レビュー【GoGo Town】初心を忘れる町長 全て作れる街づくりサンドボックスゲーム

一から全て自らの手で街を作り上げ、住民に仕事を割り振ったり、ダンジョン探索も楽しめるポップで可愛いサンドボックスゲーム『Go-Go Town!』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- 何もない地に町を作り、トップタウン大会で優勝を目指す物語
- 攻略
- 建物や設備を作り、物流や仕事の割り振りなど都市運営も行うサンドボックスゲーム
- 評価
- クラフトや建築の楽しさも、景観を気軽に変えて自分好みの街を作り込める、時間を忘れてプレイしてしまう要素盛りだくさんなゲーム
GoGo Townの概要
| タイトル | Go-Go Town! |
|---|---|
| 開発元 | Prideful Sloth |
| 販売元 | Prideful Sloth |
| 発売日 | 2026年7月17日 (正式リリース) |
| 対応機種 | Switch2/1, PC |
| ジャンル | サンドボックス, クラフト, シミュレーション |
| シリーズ | 新規IP |
| プレイ機種 | PC (ゲームパッド使用) |
開発元はこれまでに『Yonder: The Cloud Catcher Chronicles』『Grow: Song of the Evertree』など、クラフトやNPCとの交流を楽しめるライフシムゲームを手がけている。
GoGo Townのストーリー
放り出された町長

ゲームが始まると、まずはキャラクリエイトだ。
本作は、とある町の町長となるゲームであり、町長にぴったりなキャラを準備する。
チュートリアルも用意されており、町長としてのお仕事を教えてもらうことができる。
しかし、町長という肩書から想像するマニフェスト策定といったお仕事かと思いきや、石を拾うとか木を切るとか、なんだか意外なお仕事を矢継ぎ早に叩き込まれる。
そして、チュートリアルとキャラクリエイトが終わった途端、何もないどこかの地に荒っぽい運転の車が走って来て、後部座席から大きなバッグを落として走り去って行った。
乱暴に地面に落とされた大きなバッグ、その中身は、なんと先ほどキャラクリエイトしたばかりの主人公だった。
トップタウン大会優勝を目指す社長

バッグから飛び出した主人公は、「タウン社の社長」と名乗る者からの電話を受ける。
社長は、トップタウン大会という町の格付けランキングのようなもので優勝を目指しており、主人公はその悲願を叶える役目を背負わされているというのだ。
しかし、そこは何もない更地。ここを町にするにはとてつもない労力が必要だ。
有無を言わせないように主人公を拉致して来たのだろうか。
バッグの中に押し込まれて来たのなら、恐らく主人公は帰り道は分からないだろう。
逃げ道はない、仕方ない、町長のお仕事を始めることになる。
まずは、石拾いからだ。
そう、先ほどのチュートリアルは、ちゃんと町長のお仕事チュートリアルだったわけだ。
GoGo Townの攻略情報
不眠不休で街づくり

本作はひたすら街を作っていくサンドボックスゲーム。
日にちや時間の概念はあるものの、主人公に体力やスタミナゲージなどはなく、就寝時間もなくずっと働き続けることができる。
では時間は何に関係しているかというと、観光客のスケジュールや天候の変化だ。
舞台となる地には最初から駅だけはあり、定期的に観光客がやってくる。
町にお店を建てると、観光客は物を買ったり飲食をする。これが町の収入源となる。
そして、お店だけでなく遊具や観光スポットなどを作っておくと観光客はそれらを利用して楽しむ。
こうして観光客が町で何らかに満足する度にEGOを獲得できる。
このEGOを溜めると、新たな設備や建物の種類をアンロックすることができる。
観光客を楽しませることでお金とEGOを稼ぎ施設を増やして町を拡充する。それと同時にトップタウン大会の目標を達成すると、町のランクが上がる。
そして最高ランクに上り詰めるのがストーリーモードの大きな目標だ。
一方で、本作にはサンドボックスモードもあり、最初から全要素がアンロックされた状態で目標など気にせず自由に町づくりを楽しむこともできる。
仕事の割り振りと建築

