『Turnip Boy Commits Tax Evasion』レビュー: 極悪脱税カブ坊や カブボーイの冒険 税金払うなんてイヤだ!
可愛くてゆるいけれど、ブラックジョークもパロディも満載なアクションアドベンチャー『Turnip Boy Commits Tax Evasion カブボーイの冒険 税金払うなんてイヤだ!』をネタバレなしで要素ごとに詳しい評価を交えてレビュー。
本作に似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
Turnip Boy Commits Tax Evasion
製品情報Game Info
- タイトル
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Turnip Boy Commits Tax Evasion
カブボーイの冒険 税金払うなんてイヤだ! - 開発元
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Snoozy Kazoo
- ジャンル
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アクションアドベンチャー, 見下ろし型
- 対応機種
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Nintendo Switch, Xbox, PC, iOS, Android
- シリーズ
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Turnip Boy
本作からゲームジャンルは変わるけれど、続編『Turnip Boy Robs a Bank』も発売されている。
本稿ではXbox版のレビューを行なっている。
Turnip Boy Commits Tax Evasionの内容Features
あらすじ
カブボーイの脱税
主人公はタイトル通りカブ小僧ことカブボーイ。
とても素敵なサンハウスで暮らしていたところ、オニオン村長に突然「税金を払え」と宣告されるところから物語は始まる。
しかし、カブボーイは税金を払っていないばかりか、大胆にもその督促状をオニオン村長の目の前でビリビリッと破り捨ててしまった。
あれ?でも、督促状に「金利50%」って書いてあったような…。
オニオン村長に課される労働
というわけで、冒頭からめでたく(?)脱税犯になってしまったカブボーイ。
ところが、村長は怒るでもなく追徴課税を課してくるわけでもなく、淡々とカブボーイに仕事を命令してくる。
税金が払えない代わりに、自宅のサンハウスは差し押さえられ、村長の命令に従わなければいけない状況になってしまった。
ゲームプレイの特徴
カブボーイのおつかい
カブボーイは村長から言いつけられる仕事をこなすため、あっちへこっちへと目的の物を探しに行くことになる。
道中ではバトルや謎解きを攻略する。また、便利な道具を手に入れると探索出来るエリアが広がっていく。ゼルダライクなゲームだ。
また、各地ではたくさんのNPCと出会うことができるけれど、彼らもカブボーイに仕事を依頼してくることがある。サブクエストだ。
サブクエストでは、依頼されたアイテムを手に入れて依頼主に届ける。これでクエストクリアだ。
報酬としては、カブボーイが被る帽子を貰えることが多い。さまざまな種類の帽子が手に入るけれど、特に効果はない。単なるカブボーイファッションだ!
謎解きとバトル
カブボーイは、剣などの武器やジョウロなどの道具を装備することが出来る。
装備品を持ち替えつつ、道中の敵やボスを倒していく。
ボスを討伐すると体力上限が増えるハートが手に入る。が、経験値やレベルなどのシステムはない。
また、容易に想像がつくと思うけれど、ジョウロはバトルではなく謎解きに使うことが多い。特定の植物に水をかけると、爆発する実やワープポイントを出現させるなどバトルでも役立つギミックを動かすことが出来る。
Turnip Boy Commits Tax Evasionの評価Review
物語の面白さ
とにかくふざけている。全力でネタに走っている。
有名映画や漫画のパロディもあり、メタ的なジョークもあるし、笑いどころ満載だ。
プレイしていて思わず吹き出してしまうことが多く、飲み物を飲みながらプレイすると危険。
ゲーム画像だけを見ると「可愛いゲームだな」と思うけれど、物語は全くほのぼのしていない。
だからといって、ネタだけで終わりというわけではなく、全く予想だにしていなかった驚きの壮大な展開まで楽しめる。
キャラクターの魅力
登場するキャラは、可愛い顔の野菜さんや果物さん達だ。メルヘンそのもの。
ところが、性格も可愛いヤツは、ほぼ1人もいない。やたらと生々しく人間くさい奴が多くて最高。
そして、敵はウサギやカタツムリといった穏やかな草食動物ばかりだ(見た目も可愛い)。
そう、癒し癒される動物ばかりだけど草食動物なので、主人公含め野菜の天敵である。
