『My Friend Pedro』とは

スウェーデンのDeadToast Entertainmentが開発したサイドビュー型のアクションゲーム。
元は、2014年に無料公開されたブラウザゲームで、基本的なアクションは本作にも引き継がれている。
本作はThe Game Awards 2019にもノミネートされているほど評価も人気も高いタイトル。
現在、PS4、Nintendo Switch、Xbox One、PCでプレイ可能。
ストーリー
ゲームスタートすると、何がなんだか分からないけど、目の前に浮かぶバナナ。

このバナナの名前がペドロだ。
タイトル通り主人公のお友達らしい。

で、そのバナナが主人公の状況や戦い方まで、喋り倒してくれる。
主人公はどこかに閉じ込められている。
しかも、そこは、なんでも食肉に変えてしまうという危ない犯罪組織のアジトだという。

何故捕まっていたのかは分からないものの、見つけた銃を手に取り、盛大に大乱射しながら脱出。

でも、そんな派手に暴れてしまって大丈夫なわけはない。
当然の如く危険な集団を敵に回してしまうことになり、結局お尋ね者になってしまう主人公。
何故か自分を撃ってくる訳の分からない集団をも撃ちまくりながら、バナナと二人三脚(?)で大乱射していく。


銃弾中毒なヒャッハーでぶっ飛んだ展開が続く!
ゲームの特徴
クールさを極めろ
ゲームはステージクリア型。
ステージの順番通りにストーリーも繋がっている。
一度クリアしたステージは、ステージごとに選択してリプレイ可能。

2D横スクロールで左から右へ進んでいくが、敵があちらこちらに配置されている。
みんな主人公を狙って撃ってくる殴ってくる。

ゴールに到達すればステージクリアになるが、それだけではない。
敵をどれだけ撃ち倒したかだけではなく、どれだけ華麗に倒し、どれだけ速くステージクリアしたかでスコアが決まる。
連続して敵を倒すとコンボとなり、スコアは爆上がり。

鮮やかでアクロバティックに倒すほどスコアも高くなる。


スコアによってペドロからのひと言とペドロの表情が変わる
スローモーションでクールに
主人公は銃で遠距離攻撃とキックによる近接攻撃が出来る。
もちろん回避とジャンプもあり。
銃はいくつか種類があるが、二丁拳銃の場合は、片手ずつ別々の敵を狙うことが出来る。

スタミナなどはないが、もちろん銃はリロードしながら使わなければならない。
ステージに落ちているフライパンや可燃性の液体を蹴って大ダメージを与えることも可能。

ただ撃ち倒すより、ステージ上のギミックを使った方が、もちろんスコアは高くなる。
そして、1番の特徴はスローモーション。
主人公は一定時間スローモーションにすることができる。

スローモーションにしながら、正確に敵を狙ったり、敵からの銃弾をかわしたり。
通常スピードでは目も手も追いつかないような鮮やかでクールで超人的なガンアクションが出来る。

このシステムは、『Katana ZERO』に似た感じがする。
シークレット
ステージ上の「いや、そこは行く必要ないし、行きにくいだろ」という場所に黄色の看板のようなものがある。
手に入れるとシークレットモードが解放される。
やり込み要素だ。

評価
ストーリー
キャラクター
ピンチに陥った主人公が幻覚を見ながら、超人的なアクションで暴れ回る。
映画にありそうなストーリーだ。
ただ、そもそも、私はこういうテイストが大好きだ。

そこにバナナ。
なんでバナナ。
ということで物語の掴みは最強。
ジェットコースターのようにトラブルに巻き込まれていく主人公の行く末に夢中。

というか、そもそも主人公って何者?
そう、バナナ以上に謎なのは、そこ。
アクションゲームだけど、ストーリーがめちゃくちゃ気になる。
グラフィック
音楽・効果音
主人公、敵のデザインが良い。
アメコミのようなクールでカラフルな見た目。
特別クオリティの高いグラフィックというわけではないけれど、ストリートな雰囲気が良い!

そして、音楽が最高。
どれだけクールに銃撃出来るかってわけで、そんな気分を高めてくれるノリのいいBGMがズンズン流れる。
BGMだけでもかなりアガる。
操作性
UI
スローモーションがカッコいい。
スローモーション演出大好き人間にとっては、もう大好物オンパレード。

銃は凄い勢いでぶっ放しまくれるし、回避しながらも乱射出来る。
特に左右の銃で別々の敵を狙えるというのは、ありそうでない。
両方向の敵を撃ち散らしていく様は爽快。

ただ、一方の照準を合わせた瞬間にもう一方の照準が突然とんでもない方向を向いてしまうことがあるのが残念。
あと、ジャンプが独特な「ぬんっぬんっ」ともったりした動きで、やや大味なのも残念。
そして、銃撃なゲームだと重要な残弾数が、武器選択時に確認しにくかったのも残念。

進行のテンポ
難易度バランス
バグの少なさ
ステージは間延びしない、ちょうどいい長さ。
やられてしまうと、かなりすぐ直前からリスタートになる。

スローモーションの制限時間は結構長めで、敵を攻撃していると延長される。
というわけで、ストーリークリアは確実に出来るし、テンポもいいし、ゲームボリュームも長すぎず短すぎずいいくらい。

自由度・戦略性
やり込み要素
やみつき度
どこまでカッコ良くなれるかが、最大のやり込み要素。
同じステージを繰り返し練習したり、高難易度に挑戦。

ちなみに、高難易度でプレイすると、それだけでボーナススコアが入る。
総合評価
おすすめ/おすすめではない人


My Friend Pedro
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Copyright 2019 Deadtoast Entertainment