本作では町を作るだけでなく、その運営もプレイヤーが行う。
町長のお仕事は多岐に渡る。
- 資源集め
- 林業、漁業、鉱業、農業の4大産業で町を支える
- 鉱山の周囲が鉱業エリアなど、産業ごとにエリアが決まっている
- 各産業のクラフト設備は対応したエリアにしか置けない
- 落ちている木や石を拾ったり、ドリルで岩を削るなどして資源を集めてクラフトを行う
- 働く人として各エリアに住民を設定しておくと、作業を自動的に行ってくれる
- 林業、漁業、鉱業、農業の4大産業で町を支える
- 建築
- 産業エリア外には自由に建物や道を作ることができる
- お金で購入して設置できる建物と、特定の資源を集めて完成させる建物がある
- 完成した建築物は移動や色替えも自由に行える
- 町長の自宅内は内装をカスタマイズできる
- お店の建築と運営
- お店となる建物を設置したら、何屋さんにして誰が働くかを決める
- 何を売るかも設定する
- 商品ごとに必要な資源が異なり、各産業エリアから資源を運んで来る必要がある
- 町の美しさを保つ
- 観光客はゴミを出すので、ゴミ箱を設置したり地面の清掃も行う
- ゴミなど汚い物を見た観光客は満足度が下がってしまう
- 住民のスカウト
- 観光客の中には移住を考えている人がいる
- その人の要望を達成すると住民に加わり働き手となってくれる
探索に出かける町長

町を作り運営することが本作のメインだ。
一方で、舞台となる地には森やダンジョンもあり、街から離れて探索することができる。
そうした場所では移住を考えている人から依頼されたアイテムや、新たな資源や乗り物やレシピ(新たな装飾品がアンロックされる)などを見つけることができる。
また、資源としては扱われない魚や虫などを捕まえることができ、これらはお宝として売ったり展示もできる収集要素となっている。
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GoGo Townのレビュー
物語: 怪しいメインストーリー


ゲームは突然始まり、時おり社長からの電話がかかってはくるが、一方的に喋られて(まくしたてられて)すぐ切られてしまう。
そして主人公にはセリフはない。
というわけで、物語要素はかなり軽い。
しかし、あちこちに怪しげなメモやデータが残っており、そこに社長含めタウン社が隠している事情が書かれている。
ゲーム攻略上その事情を必ずしも追う必要はないけれど、ついつい町にこもりがちになるプレイヤーにとって「他の場所にも行ってみてね」という良い誘導になっている。
また、住民になるキャラのなかには、宇宙人や明らかにアンデッドな者がいるのも面白い。
ただ、住民に加わった途端に話しかけることも会話もなくなってしまうのは少し寂しいところ。
操作性: 作り込めて、リノベーションも簡単


町を機能させるにはクラフトが不可欠であり、プレイヤー自身が資源を集めてクラフトするか、住民に指示して作業を進めてもらうか、いずれかを操作する場面が多い。
そして、そのどちらも快適に操作できる。
インベントリ管理では、アイテムをいくつ移動させるか設定して決定ボタンを押す方式ではなく、ポイポイと一個ずつ移動させる。
面倒に思えるが、実際にはボタンを押し続ければ高速ポイポイができるので、意外と楽ちんだ。
収納箱とアイテムをやり取りする際には、収納箱の前に立ってポイポイすればいいだけだが、たまに収納箱に対象になっておらず道端にばら撒いてしまうことがある。
収納箱が光るとか効果音などのサインがあると分かりやすくなると思う。
とはいっても、収納箱の位置を他の物と密集させないよう置くなど、仕様に合わせた作り方をすれば事故は低減できる。
また、カメラはズームインもズームアウトもでき、建築する際は主人公から離れた位置まで自由にカメラも建築物も動かせるので、全体の景観を見ながら建物の配置を考えられるのが嬉しい。
建物の位置や色もヒョイヒョイと変えることができ、壊して建て直すといった演出などもない。
そのため一度作ったエリアも気軽に配置替えできるのが嬉しい。
サンドボックスゲームではちまちまと作業するのが楽しいものだが、こだわって作ると後から作り変えるのが億劫になりがちだ。
本作ではその面倒くささがかなり少なくなっているので、思い立ったらすぐにリノベーションに取り掛かれる。
その他、大勢のキャラが町を行き交うけれど特にバグもなく、快適にプレイできた。
難易度: 軌道に乗ると、住民が優秀


