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『Figment フィグメント』レビュー: 脳内でも人生は厳しい

figment フィグメント 評価 攻略

『Figment』とは、BEDTIME DIGITAL GAMESが開発したパズルアドベンチャーゲーム

開発元は、これまでに絵本のようなグラフィックと超現実的な世界観が魅力の『BACK TO BED』を手がけている。

また、本作の続編も発売されている。

本作は、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はPS版をプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似ているゲームも紹介する。

画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることができます。

Index

あらすじStory

脳内世界

ゲームが始まり「どこかの家族同士の会話が聞こえてくるなあ」と思ったら、突然の衝突音。そして、暗転。

不穏なオープンニングから始まったと思ったら、突然夢の中のような誰かの脳内世界で物語は始まる。

そんな世界にいる主人公ダスティーは、全身タイツを着たおじさん?お兄さん?(年齢不詳)で、ブツブツと文句を言いながらうたた寝している。

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相棒の鳥

そんなダスティーを叩き起こしに来たのは、鳥のパイパー

彼女に促されて、脳内世界に悪さをしている「悪夢」と言う名の怪物を追いかけていくことに。

「悪夢倒す意味なんてあるのか」と不平不満タラタラのダスティーだけど、しぶしぶ各地に逃げた「悪夢」を倒しに向かうことに。

ところで、ダスティーや悪夢は、冒頭のあの衝突音で会話が途切れた家族とどういう関係にあるのだろうか。

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ゲームの特徴Features

エリアの名前が解剖学

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本作は、「心の中の世界」という設定だけど、ダスティーが冒険していくのは誰かの脳内だ。

具体的に「大脳シティ」とかエリアに名前が付けられていて、それぞれの脳の部位を反映した光景が広がっている。

リアルな脳の描写というわけではなく、例えば創造性を司る右脳エリアはカラフルで楽しい雰囲気のマップになっている。

一方で、論理的な思考を司る左脳エリアには、計算機など左脳を使うモノが並んでいる。

謎解き

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基本的には、歩き回って道を切り開いていてゲームが進んでいく。

回り道をしたり謎解きも必要。ゲームが進むごとに謎解きも少しずつ複雑になる。

ゆっくり考えることが出来る時もあれば、敵が邪魔をして来て、逃げ惑いながら考えなければいけない時もある。

意外と戦う

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謎解きがメインと思いきや、バトルもある

主人公ダスティーは、木で作ったようなおもちゃの剣で敵と戦う。

アクションスキルが求められるような激しい戦いではないけれど、ダラダラしていると攻撃を受けてしまいゲームオーバーになる。

ゲームオーバーになると直前のチェックポイントからやり直しになる。デスペナルティーなどは無い。

回転斬りが出来たり、ローリング回避したり、全身タイツは意外とアクションをする。

ボス戦もあるけれど、巧みな立ち回りというより回避の仕方や倒し方を探ってパズルを解くように戦う

ちなみに、バトルでは敵が盛大に歌う。

敵は、誰しもが感じるであろう様々な恐怖を象徴しているけれど、暗い曲調ではなくリズミカル。しかも、「悪夢」たちはみんな歌が上手い。

ボス戦での、ボス熱唱ミュージカルは一見、いや一聴の価値がある。

誰かの記憶

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目的地に進む道の途中では、寄り道もある。

正規ルートよりやや難しめの謎解きを解いたり、見逃しやすい脇道を通っていくと、「記憶」が手に入る。

手に入れた記憶によって「誰か」の思い出を知ることが出来る。

集めた「記憶」は「大脳シティ」に集合する。この「記憶」を集めていくと、よりストーリーが味わえるようになっている。

各要素の感想Impressions

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グラフィック、音楽、そしてストーリーと、ゲームの全体の雰囲気が抜群に良い

脳や心の授業で使えそうなくらい、教養にも溢れてる。

可愛らしいグラフィックだけど、ストーリーは大人の心に響く内容。大人になるにつれて忘れてしまった感情を思い出させてくれる。

一方で、ゲームプレイについては、キャラの挙動のもったり感が残念だった。せっかくバトルがあるなら、もう少しキビキビ動くバトルを味わいたかった。

謎解きについては、様々な種類のギミックが登場し、毎回どんな装置なのか楽しみにしながらプレイしていた。

ただ、同じような解き方が連続することがあり、とにかくアイテム集めるだけになっていた部分は残念。

気構えずにゆったり絵本や小説を読むようにプレイするのがちょうどいい感じのゲーム。

総合評価Summary

3.5

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

芸術性の高いグラフィック

脳の概念を上手く表したマップ

大人に響くストーリー

残念なところ

動きがモッサリ

同じ謎解きパターンが繰り返されるところがある

オススメな人

芸術性の高いゲームが好き

パズルや謎解きが好き

脳の構造に興味がある

オススメではない人

キビキビとした挙動じゃないと我慢できない

アクション性が高いゲームを探している

オススメ

Figment 2 Creed Valley

本作の続編。こちらでは心の世界が舞台となり、ダスティーとパイパーの活躍がさらに楽しめる。本作より、敵の種類や謎解きのバラエティが豊富にパワーアップしている。

オススメ

Psychonauts 2

他人の脳内に入り込む高評価アクションアドベンチャーゲーム。こちらも脳を芸術的に表現されていて楽しい雰囲気満点。

Figment フィグメント
https://www.bedtime.io/figment-creed-valley
© 2018 Bedtime Digital Games All rights reserved. Published by Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

どんなジャンルにも飛びつき、探索好きな涙もろい大人ゲーマー。世界中のゲーム情報をチェックするのも大好き。

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