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レビュー【ほの暮しの庭】夜が待ち遠しい田舎暮らし 不穏なライフシムゲーム

ほの暮しの庭 レビュー 攻略

農業やクラフトしながら日本の田舎で暮らし、夜には何かがおこる、ほのぼのもヒヤッともするライフシミュレーションゲーム『ほの暮しの庭』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。

ほの暮しの庭の特徴
  • ストーリー
    • 身元不明な主人公となり、掟に縛られる田舎の村に隠された秘密に迫っていく物語
  • 攻略
    • 農業や牧畜や採掘に励みつつ村の住民と交流し、夜も探索に出かけるライフシムゲーム
  • 評価
    • ややゆっくり展開ではあるが、物語を楽しむライフシムゲーム
    • 日本の田舎の雰囲気が抜群で、夜には日中と異なるゲームプレイを楽しめる
Index

ほの暮しの庭の概要

タイトルほの暮しの庭
開発元Nippon Ichi Software, Inc.
販売元(株)日本一ソフトウェア, NIS America, Inc.
発売日2026年7月29日
対応機種PS5, Switch2/1, PC
ジャンルライフシム, アドベンチャー
シリーズ新規IP
プレイ機種PS5

本作開発元は夜廻シリーズで広く知られている。日本の町や村を舞台にしたホラーアドベンチャーシリーズだ。本作は新規IPであり、ゲームプレイも異なっているため、夜廻シリーズを全く知らなくても問題なく楽しめる。
本作にもホラー要素はあるが、ホラー要素を排除した「あんしん暮しモード」も用意されており、ホラーが苦手な人も楽しめる(物語を全て見ることはできない)。

ほの暮しの庭のストーリー

村に現れた謎の主人公

ほの暮しの庭 ストーリー 贄の穴

本作の主人公は何者か分からない。ちなみに子供だ。
外見のキャラクリエイトは可能で名前も自由に付けられる。

ゲームが始まると、のどかな畑にどこからともなく主人公が現れ、野菜を収穫し始めた。
しかし、ふと一羽のニワトリが気になり、その後を追い大きな穴に行き着いた。
そして、かなり唐突な話だが、主人公は大穴に身を投げてしまった。理由は不明。

穴の下には実は不思議な魔法の国が広がっていてファンタジー…というゲームではない。
残念ながらというか案の定、地面に激突した主人公からは血の海が広がった。

訳が分からないまま大穴を見守っていると、なんと大穴から主人公が這い出てきた。
体に血の跡がないどころか、軽やかに柵を飛び超えるほど元気な様子だ。

こいつ、一体何なんだ。

彼ヶ津村の掟

ほの暮しの庭 ストーリー 夜の村

そして、そんな不思議な主人公が山道を進んでいると、人と出くわした。

穴から出てきた主人公が迷い込んだのは、彼ヶ津村(かがつむら)と呼ばれる日本の田舎。
小さな村だが、住民のうち何人かは主人公の正体に思い当たる節があるようで、村に住むよう提案してくる。
主人公は怪我はないものの記憶はなくしており、どこにも行くアテもなく、仕方なく村に加わることになった。

そして、庭付きの小屋に住めることになった主人公だったが、住まわせてもらう条件として村のお手伝いをするよう言いつけられることになる。

「雑用を押し付けられるなんて、村に住むことにしたのは失敗だったかも」と思いながら寝ていたある日の深夜、主人公は誰かが小屋のドアを叩く音で目を覚ました。

そして、小屋のドアを開けた瞬間からプレイヤーは村の知られざる姿を目撃することになる。

そう、この村には秘密がある。
そして、破ってはいけないもある。
プレイヤーは庭で野菜を育てながら、村に隠された真相を暴いていくことになる。
そして、この主人公の正体も。

ほの暮しの庭の攻略情報

生活の傍で物語が進む

ほの暮しの庭 攻略 農業

本作は暦や時間の概念があるライフシミュレーションゲーム。
主人公は朝7時から活動し、夜11時になるとどこで何をしていようが強制的に自宅に戻される。
そして翌朝を迎える際に、自宅に設置された出荷箱に入れておいた物が換金される。

