『Chuchel チュチェル』レビュー: サクランボを追い求めるドタバタ毛玉

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『Chuchel チュチェル』とは

CHUCHEL(チュチェル)はコメディータッチのアドベンチャーゲームで、Machinarium(マシナリウム)、Botanicula(ボタニキュラ)そしてSamorost(サモロスト)を手がけたクリエイターが作り上げました。

毛玉の主人公、チュチェルや彼のライバルであるケケルの仲間になって、貴重なチェリーを取り戻すクエストに旅立ち、たくさんのパズルやチャレンジに挑みましょう!

どんなことが楽しめるかって?
とっても陽気で楽しいユーモア、DVAが手がけたワイルドな音楽やサウンド、そして氷の魂をもっていても熱くなってしまうおかしなギャグ。
もちろん、チェリーももらえる!

apps.apple.com

『Machinarium マシナリウム』『Samorost サモロスト』など、独特で芸術的なポイントアンドクリックゲームが大得意なAmanita Design アマニタデザインが開発した。

全身全霊でリアクションしてくれる毛玉マンに、思わずププッと笑ってしまうポイントアンドクリックゲーム

現在、iOS、android、PCでプレイ可能

ストーリー

Amanita Designのゲームには、テキストやセリフが登場しない。
どんな世界なんだろう、どんなストーリーなんだろうと色々と考察してしまうタイトルが多い。

本作でも、もちろんテキストやセリフは登場しない

しかし、『チュチェル』では、考察は必要ない。
かなり単純なお話。

サクランボが大好きな毛玉生物である主人公のチュチェル

ところが、サクランボが「大きな手」に取り上げられてしまう。

さまざまなモンスターと出会いながら、サクランボを取り返すためにあっちやこっちへとドタバタ走り回るストーリー。

プレイヤーは、そんなチュチェルを導いていく。

ゲームの特徴

美しくあたたかい世界

全て絵本のような手描きイラスト調
絵が上手い人の落書きみたいな、白い画用紙に色鉛筆か水彩絵の具で描いたようなグラフィック。

登場するキャラクター達は、モンスターっぽい見た目なんだけど、全員かわいい。
『モンスターズ・インク』みたいなモンスターならでは(?)の可愛さ。

気になるところをタップ

ポイントアンドクリックゲームなので、とにかく気になるところ怪しいところをタップ

そうすれば、何かしらのリアクションが起こるか選択肢が現れる。

基本的には、現れるモンスターに何かをしてサクランボを返してもらうという流れ。

1ステージに1モンスターで、1画面内で解決する謎解きが多い。

十人(モンスター)十色

相手となるモンスターによってサクランボの取り返し方は違う。

何かを起動させることで他の何かが動くといった、ギミックを使った解き方をすること多い。

一方で、アクションゲームのように、タイミングよくタップして進まなければならないことも。

そして、なぜか突然『スペースインベーダーゲーム』が始まることもある。

チュチェルがサクランボを手に入れられるように、とにかく試行錯誤。
色んなところを触っているうちに、「あ!こういうことか!」と何を解くか自体から分かってくる。

お助け看板

同じシーンでタップしまくっていると「もしかして詰まりました?」とサッと看板が現れる

その看板をタップすると、謎解きのヒントが現れる。

看板が現れても、「いえ、大丈夫です!お構いなく!」と無視することも出来る。
見ても別にペナルティはない。

ちょっかい

分岐や寄り道があるわけではないが、タップできるものは多い。

謎解きと関係なくても、特定のリアクションや条件をクリアすると実績解除になる。

正解以外の選択をしても、必ず何かリアクションしてくれる。
明らかに正解が分かっている時でも、あえて不正解を試してみると面白い。

間違えた選択をしても詰まって進行不可能になることはないので、積極的に間違えいきたい。

評価

良いところ

  • 可愛らしくクオリティの高いグラフィック
  • 解き方のバラエティが豊富
  • 思わず笑ってしまうリアクション

残念なところ

  • ボリューム少なめ
  • 謎解きがあまり複雑ではない

感想

大好きなAmanita Designのゲームということで、ワクワクしてプレイを始めた。
相変わらず個性的で芸術的なグラフィックで、すぐに虜になってしまう。

本作では、キャラクターのデザインはポップで、かなりコミカルな展開。

至る所で、小さい芋虫みたいな犬みたいなモンスターとサクランボを取り合うことになるんだけど、『トムとジェリー』を彷彿とさせるドタバタコメディ

そして、謎解きの難易度は過去作よりもやさしめ

何ヶ所かを行ったり来たりしながら、「うーん、うーん」と謎解きする感じではない。
基本的に1画面内で1つの謎解きが完結することが多い。

スマホ向けを想定して作られていること、そしてコメディな雰囲気からも、『マシナリウム』や『サモロスト』といった他タイトルに比べて、幅広いプレイヤーが楽しめると思う。

じゃあ、パズル好きな人や大人が楽しめないかというと、全くそんなことはない。
『トムとジェリー』って、大人でも見入ってしまう。
それと同じ。
老若男女、誰もが楽しめる。

『チュチェル』は、プレイ中もプレイ後も、とにかく笑顔になるゲーム
プレイしていると不思議と笑顔になっている。

サクランボが取れなくて、「うぉああああああ」と全身で悔しがっているチュチェル。
モンスターに思いっきりぶっ飛ばされているチュチェル。
サクランボを手に入れて満面の笑みになっているチュチェル。

画面内を所狭しとドタバタしているチュチェルに、すっかり夢中になってしまった。

謎解きやゲームクリアを忘れて、色んなところをつついて、今度はチュチェルが何をしでかすかとワクワクしながらタップしていた。

そして、モンスターごとに攻略の仕方がガラッと変わるので、頭が柔らかくなるゲーム

もしかしたら、一定のルールに沿ったゲームばかりプレイしている大人の方が楽しめるのかもしれない。

おすすめプレイヤー

ポイントアンドクリックゲーム好きにもおすすめ。
ゲームとしての質が高くて純粋にゲームプレイが面白いし、グラフィックも完成度が高くて見ているだけでも楽しい。

アクションのテクニックは必要ないし、難しいルールを覚える必要もない。
動く絵本を眺めているような感覚でプレイできる。

サクッとスマホで遊べるゲームを探してるという人にもおすすめ。
買い切りゲームなので課金や時間を気にしなくていい。

小刻みにチェックポイントがあるので、ちょっとした時間にプレイ出来て、とにかく癒される。

そして、もちろん『マシナリウム』『サモロスト』などAmanita Designのゲームが好きな人なら絶対おすすめ。
ただ、だいぶポップな内容になっているのはご了承の上で。

一方で、歯応えのあるパズルを解きたいとか、壮大なストーリーを楽しみたい時には、オススメ出来ない。

Chuchel チュチェル
amanita-design.net
© Amanita Design s.r.o.

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