>> 近日発売の注目ゲーム
>> 発売済みの人気ゲーム
※Amazonリンク
>> 近日発売の注目ゲーム
>> 発売済みの人気ゲーム
※Amazonリンク
『キングダムハーツ3 KINGDOM HEARTS III』とは、スクウェア・エニックスとディズニーがコラボする大人気シリーズ『キングダムハーツ』シリーズのナンバリングタイトル第3作目。
2002年に第1作目が登場してから、遂に第3作目。といってもスピンオフタイトルが大量にあるので、文字通りの第3作目ではない。
本作は、過去のナンバリングタイトルと同じく3DアクションRPG。
そして、どのディズニーキャラが登場するのかが楽しみでもあるKHシリーズ。
本作では、遂にピクサー作品のワールドが登場。『アナと雪の女王』から『トイストーリー』といった、近年の大人気映画が多数登場する。
PS5、PS4、Nintendo Switch、Xboxでプレイ可能。私はPS版をプレイ。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。
画像はタップもしくはクリックすると拡大して見れます。
簡単には説明できない『キングダムハーツ』の物語。
すごく乱暴に言うと、強い心を持つ少年ソラが、心を奪って悪事を企てる闇の勢力と戦う壮大なストーリー。
ソラが旅に出るはるか昔から光と闇の戦いは続いており、登場人物も多い。同一人物が心を失ったハートレスと心のない空っぽボディのノーバディとして現れたり。
スピンオフを含めたこれまでの複雑すぎるストーリーは、本作内の「モバイルポータル」と呼ばれるゲーム内のスマホで改めて勉強が出来る。
ちなみに、時系列的には『キングダムハーツ』のシリーズの中で、1番未来にあたる。
過去作で闇の勢力に利用されてしまい力を失ってしまったソラ。
本作では、ソラが力を取り戻す旅に出るところから物語が始まる。
そして、頼もしい仲間たちと再会しつつ、ソラの心に残る大切な「誰か」を救う旅へと続いていく。
シリーズ過去作では、ハートレスやノーバディといった「仮」状態でソラと敵対してきた闇大好きおじさんゼアノート。
これまでたくさんの伏線を張り巡らせつつもソラに邪魔されまくってきた、結局のところKHシリーズの「悪の親玉」であるゼアノート。
本作は、第1作目から続くダークシーカー編の完結作ということで、ゼアノート本体と遂に直接対峙し、手の内が明らかになっていく。
しかし、伏線てんこ盛りなKHシリーズの伝統は守られており、本作でも更なる伏線が登場する。
本作では、ストーリー進行に合わせて、ディズニー映画が元となった各ワールドを旅していく。
各ワールド間を移動する際には、グミシップに搭乗し3Dシューティングを楽しみながら進む。
狭間の空間を自由に飛行しつつ、星座撮影したり、トレジャーを見つけたり、探索要素もある。
またグミシップで航行中には、敵とシンボルエンカウントとなっており、シューティングバトルが繰り広げることになる。
バトルの基本は、キーブレードで「たたかう」近接攻撃、そして、ファイアなどの「まほう」。
そして、過去作のバトルシステムも登場する。
「たたかう」で攻撃を一定数ヒットさせると、フォームチェンジが発動。一定時間キーブレードの形状とソラのコスチュームが変化し、攻撃モーションや追加効果だけでなく攻撃範囲まで変わる。
どんなフォームチェンジになるかは、装備しているキーブレードによって異なる。
「たたかう」ヒットさせてるだけで、自動でポンポンと技が変わり、最終コンボまでつながると派手なフィニッシュ技が発動する。
ソラは敵を倒すことで経験値を獲得してレベルアップする。
また、素材を集めてキーブレードを強化することも可能。
各ワールドでは、ディズニーキャラが共に戦ってくれる。バトルでは、仲間との連携技も使える。
バトル中、連携技のコマンドが出現することがあり、選択すると共に戦っているキャラにちなんだ楽しい技が発動する。
もちろん、いつもの旅のお供であるドナルド、グーフィーとの連携技もある。
また、バトル中に、緑色のシンボルが付いた敵を攻撃すると「アトラクションフロー」というコマンドが発生する。
「アトラクション」という文字通り、遊園地のアトラクションが登場して敵に攻撃することができる。
本作にはフォトモードがあり自己満足のためだけではなく、やり込み要素にもなっている。
背景やオブジェクトには、「幸運のマーク」と呼ばれる、いわゆる現実で言うところの「隠れミッキー」が潜んでいる。これを一定数撮影すると報酬が貰える。
また、様々なディズニー世界を元にしたミニゲームが、たっっぷり登場する。
まず、料理。バトルに有利なバフが発生する料理を作ることができる。『レミーのおいしいレストラン』のレミーと共にタイミングよくボタンを押して料理する。
そして、ゲーム内のスマホで遊べるクラシックキングダム。
ディズニーの昔の短編アニメが元になった単純ルールのゲームになっている。高スコアを叩き出せば、実績解除になる。
その他にも、各所にさまざまなミニゲームが用意されている。
物語の面白さ
3.5
本作では、怒涛の伏線回収、悪の親玉ゼアノートとの対決がどんどんと繰り広げられていく。
過去作はスピンオフ作まで網羅すると、伏線もめちゃくちゃ多くて把握するのは大変。
そもそも、光とか闇とかの概念の哲学バトル。「え?今のセリフはどういう意味?」とか思っているうちに、次の会話が始まってしまう。