季節は28日ごとに春夏秋冬と変わり、特定の日にはお祭りなどのイベントも発生する。

主人公は自宅の庭で農業やクラフトなど作業を行いつつ、メインストーリーのクエストを攻略して物語を進めていくことになる。

主人公には体力と元気(スタミナ)ゲージがあり、体力は敵からの攻撃で減り、元気は畑を耕すなど何らかのアクションを行う際に消費する。
いずれも食事か眠ることで回復できる。

また住民には主人公への好感度があり、 サブクエストとして依頼を受けたり好きな物を贈ることで好感度が上がっていく。
好感度が上がると、そのキャラにちなんだイベントが発生したり、新たな料理のレシピを教えてもらうことなどができる。

主人公の庭生活

ほの暮しの庭 攻略 石切場で採掘

主人公は自宅内と庭、そして村と周辺地域を探索でき、以下のようなことができる。

  • 農業
    • お店で種を買い、自宅の庭で育てる
      • 同じ作物を一定数収穫するごとに品質が上がる
    • 作物ごとに収穫できるまでの日にちや育つ季節が異なる
      • 適した季節が過ぎると枯れてしまう
  • 採掘
    • ダンジョンを下りつつ鉱石や宝石を採掘する
    • 10階ごとにファストトラベル可能
  • クラフト
    • 収穫物や資源を使って加工品を作ることができる
      • 作業台ではすぐにクラフトできる
      • 溶鉱炉などのクラフト設備では素材を投入してから完成まで一定時間かかる
  • 牧畜
    • 庭に家畜小屋を設置して動物を飼うことができる
    • 餌や触れ合いが必要であり、主人公へのなつき度が高いと畜産物である卵やミルクの品質が上がる
  • 狩り
    • 弓や罠を使って野生動物を狩ることができる
      • 野生動物を狩ると狩猟証明書が手に入る
      • 証明書を狩りの詰所に提出することでお肉などを手に入れることができる
  • 釣り
    • 各所にある釣り場で釣りができる
      • 時間帯や季節によって釣れるものが異なる
    • カニカゴを仕掛けるカニ漁なども可能
  • 装飾
    • 自宅内と庭は自由に装飾ができる

お店で手に入れるしかないアイテムもあるが、村のお店はそれぞれ営業日と営業時間が決まっている。

また、自宅の隣の空き地を買い取ると、庭を拡張することができる。

夜の探索へ

ほの暮しの庭 攻略 だるまさんがころんだ

本作には、上記のライフシムあるあるな生活だけでなく、夜のパートもある。

自宅で眠った後、真夜中0時にドアが叩かれると夜パートが始まる。
そこから翌朝6時まで行動できる。

夜の間は各所にオバケが出現する。
隠れたり逃げたりだけでなく退治方法もあり、オバケごとに攻略方法は異なる。
もし攻撃を受けて体力がゼロになってしまうと夜パートは強制終了となる。

夜の間には勾玉を拾うことができたり、夜だけ出現する社やヌシによって体力やスタミナ上限を上げることもできる。
そして、自宅近くにある祠では、集めた勾玉を祠を納めることで新たなクラフト設備やパッシブスキルなどをアンロックすることができる。

というわけで、成長要素は夜パートに集中している。

記事はさらに下へ続きます

レビュー【ほの暮しの庭】夜が待ち遠しい田舎暮らし 不穏なライフシムゲーム

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ほの暮しの庭のレビュー

物語: スローテンポだが、不穏な雰囲気が良い感じ

ほの暮しの庭 レビュー お墓参りをするサザンカとシロージ

ライフシムゲームというと、自由に生活したり作業に没頭したり、プレイヤー自身が好きにゲームを進行できることが多い。

しかし、本作には物語要素がしっかりあり、物語に沿って新要素が登場したり、ゲームが進行する。
物語の展開はゆっくりめで、クエストを攻略しても一気に話が進まないことや数日経たなければ次の展開が起こらないことも多い。
もちろんできることが増えてくると暇つぶしする手段も多くなるので、できることや資金が限られている序盤はもう少し展開が早くてもいいかなと思う。

