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『Going Under』レビュー: ブラックどころじゃない新人研修

going under 評価 攻略

『Going Under』とは、Aggro Crubが開発したローグライクアクションゲーム

本作は、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はXbox版をプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。

画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることが出来ます。

Index

あらすじStory

ドキドキの勤務初日

奇抜な飲料を発売して成功した新進気鋭のベンチャー企業Fizzle

そこに「憧れのFizzleでインターンが出来る!」と希望いっぱいに胸を膨らませてやって来たジャクリーンが本作の主人公。

目標は、マーケティング担当になること!どんな刺激的な体験が待っているんだろう?

ワクワクの勤務初日が始まる

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地獄の雑用

早速始まった新人研修は、予想以上に刺激的だった。

最初に命じられたことは地下へ行ってモンスターを退治してくること。

は?『バイオハザード』ですか?

ここは飲料の企業のはずだし、いや、そもそもゲームが違うと思うんですけど。

という訴えも虚しく、あれやこれやと上手く理由を付けられてモンスターを倒して来いと命じられ続ける。

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絶対違法な業務

実は、ベンチャー企業の集まるこの地域の地下には、ベンチャービジネスに失敗した民が巣食っているらしい。

そんなの募集要項に書いてなかったんですけど!しかも、無給なんですけど!危険な仕事なのに保険とか入ってないんですけど!

でも、なんだかモンスター退治が板について来たジャクリーンは、せっせと地下に潜り続ける。

マーケティング担当になれる日は来るんだろうか!?

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ゲームの特徴Features

ローグライク研修

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本作はローグライクアクションゲーム。

会社のロビーが拠点

そこからなぜか土管を通って地下のダンジョンへ向かうことになる。ダンジョンは何種類かある。

地下のダンジョンは毎回構成やマップがランダム生成される。

ジャクリーンの体力がゼロになったら、「研修失敗」でロビーからやり直し。所持金やステータスのアップグレードなどは全て失ってしまう。

オフィスの全てが武器

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ジャクリーンは普通のインターンだ。

人間離れした格闘術や人智を超えた必殺技なんてのは使えない。

剣や槍といった明らかな武器から、キーボードや観葉植物、鉛筆など、ダンジョン内にある全ての物を武器にして敵をぶっ叩いて倒していく。

各武器には耐久度があって、何回か攻撃していると壊れてしまう。

また物によっては、敵に投げつけることしか出来ないものもある。

素早く攻撃できるもの、重たいけれど大ダメージを与えられるもの、遠距離攻撃できるものなど種類は様々だ。

武器は常時3種類持っておくことができて、切り替えも可能。

インターンの仕事道具

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敵を倒すと、たまにアプリがドロップする。

そこで「起動する」を選ぶと一定時間スピードアップしたり、周囲の敵に電撃が走ったりする。

バトルの補助や魔法攻撃っぽい感じだ。

そして、様々なスキルもある。これも攻撃力が上がるとか、移動速度が上がるとかバトルが有利になるものだ。

スキルは、コピー室で手に入れたり、何故か地下ダンジョンで営業しているカフェで買うことが出来る。

成長する新人

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ローグライクなので、体力ゼロになれば全て失ってしまうけれど、敵を倒して得られる経験値は引き継がれる

