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『Unsouled』レビュー: 王子の主食は魂

Unsouled 評価 攻略

『Unsouled』とは、Megusta Gameが開発したアクションアドベンチャーゲーム

見下ろし視点でプレイする2Dアクションで、ピクセルアートグラフィックが特徴。

本作は、 Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はXbox版をプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。

画像はタップもしくはクリックすると拡大して見れます。

Index

あらすじStory

王子様の出陣

瓦礫だらけの建物にいる瀕死状態の男。

マラスという名のこの男が主人公だ。実は今は亡き王国の王子という高貴なお方だ。

そんな彼の近くには、息絶えた人がいる。

で、フラフラ状態の主人公はどうするのかというと、なんと子供から魂を吸い取った!スゥウウーーー。

そして体力回復。え、なんだか悪役っぽい登場シーンだけど、大丈夫か?

unsouled 攻略 評価

アミュという悪

ソウルを食べて(吸って)元気になった主人公は瓦礫をぶっ壊しながら進む。

すると、死体を操り怪しげな儀式を執り行っている女性に遭遇。

死体を操る者などという、これこそ悪役にぴったりな女性の名はアミュ

で、どうやらアミュは主人公の復讐相手らしい。

事情はよく分からないけれど、主人公は「キサマー!」な勢いでアミュに攻撃を仕掛ける。

が、アミュの方が一枚上手。返り討ちに遭い、主人公はぶっ飛ばされてしまう。

unsouled 攻略 評価

ネロップと見知らぬ女性

というわけで、早々にアミュに負けた主人公だけど、何者か(アミュに似ている?)に蘇生されて無事に復活!

しかし、アミュは各地で死人をネロップと呼ばれる降霊兵として蘇らせまくっている。

主人公は、「死人を始末して世界を救うぜ!」というより、自身の復讐のためにたった1人で大勢の敵を倒していくことに。

その道中では、謎の女性と出会ったり、死人となった懐かしい人との再会も。

しかし、なぜ主人公は魂を吸えるのか、アミュの目的は一体何なのか?

少しずつ謎が明らかになっていく。

unsouled 攻略 評価

ゲームの特徴Features

王子の旅

unsouled 攻略 評価

物語は、いくつかの章に分かれていて、章ごとにエリアが変わっていく。

各章の最後には、ゲームオーバーになった回数や倒した敵の数に応じてランク評価される。

前の章に戻ることは出来ず、同じ章の中でも前の部屋などに戻ることはできない仕様になっている。

ハイペースバトル

unsouled 攻略 評価

主人公は、武器による通常攻撃と防御ダッシュ(高速ステップ)ができる。

敵の攻撃に合わせてボタンを押すと、ジャストガードカウンターも可能。

そして、本作ではチェーンシステムと呼ばれる、コンボ技の連続がかなり重要。

コンボ技を決めると、その動作の最後の方に主人公が黄色く光る。

その瞬間に次のコンボ技のボタン入力を始める。そうすると途切れなく敵をガンガン攻めて倒すことができる。

ただし、スタミナゲージを消費するので無限に動きまくれるわけではないので注意。

魂吸い取り

unsouled 攻略 評価

本作では、ソウルが重要。

コンボ技の中には、敵を攻撃するごとに溜まっていくソウルゲージを消費して発動できる魂解放スキルがある。

また、主人公は、倒した敵からソウルを吸い取ることが出来る。

雑魚を倒すと経験値となるソウルが吸収できて、チェックポイントなどで、スキルやステータスのアップグレードに使うことが出来る。

更には、特別なソウルもあって、各地に倒れている無念が残る人からは基礎ステータスが向上するパッシブスキルとなるソウル、ボスからは必殺技が使えるようになるソウルを吸収することが出来る。