会話などストーリーが進む際には怪しい雰囲気が漂い、住民は何かをほのめかすような発言をしたり秘密を抱えている思わせぶりな態度で、常に「何かが起こるかも」と思わせてくれる
これが良い刺激になっており、テンポはゆっくりでも「先が見たい!真相が気になる!」という気持ちを途切れさせない。

物語は日本の田舎っぽさムンムンなエピソードが満載だ。
なぜか伝わってきた妙なしきたり、非科学的なのに信じてしまう祟り、様々な場所に宿る神や妖怪、誰が言い出したのか分からないまま広まる怪談。
こういった日本の田舎だからこそ味わえるジトッと居心地悪くなる感覚が満点だ(褒めてる)。
一方で心温まるエピソードもあり、のどかな雰囲気もしっかり味わえる。
日本の田舎の暗さと明るさをどちらも楽しめる物語となっている。

操作性: やや癖はあるが、慣れるとスムーズ

ほの暮しの庭 レビュー 猪の狩り
弓でイノシシを狩る、たくましすぎる子供

ライフシムゲームではキーボード+マウスでのプレイが想定されているゲームも多いが、本作はがっつりゲームパッド向けな操作方法が用意されている。
ゲームパッドでも操れるショートカットが多い。
あまり他のゲームでは見ない操作方法もあるが、プレイしているうちに自然と慣れることができて便利だ。

移動しながらでも持ち物を確認できたり、買いたい商品や達成したい目標はピン留めもできる。
突然お手伝いを頼まれるサブクエストもあるので、できればクエストもピン留めしたいところだ。

また本作は見下ろし視点ではあるものの、地面グリッド(畑などの1マス)は斜め方向に配列されている。
斜め配列が問題というわけではなく、主人公を確実にサッと斜め方向を向かせにくいのが気になった。
ショートカットで斜め向きを指定はできるが、その操作をいちいち挟むのが面倒で、はみ出しながら水やりしてしまうことが多い。
デザイン上、主人公の頭が綺麗に丸いので斜め方向を視認しにくいせいもある。
ジョウロやクワなど複数のグリッドが対象になる道具を持った際には、構えた時点で対象グリット全てがハイライトされると、作業しながら斜め向きになっているかを確認しやすくなりそうだ。

特に進行不能なバグには遭遇していない。
発売当初はストレスに感じる仕様もあったが、プレイ中にアプデが行われて快適になった。

難易度: お金が1番大事

ほの暮しの庭 レビュー マップ画面
誰がどこにいるか、イベント発生場所も
地図を見れば分かるようになっている

攻略に躓くことはない
ゲームオーバーはなく、攻略が難しくなるようなデスペナルティなども特にない。

野菜も畜産物もプレイしていれば確実に品質が上がり、ダンジョン探索でも鉱石や宝石は見つかりやすい。
そこら辺で拾える野草でもスタミナ回復できるので、毎日パワフルに活動できる。
クラフトに必要な素材も適度に面倒くさい程度で集めやすい。

夜の探索でも、お迎えに来るオバケ(深夜にドアを叩く奴)を見れば「今晩はこの戦い方だな」と夜の村に繰り出す前に自宅で準備してから探索に出かけられる。親切なオバケたちだ。

本作で1番難しさを感じるとしたら、金策だ。
この村では何かにつけてお金が必要となる。

野菜の種は良心価格だが、売値も一つずつはあまり高くない。
そのため効率よく稼ぐには、一気に大量栽培したり大量クラフトすることが大事だ。
各作物で1番高く売れる加工方法を調べて大量生産して稼ぐ、もはや庭いじりどころかビジネスとなる。

しかし、効率性を突き詰めてプレイしなくても問題はない。
上述した通り物語展開はゆっくりめで、メインクエストに必要になるアイテムは用意しやすいものばかりだ。
稼ぎまくっておかないとメインクエストを攻略できないといった事態は起こらない。