ストーリーモードでは町のランクを上げていくことになるが、そのために達成しなければならない目標はプレイしていれば自ずとクリアできる内容になっている。
ただ、序盤はかなり走り回らなければならない。
木や石を拾いながら、野菜に水やりをしつつ、お店に材料を届けて、観光客が落とすゴミを焼却炉に叩き込みながら魚釣りへと走る。誰よりも走り回る町長だ。
しかし、住民に仕事が割り振れるようになると、途端に余裕しゃくしゃく町長になる。
「ここに何建てようかな」とのんびり考えている間にも、住民は昼夜問わずクラフトを続けてくれる。
もちろん上手く指示出ししておくことは大事だが、事細かな指示までしなくとも満遍なくクラフトを進めてくれる。
本格的な都市運営シムほど効率性を自分で考えたり細かな設定をする必要はない。
というわけで、走り回る町長の段階を超えてからは、完全に自分の好きな町を作ることに専念できる。
しかし、雇用できる人数は少しずつしか増やせなかったり、配達員(産業エリアから各所に必要資材を届けてくれる)や町のお掃除管理者などはすぐには増やせないようになっており、一気に楽チン町長にはなれないようちゃんとバランスはとられている。
システム: 複雑すぎない都市運営を楽しめるサンドボックス


本作では色んなゲームプレイを楽しめる。
資源を集めまくって建築とクラフトに勤しむ忙しく楽しい序盤から始まり、クラフトや仕事を指示して観光客の満足度を高く維持する都市運営、より効率的にアイテムが配達されるように建築物や道の形状など物流を考える面白さを味わえる。
一方で、魚釣りに興じたり、自宅にこもって内装にこだわったり、のんびり過ごすこともできる。
そして「ここは住宅街にして、こっちは商店街にしてみよう」という大きな都市計画も実現できる。
本作で特に気に入ったのは、サンドボックスでありつつ軽く都市運営を楽しめるところ。
見た目だけでなく機能的にも優れている町作りを考え、作った後は実際に街が動いている様子を眺めることができるのが楽しい。
町での生活まで含めたサンドボックスができるというわけだ。
見た目は二の次にして超効率的な町なんてのを突き詰めるのも楽しい。
カジュアルに楽しめるゲームでありつつ、単純すぎない。
要素が多いので色んな町づくりのアイデアも浮かびやすく、それを実践する操作や過程も面倒くさくもない。
欲張りなゲームだ(褒めてる)。
芸術性: ポップな世界で、外観にもこだわりたくなる


本作は可愛い3DCGで描かれる。
キャラは3頭身くらいで、ファッションアイテムも豊富に登場する。
建築物は自分で細かく配色を決めることもできるけれど、パレットそのままでもいい感じになってしまう可愛いカラーセットも用意されている。
BGMはいくつかのテイストのプレイリストが用意されており、自分の好きなジャンルを選んでプレイできる。いずれもセンスがいい良曲ばかりだ。
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GoGo Townの総合評価
Go-Go Town!


総合評価
クラフトや農業など一つずつの作業から街全体を作り上げることができる、要素が満載なサンドボックスゲーム。都市運営も楽しむことができるが各要素は複雑すぎず、気軽にリノベーションもしやすく、自分好みの街づくりに没頭できる欲張りなゲーム。
長所と短所
良いところ
- 自分の好きなように町を作ることができる
- 気軽に建築したものを配置替えできる
- クラフトや建築だけでなく都市運営も楽しめる
残念なところ
- 住民との関わりは薄め
こんな人におすすめ!
おすすめな人
- 景観にこだわれる建築が好き
- クラフトが好き
- 人々が生活している様子を見るのが好き
おすすめではない人
- 本格的な経済や物流を管理したい
- キャラとの交流や物語に期待している
- 自宅以外の内装も楽しみたい
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