『Darksiders Genesis』レビュー: 悪魔も天使も粛清するデコボコ兄弟 『ダークサイダージェネシス』
『Darksiders Genesis ダークサイダーズジェネシス』とは、Airship Syndicateが開発したハクスラ要素のあるアクションアドベンチャーゲーム。
2010年にPS3向けに第1作目が発売された『Darksiders』シリーズ。これまでに3作品が発売されており、本作は第4作目。
シリーズ通して、天国と地獄の間で起こった戦争を治める組織である「評議会」から、天使と悪魔の間を調停する任務を負っている兄弟四騎士たちが主人公となっている。
調停とは言っても、調和を乱す奴らをぶっ倒すのが主な任務。
第1作目は第2の騎士ウォー、第2作目は第4の騎士デス、第3作目は第3の騎士フューリーが主人公となっている。
ゲームシステムなどは作品ごとに変わっているものの、世界設定や物語の背景は共通している。
本作は、PS4、Nintendo Switch、Xbox One、PCでプレイ可能。私はNintendo Switch版をプレイ。
本作はどんなゲームか、その特徴や魅力と共に実際にプレイした感想と各要素の評価をネタバレなしでレビューする。また、本作に似ているゲームも紹介する。
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あらすじStory
兄と弟
本作の主人公は、シリーズ初登場の第一の騎士ストライフ。
ストライフは、評議会からの指示に従って、弟のウォー(シリーズ第1作目の主人公)とともに調和を乱そうとしている輩を退治しに行く。
まさかの事態
しかし、輩どころの騒ぎではないことを知る2人。
悪魔の王であるルシファーが大転覆を図ろうとしているようだ。
ルシファーを止めるという任務遂行のため、不本意ながらも悪魔と協力しながら、2人はルシファーのあとを追いかけていく。
性格が違う兄弟
天国やら地獄やら、悪魔も天使もオールスターで登場する。聞いたことのある名前もたくさん耳にする。
しかし、そういった話や単語に馴染みがなくても、大丈夫。
実際、私は天国にも地獄にも全然詳しくないし、なんならシリーズ初プレイで過去作の話は詳しく知らない。でも、物語はしっかり理解できた。
本作はシリーズ1作目より過去の話なのでシリーズ過去作と直接話がつながっているわけではなく、シリーズ初の人でも入りやすい。
基本は兄弟を中心として、平和を乱す奴をぶっ飛ばす物語が展開していく。
弟ウォーは、真面目な堅物くん。「任務だぞ」と感情を見せずに粛々と仕事をこなす。
しかし、兄のストライフは評議会や自らの過去、そして自らの行く末に疑問を抱いていく。
ゲームの特徴Features
お兄ちゃんと弟の得意分野
本作は、兄のストライフが主人公という立ち位置にはなっているけれど、弟のウォーも操作可能。
ソロプレイの場合は、2人を切り替えて操作出来る。その場合、操作しているキャラしか表示されず、もう1人は控えに回り、いつでも切り替え可能。マルチプレイでは、2人で同時に協力プレイが出来る。
ソロプレイでは、仮にストライフがバトル中に死ぬと自動的にウォーに切り替わる。そして、ウォーが戦っている間に、一定時間経過するとウォーが復活出来るようになる。2人ともが同時に復活不可能状態になってしまうとゲームオーバー。
兄弟はそれぞれに特徴があり、兄のストライフは近接攻撃と銃での遠距離攻撃。
弟のウォーは近接攻撃のみだけど、兄にはできない強攻撃が発動可能。
また、2人は覚えるスキルも全く異なっている。
意外と頭脳派
悪魔だろうが天使だろうが、調和を乱すヤツは即刻排除!兄弟の癇に障ってしまえば、これまた即刻排除!
