『侍道外伝 KATANAKAMI』10時間プレイレビュー。いつの間にかハマってる和風ローグライク。

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『侍道 KATANAKAMI』とは

「侍道」シリーズからスピンオフ作品が登場!

『侍道外伝 KATANAKAMI』は、辞界(ダンジョン)の魑魅を相手に奥深い攻防を楽しめる和風剣術アクションRPG。
playstation.comより

真面目に侍として立ち振る舞ったり、土下座したり、悪に手を染めたり。
自由で笑える要素も盛り沢山のアクションアドベンチャーゲーム『侍道』シリーズ

これまでに4作品が発売されている。

対立する3勢力が存在し、どの勢力に味方するかを選ぶことでストーリーが変わるマルチエンディングシステムがシリーズの特徴。

本作は初のスピンオフタイトル
アクワイヤが開発し、販売はスパイク・チュンソフト。

現在、PS4/Nintneso Switchでプレイ可能となっている。
私はPS4版をプレイ。

ストーリー

唐突に始まる物語。
本当に唐突。

『侍道』お馴染みの六骨峠にふらりと現れた侍。
それが主人公。

ゲームがスタートすると、すぐに峠の鍛冶屋で事件を目撃する。

鍛冶屋のおっさん堂島の借金のカタに娘の七海が借金取りに連れ去られてしまう。

プレイヤーのこちら側も状況が分からないうちに、なぜか唐突に主人公は娘の奪還をしてやると、堂島に宣言する。

どうやら七海ちゃんに一目惚れしたのか、嫁にもらいたいと勝手に決めたらしい。

というわけで、鍛冶屋の借金返済を、あの手この手で手伝っていくこととなる。

とてつもなく急展開で物語がスタート!
長々とした導入やチュートリアルもなくて、逆に清々しい。

ゲームの特徴

24時間営業侍

鍛冶屋の借金返済するわけなので、お金が貯めなければいけない。

しかし鍛冶屋の堂島は、金策に関しては、完全に主人公頼み。

主人公は、夜はダンジョンに潜り、鍛冶屋の商品となる武器の調達する。

そして、昼間には、夜間のダンジョン探索のための身支度を整えつつ、鍛冶屋の商品管理もしなければならない。。

それらと並行して、武器が売れるように画策したり、借金取りにも対応しなければならない。

昼の間は刻々と時間が過ぎていく。
夜は、時間無制限だが、ダンジョンから帰還すると翌朝になっている。

不眠不休で働く侍。
効率が悪いと、あっという間に借金返済日が迫ってくる。

不思議なダンジョン侍

夜になると鍛冶屋の前にある「一本松」が妖しく光る。

そこから「辞界」と呼ばれるダンジョンに潜っていく。

ダンジョン内は、まさに「不思議のダンジョン」

入るたびに地形も敵もアイテム配置も変わるランダムマップで、下の階層へ降りられる井戸を見つけてどんどん潜っていく。

下に行けば行くほど、強力な武器やアイテムが手に入る一方で、もちろん敵も強くなっていく。

アイテムは宝箱やフィールドから見つかり、武器は敵を倒すとドロップする。

5階層ごとにボスや大量の敵と戦う「祟り場」があり、倒しきると「帰還」、もしくは更に下に進むことが出来る。

本作ではダンジョン部分はローグライクとなっており、ダンジョン内で死んでしまうと所持金と装備品、持ち物も全てを失ってしまう

爽快で忙しいバトル

侍なので、もちろん刀を使って戦っていく。

まず「納刀」と「抜刀」の2つの状態がある。

攻撃には、強攻撃と弱攻撃があり、回避とガードもある。
更に武器によって、上段、中段、下段と構えが変わりアクションも異なる。

ジャスト回避かジャストガードが出来ると「極見」が発動し、敵に大ダメージを与えることが出来る。