ロビーでは、経験値を消費して新たなスキルをアンロックすることができる。

また、ダンジョン中やロビーで手に入れたスキルは一定回数使うと「習得」したことになり、いつでも使用可能になる。

頼れるメンター

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会社の先輩たちからは、様々なサブクエストが出される。

特定のアクションを何回か行えとか、特定のアイテムを一定数集めてみろ、とか。

それを達成すると、その先輩がメンターになってくれる。

メンターになった先輩たちから一人をセットしてダンジョンに向かうことができる。

誰をメンターにしているかによって、効果が変わる。「カフェ(ダンジョン内ショップ)で物を盗んでくれる」とか、アブない特技を発揮してくれる。

記事はさらに下に続きます

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

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3.5

ローグライクというと、壮大な大冒険なことが多い。悪魔を倒して世界を救おう的な。

ところが、本作はめちゃくちゃ現実的。流行りのベンチャー企業への皮肉まみれ

事業に失敗した人がモンスター化して地下に棲みついてるとか、この上ない皮肉だし。

しかも、その失敗したビジネスは、出会い系アプリや仮想通貨とか。現代的すぎて面白い


キャラクターの魅力

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3.5

NPCたちは、やたらと意識高くて他人の話聞いてなかったり、こだわりが強すぎたり。

「うわー、こういう人いるよな!」と思うキャラばかり。

ゲーム内なら面白く見ていられる。現実だと付き合いたくないけど。

更にダンジョン最奥にいるボスは、事業に失敗した起業家たち

「そりゃ、失敗するだろ」と思うやばい性格なヤツらばかり。カフェイン過剰摂取で飛んじゃってたりもする。

仕事しすぎは良くない。良くない。


操作性

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3.5

グラフィックを見れば一目瞭然だけど。物も敵も主人公も丸い、というグラフィック。

なので、そんな繊細な当たり判定やアクションの精度ではない。

キーボード持ってブォンブォンブォンって振り回したら、「え、そこで当たるの?」ていう位置の敵にもダメージ与えられるし。

まあ、そういうゲームだ。ゆるい。良くも悪くも。

でも、理不尽ってわけではないし、武器によって挙動もちゃんと変わるし。カジュアルに楽しめるアクション


難易度バランス

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3.0

難しくはない

色んなローグライクゲームが発売されているけれど、いわゆる厳しくて硬派なローグライクではない。

経験値やダンジョン内での通貨も結構貯まりやすい。


ゲームシステム

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4.0

なんでも武器になるというのが、本作の1番面白いところ。

ホチキスで戦ったり、重たいパソコンモニターを敵に投げつけるとか。

ストーリーはともかく、オフィスで大暴れしたい願望がある人にとってはストレス解消になるかも。

あと、ダンジョンによってシステムが変わるのも面白い。仮想通貨のダンジョンでは仮想通貨の現金化といった仕組みがあるし。

ローグライクあるあるなシステムが、現実のベンチャー企業的な要素に上手く置き換えられてるのは、そのアイデアを見るだけでも面白い


やりこみ要素

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3.0

先輩社員たちからのサブクエスト、スキル習得、実績解除などなど、ひと通りのやり込み要素が用意されている。

ただ、ダンジョンの構成や敵の種類のバリエーションが少なめで、そこまで高い難易度でもない。

となると、何度も同じダンジョンに行ってやり込んでやろうと思う気持ちは続きにくい。


グラフィック

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4.0

ポップでシンプル。オシャレな雰囲気漂うグラフィック。

敵も可愛らしいデザインで、見ていて楽しくなる。


サウンド

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3.5

音楽もオシャレーな感じ。だけど、あまり印象には残らないくらいの存在感。

本当に会社のロビーのBGMで流れてそう。


総合評価Summary

3.5

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

物語や世界設定が面白い

武器が面白い

クリアしやすい難易度

残念なところ

アクションの精度は大味

変化が少なめ

オススメな人

ローグライクゲームが好き

ブラックユーモアが好き

気軽に遊べるゲームを探している

オススメではない人

歯応えのあるローグライクを求めている

アクションの精度が重要

ベンチャー企業ネタにさっぱり興味がない

おすすめ類似ゲーム本作に似たゲームはコチラ

オススメ
Sparklite

攻略しやすい難易度のローグライクアクションなら、こちらもおすすめ。空中の拠点から地上に降りて戦う物語。可愛らしいピクセルアートも魅力。

オススメ
カンパニーマン 社畜の下克上

会社を皮肉ったゲームなら、こちらもおすすめ。2D横スクロールアクションで、物理的に上司を倒して出世していく。会社あるあるなネタが満載。

Going Under
3.5

ブラックどころじゃない新人研修

ベンチャー企業やスタートアップ企業を皮肉ったネタが満載の設定が面白いローグライクアクション。

会社の備品全てを武器にして戦うにぎやかさや。カジュアルで攻略しやすい難易度も魅力。

Going Under
Going Under is developed by Aggro Crab Games. Published by Team17 Digital Ltd. All trademarks, copyrights and logos are property of their respective owners.
https://aggrocrab.com/going-under

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

ジャンル問わず面白いゲームに飛びつき、ゲームしているだけで幸せ。特に探索要素が大好きな涙もろい大人ゲーマー。世界中のゲーム情報を調べるのも大好きで、keepgaminon.comの開設者であり運営者。

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