『Eyes in the Dark』レビュー: メイン武器は懐中電灯

『Eyes in the Dark』とは、Under the Stairsが開発したローグライクゲーム

モノクロで描かれるグラフィックが特徴で、2D横スクロールでプレイする。

本作は、PCでプレイ可能。私はゲームパッドを使ってプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。

画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることが出来ます。

Index

あらすじStory

おじいちゃん家

車に乗ってどこかへ向かっている少女。

彼女の名前はヴィクトリア・ブルーム。本作の主人公だ。

ヴィクトリアは先祖代々ブルーム家が受け継ぐ邸宅に招待されており、かなりワクワクしている様子。

現地では大好きなお爺ちゃんが出迎えてくれる予定だ。

どんな豪邸なんだろう。楽しみだ。

eyes in the dark 評価 攻略 the curious case of one victoria bloom

暗すぎる屋敷

そして、やっとお屋敷に到着!

あれ?迎えてくれるはずのお爺ちゃんがいない。

「まあ、いいか、お邪魔しまーす!」と勝手にお屋敷の中に入ってみる。

うわ!暗い!暗すぎ!お爺ちゃんってば、電気代払ってなくて止められた?

と、そこにどこからともなく懐中電灯が転がってくる(誰かが置いていったみたいだけど…)。

とりあえず懐中電灯片手に先に進んでみることに。

おじいちゃーん!ヴィクトリアちゃんが来たよー!

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屋敷の秘密

屋敷を進んでいると、暗闇から得体の知れない化け物がヴィクトリアに襲いかかってくる。

しかし、とっさに懐中電灯の光を化け物に浴びせると撃退できた。

といった感じで、化け物を退治しながら進んでいくと、遂にお爺ちゃんを発見!

ところが、2人が目を合わせた瞬間に、お爺ちゃんは巨大な化け物に連れ去られてしまった。

ここはすぐにでもお屋敷から脱出して警察なりエクソシストにでも通報したいところだけど、ヴィクトリアは勇敢にもお爺ちゃんを救出するためにお屋敷内を進み続ける。

お屋敷のあちらこちらにはヴィクトリアのご先祖様の名残があり、彼女はお爺ちゃんを探しつつも、ブルーム一族の秘密を目の当たりにしていくことになる。

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攫われるお爺ちゃん

ゲームの特徴Features

お屋敷探索

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本作の舞台は上述した先祖代々受け継がれているブルーム家のお屋敷

ローグライクゲームなので、ゲームオーバーになるとマップがランダム生成され、屋敷内の構造が変わる。なんとも奇妙な屋敷だ。

エリアは大まかにリビングや屋根裏部屋などに分かれていて、別のエリアに進むにはエリアボスを倒してを手に入れなければならない。

こうして全エリアにいるボスを倒していくのが大きな流れ。好きな順番で攻略可能。

しかし、本作では最初から一気に全てのボスに挑戦出来るわけではない。

ゲームはに分かれていて、章が進むごとに挑戦できるエリアの数が増えていく。で、その時に挑める全エリアのボスを倒すと次の章に進むことが出来る。

つまり、ゲームが進行するほど1回のプレイで倒さなければならないボスの数が増えていくわけだ。

懐中電灯でピカッ!

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ヴィクトリアはジャンプとダッシュ回避が出来る。

そして、武器は懐中電灯

敵を懐中電灯で照らすとダメージを与えることが出来る。

また、パチンコで照明弾を撃つことも出来る。敵を倒すごとにパチンコ残弾数がリチャージされる。

敵を倒すとスパークが手に入る。これは道中のショップでの買い物や、懐中電灯やパチンコのアップグレードに使用する。が、ゲームオーバーになると全て失う。

一方で、エリアボスを倒したり、特定の目標をクリアすると知識ポイントを得ることが出来て、これはゲームオーバーになっても失わない。こちらは永続効果のアンロックに使用できる。

改造が得意なヴィクトリア

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ブルーム家は代々発明家やアーティストなどが多く、ヴィクトリアも手先が器用だ。

ショップや宝箱から、懐中電灯、パチンコ、ヴィクトリア自身の移動スキルの3種類のパーツを手に入れることが出来る。

これらをそれぞれ装備して強化していくことになるけれど、装備できるパーツの数には限りがある。

しかし、上述したスパークを一定数消費すると装備可能パーツ数を増やすことが出来る。

必要なくなったパーツは分解してスパークに変えることも出来る。

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

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3.5

不思議で不気味なお屋敷を探検して、自分の一族の秘密を暴く。

かなり気になる物語の始まりだ。

しかし、そこからの物語描写はあまりなく、ヴィクトリアがほんのり独り言を喋るくらい。ボス戦前後に「先祖にはこんな人もいたのね」とか。

面白い物語が始まりそうで始まらず。それでも、ヴィクトリアだけは、なぜか「うんうん、そうね」とあっさり先に進んでしまう。

なんか、こう、先祖の亡霊との実りある対話や先祖それぞれの驚きの秘密の思い出を暴くとか、そういうのは?