ゲームでは悪どい人間や凶悪な見た目の怪物と戦うことが多いので、最初は可愛い動物達を「殴っていいのかな?」と戸惑いを覚えた。本作ならではの新鮮さだ。
操作の快適さ
当たり判定から操作性まで、全体的に大味。それで良い。そういうゲームだから。
それでゲーム攻略に困ることなんてないし、ストレスにもならない。
逆に精度高いアクションだったら「なんで?」て思っただろう。そのくらいカジュアルに楽しむゲームだ。
ただ、セリフの一文字目が消えてしまう不具合が多発している(文章の意味は推測は出来るけど)のは残念。
難易度バランス
本作は、プププッと笑いながら楽しむゲームだ。
なので、難しい必要はない。で、その通りにバトルも謎解きも難しくない。
ただ、本作には地図やクエストリストみたいなものはない。
マップは広くないし、ボリュームも少なめなゲームだけど、一気にプレイしないと誰がどこで何を必要としてたか等、忘れてしまうと面倒くさくなる。
ゲームシステムの面白さ
見た目と中身のギャップがものすごくて、ブラックジョークを堪能するゲームだ。
笑える。これに尽きる。
超カジュアルなゼルダライクなゲームで、複雑なシステムは全くなく、笑いながらサクサクプレイして数時間でクリア出来る。
やりこみ要素の楽しさ
さまざまな場所に重要文書や捨てられたレシートなどが落ちている。
それを片っ端から破っていく。これがやり込み要素の一つ。
心のこもった手紙でさえ書いた本人の目の前で破る(破らないという選択肢はない)ので、大変失礼でありつつ、笑えるやり込み要素だ。しかも、破った後にはNPCはリアクションしてくれる。
また、サブクエストであるNPCのお願いをどれだけ叶えてあげるかもやり込み要素。クリアするほど、たくさんの帽子をコレクションできる。
クリア後要素もあり、雑魚敵と戦い、ボスと再戦しまくる無限ループ列車をプレイすることが出来る。ちなみに、そこに現れる敵は本編より強化されている。
グラフィックの芸術性
可愛いピクセルアートグラフィックで描かれる。
この見た目に騙されてはいけない。が、騙されてからプレイした方が、そのふざけっぷりとギャップがより面白くなる。
ただ、本気で見た目通りの平和でほのぼのしたゲームを期待していた場合は、クレームの一つでも言いたくなるだろう。
まあ、それこそ開発者さんの狙いだと思う。
サウンドの魅力
音楽は明るくオシャレ。
こちらも見た目とは少々ギャップがあって、可愛いカジュアルな雰囲気のBGMと思いきや、壮大なBGMも多い。
そして、1番記憶に残るサウンドは、体力回復できるハートを拾った時の効果音。生々しいゲップの音がする。
回復できて嬉しいけれど、苦々しい気持ちにもなる。どこまでもフザケているゲームだ(褒めてる)。
サントラはこちら
本作と似ているゲームや関連作は更に下へ
Turnip Boy Commits Tax Evasionが
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関連ゲーム
Turnip Boy Robs a Bank
本作の続編。ゲームジャンルはローグライトアクションに変わっている。
こちらでは、カブボーイが遂に(?)銀行強盗という悪事に手を染める。
本作から続投しているNPCも多く、相変わらず笑えて楽しいゲームに仕上がっている。
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Going Under
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IT企業を皮肉ったネタやジョークが満載で、憧れの会社の地下にはベンチャー企業で狂った社員達がうごめいているという面白設定が味わえる。
Donut County ドーナツ カウンティ
可愛い見た目でジョークたっぷりなゲームなら、こちらもおすすめ。
ドーナツ屋で働くアライグマが、住民や建物まで穴に落としていくアドベンチャーゲーム。
難しいことは一切なく、ひたすら穴に落としていくのが気持ち良い人気作。
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Turnip Boy Commits Tax Evasion
レビューのまとめSummary
おすすめな人
- ブラックジョークが好き
- 短時間で攻略できるゲームを探している
おすすめではない人
- ネタに走ってる展開が苦手
- 歯ごたえのあるバトルを楽しみたい
総合評価
- 笑えるネタが満載
- 陽気雰囲気でテンポ良く攻略できる
- セリフ表示に不具合あり
- 短時間で攻略できてしまう
Turnip Boy Commits Tax Evasion カブボーイの冒険 税金払うなんてイヤだ!
© 2021 Snoozy Kazoo
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