システム: ライフシムとアドベンチャーの良い加減

ほの暮しの庭 レビュー 祠のスキルツリー

ゲームプレイのメインはもちろん農業やクラフトを行う毎日の生活だが、プレイしているとアドベンチャーゲーム寄りな印象を持つ。
物語要素がしっかりあり、物語によってゲームプレイが縛られる部分もある。
ライフシムで攻略するアドベンチャーゲームといった感じだ。

もちろん他のライフシムゲームにもメインストーリーはあるけれど、進め方や進めるタイミングは自由だったり、メインストーリーそっちのけでも各要素は進められたり、そもそも物語自体が薄めだったりする。
そのため、本作では不自由に感じる部分もあるけれど、物語にしっかり引っ張っられるので「ひと通り開拓したらやる気がなくなった」とはなりにくく飽きにくい。
「真相を知るために野菜を育てる」という意外と新鮮なゲームプレイを楽しめる。

また、多くのライフシムでは夜は寝るだけとなるが、本作では夜には昼とは異なるゲームプレイが楽しめるのも良いところ。
連日連夜同じオバケではなく、「今晩は何が起こるかな」とワクワクしながらベッドに入るという本作ならではの面白さを味わえる。
「今日も1日がんばったな、おやすみ」の後に、「緊張感たっぷりな夜のお散歩に出かけるぞ」が待っており、この緩急あるサイクルが心地良くてプレイをやめられなくなる。

ライフシムゲームは自由度高くなければ楽しくないわけではない。
物語主導型でライフシム、これもまた面白いものだ。

芸術性: 昼も夜も可愛いイラストと環境音に癒される

ほの暮しの庭 レビュー 水車小屋

本作はイラスト調のグラフィックで描かれる。
キャラデザインは可愛く、NPCも老若男女みんな可愛い。オバケも可愛い。
風景は細部まで描き込まれており、葉が飛んで川に落ちたり、虫が飛んでいたり、ゲームプレイに関係のない部分まで演出が用意されている。

BGMは季節や天候、時間帯によっても変わり、癒される良曲が揃っている。

そして、田舎の景色と環境音のセットが最高だ。
実際に田舎暮らししたことがなくとも、郷愁がこみあげてくる。
癒されて懐かしくて、どこか切ない。で、ちょっと不気味さもある。
一方で、オバケだらけの夜はにぎやかで、お祭り気分だ。
攻撃エフェクトもオバケごとに違っていて楽しい。

ただサウンド面では注意が必要で、ホラー演出時に突然大きな音が鳴ることがあるので、プレイ時の音量には気をつけた方がいい。

総合評価と似ているゲームは下へ

ほの暮しの庭の総合評価

ほの暮しの庭

Taca KGO

ほの暮しの庭 レビュー 攻略
物語の魅力
操作の快適さ
難易度バランス
システムの面白さ
芸術性


総合評価

不穏な展開に惹きつけられる、物語を楽しむライフシムゲーム。物語展開のテンポはゆっくりめだが真相が気になりすぎて飽きにくく、日本ならではの田舎暮らしを満喫しながら毎日の作業にも夢中になる。夜には日中と異なるゲームプレイも楽しめるのも魅力。

4.1

長所と短所

良いところ

  • 真相が気になる物語
  • 雰囲気抜群に田舎生活を味わえる
  • 日本の田舎ならではの要素が満載

残念なところ

  • 物語や要素が解放されていくテンポがゆっくり
  • 斜めを向かせる操作が扱いづらい

こんな人におすすめ!

おすすめな人

  • ライフシムなゲームプレイも物語もどちらも楽しみたい
  • 不気味さのある物語が好き
  • 日本の田舎で暮らしたい

おすすめではない人

  • ホラー演出が苦手
  • 自由度の高いライフシムを期待している
  • ライフシムでは恋愛を楽しみたい

ほの暮しの庭に似ているおすすめゲーム

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ほの暮しの庭
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この記事を書いた人

Taca KGO
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ゲームしているだけで幸せな大人ゲーマー。ジャンル問わず面白いゲームに飛びつき、特に探索要素が大好き。ゲーム情報を調べるのも大好きで、日々世界中から情報収集している。
keepgamingon.com の開設者であり運営者。

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