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

unsouled 攻略 評価

3.5

唐突に物語が始まるので、最初は何が何だか分からない。

物語が進んでいくと徐々に世界設定や、なぜ王子の国が亡くなったのか、アミュとは何者なのかも語られていく。

「なるほど、そういうことだったのか」の連続で、物語が少しずつ明らかになっていくのが面白い

ただ、描き方が荒めで、ザクザク展開する感覚になるのが残念。

物語全体は悲劇なんだけど、その余韻や切なさを感じる間が足りない。


キャラクターの魅力

unsouled 攻略 評価

3.5

大体のボスは突然現れる。で、倒したあとに、そのボスの無念が明らかになる回想がある。

また、各地に倒れている人からも生前の悔しさを聞くことが出来る。

ほぼ全員と言っていいくらい非業の死を遂げている人ばかり。悲劇続き

主人公含め重要キャラの数は少ない。上述したけれど物語の描き方が荒めなせいか感情移入したり愛着は湧きにくい。


操作性

unsouled 攻略 評価

3.5

チュートリアルでは情報量が多く、とっつきにくさがある。

でも、徐々に分かってきて、チェーン(コンボ)をつなげるタイミングが分かってくると、矢継ぎ早に技を繰り出すのが楽しくなる

ダッシュでシュンシュンシュンッと飛び回るのも気持ち良い。主人公をうっかり見失うほど爽快に動ける。

ただ、進行不能バグが発生するのが困るところ。アプデに期待。


難易度バランス

unsouled 攻略 評価

4.0

3段階から難易度が選べる。

私はノーマル難易度でプレイしたけれど、操作やシステムに慣れてくると、詰まることなく攻略できる難易度。

ボスはちゃんと強くて初戦では負けることもあるけれど、経験値ソウルが溜まりやすくて主人公を強化しやすいのもあり、そんなに苦戦することはない。

矢継ぎ早にコンボ技を畳み掛けられるので一方的に殴れることが多くて、逆に敵のコンボ技にかかっても緊急脱出するスキルがあるので助かる。

というわけで、攻略の鍵はスタミナ管理だ。


ゲームシステム

unsouled 攻略 評価

4.0

コンボが繋がるタイミングやシステムを理解するのにちょっと手間取るけど、慣れたらバシバシと技が決まって気持ち良い。

このハイペースな気持ち良さが本作の最大の魅力。

で、雑魚敵がたくさん現れるので、ひたすらバトルが楽しめる。

逆に言うと、ほぼバトルのみ楽しむゲームで、自由度や世界を満喫する楽しみは少なめ。

歩いて所定の位置に行き、乱戦を制し、また次の場所に歩いて行く。この繰り返しなので、ちょっと寂しい。


やりこみ要素

unsouled 攻略 評価

3.5

1番大きなやり込み要素は、パッシブスキル集め

少し奥まった場所にいる無念を抱えた人を見つけ出す。

その人達から吸収できるソウルは、スタミナ回復が早くなるなどパッシブスキルになるので、やる気が湧きやすいやり込み要素だ。

また、各章クリア時などに深淵というひたすら技を練習できる、精神と時の部屋みたいなモードがある。

自分の好きなコンボをつなげて、最強チェーンを考えて鍛錬するのも、本作ならではのやり込み要素だ。


グラフィック

unsouled 攻略 評価

3.0

荒めのピクセルアートグラフィック。

基本は見下ろし視点で、カットシーンではアップになる。

遠目からの見下ろし時点では問題ないけど、カットシーンでは荒さが際立ってしまって、結構見づらい。顔どこ?みたいな状態に。

周辺環境はあまり描き込まれているわけではなく、物語の描写とグラフィックあわせて荒削りな印象を受ける。


サウンド

unsouled 攻略 評価

3.5

壮大でカッコイイ曲調のBGMが多いんだけど、突然大音量で流れたり、突然スンッと消えて無音になったり。

BGMの調整が謎

爆音で流れることがあるので、音量設定には注意。


総合評価Summary

3.5

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

ハイペースで気持ち良いバトル

自分の好きなコンボを組み立てる面白さ

少しずつ明らかになる物語

残念なところ

進行不能バグあり

物語やグラフィックなど世界の描き方が荒削り

オススメな人

ハイペースなバトルが好き

バトルをメインに楽しみたい

悲劇な雰囲気が好き

オススメではない人

最初に情報量が多いと嫌になる

物語やキャラを味わいたい

じっくり攻防を楽しみたい

オススメ関連ゲーム本作が好きならオススメ

オススメ
Hyper Light Drifter

高速ステップやハイペースなバトルなど本作と似たシステムが楽しめる名作アクションアドベンチャーゲーム。美しいピクセルアートや切ない雰囲気も魅力。

オススメ
Unsighted

見下ろし視点でハイペースで歯ごたえのあるバトルなら、こちらもオススメ。メトロイドヴァニア的な探索の面白さもたっぷり味わえる。

3.5

Unsouled

亡国の王子が死人たちと戦うアクションアドベンチャーゲーム。

コンボ技を矢継ぎ早に繋げていくハイペースバトルが楽しめる。自分なりの立ち回りを組み立てるのが魅力。

Unsouled
© NEOWIZ All rights reserved.

この記事を書いた人

Taca KGO

KeepGamingOn運営者

ゲームをプレイしているだけで幸せなゲーム漬け大人ゲーマー。
どんなジャンルも超大作もインディーも、世界中のゲーム情報を調べるのが大好き。
400本以上のゲームレビューや、新作も名作もおすすめゲームを紹介しています。各SNSでも日々情報を配信しています。

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