レビュー【Starfield】自由過ぎる宇宙 | 銀河をどう生きるか自由なオープンワールドゲーム スターフィールド

オープンワールドどころか宇宙全てを冒険できる広大すぎてロマン溢れるアクションRPG『Starfield スターフィールド』の攻略情報もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- 様々な派閥がせめぎ合うなか、宇宙の謎を追って自由に旅する物語
- 攻略
- どのクエストをどう攻略するか、誰に味方するか、全て自由なオープンギャラクシーなアクションRPG
- 評価
- 自由度高くロールプレイを楽しめるが、何もない惑星も多く、操作性も難ありで気になる部分も多い
Starfieldの概要
| タイトル | Starfield スターフィールド |
|---|---|
| 開発元 | Bethesda Game Studios |
| 販売元 | Bethesda Softworks |
| 発売日 | 2023年9月6日 |
| 対応機種 | PS5, Xbox, PC |
| ジャンル | アクションRPG, オープンワールド |
| シリーズ | 新規IP |
| プレイ機種 | Xbox |
開発元のベゼスダソフトワークスは、FalloutやThe Elder Scrollsシリーズなど人気オープンワールドRPGを手がけていることで有名。しかし、本作は同スタジオの過去作とは関連のない新規IPとなっている。
Starfieldのストーリー
鉱山に眠る謎の金属

ゲームが始まると、いかつい装備に身を包んだ女性と男性に「危険だぞ」とか「でも、あなたなら出来る」などと喋りかけられる。
状況は全く把握できないけれど、その2人の後について鉱山のような場所に入って行くことになる。
彼らが話している内容から察するに、主人公は鉱山に眠る貴重な素材を採掘する雇われ鉱員だ。
そして、なぜか新人である主人公が貴重素材の反応がある洞窟の奥へ行けと命じられる。
「え、先輩たちが先に行ってくださいよ」と思いつつも進んだ先で、本作の鍵を握る不思議な金属を見つけることになる。
いや、実際には、主人公が気軽にこの金属に触れたことが本作の物語が始まるきっかけとなる。
コンステレーションへのスカウト

なぜ金属に触れたことが重要かというと、金属に触った主人公の頭の中に謎の映像が流れたからだ。
この映像の情報はコンステレーションという宇宙の謎を追い求める団体にとってかなり重要なものらしく、金属と共鳴して映像を見ることができた主人公は一躍重要人物となったのだ。
実は、本作の舞台は2330年の宇宙。
地球は既に住めない環境になっており、人類は宇宙の様々な惑星に移住しているという世界だ。
映像の情報を持つ主人公はコンステレーションに勧誘され、ニューアトランティスという街でメンバーと出会い、団体のオリエンテーションを受ける。
あれよあれよという間に壮大なプロジェクトの中心人物となってしまった。
しかし、別に命令に従う必要などはないという。
宇宙の謎を解明するなら、宇宙で争う勢力に関わろうが、一匹狼で冒険しようが自由らしい。
宇宙船まで支給してもらった主人公は、意気揚々と宇宙へと繰り出していく。

Starfieldの攻略情報
自由なオープンギャラクシー

本作はオープンワールドゲームだ。
メインストーリーはあるけれど、サブクエストや討伐依頼などを好きに受注しながら攻略できる。
ただ、オープンワールドとはいっても、地続きの1つの広い世界ではなく、オープンギャラクシー(銀河)だ。
星図(ワールドマップ)からファストトラベルで各惑星へ移動して探索することになる。
星図上にはたくさんの星系があり、各星系はさらに複数の惑星から成っている。もちろん地球が漂っている太陽系もある。
そして行きたい惑星を選択して惑星上に降り立てば自由に探索出来る。
それぞれに環境は異なり、人が住めない過酷な惑星もあれば、独自の文化を持つ街が栄えている惑星もある。
また、マップから行き先を選んで直接移動するのではなく、宇宙船を自分で操縦して宇宙空間を航行することも出来る。
ただし、宇宙空間では敵対勢力との宇宙船バトルが発生することもある。
どの派閥のどの仕事を請け負うかは自由

