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【Crypt Custodian】安らかに永眠できない猫 – 攻略とレビュー クリプトカストディアン

Crypt Custodian クリプトカストディアン レビュー 攻略

軽快なアクションで死後の世界探検を楽しみ、雰囲気と物語に癒される『Crypt Custodian』。

Crypt Custodianの特徴

  • ストーリー: 死後の世界でお掃除を命じられた猫が宮殿を目指す物語
  • 攻略: 箒で戦うバトルとプラットフォームアクションを攻略する見下ろし型アクションアドベンチャーゲーム
  • 評価: メトロイドヴァニア的な探索とハイペースなバトルが楽しく、物語にも惹き込まれる
Crypt Custodian
【Crypt Custodian】安らかに永眠できない猫 - 攻略とレビュー クリプトカストディアン
総合評価
( 4 )
メリット
  • 分かれ道多めのメトロイドヴァニアな探索をたっぷり楽しめる
  • ハイペースで気持ち良いバトル
  • 雰囲気が良く、物語もしっかり楽しめる
デメリット
  • バトル中のアクションは多彩ではない

『Crypt Custodian』の攻略もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。

Index

Crypt Custodianの攻略情報

Crypt Custodianの概要

タイトルCrypt Custodian
クリプトカストディアン
開発元Kyle Thompson
販売元Kyle Thompson, Top Hat Studios, Inc., H2 Interactive Co., Ltd.
発売日2024年8月27日
対応機種PS5, PS4, Switch, Xbox, PC
ジャンルアクションアドベンチャー, メトロイドヴァニア
シリーズ新規IP
プレイ機種PC(ゲームパッド使用)

ストーリー

死後の世界で目覚めたプルート

Crypt Custodian クリプトカストディアン ストーリー ピップとプルートの会話

1匹の猫が息を引き取った。交通事故に遭ってしまったのだろうか、背景に車が映し出されるなか黒猫のプルートは現実の世界から旅立った。

そして、プルートが次に目を覚ましたのは、死後の世界だった。

まだ自分が死んだことに実感が湧いていないプルートは、死後の世界の案内人だというピップにとりあえずついて行くことにした。

ピップが言うには、死後の世界にたどり着いた者は、宮殿の管理人ケンドラの面接を受けなければならないらしい。

良い霊は宮殿で安らかに過ごすことができ、悪い霊は永久に宮殿から追放されるらしい。閻魔大王の査定ってところだろうか。

死後の世界のルール

Crypt Custodian クリプトカストディアン ストーリー ケンドラに咎められるプルート

宮殿へと向かう道すがら、プルートはふと落ちていた箒を手にした。

手(前足?)に馴染むぞ、この。ブンブンッと振ってみると、近くにあった石像が壊れた。めちゃくちゃ頑丈な箒だな、死後の世界って不思議だ!

ちょうど宮殿への道にはやたらと邪魔な石像が置かれているし、プルートは箒を振り回して石像を壊しながら宮殿に赴き、ケンドラとの面接に臨んだ。

いよいよ始まった面接では、ケンドラがプルートの人生(猫生)を調べていく。野良猫だったプルートは、優しいカップルに拾われて幸せに暮らしていたそうだ。うんうん、これは良い霊認定が下りそうだ。

ところが、面接の最後の最後に、箒で石像を壊したことがバレてしまった。

いや、そもそも隠していたわけではないけれど、何とも気まずいことに、実は、あの邪魔な石像たちはケンドラを象ったものだったらしい。

永久に続くお掃除

Crypt Custodian クリプトカストディアン ストーリー ペブルとの会話

こうしてケンドラのお怒りを買ってしまったプルートは、「箒攻撃のチュートリアルだと思ったんです」という申し開きの機会も与えられないまま、宮殿から追放されることになってしまった。

しかも、持っている箒で宮殿外の掃除をし続けろという強制労働まで命じられてしまった。

嫌だ、嫌すぎる。

しかし、宮殿外にはプルートのように追放された霊達が暮らしているので、寂しくはなさそうだ。

ところが、それぞれ事情があって追放された霊たちの話を聞くうちに、なぜか宮殿外のゴミがなくならないことや、宮殿にあるという不思議な鏡の噂を耳にし始める。

噂の真相は気になるし、掃除も嫌だし、プルートは宮殿に潜り込めそうな道を探し始めた。

攻略のポイント

メトロイドヴァニアな探索で進む死後の世界

Crypt Custodian クリプトカストディアン 攻略 マップ画面

本作は、自由に探索しながら進む見下ろし型のアクションアドベンチャーゲームだ。

各地にボスがおり、倒すと空中ダッシュなど新たな移動スキルを習得して探索できる範囲が広がっていく。見下ろし型ではあるけれど、メトロイドヴァニア的にゲームは進行する。

