の死体と怪しくピンク色の光を放つ石

この石のパワーで、クリス達は、なんと霊体を見ることが出来るようになる。

しかし、面白がっている暇はなく、5人は石を追い求めるオーラス少佐に追われ、そして、この石が秘めている謎に運命を翻弄されながら、世界を救う使命を背負っていくこととなる。

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ゲームの特徴Features

個性的な5人

Crossing Souls 評価 攻略

バトルでも探索でも5人を操作することになる。動かせるのは1人だけで、切り替えボタンを押すと順番に操作キャラが変わる

ストーリーに沿って探索し、バトルでは敵意を持った霊体と戦っていくことになる。

本作にはレベルという概念はなく、スキルツリーなどもない。

5人はそれぞれ全く異なる攻撃方法、回避方法、移動スキルを持っている。

例えば、攻撃ボタンを押すと、主人公のクリスは野球バッドで近接攻撃するけれど、マットは電気銃を使った遠距離攻撃となる。

また、クリスは縦横にジャンプが出来て、チャーリーは横方向長めに高速移動が出来る。

クリスはツタなどをよじ登ることが出来て、ビッグジョーは重たいブロックを動かすことが出来る。

といった感じで、それぞれにやれることが全く違うので、バトルでも探索でも状況に応じてキャラクターに切り替えていく

体力は別、持ち物は共有

Crossing Souls 評価 攻略

体力は画面左上にハートで表示されており、キャラごとに分かれている。

バトルでダメージを受けると、その時操作しているキャラの体力だけが減る。

同じく、回復アイテムを使用した時や敵がドロップしたハートを取っても、操作中のキャラしか回復しない。

5人のうち1人でも体力がゼロになってしまうとゲームオーバー。体力の少なくなったメンバーを控えに回すといった戦略が必要。

一方で、アイテムは全員で共有する。

体力回復できるハートキャンディー、敵をスタンさせるフラッシュ、障害物を壊すことが出来る爆弾の3種類が登場する。

それぞれ最大10個まで持っていることができて、どのキャラでも使用できる。

突然始まるミニゲーム

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通常は、フィールドを進みながらアクションバトルで先に進んでいく。

しかし、強制イベントや強制バトルでは、ミニゲームが始まることがある。

突然、弾幕ゲームが始まったり、ランゲームやボタン連打が始まったり、様々な種類のミニゲーム風イベントが登場する。

それぞれ操作方法まで変わるので柔軟に対応しなければならない。

ビデオとカセットとゲーム

Crossing Souls 評価 攻略

フィールドには宝箱があり、ビデオテープカセットテープゲームカセット等が手に入る。

どれも1980年代アメリカで流行したものによく似たタイトルが付いている。元ネタを知っている人なら、フフフと笑ってしまうだろう。

これらは収集要素でありやり込み要素だ。

また、NPCに話しかけたり、特定のイベントを終えると、NPCのプロフィールをインベントリで見ることができるようになり、これもやり込み要素だ。

記事はさらに下に続きます

評価と感想Impressions

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本作に興味を持ったきっかけは、魅力的なピクセルアートのグラフィック。

全編通して色鮮やかで丁寧なドット絵で描かれていて、ピクセルアート好きにはたまらない。

で、見た目の雰囲気から、明るく楽しいストーリーが展開するかと思いきや、かなり胸熱くなる壮大な物語となっていき、正直驚いた。

衝撃の展開もあり、悲しいシーン、主人公達とともに気持ちが奮い立つ場面もあり、いつの間にかどっぷり感情移入してしまっていた。

疑いなく友達と信頼し合ってまっすぐに進む主人公達の勇気には、「ああ、こんな時あったよなあ」と懐かしさを覚えつつ、心洗われる感覚になった。

それくらいストーリー展開が素晴らしい

Crossing Souls 評価 攻略

一方、ゲームプレイは一本道ではあるけれど、物語と共に光景もギミックもどんどん変わっいく。

それなりに長編ではあるけれど、謎解きも多く、バトルも操作していて気持ち良く、中だるみするようなことはなかった。

特に5人の能力がそれぞれ全く似通っていないので、多彩な戦術が楽しめるし、謎解きでは5人フル活用する内容になっていて考えるのが面白い。

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難易度は高くなく、サクサク進められて、先が気になるストーリーがテンポよく楽しめる

ただ、所々で突然始まるミニゲーム風イベントでは何回かミスを繰り返してしまうくらい判定が厳しいものもあった。

また、探索中にはフラットなピクセルアートなせいか、遠近感が分かりにくい時があった。

意外とジャンプで届いたり、意外と届かなかったり、「あれ?」と思う場所も多かった。

でも、全体通して見ると、ゲーム進行のテンポを妨げない難易度になっていて、ストーリーや雰囲気を楽しめるゲームだ。

総合評価Summary

4.0

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

胸熱くなる物語

魅力的なピクセルアートグラフィック

キャラごとにスキルが全く違う

謎解きやミニゲームなど飽きない仕掛けが豊富

残念なところ

遠近感が分かりにくい時がある

ミニゲームによって難易度が激変する

オススメな人

1980年代カルチャーが好き

少年少女時代を思い出したい

物語を楽しみたい

オススメではない人

成長要素を楽しみたい

バトル要素多めのゲームを探している

おすすめ類似ゲーム本作に似たゲームはコチラ

オススメ
Echo Generation

本作と同じく80年代アメリカ映画風の物語。リアルタイム要素のあるターンベースバトルで、全てボクセルで描かれるグラフィックも魅力。

オススメ
Mother 2 マザー 2

80年代風で少年少女が活躍するといえば名作RPGの『Mother』。印象的なセリフに笑えるネタ、そして感動の涙もいっぱいな最高の物語が体験できる、今も人気が高い色褪せない傑作。現在はNintendo Switchでプレイ可能。

Crossing Souls
4

宇宙規模なひと夏の冒険

魅力的なピクセルアートグラフィックで、胸が熱くなる少年少女の物語が楽しめるアクションアドベンチャーゲーム。

5人のスキルが全く違っていて、バトルでも謎解きでも使い分けを考えるのが面白い。突然始まるミニゲームで終始い楽しい。

Crossing Souls
http://www.crossingsoulsthegame.com
Copyright 2017 Fourattic.

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

どんなジャンルにも飛びつき、探索好きな涙もろい大人ゲーマー。世界中のゲーム情報をチェックするのも大好き。

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