上述した通り、主人公はコンステレーションの一員として宇宙の謎を解明していく探検家となる。
これがメインストーリーだ。
しかし、コンステレーションは会社ではないし、ルールもゆるゆるでコンステレーションの任務に専念しなければならないわけではない。
この宇宙にはいくつかの勢力(派閥)がある。
長らく有人星系を統治してきたコロニー連合、コロニー連合の統治に反旗を翻し戦った歴史を持つ自由恒星連盟、宇宙を股にかける巨大企業のリュウジンカンパニー、海賊行為を繰り返す無法者の紅の艦隊などなど。
各勢力ごとに拠点や支配領域があり、人材募集もしている。それぞれ福利厚生も異なる。
主人公はどこの仕事を受けてもいいし、複数の派閥に属することも出来る。
何でも経験値とお金になる

本作では、主人公は経験値を獲得しレベルアップして強くなっていく。
経験値は、敵を倒した時だけでなく、未知の惑星で動植物をスキャンして生態調査をしたり、何かをクラフトした際などにも獲得できる。
レベルアップ時にはスキルポイントを手に入れ、好きなスキルをアンロックしていくことができる。
体力や攻撃力のアップグレードはもちろん、交渉術や宇宙船操作に関するスキルもある。
会話中に選択肢が登場することが多く、時には相手を説得してバトルを避けるなど話術で攻略することも出来るのだ。
また、ボールペン一本から高価な武器さえも様々な物を拾うことができ、売ることができる。
コンステレーションは月給制ではないので、仕事を請け負ったりアイテムの売買でお金を稼ぐことになう。
しかし、所有者がいるアイテムを入手してしまえば窃盗となる。さらには罪のない民間人を攻撃もできてしまう。
こうした犯罪がバレると、懸賞金をかけられたり、投獄されることもあるので注意。
未知の惑星に自宅を構える

探索したりバトルで倒した敵からは資源を手に入れることができる。
それらを素材にして武器の強化や消費アイテムのクラフト、料理なども行うことが出来る。
更に宇宙船をカスタマイズしたり、好きな惑星に拠点を建築することまで出来る。
宇宙には様々な街やお店もあるけれど、全て自作して暮らすこともできるというわけだ。
また、各地にいる職探しをしているNPCを雇って同行してもらったり、宇宙船や自分で作った拠点で働いてもらうことも出来る。
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Starfieldのレビュー
物語: 自由なSF物語

世界の成り立ちを学ぶことができる
本作は、思いっきりSFな物語だ。
「宇宙を旅するぞ、見知らぬ惑星が待ってるぞ、超常現象もあるぞ」といった感じで、お腹いっぱいSFを満喫できる。
超能力ヒーローとか魔法使いではなく、「実際に宇宙で暮らす時代が来たらこんな感じなのかな」と思うような現実寄りのSFだ。
本作では、濃厚な人間ドラマが展開するわけでない。伏線が複雑に絡み合う物語でもない。
物語は旅するためのガイドに過ぎない。
自由に冒険する!これが本作最大のテーマだ。
冒険することがメインなので物語を見せる演出は控えめではあるけれど、参加する勢力や会話の選択肢などによって自分の好きな物語を歩むことができる。
まさにロールプレイングだ。

NPCはたくさん登場する。各キャラには、主人公に対する好感度もある。
ただ、物語の描写自体が軽めでNPCの数も多いので、正直なところ各キャラは印象に残りにくい。
しかし、そのうち喋る機会が多くなるNPCには愛着が湧いて来る。特にコンステレーションのメンバーはそれぞれ個性豊か。同行してくれる機会も多く、仲間感を感じやすい。
また、会話中に選んだ選択肢によってはNPC自身のプライベートなことを教えてくれるので、全選択肢試すぐらい喋りかけてみるのがおすすめ。
個人的には、敵味方全員が戦闘状態になった途端に荒くれたセリフを言い出すのが妙に笑いのツボに入った。
バトル前には落ち着いて話していたのに、戦うことになった途端みんな殺意もりもりに豹変する。
操作性: アクションはスッキリしているが、快適さはイマイチ

重力の低い惑星なら大ジャンプも可能
主人公のアクション操作回りはスッキリしている。
また、プレイ中には、主観視点、三人称視点、遠めからの三人称視点の3つの視点を切り替えることが出来る。
個人的には主観視点があまり好きではないので、視点切り替えが出来るのは嬉しいところ。
とはいっても、おそらく主観視点を基準に作られているので、三人称視点だとキャラの動きがやや大雑把になる。仕方ないところだ。
それより気になったのは、チュートリアルの不親切さとメニュー画面の使いづらさ。
色々なことができるし便利機能もあるけれど、気づきにくく分かりづらい。
最初にヘルプを見たり、メニュー画面を触りまくったり、宇宙情勢含めて自分で学ぶ姿勢が求められる。
また、移動の基本がファストトラベルになっているのは、宇宙が広大すぎるとはいえ残念なところだ。
ミッションリストから目的地にファストトラベルできるのは便利ではあるけれど、ステージ選択してプレイしている気分になる。
オープンワールドの醍醐味である「移動が楽しい」は味わえない。
移動や荷物整理など頻繁に利用する要素をスマートとは言えないメニュー画面で操作することになるので、プレイしていて「面倒だな」と感じる場面が多い。