各地にいるNPCから頼み事をされることがあり、ひと通り解決すると友達になってくれる。こうして友達を増やしていくことがメインストーリー攻略に繋がっていく。

セーブポイントでは装備の付け替えやファストトラベルができるけれど、セーブポイント以外でもマップ画面を開けばファストトラベルができる。

プルートの箒アクション

Crypt Custodian クリプトカストディアン 攻略 バトル
敵の遠距離攻撃は
方向が矢印で表示される

プルートの武器は箒だ。ダッシュ回避やジャンプもできる。

また、敵に攻撃が当たる度に勇気ゲージが溜まっていき、満タンになるとスペシャルアタックを発動することができる。スペシャルアタックは何種類かあり、買ったり拾うことができて、常時1種類装備しておくことができる。

ゲーム進行に伴って習得する移動スキルは、もちろんバトルでも役に立つ。

本作では、敵を倒したり、そこら辺に落ちている黒い塊を殴ると、ゴミを回収することができる。これが本作の通貨となる。

アップグレードはプレイヤー次第

Crypt Custodian クリプトカストディアン 攻略 装備画面

プルートは、宝石のような装備品によってアップグレードすることができる。装備品にはそれぞれ装備コストがあり、上限値までなら組み合わせは自由だ。

装備可能コスト上限値は、各地に落ちている光る玉、その名もそのものな「アップグレード」を拾うと増やすことができる。

というわけで、本作では敵を倒したりレベルアップで強くなるわけではない。また、デスペナルティはなく、ゲームオーバーになってもゴミ(通貨)を失うことはない。

記事はさらに下に続きます

Crypt Custodianのレビュー

物語: 雰囲気と可愛さに癒されつつ、泣けるエピソードも

Crypt Custodian クリプトカストディアン レビュー ミラの写真

世界設定だけでもユニークだ。そして、軽いノリのジョークやクセ強めなNPCが多く、笑いどころが多い

しかし、本作は死後の世界だ。そう、みんな何らかの事情で死んでいるのだ。

プルート含め各キャラの過去が語られる場面では思わず涙してしまうこともあり、無念のうちに亡くなった切なさや、大事な人との別れを惜しむ悲しさに胸が打たれる。長ったらしいセリフや文章に頼らず「死」にまつわる感情を引き起こしてくれる。