いわゆるパリィだ。

そして、「崩し手」と呼ばれる蹴りと投げもある。
これにより、ガードしている敵の体勢を崩すことで、ダメージを与えることが出来るようになる。

また、主人公には体力と活力のゲージがある。

活力は攻撃など何か行動をする度に減っていき、体力回復にも使用できる。

しかし、活力がゼロになってしまうと、とてつもなく強い死神が出現する。

見つかってしまうと、ほぼ確実に瞬殺される。
体力だけでなく活力の残量にも注意しながら探索していかなければならない。

見下ろし視点なのでシンプルそうに見えて、実はやれることが多い。
操作に慣れるまで無駄に納刀と抜刀を繰り返してしまったり、挙動不振侍になってしまっていた。

翌朝全て忘れる侍

敵を倒すと経験値が貯まり、「段位」が上がる。
レベルアップして、体力と活力の最大値が上昇していく。

しかし、力尽きた場合でも自ら帰還した場合でもと、段位は1に戻ってしまう
そこらへんは、しっかりローグライク。

「昇段」した瞬間には体力と活力が全回復する。
大ピンチから一気に強気になれる。
このシステムに何度助けられたことか…!

一方でローグライトな要素もある。
それが、刀の熟練度を表す刀級

同じ刀を使えば使うほど、その刀の熟練度が上がり刀級が上がる。
そして、その刀で使用可能なを覚えていく。

こちらはダンジョンから帰還しても、その刀を所持している限り引き継がれる

お気に入りの刀を使えば使うほど、絶対に失いたくないと必死に。
死んだ時には、アイテムや所持金よりも愛刀を失ったことに1番ヘコむ。

カタナターイム!

敵を倒すと画面左下の「おうぶ」が溜まっていく。

「おうぶ」は3段階溜まるが、1段階でも貯まれば「刀刻(かたなたいむ)」を発動出来る。

ゲージがゼロになるまでの間、主人公の動きが素早くなり、活力も減らない

黄金に光り輝きながら攻撃しまくることが出来る超絶爽快なひと時。

無敵っぽく見えるけれど、敵からの攻撃は受けてしまう。
気が大きくなってブンブン刀を振り回していると、意外とダメージ食らってて慌てるハメに。

刀コレクション

なんと本作には100種類以上の刀が登場する。

敵を倒すと、その敵が使っていた種類の武器がドロップするが、品質や攻撃力などはランダム

気に入った刀は自分専用にしてしまい、いらない刀はお店で売ってしまえばいい。

しかし、刀は使っていると、徐々に耐久度が減っていく。

耐久度がゼロになってしまうと、刀は折れてしまう。

そうなる前に修繕をする。
どういう仕組みなのかは謎だが、鍛冶屋かダンジョン内に現れる鍛冶台で、他の刀を消費して修繕することが出来る。

愛刀の耐久度が減ってくると、瀕死の時のようにハラハラしてしまう!

需要を操作

借金取りは、決まった日に決まった額の取り立てにやって来る。

借金を返済すると、また次の返済日が設定される

『侍道』名物の土下座をすることで支払いを待ってもらうことも出来る、時もあるかもしれない。

主人公がダンジョンでかき集めてくるお金。
主人公が拾ってきた刀や堂島が製作した刀を売って稼ぐお金。

細々と地道にお金を貯めていく。

ここで、主人公は考える。

刀の需要が高まれば、たくさん売れるし高い値段で買ってもらえる。

六骨峠には、『侍道』おなじみの3大勢力である「宿場町」「黒生家」「赤玉党」が互いにいがみ合っている。

いがみ合えばいがみ合うほど、刀が必要になるので、鍛冶屋としては「しめしめ」な展開だ。

特定の勢力の注文にだけ納品したり、夜間に辻斬りしたり。
3大勢力の均衡を崩してしまえば、鍛冶屋に客が殺到し千客万来も夢じゃない!

