『Unto the End』レビュー: 死にまくる親父は家に帰りたい

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『Unto the End』とは

unto the end

2 Ton Studiosが開発した2Dアクションアドベンチャーゲーム。

2 Ton Studiosにとって第1作目のタイトルで、高い難易度と惹き込まれる物語を目標にして開発したとのこと。

PS、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。
私はXbox版をプレイ。

あらすじ

極寒の地。愛する妻と娘に槍やらお守りやら渡されて旅立つ父親1人。この父親が主人公だ。

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こんな雪国で暮らしていくのなら何人かで協力した方が良さそうだけど、どうやらこの家族しかいない模様。

で、父親は食糧調達のために狩りに出る。だと思う、たぶん。

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というのも、本作にはセリフはない。なんかモゴモゴモゴと聞こえる言語はあるんだけど、意味は分からない。様子を見て推測するしかない。

で、狩りに出かけたお父さんは、鹿を目の前にして、落とし穴にスポッ。

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うわー。ドサッ。と落ちたら、地中には空洞があり洞窟のようになっている。

しかも、地底人なのか何なのか、よく分からない生物がコチラをチラッと見て去っていく。

ここから、お父さんの決死の帰り道が始まる。そう、本作では、「お家に帰るまでが狩りです」というわけで、気の抜けない危ない帰り道が描かれる。

ゲームの特徴

マイホームはどこ?

本作は2Dサイドビューで、どんどん進める方へと進んでいく。地図はないので地形を覚えるしかないけれど、行ったり来たりするわけではないし、そんなに複雑ではない。

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でも、別れ道やエレベーターがあったり、完全な一本道ではなく、寄り道もある。

しかし、主人公は、そんなにジャンプ力がなくて引き返せなくなることが多いので、探索し逃した所はそのままになってしまいやすい。

道中では資源を集めることができる。回復薬となるハーブ、アーマーになる骨や皮などが手に入る。

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そして、とにかく暗い。明るい地上に出るところもあるけれど、地中の洞窟内はたいまつ片手に進むことになる。

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焚き火で全回復とアーマー作製ができる

見極めが難しいバトル

歩いていると明らかに敵意剥き出しのモンスターに出会う。人間に近い部族にも遭遇する。

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所々でどう行動するか選択できる

主人公はダガーで戦う。基本は剣で。ダガーは、飛び道具として使える。

剣での攻撃には上段攻撃と下段攻撃がある。敵も同じく上下段の攻撃をしてくる。

そして、ガードも上下の2種類で構えることが出来る。敵が上段攻撃してくる構えを見せたら、上段ガードで身構えるといった感じ。

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敵の攻撃を複数回連続でガードすると敵にスキが出来るので、攻撃が成功しやすくなる。スキがあるとはいっても敵はガードしているので、下段ガードしているなら上段攻撃しないとダメージは与えられない。

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また、ローリングで回避することもできる。

敵の動きを見ることが大切なバトルだけど、剣を振ると手に持っているたいまつは落としてしまう。つまり暗い場所では、落としたたいまつ近くで戦わないと、敵の動きはほぼ見えない。戦う場所にも気を配らなくてはいけない。

unto the end
敵の攻撃は他の敵にヒットする
身をかわして同士討ちもさせるのも有効

評価

物語

 

ストーリー  

キャラクター 

ストーリーはほぼ分からない。家に帰りたいことは分かる。

でも、なんで地中に文明らしきものがあって、毛むくじゃらの生物がいて、他の部族がいるのか、分からない。そこらへんは謎が深まる感じで良い。

ただ、なぜ主人公に敵意があるのか分からないし、感情移入はしにくい。アイテムを渡すと手助けしてくれる奴もいて、何がどうして?違いは何?と理解することはできない。

unto the end

ゲームに支障があるわけではないんだけど、物語が楽しい!というゲームではない。

ただ、洞窟の不気味さとか怖さの雰囲気は抜群。訳が分からないおかげで、次に何があるか予想できなくて、ハラハラする。

快適さ

操作性 

難易度 

安定性 

もさもさ

まず、主人公の動きはキビキビしていない。モッサリ動く

でも、バトルや探索中の罠などはギリギリなタイミングが求められることがあるので、このモッサリ操作感のせいでイラッとすることがある。

「さっきのプレイだと許されたのに、今のプレイで死ぬっていうのが解せない」て思うことが多々ある。敵はモッサリしてないので、理不尽さを感じる時も。

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そして、単に暗過ぎたり背景(実際には前景が原因のことが多い)のせいで敵が見にくかったり、敵の上下段構えが視覚的に分かりにくくて、バトルが難しくなっていることが多い。

本作は高難易度が売りの1つになってるんだけど、操作性とか判別しにくさとかで難しくなってるのは、それは違うと思うんだが!と。思わず「死にゲーとは」と語りたくなる事態。

面白さ

 

システム 

やり込み 

発想は良い

地図もなく、暗くて不気味な洞窟をたいまつのみ頼りに進んでいくのが、ハラハラして良い。

広大なマップというわけじゃないけど、どうやったら進めるんだろうって考える部分もあるし、探索は楽しい。

unto the end

上下段を見極めるバトルシステムは、2Dでも駆け引きが楽しめるし、アイデアは良い。上述したように、操作性や精度に難ありでもったいない。

ゲームボリュームは、かなり短くて、やり込み要素はほぼない。アイテム集めるくらい。

「あ、このバトルシステム慣れてきたかなー」「どんな展開していくのかなー」って思ったら既に終盤だった。物足りなさを感じてしまう。

芸術性

 

グラフィック 

サウンド   

ミニマル

ミニマルなグラフィックだけど、別に寂しい感じはしない。芸術性が高い。

unto the end

サウンドは、ほぼ主人公の息づかいと、吹雪の風の音と洞窟に響く足音くらい。

たまに不気味な雰囲気を醸し出す音楽が流れることはあるけど、バトルの時は物足りない。盛り上がるバトルBGMがあると良かったな。

まとめ

物語
プレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
 良いところ
  • ハラハラが続く
  • 駆け引きが楽しめるバトル
  • ミニマルで美しいグラフィック
 残念なところ
  • 操作性が悪い
  • 挙動やアクションの精度が安定していない
  • ボリュームが少ない

総合評価

3.0

オススメな人
  • 個性的なゲームを探している
  • 短時間でクリアできるゲームを探している
  • イライラ耐性が高い
オススメではない人
  • 気持ち良い操作性こそ至高
  • 物語や世界をしっかり味わいたい
  • イライラしやすい

Unto the End
https://www.bigsugar.games
Big Sugar Games© 2020 / 2 Ton Studios© 2020 / Stage Clear Studios© 2020

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