一方、ディズニー映画を元にした各ワールドでは、原作と大筋は同じ物語が展開するけれど、ソラは傍観者に過ぎず、話が急展開することも多かった。
シリーズ過去作を知らず、さらに原作のディズニー映画を知らなければ、ちんぷんかんぷんだろう。
良い意味でも悪い意味でもディズニーファンと『キングダムハーツ』シリーズファンにとって最強最高に作られたタイトル。
キャラクターの魅力
4.5
ディズニーキャラはもちろん原作映画があるので、キャラクターとしてしっかり完成されている。原作そのままだし、活き活きとして魅力たっぷりで、みんな楽しい。
私はピクサー映画が大好きなので、『トイストーリー』のウッディや『モンスターズインク』のマイクたちと冒険できるだけで大満足でニッコニコしてプレイしていた。
そして、本作オリジナルのキャラたちも、ここまでのご長寿シリーズだとキャラが確立している。ディズニーキャラたちと逆で暗くて深刻そうな人が多いけど。
ただ、いかんせん登場人物が多すぎる!XIII期間の本名とノーバディ時の名前とか、パッと顔と名前が一致しない。覚えにくい名前ばっかりだし。
めちゃくちゃ個人的な希望としては、会話中に誰かの名前が出る度に顔写真出して欲しい。雰囲気ぶち壊しになるけれど。
操作性
5.0
バトルも探索中もサクサク軽快に動く。
特にバトル中は、攻撃してるだけで派手な技が矢継ぎ早に発動していくので、分かりやすい操作で色んなことが出来る。
ミニゲームもたくさん登場するけれど、ゲーム全体通して、かなり操作性が良い。
プレイしていて気持ち良い。
難易度バランス
4.0
仲間たちが頼もしいし、バトルが楽しいのでソラ自身のレベルアップもさせやすい。
特に苦戦することもなく、ひたすら楽しくプレイすることが出来る。
ただ、本作にはシリーズお馴染みの隠しボスがいる。追加DLCでは更なるバトルもある。
そこらへんになってくると、めちゃくちゃ難しい。
また、ミニゲームで高得点を叩き出そうとすると、これまたかなり大変。
楽しくプレイしつつ、突き詰めようとすればガッツリ歯ごたえが味わえる。
ゲームシステム
4.5
バトルも物語も探索も、全てがスケールアップしていて、過去作を圧倒的に引き離す豪華さと面白さ。
特に、ワールドのマップ構造などがしっかり作られていて、探索が楽しい。
上述したけれど、分かりやすい操作で多種多様で見た目にも派手な技がどんどん繰り出せるのも良いところ。
で、私が本作で1番夢中になったのはグミシップだ。
過去作ではミニゲームな扱いで、正直私は「別にグミシップで移動する場面は省いていいんじゃない?」とさえ思っていた。
が、グミシップでの探索もバトルも楽しすぎ。もはやワールドで歩いている時間よりグミシップに乗ってる時間の方が長いかも。
やりこみ要素
4.0
隠れミッキー探し、ミニゲームの数々。
どこまで遊ばせてくれるのかと思うくらい、やり込み要素たっぷり。追加DLCも含めるとかなり楽しめる。
そして、物語の考察が好きな人なら、光と闇についての論文書けるんじゃないかっていうくらい考察できる余地がある。
グラフィック
5.0
もうディズニー映画作れるレベルで原作そのままのクオリティ。
過去作までは、KHシリーズってそんなに高精細グラフィックという印象はなかったし、街に人はほとんどいなくて大味なマップも多かった。
ところが、本作ではソラたちも高精細化していて、美肌美髪、瞳はキラキラ。
NPCも大量にいるし、ワールドの細かなところまで何かが用意されていて見応えたっぷり。
サウンド
5.0
各ワールドのBGMは、ディズニーの原作映画の曲がアレンジされている。
このアレンジが絶妙で、原作映画の雰囲気そのままにバトルに合った曲になっている。
バトル中には仲間たちが色々喋ってくれるし、終始にぎやかで楽しい。
ディズニー映画には関係ない場面でのバトル曲はかっこいい曲調が多い。
4.0
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
豪華グラフィック
ディズニーキャラと戯れることが出来る
爽快な派手バトル
やり込み要素たっぷり
メインストーリーは難解
原作映画を知らないと感情移入しにくい
カットシーンが連続しすぎる時がある
『キングダムハーツ』シリーズのファン
ディズニー映画のファン
アクションゲームが好き
たっぷりやり込めるゲームを探している
シリーズ過去作もディズニー作品も特に知らない
伏線を追うのが面倒くさい
戦略性高くじっくり戦うバトルが好き
FFキャラが目的でKHシリーズをプレイしている
『キングダムハーツ』シリーズ過去作の振り返りをしながら音ゲーが楽しめるスピンオフ作。本作と続編の間の物語も収録されている。
本作の続編。本作で完結した「ダークシーカー篇」を経て、新たな章が始まる。
KINGDOM HEARTS III キングダムハーツ3
©Disney ©Disney/Pixar
————————————-
Developed by SQUARE ENIX.
©SQUARE ENIX
SQUARE ENIX and the SQUARE ENIX logo are registered trademarks or trademarks of Square Enix Holdings Co., Ltd.