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『Greak: Memories of Azur』とは、Navegante Entertainmentが開発したアクションアドベンチャーゲーム。
手描き調のグラフィックで、ゲームプレイは2Dサイドスクロールアクションとなっている。
本作は、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はPS版をプレイ。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。
画像はタップもしくはクリックすると拡大して見れます。
本作の主人公はクーリンと呼ばれる種族の3兄弟。
末っ子の弟であるグリーク、姉のアダラ、1番上の兄レイデル。
クーリン族は、自然豊かな大地で平和に暮らしている民だけど、実は常にウーラグという蛮族に狙われている。
とはいっても、賢く統率のとれたクーリン族はずっとウーラグを退けて平和を保っていた。
ところが、ある時、ちょっと賢いウーラグが登場し猛攻を仕掛けてきて、クーリン族は壊滅。敗走することに。
ウーラグは各地でやりたい放題。
クーリン族の力の源であるクライブという鉱石も叩き潰し回っている。
そんな大混乱に巻き込まれた少年グリークは、とある偵察隊に救出してもらい、安全な野営地に辿り着く。
野営地にいるクーリン族の生き残りの面々は、飛空船を作り、この地を離れる予定だと言う。
もちろんグリークも共に脱出することに。
故郷を捨てる時が来てしまったのだ。
でも!兄弟の姿が見当たらない。
2人を探し出さなきゃ!このままじゃ、2人と永遠に離れ離れになってしまう。
末っ子グリークの危険な旅が始まる。
本作では、物語の進行に従って各地を攻略していく。
マップ同士がつながっているのでメトロイドヴァニアっぽさを感じる。
が、実際はある程度自由な探索はできつつも、物語の進行によって行ける範囲が広がっていく。
各地では謎解きや敵とのバトルがあり、もちろん時にはボス戦もある。
末っ子グリークから物語は始まるけれど、無事に3人が再会できると、姉アダラと兄レイデルも操作することになる。
十字キーで操作キャラの変更が可能。
末っ子グリークは、短剣で近接攻撃、弓で遠距離攻撃ができる。まだ身軽な二段ジャンプに狭い穴に潜り込むことも出来る。
姉アダラは、一定距離まで攻撃できる魔法で戦う。滑空が可能で、3人のなかで1番長く水中に潜ることが出来る。
兄レイデルは、大剣を振り回し、盾で防御しながら戦う。グラップリングフックも使えるけれど、重装備なので水に溺れてしまう。
という3人の特色を活かしてバトルと謎解きを攻略していくことになる。
上述の通り、3人を切り替えて操作するわけだけど、操作キャラ以外の2人はどうするのか。
PS版では、L2ボタンを押すと、3人一斉に動くか個別に動くかを切り替えられる。
一斉に動くモードでは、操作キャラと同じ行動を他の2人も行う。
操作キャラがジャンプするのと同時に、他の2人もジャンプするといった感じ。
また、R2ボタンを長押しすると、一定距離にいる兄弟が操作キャラの元に集まってくる。
つまり、集合していなければ、各キャラは各自が立っている地点で操作キャラと同じ動作を行うことになる。
3人が集合しているか解散するかは、バトルでも探索でもかなり重要になる。
3人はそれぞれに体力ゲージがあり、持ち物も個別。共有はしない。
探索中に手に入る素材で作る料理やエリクサーなどで体力回復する。
各キャラそれぞれアイテムを持てる個数に上限があるので、持ち物の整理も重要。
物語の面白さ
4.0
見た目はとびきり可愛いグリーク達。
だけど、物語は深刻だし悲劇だ。
野蛮なウーラグの脅威に晒され、仲間達は傷つき、さらに故郷を捨てなければならないなんて。
「悪い奴倒して全部丸ごと解決しちゃおうぜ!」という絶対的勇者伝説ではなく、希望を絶やさず敗走する物語。
これが意外と珍しい筋書きで面白かった。
キャラクターの魅力
4.0
3人兄弟は全員魅力的。
お姉ちゃんとお兄ちゃんそれぞれと再会した時、グリークと同じくらい嬉しくなる。
特にお兄ちゃんが登場した時の頼もしさがハンパなくて、思わず「お兄ちゃーん!」と叫んだほど。
その直後、お兄ちゃんを操作してたら重装備のあまり水没することが判明して「お、お兄ちゃん!?」となったけど。
でも、盾を構えてグリークとアダラを守る姿は頼もしい。
物語でもゲームプレイでも、兄弟愛を猛烈に味わえる。
NPCも良いキャラ揃い。
操作性
3.5
1人だけ操作している時は、操作性良好。
キビキビ動くし、バトルも楽しい。
が、3人まとめての操作となると、なかなか思い通りにいかない。
なぜかというと、集合してピッタリ寄り添って行動していたはずなのに、バラけていく。
例えば、ジャンプ時に誰か1人が足場の縁によじ登る動作になってしまったり。
単に歩いているだけでも徐々にずれていく。
また、バトルになると、操作していないキャラは近くに敵がいると自動で攻撃してくれる仕様。
が、全く攻撃してくれなかったり、逆にやたらと好戦的に敵に駆け寄って行ってしまって隊列が崩れたり。
みんな!集合して!しっかりついて来て!