本作にはやり込み要素として、各地で拾える各キャラの写真を集めることができる。拾った写真を見ると、NPCの事情をよく知ることができるので、絶対に集めた方がいい。

そして、各NPCの事情が徐々にメインストーリーに繋がっていくのも面白く、物語の行く末が知りたくてキビキビ動くプルートよりも前のめりになってプレイしていた。

操作性: 俊敏なアクションと分かりやすさは好感度大

Crypt Custodian クリプトカストディアン レビュー 空中ダッシュ中のプルート

本作のバトルやプラットフォームアクションはハイペースだ。

プルートはシュンシュンと軽快に動き、当たり判定は妥当。ギミックには作動している時間に限りがあるものも多く、素早く正確に動かなければならない。

でも、ジャンプ中には着地点となる位置が地面に表示されるので微調整しやすいし、敵が攻撃してくる時にはマークや効果音でしっかりお知らせしてくれるのが親切。

プレイしていて「どういうこと?」とか「えーっと?」と疑問に思うことは一切なく、全て分かりやすい。

逆に、多種類の武器や様々なスキルを使い分けるといった戦術の幅は狭めではある。

プレイしていてバグもなく、ファストトラベルすると一瞬で移動するし、快適に軽快にプレイすることができる。

難易度: 攻略しやすく、ヒヤヒヤ感も味わえる

Crypt Custodian クリプトカストディアン レビュー ストーンゴーレム戦

本作は3段階から難易度選択ができる。私はデフォルトの「ふつう」でプレイ。軽快なプレイ感覚と同じくどんどん攻略することができて、特に詰まることはない

しかし、ぬるいというわけではない。本作には回復機能や消費アイテムという概念がなく、セーブポイントで回復することになる。

そのため、ショートカットを見逃さないように開通しつつ、丁寧なプレイが求められる

特にボス戦では怒涛の弾幕攻撃をされることや、限られた足場で全敵を倒さなければならなかったり、気持ち的にもハイペースに慌てることがある。

難しいわけではないけれど、ちゃんと集中しなければならない。良いヒヤヒヤっぷりが味わえる。

ちなみに、マップに行き先や取り逃がしアイテムを表示させるなど便利機能を買うことができるので、探索が苦手な人にはおすすめ。逆に探索好きな人は買わない方がいい。

システム: 探索もバトルも謎解きもバランスが良い楽しいゲーム

Crypt Custodian クリプトカストディアン レビュー ダゴバグとの会話

本作は見下ろし型ではあるものの探索できる場所が増えていくメトロイドヴァニア要素が面白いところ

寄り道はかなりあり、ある程度の順番はあるけれど自分で道を見つけながら進んでいる感覚がしっかり味わえる。

道中では、エリアごとに異なるギミックが登場し、アクション交えた謎解きも面白い。

どの要素も簡単すぎず、でも軽快に進められるのが本作一番の魅力だ。探索がメインというと、じっくりあちこち見ながら進むことが多いけれど、本作は駆け足で探検!といった感覚だ。

また、敵が爆発するなど不利な縛りが発生するけれど目標達成すると報酬が得られる「呪い」や、ノーダメージで全敵を倒しきると報酬が得られる「宝箱」など、各所にピリッとしたチャレンジがある

そうしたチャレンジやNPCの配置がちょうど良く、確実に先に進んでいる感覚を味わいやすいので、より熱中しやすい。

芸術性: 爽やか可愛いグラフィックに、癒しのBGMが流れる

Crypt Custodian クリプトカストディアン レビュー バーのジュークボックス
バーで流せるレコードを集めるのも
やり込み要素の一つ

絵本のような可愛いグラフィックで描かれる。

キャラの見た目はゆるめで、悲しい過去を持っているキャラでも見た目のゆるさで深刻になりすぎず物語を追うことができる。

そして、本作はBGMがめちゃくちゃ癒し

ボス戦や強制バトルではアップテンポの派手めな曲調に変わるけれど、探索中の曲は癒し。ゲームプレイはハイペースではあるけれど、BGMが癒しなので長時間プレイしていても心地良い。

BGMは本作開発者さんの過去作と同じく、開発者さんの兄弟が担当しており、相変わらず素晴らしい曲ばかりだ。

サントラはこちら

メインアーティスト:Eric Thompson
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総合評価と似ているゲームは下へ

Crypt Custodianの総合評価

Crypt Custodian

Taca KGO

Crypt Custodian クリプトカストディアン レビュー 攻略
物語の魅力
操作の快適さ
難易度バランス
システムの面白さ
芸術性


総合評価

物語や雰囲気が魅力的で、軽快なアクションでメトロイドヴァニアな探索に熱中できるアクションアドベンチャーゲーム。ちょうど良い難易度バランスも良いところ。

4
おすすめな人ハイペースなアクションが好き
メトロイドヴァニア的な探索が好き
物語を楽しみたい
おすすめではない人プラットフォームアクションがかなり苦手
多彩な武器やスキルを使い分けたい
弾幕ゲームが苦手

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Islets

  • 本作開発者さんが手がけたメトロイドヴァニアゲーム
  • 割れてしまった浮島を合体させながら探索するのが特徴
  • 爽やかな可愛さと操作しやすさはこちらでも味わえる
Ogu and the Secret Forest オグと秘密の森 レビュー 攻略

オグと秘密の森

  • 見下ろし型で自由に探索できるアクションアドベンチャーゲーム
  • 本作より謎解き寄りで、笑いどころもたくさんあり
  • こちらは超頑丈な虫取り網で戦うゼルダライクゲーム

Crypt Custodian クリプト カストディアン
© Kyle Thompson. All rights reserved. Licensed exclusively to Top Hat Studios, Inc. Published in Asia by H2 Interactive Co., Ltd.
https://tophat.studio/games_CryptCustodian.html

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

どんなジャンルにも飛びつき、探索好きな涙もろい大人ゲーマー。世界中のゲーム情報をチェックするのも大好き。

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