ちょっとした企みが、どんな抗争へとつながっていくか見守るのがゲスくて面白い。

やり込み要素

手がかかる堂島

堂島は鍛冶屋で刀を製作するわけだが、材料は主人公がダンジョンから調達してくる。

また、主人公の刀を鍛えてもらうことで堂島の鍛冶屋としての腕も上がっていく。

主人公におんぶに抱っこな状態なわけだが、更にストレスを溜め込みやすいという面倒な要素まで備えている。

仕事に打ち込んでいるとストレスが溜まり意味不明なことをやり始める。
というわけで、雑談したり、差し入れをあげたり、おだててあげなければいけない。

七海ちゃんのご機嫌うかがい

親が親なら子も子。

借金取りに捕まっている七海ちゃんは、何をどうしたのか分からないが、新聞にコラムを出している。

捕まった七海ちゃんは可哀想!というわけで、こちらにも差し入れを贈る

差し入れに応じて、七海ちゃん独自の「娘ぽいんと」が貯まっていく。
貯まるとご褒美を貰えるそうだが。

例えご褒美欲しくなくても、放置していると面倒なクエストが発生してしまうという、やっかいな娘だ。

出店

3大勢力からの依頼を叶えていると、各勢力は鍛冶屋のすぐ隣に出店を出すようになる。

道具や衣装の販売、更には共にダンジョンに向かってくれる用心棒まで斡旋してくれる。

各勢力へ貢献していくと、品揃えが豊富になっていく。

しかし、店員同士が喧嘩して斬り合いを始めていることも多々あり、眺めているだけでも面白い。

約10時間プレイした感想

気づいたらハマってた!

感情移入させる胸熱ストーリー展開に派手で爽快なアクション、というわけでは決してない。
しかし、気づいたらハマってた。

「不思議のダンジョン」系ローグライクゲームはたくさんある。
面白いタイトルも多いが、それでも夢中になって長時間プレイしてしまうタイトルは限られてくる。

しかし、本作では、借金返済という明確な目標がある、そして、借金取りが決まった日にちに取り立てに来る。

これが、ローグライク長続きしない病にかかっている私にとっては、すごく良い要素になっている。

お金を持ち帰らねばという目標でありプレッシャーが、ダンジョンに行こうとさせてくれる。
そして期限が決まっているので、毎回丁寧にプレイして無事帰還しようという気持ちにさせてくれる。

そして、もう一つ、バトルアクションが軽快で気持ち良いのも病みつきになるポイント。

見下ろし視点なので、豪快とかド派手というわけではない。
正直、当たり判定が怪しい時や敵が上手く動いていない時も、ごくたまーにある。

しかし、あくまでもローグライクゲームなので気にはならない。
そして、ただ斬るだけではなくパリィも狙えるし、ダンジョン途中でも刀を強化していけるので、バトルに飽きてこない。

毎回レベル1からやり直しになるわけだけど、ポンポンと昇段していくし、刀級もポンポンと上がる。
プレイしていて、テンポ良く強くなっていく実感が持てて気持ち良い

ローグライクだけど、刀刻や刀の種類の多さなど作業感が出てこない様々な要素が盛り込まれていて、とにかく病みつきに!

単純に剣アクションが好きな人やローグライクに馴染みがない人でも楽しめると思う。

ところどころ笑えるポイントも多いのも良い。

ダンジョンから帰還すると評価が表示される。
そこには、土下座でスライディングした距離という項目があったり、「命知らず」や「青二才」といった乱暴な称号も面白い。

状態異常時の主人公の動きもいちいち面白いし、無駄にNPCにぶつかったり斬りかかれたり、「ご依頼」の内容も笑えるものばかり。

それぞれ真剣にいがみ合っている3大勢力にちょっかいを出すのも面白いし、ネタプレイに走るのが好きな人にとっても楽しめる要素が盛り沢山。

今のところ気になるところとしては、ダンジョン内で見にくくなる場所があるところ。

ダンジョンは和風でいかにも妖怪が出そうな雰囲気が漂っていて良い感じなんだが、見にくくなる場所も。
これは、敵を見やすい位置まで誘い出して戦うなどすれば対処は出来る。

しかし、困るのが、武器やアイテムがたくさん落ちている時。

時には多人数相手に戦うことになり、倒していくと、敵のドロップしたアイテムがあたりに散乱する。

そうすると、動くたびに落ちている刀のスペックが表示されて、他の敵とのバトルが見にくくなるので、パリィを狙いたい時などに結構困る。
今後、慣れてくるんだろうか。

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