難易度: 資源豊富で楽しく冒険できる

難易度は選択可能。
さらに、敵のレベルや各惑星の難易度はあらかじめ画面上に表示されるので、自身のレベルと比較してどこから攻略しやすいか事前に把握できる。
また、弾も回復手段もお金も手に入りやすく攻略に詰まることはない。
敵を倒すと武器がわんさか手に入るので、強い装備品を見つけるとバトルは一気に楽になる。
レベルが格上な相手や惑星に無謀な戦いを挑んだり、犯罪に手を染めまくる暴挙に出なければ、楽しく宇宙冒険ができる難易度だ。
一方で、宇宙船同士でのバトル時には操作の慣れが必要で、地上戦より難易度がやや厳しめ。
宇宙船を扱いづらく感じるなら、金に物を言わせて宇宙船のアップグレードを怠らないことが1番の必勝法だ。
システム: オープンワールドより、ロールプレイを楽しむゲーム

とんでもなくでっかい宇宙で何しよう、どこ行こう、果てしない広さに期待が膨らむ!
宇宙船に乗り込んで離陸する演出を見る度に「宇宙ってロマンだよなあ」とワクワクが止まらなくなる。
本作では、そんな宇宙に夢を抱く冒険心をがっちり受け止めてくれる壮大な世界に飛び込める。
文字通りオープンギャラクシーであり、初めて星図を見た時はその大ボリュームっぷりに「どこまで作られてるんだ!?」と驚いた。
ただ、実際には自動生成の不毛で何もない惑星が多く、どデカい空間にポツポツと探索要素のある惑星が浮かんでいるといった感じ。
濃密なオープンワールドというわけではない。
それでも、世界設定はしっかり作り込まれており、選択肢もたっぷりある。
どの勢力に属するか、どの仕事を受けるか、どう解決するかもプレイヤー次第。
悪巧みに加担したり、最初のキャラクリエイトでは最初から賞金首だったり、自宅のローンを抱えているなどユニークなものも用意されている。
オープンギャラクシーでの冒険が本作の大きな目玉とされてはいるものの、探索よりはロールプレイを楽しむゲームと捉える方がおすすめ。

芸術性: SF度満点

宇宙船や宇宙服、未来感満点な建物など、そこかしこから宇宙とSFが溢れている。
高精細な3DCGで描かれており、特に宇宙船が飛び交っている風景や惑星の遠景には惚れ惚れしてしまう。
宇宙が好きな人なら、見惚れてしまう瞬間が随所にあるはずだ。
大勢のキャラが動いている場所などではグラフィックのクオリティが下がってしまう時はあるけれど、装備で見た目も変わるため外見のキャラクリエイトにもこだわって楽しめる。
サウンド面でも宇宙の壮大さを感じるBGMがずっと流れている。耳からも冒険心が盛り上がってくる。
レベルアップした時でさえ、もはや全宇宙に平和もたらしたかのような雄大な効果音が流れる。
また、本作のようなNPCの多い大ボリュームの海外産RPGで日本語吹き替え版があるのは嬉しいところ。
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Starfieldの総合評価
Starfield
総合評価
多彩なNPCや派閥の間でどう生きるか自由度の高いロールプレイを楽しめるオープンワールドアクションRPG。一方で、何もない惑星が多かったり、メニュー画面や操作性の煩雑さなど気になるところも多い。
長所と短所
良いところ
- 圧倒的なボリュームと自由度の高さ
- ワクワクする世界設定とSFな物語
- 自分で物語を辿るロールプレイングを味わえる
残念なところ
- 操作やシステムにとっつきにくさがある
- 何もない惑星が多く、探索の面白さが少ない
- 挙動がやや大味で、UIも煩雑
こんな人におすすめ!
おすすめな人
- 分岐要素のあるロールプレイングが好き
- 宇宙やSFが大好き
- 大ボリュームの超大作をプレイしたい
おすすめではない人
- 自由度が高いと目的迷子になる
- 情報量が多いと面倒くさくなる
- 探索の楽しさに期待している
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