難易度バランス
3.5
つまずくことなく攻略できる難易度。
だけど、上記の操作性の問題で大変になる場面がちょこちょこある。
特に体力回復は、回復したいキャラに切り替えて、持ち物から食べ物選んで食べて、という作業になる。
ボス戦や複数の敵を相手にしている時はなかなか大変。
上述のとおり、徐々に3人がズレていくので、誰かがいつのまにか被弾していたり、乱戦になると各キャラの位置が把握しにくくなったり。
3人を操る難しさが面白さになっているとも言えるけど、単純に操作性の煩雑さのせいなところもあるので残念。
ゲームシステム
4.0
3人の特色が違いをしっかり活かした謎解きが面白い。
敵は攻撃パターンが様々で、3人のうち相性が良さそうなキャラを選んで撃破するのも面白い。
操作性に気になるところはあるものの、集合と解散のシステムは面白い。最近のゲームでは操作していないキャラが自動で賢く動いてくれることが多いけれど、ちゃんと全員を操る面白さが味わえる。
3人の違いがちゃんと味わえて、バトル、探索、謎解き、物語とバランス良く楽しめる。
が、ボリュームは少なめ。
世界設定がしっかり作られてるし、「続編出ると良いなあ」と思いながらエンディングを見てた。
やりこみ要素
4.0
探索要素は少なめだけど、各キャラの強化や収集要素やサブクエストもちょっぴりある。
素材を好きに組み合わせて料理するのも楽しい。
ただ、全体のボリュームが少なめなので、やり込み要素も少ない。
グラフィック
4.0
手描き調のグラフィックで、キャラは全員可愛い。
カットシーンは、滑らかに動くアニメーションで、グリーク達の表情も豊か(なぜか口の描写はない作風だけど)。
背景も綺麗だし、各地はウーラグに壊されまくってはいるけれど、幻想的な風景が多い。
サウンド
4.0
可愛らしいキャラとは裏腹に物語は壮大で勇敢な曲調が多い。
良い曲ばかりなんだけど、BGMが途切れたり、突然鳴り始めたりするのがちょっと気になった。
BGMのループ再生が上手くいってないのか、何かトリガーがあるのか。
4.0
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
3人全く違うアクションが出来る
3人の違いを活かした謎解き
感情移入する物語
美しい手描き調グラフィック
ボリュームが少なめ
3人同時操作にやや難あり
物語から探索まで満遍なく楽しみたい
謎解きが好き
可愛いキャラが好き
快適操作じゃないとイライラする
たっぷり遊べるゲームを探している
フライパンで戦うジョンと超能力で戦うサン2人を切り替え操作しながら進むアクションアドベンチャーゲーム。本作のように2人の特色を活かした謎解きも楽しめる。魅力的な物語とピクセルアートグラフィックも特徴。
掃除機でお化け退治するルイージが主人公のアクションアドベンチャーゲーム。謎解き要素も多い。ルイージの分身であるグーイージと切り替えながら謎解きやバトルを攻略していく。
集合!集合ーっ!解散ーっ!
美しい手描き調グラフィックが魅力の2Dサイドスクロールアクションアドベンチャーゲーム。
出来ることが全く違う3人兄弟を切り替えながら謎解きとバトルが楽しめる。
Greak: Memories of Azur グリーク アズールの記憶
© 2020 NAVEGANTE ENTERTAINMENT, Published under licence by TEAM17 Digital Limited.