【有機ELモデルが登場】Steam Deckとは?スペックは?どこでもPCゲームが出来る!
近年は、PCでゲームをプレイする人が増えてきた。
コンソール(家庭用ゲーム機)にはない世界中のたくさんのゲームがプレイできるし、好みの設定が可能だったり、マルチプレイもしやすいなど多くの魅力がある。
しかし、PCならではの困ることもある。
- 所持しているPCがそもそもゲーム向けではない
- ゲームに最適なPC仕様が分かりにくく、ゲーミングPC購入を躊躇してしまう
- 金銭的やスペース的にPCの購入が難しい
- PCを他の人と共有している場合、ゲームプイレイ中に他の人がPCを使えなくなる
- 気軽に起動しにくい
- デスクに置いている場合、寝転がってプレイできない
ところで、PCゲームを買うなら?最大手はValve Corporationが運営するSteamだ。
ここで見つからないゲームはないと言っていいくらい。しかも、セールが頻繁に行われていて、めちゃくちゃお得にゲームが買えるチャンスも豊富だ。
で、上述したPCゲームに対するお悩みをSteam(Valve)が解決してくれる。それが、Steam Deckだ。
Steam Deckとはどんなゲーム機なのか、そのスペックや気になる価格を紹介する。
Steam Deckとは
Steam Deckとは、Steamを運営するValveが開発した携帯型ゲーミングPCだ。
2023年11月17日3:00からは有機ELモデルも発売となり、以下の3モデルから選択可能になる。(LCDモデルの64GB、512GBモデルは在庫限りで終了に)。
- 1TB SSD 有機EL
- 512GB SSD 有機EL
- 256GB SSD 光学結合LCDディスプレイ
Valve Corporationは、Steamを運営している会社のイメージが強いけれど、『Half life』などのゲームデベロッパーでもあるし、Valve IndexというVRも開発したゲーム機器メーカーでもある。
Steam Deckの特徴や魅力は以下の通り。
どこでもプレイできる
見た目はNintendo Switchに似てる。
携帯型なので、どこでもプレイできるのが最大の魅力。
電源はUSB Type-Cで、有機ELモデルでは50Whr、LCDモデルでは40Whrのバッテリーが搭載されている。
プレイするゲームによって大きく変わるけれど、有機ELモデルでは最大12時間、LCDモデルでは最大8時間のゲームプレイが可能だ。
大きさは?
有機ELモデルは、298x117x49mm。重さは約640g。
LCDモデルは、298×117×49mm。重さは699g。
ちなみにNintendo Switchを携帯モードの持った時のサイズは、幅239×高さ102×厚さ13.9mmで重さが398g。
Steam Deckは、Nintendo Switchよりがっしり大きくて重たい。高機能なので仕方ない。
画質は?
有機ELモデルは、7.4インチのディスプレイで、解像度は1280 x 800 x RGB。最大90Hzでプレイ可能。HDRにも対応している。
LCDモデルは7インチのディスプレイで、解像度は1280 x 800px。60Hzでプレイ可能。
Nintendo Switchの携帯モードの解像度は1280 x 720pxなので、解像度はほぼ同じだけどアスペクト比が違う。
また、モニターなど他のディスプレイに画面出力して、Bluetooth接続などでキーボードとマウス、またはゲームパッドでプレイすることも可能。
別売りになっているけれど、公式のドッキングステーションも発売されている。有線LAN接続やモニターへの出力などハブとして使用することができる。
操作はちょっと独特
Nintendo Switchに似ていて、画面左側と右側にボタンとスティック(サムスティックと呼ばれる)が配置されている。
もちろん、タッチスクリーンになっていて、画面上のキーボード入力もしやすいし、タップ操作も可能。
また、携帯ゲーム機といえばのジャイロ操作も可能。
そして、Nintendo Switchと大きく違うところが、サムスティックの下にあるトラックパッド。
PCゲームといえばマウスでプレイする人も多いはず。トラックパッドを指でなぞればマウス操作のようなプレイができる。
もちろんゲームプレイ中でも、サムスティックもトラックパッドもどちらも使える。
また、背面に4つのボタンがあって、ここはユーザーが好きにカスタム(ボタン割り振り)が出来る。
どんなゲームがプレイできる?
仕様と動作確認
Steam独自のOSであるSteamOSが搭載されている。
クラウドセーブやストアへのアクセス、チャットなどPCのSteamで出来ることはもちろん完備されている。
また、詳しい仕様は以下の通り。
- 有機ELモデル
- プロセッサー
- 6nm AMD APU
- CPU:Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
- GPU:8 RDNA 2 CU、1.6GHz(1.6 TFlops FP32)
- APUパワー:4~15W
- RAM
- 16 GB LPDDR5オンボードRAM(6400 MT/s )
- プロセッサー
- LCDモデル
- プロセッサー
- 7nm AMD APU
- CPU:Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
- GPU:8 RDNA 2 CU、1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
- APUパワー:4-15W
- RAM
- 16 GB LPDDR5オンボードRAM(5500 MT/s )
- プロセッサー
プロセッサーは、PS5やXbox Series Xと同世代のものが使われており、AAAゲームもプレイできる。
Steamのストア上では、ゲームごとSteam Deckでの動作確認の有無が掲載されているので、プレイしたいタイトルを参照しておくのがおすすめ。
Steamのゲームしかできない?
Steam Deckは携帯型ゲーミングPC。つまりPCだ。
なので、普通のPCと同じ使い方も出来る。ネットブラウジングや動画視聴などももちろん可能。
更には、Steam以外のショップでPCゲームを買ってプレイしたり、PCゲームならではのModを使ったゲームプレイも出来る。
気になる価格
内蔵ストレージの容量が違う3つのモデルが発売される。大容量のモデルほど価格が高くなり、スペックも高くなる。
- 有機EL 1TB
-
99,800円
- 1TB NVMe SSD
- 1280 x 800 HDR OLEDディスプレイ(プレミアムアンチグレアエッチングガラス採用)
- 7.4インチ(対角)
- 6nm APU
- Wi-Fi 6E
- 50Whrバッテリー;3~12時間のゲームプレイ(コンテンツによって異なります)
- 45W電源(2.5mケーブル付属)
- 内側が取り外し可能なキャリングケース
- Steamプロフィールバンドル
- 限定起動動画
- 限定仮想キーボードテーマ
- 有機EL 512 GB
-
84,800円
- 512GB NVMe SSD
- 1280 x 800 HDR OLEDディスプレイ
- 7.4インチ(対角)
- 6nm APU
- Wi-Fi 6E
- 50Whrバッテリー;3~12時間のゲームプレイ(コンテンツによって異なります)
- 45W電源(2.5mケーブル付属)
- キャリングケース
- Steamプロフィールバンドル
- LCD 256GB
-
59,800円
- 256GB NVMe SSD
- 1280×800 光学結合LCDディスプレイ
- 7インチ(対角)
- 7nm APU
- Wi-Fi 5
- 40Whrバッテリー;2~8時間のゲームプレイ(コンテンツによって異なります)
- 45W電源(1.5mケーブル付属)
- キャリングケース
- Steamプロフィールバンドル
どのモデルも高速Micro SDスロットが搭載されているので、ストレージの拡張は可能。
購入方法
当たり前だけど、Steamで購入することになるけれど、日本では株式会社KOMODOを介して購入することになる(正規代理店)。
代金支払い完了後、通常だと約1週間で発送される。