つかみが良かっただけに物語への期待が高まってしまい、スカーッと肩透かしを食らってしまった。

キャラクターの魅力

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4.0

ヴィクトリアは前向きな女の子だ。

化け物たちにも物怖じせず、巨大昆虫のボスを倒した後も「ああ、気持ち悪かったわ」くらいだ。

ただ、本作でのゲームオーバーはヴィクトリアが化け物に殺されているわけではなく、ヴィクトリアが怖くて怯えすぎて時間が巻き戻っているという設定になっている。

手に入れるパーツはヴィクトリアの新しい靴だったり、細部まで設定が練られているのを見るのが楽しい。

また、拠点では、先祖たちの経歴を見ることが出来るんだけど、本当に多才な家系

ここらへんのご先祖様が、たとえ邪悪だったとしても物語にグイグイ登場してくれると良かったのになあ。おじいちゃん、おばあちゃん、子孫(ヴィクトリア)にもっと絡んで下さい。

操作性

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4.0

本作は、全体的にゆったりめのペース

主人公はキビキビ動くわけではないし、ものすごく精密なアクションが求められるわけでもない。

それでいて、装備するパーツによってガラリとアクションが変わるのが面白いところ。

懐中電灯の光がシャボン玉のようになったりビームになったり、更には2段ジャンプや空中移動できるようにもなる。

ゲームパッドでプレイする場合は、左スティックで主人公を操作し、右スティックで懐中電灯で照らす向きを変える。

照らしながらジャンプするので、ジャンプボタンがRトリガーになっており(デフォルト設定)、他の多くのゲームとジャンプボタンが異なるため慣れるまでは操作ミスしてしまうこともあった。

でも、慣れてしまったら、操作性は問題なし

難易度バランス

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4.0

エリアボスを倒して別のエリアへ進む鍵を開ける時にはスペシャルチャンスという特殊効果を3つから1つ選ばなければならない。

これによりメリットとデメリットが1つずつ付与される。

メリットは獲得スパークが増えるなどで、デメリットは受けるダメージが増えるといった内容。

選択できるとはいえ、デメリットが確実に追加されていくので、進めば進むほど難しくなる。

でも、そんなに厳しいローグライクではない。ショップではスパークさえ払えば体力回復出来るし、そのスパーク自体も溜まりやすい。

特に懐中電灯の光の射程を上げるパーツがかなり強力で、遠くから一方的に攻撃できる卑怯な戦法が出来る。

ゲームシステム

eyes in the dark 評価 攻略 the curious case of one victoria bloom
マップの暗い部分は照らすことで見えてくる

4.0

懐中電灯の光で戦うというのが、まず独特。

照射し続ければ継続してダメージを与えられるなど、光ならではの挙動が新鮮

また、完全に白黒グラフィックというのも独特で、光という本来は形がないものを白色で表している表現方法も面白い

そうした設定の面白さが文字通りまさに光ってるんだけど、ローグライクとしてはやや薄味

マップ構造や敵の種類や動きのパターンがあまり多くなく、「懐中電灯で戦うって珍しいな!」という新鮮さに慣れたら単調になる。慣れって恐ろしい。

物語に関してもそうだけど、システムでも面白くなりそうな下準備が整っているので、勝手にこちらの期待が高くなってしまいがち。

丁寧に作られているゲームであることに間違いはない。が、もっと面白くなれそう

やりこみ要素

eyes in the dark 評価 攻略 the curious case of one victoria bloom

3.5

永続効果をどれだけアンロックするかが1番のやり込み要素。

登場するパーツの種類などが増える。

また、ヴィクトリアのコスチュームを変えることも出来る。

しかし、何回もプレイしたくなる中毒性はあまり高くないので、残念ながらやり込み要素のやる気は長続きしない。

ちなみにクリア後要素もあるので、長く遊ぶことはできる。

グラフィック

eyes in the dark 評価 攻略 the curious case of one victoria bloom

4.5

本作の最大の魅力は、やはりグラフィック。

白黒で統一されており、ティム・バートンの絵本みたいな不気味で可愛いデザイン。

白黒だけで描かれているけれど、プレイしていて見にくいことは全くなく、雰囲気を楽しみながら攻略できる。

私はこのグラフィックに一目惚れして本作を購入した。

常に高いクオリティが保たれているので、私のように本作のグラフィックが好みなら、それだけでも買う価値あり。

サウンド

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4.0

本作は、1922年のイギリスが舞台。

不気味なお屋敷ではあるものの、その時代を感じさせる曲調でオシャレな雰囲気が漂っている。

でも、その曲のバラエティが乏しいのは残念。

総合評価Summary

4.0

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

白黒のみの個性的なグラフィック

設定が独創的

攻略しやすい難易度

残念なところ

物語要素が軽め

リプレイ性が低め

マップや敵のパターンが少ない

オススメな人

芸術性高いゲームが好き

個性的なゲームをプレイしたい

ローグライクでエンディングを目指したい

オススメではない人

ハイペースなバトルが好き

色んな武器を使いたい

歯ごたえを楽しみたい

おすすめ類似ゲーム本作に似たゲームはコチラ

オススメ
ローグレガシー2 Rogue Legacy 2

先祖が絡むローグライクゲームなら、こちらもおすすめ。操作キャラが死ぬと子孫が主人公になるというシステムが面白い。本作と同じく複雑さがないのも魅力。

オススメ
ルイージマンション3

本作とゲーム性は異なるものの、不気味で可愛い雰囲気や光でオバケ退治を楽しむなら、こちらもおすすめ。たっぷりの謎解き要素と、掃除機でオバケを吸い込む気持ち良いアクションも楽しめる高評価作。

Eyes in the Dark
4

メイン武器は懐中電灯

目を惹かれるモノクログラフィックが魅力のローグライクゲーム。

懐中電灯の光で敵を倒すという独特な設定やシステムも新鮮で面白い。

攻略しやすいのも魅力であり、更に面白くなる予感もあり次回作にも期待したい丁寧に作られたゲーム。

Eyes in the Dark
© Under the Stairs Limited 2022. Developed by Under the Stairs Limited. “EYES IN THE DARK” is a registered trademark of Under the Stairs Limited. All rights reserved. Published and distributed by Gearbox Publishing. Gearbox and the Gearbox Software logo are registered trademarks, and the Gearbox Publishing logo is a trademark, of Gearbox Enterprises, LLC.
https://eyesinthedarkgame.com

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