『Riverbond』とは

リバーボンドはすべてが四角いブロックで作られた美しい世界。
9つの土地に分かれ、「エルドラ」と呼ばれる守護霊が人々を導いてきた。しかし、そのエルドラが「黒騎士」の手によってとらわれ、世界に大きな災いが広がっている…。キミは1人の冒険者となって、リバーボンドを救う旅に出よう!
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カナダのCococucumberにより開発されたインディーゲーム。
PS4、Nintendo Switch、PCでプレイ可能。
4人までのローカル協力プレイに対応している。
私はNintendo Switch版をプレイ。
ストーリー
ストーリーが語られる場面は少ないけれど、目的はちゃんとある。
エルドラという神様が各地に恵みや繁栄をもたらしていた。
しかし、そのエルドラ様が何者かに囚われてしまう。

そのせいで、各地の平和が崩れてしまい、種族同士で諍いまで起きてしまっている。

プレイヤーは冒険者となり、トラブルを解決するために各地を巡り、平和を取り戻すために戦っていくこととなる。

NPCの話を聞いていると世界設定が分かってくる
ゲーム内容
クエストをクリアしていく
9つの大地を冒険していく。
それぞれの大地は、いくつかのステージに分かれていて、ステージごとにクエストが設定されている。

「次に進むための鍵などを手に入れろ」だったり、「特定のアイテムを集めろ」だったり、単純に「ボスを倒せ」だったりする。

クエストをクリアすると、ゴールゲートが開き、そこを通るとステージクリアとなる。
9つの大地は、最初から全てプレイ可能。
しかし、ステージ選択画面の左上から順に難易度が上がり、ストーリーもつながっている。


初プレイの際には、左上から順番にプレイしていくのがおすすめ。
攻撃しまくるバトル
主人公が出来るアクションは4種類。
攻撃、ローリング回避、ジャンプ、必殺技。

攻撃は、装備している武器で行う。
武器には、近接攻撃が出来る剣や槍など、遠距離攻撃が出来る銃や弓がある。
全てがブロックなので、攻撃すると木でも柱でもなんでも壊せる。
目の前のもの全てをなぎ倒すのは、単純に気持ちいい。

武器は5種類装備しておくことができる。
初期装備に加え、フィールド上の宝箱から手に入る武器から選んで装備する。
手に入る武器はランダムでハクスラ要素となっている。

装備している武器は次のステージに引き継がれる。


装備していない武器は置いていくことになるので、ステージクリア前に装備している武器は要確認
武器による攻撃以外に必殺技もある。
必殺技は、武器の種類とは関係ない。
主人公の周囲を一気にまとめて攻撃出来る。

そうすると周囲一帯の敵がノックバックして、敵によっては気絶する。
必殺技を発動すると、時間経過でゲージが回復し、また発動することができる。
全てがスコアになる
敵を倒した時、「+90」のような表示が現れる。

これがスコアとなる。
同じ大地であれば、ステージをまたいで引き継がれていく。
コインをとると「+5」のように表示され、一見お金が貯まるのかと思うが、コインもスコアに過ぎない。
本作はローカルマルチプレイ対応なので、各大地の最終ステージをクリアすると、誰がその大地で1番多くスコアを獲得したか、表彰式のようなものが行われる。


ソロプレイだと、この表彰式の時間は終わるのを待つしかない虚無の時間
死んでも速やかにリスポーン
ステージ中に敵に倒されたり、ステージ外に落下してしまうとゲームオーバー。
といっても、すぐに同じステージのスタート地点(もしくは起動した復活の旗)に復活する。

単純に主人公が復活するだけで、特に何もデスペナルティはない。
ローカルマルチプレイでスコアを他プレイヤーと競っている場合、このゲームオーバー→リスポーンの間に、他プレイヤーにスコアを追い抜かれてしまうということになる。

ボス戦で死んで復活しても、ボスの残りHPはそのまま。
死にながらゴリ押しで少しずつ削っていくことが出来る。
まあ、格好良くない勝ち方だけど
やり込み要素
外見は何でもあり
スコアも武器も、プレイする大地が変わると引き継がれない。
しかし、唯一引き継がれるものがある。
それは、スキン。
ステージ開始時に、どんな見た目でプレイするかというスキンが選べる。

スキンは、ボスを倒したり、宝箱から手に入る。

で、このスキン、かなり種類が多いし、予想の斜め上をいってるものが多い。
ウサギや半魚人といった「まあ分かる」っていうものもあるし、他ゲームのキャラを模した「あ、あのゲームのキャラだ!」と嬉しくなるスキンもある。

しかし、なかには、タコスとか握り寿司とかナスとか、「え、いや、これ、キャラなんですか」というものも大胆に登場する。

ゲーム開始画面で「王の庭」を選ぶと、集めたスキンが一同に会してワラワラと動き回っている様子を見ることができる。

武器も何でもあり
上述のスキンと同じく、武器も種類が多い。
もちろん、武器も予想を超えてくるものが多い。

オーソドックスな剣や槍もあれば、船のオールでバシバシ敵を叩きまくったり、矢印マークを突き刺しまくったり、巨大な手のハリセンをぶん回したり。

対峙する敵によって、有利な武器を選んだほうがもちろんいいんだけど、やはりネタ武器を使いたくなってしまう。

こんなもので戦うの⁉︎と驚く武器がたくさん
スキンも武器も、次は何が出てくるのか楽しみ
ゲームクリアより宝箱開ける方が楽しみになる
評価
- 可愛くポップなグラフィック
- 気持ちいいアクション
- ソロプレイでも楽しめる
- 武器とスキン集めが楽しい
- BGMが寂しい
- 初めから全ての大地が遊べてしまう
『Riverbond』は、間違いなくローカルマルチプレイが楽しいゲーム。
可愛くてとっつきやすいグラフィック、分かりやすくカジュアルなゲーム性、スキンも武器もセリフも笑えるものばかり。

ワイワイキャアキャア笑いながら、ゲーマーでもアクション苦手な人でも楽しく遊べる。

「一緒にプレイしよう」と誘いやすいゲーム。
スコアで競うのも良し、協力してボスに挑むのも良し。
が、しかし、私はグラフィックの魅力につられて購入し、まさかのソロでプレイ。
協力や競争は皆無で、ひたすら宝箱を開けて敵を倒す。
でも、実はアクション好きな人にとってはソロプレイの方が楽しめるかもしれない。
敵がワラワラ出てきて大混戦となり、集中攻撃される。
カジュアルゲームのはずが、結構苦戦する
弾幕ゲームとか無双系ゲームが好きな人にとっては、ソロプレイで(の方が)楽しめる。

気になったところは、マルチプレイ時にプレイヤー同士の会話を妨げないためか、BGMがかなりおとなしいこと。
ポップで可愛らしい世界観なのに、控えめBGMでゲームプレイと楽曲の間にチグハグ感を感じてしまう。

そして、初めから9つの大地全てプレイ可能というのが残念だった。
コンパクトなボリュームとはいえ、ちゃんとストーリーがあるし、大地ごとに難易度も変わっていく。
初めてプレイする時は、クリアするたびに順番に大地が解放されていく方が、クリアする楽しみがより味わえると思う。

Riverbond
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