というわけで、無慈悲で戦闘狂に見える兄弟。だけど、実はゲームプレイのうちの半分くらいは謎解きだったりする。
2人のスキルを組み合わせてギミックを動かして道を切り開いていく。
例えば、ストライフは瞬間移動できるポートを起動できたり、ウォーは超強力パンチでスイッチを作動出来たり結晶を砕いたり出来る。
特に、貴重なアイテムを取りに行く際には、2人をフル活用して、更にスキルもフル活用。ギミックによっては作動している時間制限があるため、プラットフォームアクションの腕も試される謎解きも多い。
悪魔と取引
ストーリーは、いくつかのチャプターに分かれている(チャプターごとにリプレイも可能)。
チャプターを終えると拠点ヴォイドに戻る。拠点では、悪魔たちと取り引きができる。、敵を倒して手に入るソウルや探索で見つかる船頭のコインを支払って兄弟の強化ができる。
また、兄弟は敵を倒すことでも強くなる。とはいっても経験値ではなく、敵がたまにドロップするクリーチャーコアを装備することで強くなる。
敵の種類ごとにクリーチャーコアは異なり、装備して得られる効果も異なる。
クエストと宝探しと腕試し
メインストーリーを進める以外にもステージごとに設定されたクエストがある。特定の敵を一定数倒したり、隠しエリアに到達したり、などなど。
また、チャプターとは別に、目標をクリアしながら敵を倒しまくるアリーナもある。
各要素の評価と感想Rating
物語の面白さ
4.0
私にとって、本作が初めての『Darksiders』シリーズ。
正直、悪魔とか天国とか混み入った話で難しそうかと勝手に思っていたけれど、かなり分かりやすい。
セリフは日本語フルボイスで、字幕とはズレがあるけれど、翻訳はいい感じ。
過去作もプレイしたくなるほど、四騎士の物語は魅力的だ。『Darksiders』シリーズは、5作で完結するそうだけど、本作で四騎士全員が出揃ったので、次回作は全員集合するのかな?4人の結末が気になる。
本作をプレイして、一気にこのシリーズのファンになった。
キャラクターの魅力
3.5
絶大なパワーを持つ兄弟が、有無言わさず狡猾な悪魔をぶっ倒していくので、見ていて爽快。
軽口叩きながらもちゃんと頼りになるお兄ちゃんストライフと、それを呆れつつ諫めるものの融通が効かない弟ウォーの掛け合いも面白い。
騎士だとか天国地獄の壮大な物語だけど、微笑ましくわちゃわちゃとした兄弟ドラマが味わえる。
操作性
4.0
キビキビとまではいかないけれど、アクションの挙動は問題ないし、パパッと兄弟を切り替えられる。
大勢の敵が密集する時や探索中に繊細な操作が求められる場面ではキャラの位置が把握しにくくなる時がある。どんなところにいても目立つくらいの明るい色の服を着て欲しい!
あと、思わぬ方向に壁ジャンプしてしまうことがあり、これにはイライラさせられることがあった。
また、謎空間に閉じ込められるバグに遭遇したので注意。
難易度バランス
4.5
マルチプレイも可能なので大量の敵が出てくるけれど、ソロプレイでもちゃんとクリア可能。
ソロプレイで操作キャラを切り替えて戦略的に大軍を捌いていくのが面白い。ハクスラだ。
一方が戦闘不能になっても一定時間経つと復活できるので、ソロプレイでも理不尽さなく攻略していける。
ゲームシステム
4.0
バトルと謎解きとアクション、各要素ちゃんとやりごたえがある。謎解きは意外と悩むものも多い。
兄弟でアクションが違って、更に兄ストライフは銃、弟は強攻撃のスキルもたくさんあって、色々な戦い方をボタン1つでサッサッと切り替えながら戦えるのが楽しい。
バトルが面白くて、それを存分に味わえるアリーナではただひたすら戦えるのも嬉しい。
やりこみ要素
4.0
強化アイテムを集めるサブクエストなど、やり込み要素もしっかりやりごたえがある。
各ミッションではマップ情報を手に入れると宝の位置や数などまで分かるので、コンプリートを目指しやすい。
グラフィック
3.5
カットシーンはコミック調の紙芝居な感じ。
ゲームプレイ時は、カメラが結構遠く離れた斜め上からの見下ろし視点なので、キャラクターたちの表情やフィニッシュ技「処刑」の迫力がいまいち感じられず残念。
サウンド
3.5
サウンドは、正直あまり印象に残るBGMはないけれど、バトルを盛り上げてくれる曲ばかり。
舞台は地獄で、主人公は愛想のない兄弟なので、当たり前だけど楽しい曲調というわけではない。世界の雰囲気に合っている。
サントラはこちら
総合評価Summary
4.0
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
良いところ
兄弟の掛け合いが面白い
兄弟それぞれ違った戦い方ができる
謎解きがしっかり楽しめる
残念なところ
迫力が控えめ
キャラの位置を見失いがち
オススメな人
ハクスラが好き
謎解きが好き
シリーズファンもしくは興味がある
オススメではない人
明るい雰囲気のゲームを探している
ハクスラの忙しさが苦手
派手な演出やグラフィックを期待している
Diablo4 ディアブロ4
本作と同じく見下ろし視点のハクスラアクションRPGの代名詞的シリーズ。オープンワールドとなっており、自由な探索もキャラクタービルドも楽しめる。エンドコンテンツも豊富な人気作。
Hades ハデス
地獄を舞台に見下ろし視点で戦いまくるなら、こちらもおすすめ。地獄からの脱出を目指すハデスの息子が主人公の高評価ローグライクアクションゲーム。
Darksiders Genesis ダークサイダーズ ジェネシス
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