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『A Short Hike』レビュー: ひたすら寄り道したい

a short hike 評価 攻略

『A Short Hike』とは、adamgryuが開発したアドベンチャーゲーム

Adam Robinson-yuさんが、ほぼ1人で開発したとのこと。

本作は、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はNintendo Switch版をプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。

画像はタップもしくはクリックすると拡大して見れます。

Index

あらすじStory

都会っ子が田舎に

とある夏の日、メイおばさんに連れられて、ホークピーク州立公園にやって来た主人公のクレア

クレアは鳥(ツバメ?)の女の子。都会っ子のクレアは、自然いっぱいな雰囲気になかなか馴染めない。

携帯に電波が入らないと不安になってくる。

そんな今どき若者なクレアに、メイおばさんはホークピークへのハイキングを勧める。

山のてっぺんくらい高い所に行けば、電波も入るかもしれない。

「スマホ大好きっ子か」と思うけど、クレアには何か事情があるようだ。誰かからの電話を待っているようだ。

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道中を楽しんで

メイおばさんのアドバイスに従い、クレアは山の頂上目指してハイキングに出かけることにする。

道すがら、個性的な地元の住人や他の観光客に挨拶して、ちょっと助け合ったりもする。

こうしてクレアのある夏の日のハイキングが始まる。

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ゲームの特徴Features

ゴールが決まっているだけ

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オープニングのメイおばさんとの会話が終わったら、どこに進んでもいい

ハイキングじゃなくて、海で泳いだり(鳥が泳ぐって不思議だけど)、釣りやボートなど海を満喫。

はたまた、ダラダラ徘徊して、そこら辺の動物たちと無駄話、世間話、噂話。

看板の案内を頼りに、せっせとホーグピーク頂上へと進む(これが本作の本来の目的)。

ホーグピーク州立公園は、真ん中に山がある島になっていて、島一周に様々な景色が広がっている。

どの道を、どんなペースで、寄り道するか、迷子になるか、全て自由だ。

広大というわけではないけれど、オープンワールドだ。

鳥だから、鳥だけど

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クレアの基本動作は歩く。ハイキングだから当たり前といえば当たり前なんだけど。

また、ジャンプとグライド(滑空)も出来る。

そして、黄金の羽を手に入れると空中で羽ばたいて高度を上げることも出来る。黄金の羽は、スタミナのようなもので、所持している枚数分だけ空中で羽ばたくことが出来る。

また、「クレアは鳥」という概念を完全無視して、崖上りも出来る。

両翼でガシィッガシィッと岩肌を登る、驚きのクライミング技術。これもスタミナである黄金の羽を消費しながら登っていく。

黄金の羽は、時間経過で回復する。

「誰かのために」が「自分のため」

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ハイキングを楽しんでいると、さまざまな人々(動物)に出会う。

単にアドバイスをくれる人もいれば、何やら意味ありげに困っている人もいる。「サブクエストだよー!」とチラチラとこちらを見ている人も。

何かをなくした人には、落とし物をどこかで見つけて届けてあげる。すると、お礼がもらえる。上述の黄金の羽だったり、他の誰かが探しているアイテムだったりする。

積極的に他人に絡むほどハイキングは充実したものになっていく。

ホークピーク登頂には、ある程度の黄金の羽が必要なので、ゲームクリアのためにも見つけたサブクエストは攻略しておいた方がいい。

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

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4.5

「ほのぼの可愛らしいお話だな」なんて思ってたら、意外と綺麗事ばかりじゃない

見た目が可愛らしいゲームにありがちな無駄なあざとさも感じない。

セリフがスルスルと染み込んでくる。そしてエンディングにはグッとくる。

とても素敵な物語だ。


キャラクターの魅力

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4.0

登場するキャラは、みんなのほほんとしてて良い。

それぞれ譲れないこだわりを持っているNPCばかりで、その人の話を聞いてるだけでも面白い。

クレアは、ほんの少し冒険して、ほんの少し親切になりたい。そんな彼女の気持ちには感情移入しやすい。


操作性

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4.0

崖上りや滑空などやれることは意外と多い。

でも、操作はシンプルで、思った通りにスイスイ動く。

なんと言っても滑空が気持ちいいし、滑空はスタミナ消費しないので思う存分飛んでいられるのが最高。


難易度バランス

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4.0

複雑な操作もないし、どんな人でも楽しめると思う。

ゲームオーバーやミスという概念はない。サブクエストも探しやすいし攻略もしやすい。


ゲームシステム

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4.0

バトルも謎解きもなく、ただ散策しまくって、いわゆる「おつかいクエスト」をこなしていく。

でも飽きないどころか夢中になってるから不思議。ゲームボリュームやキャラ配置やマップ構造が絶妙。

本当にちょっとハイキングした気分になれる。癒しと元気がもらえる素敵なゲームだ。


やりこみ要素

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4.0

寄り道がたくさんあって、やり込み要素もしっかり楽しめる。

みんなのお手伝いしまくってコインを集めて帽子を買ってみたり、誰かとレースしてみたり、ボートで爆走したり。

もはやハイキングどころじゃなくなってる気がするけど。

本作は寄り道こそが醍醐味。これからプレイする方は、ぜひ先を急がずプレイして欲しい。


グラフィック

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4.5

ドット絵グラフィックなんだけど、ピクセルの大きさを選ぶことが出来る。私は最小ピクセルを選択してたので結構滑らかに見える。


サウンド

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4.5

とにかく平和で穏やかで癒しな雰囲気がすごくて、ゲーム開始5分でマイナスイオンが漂い始めた。

\サウンドトラックはコチラ/

メインアーティスト:Mark Sparling

総合評価Summary

4.0

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

寄り道が楽しい

のどかで平和

心にしみる物語

残念なところ

視点が荒ぶる時がある

オススメな人

平和なゲームが好き

都会の生活に疲れてる

短時間でクリアできるゲームを探している

可愛いもの好き

オススメではない人

白熱バトルや複雑なゲームを
求めている

長時間プレイできるゲームを探している

セリフを読むのが面倒くさい

オススメ
The Touryst

おじさんが観光地で観光する…と思いきや、謎解きやちょっとしたバトルもある。本作と同じく穏やかで楽しい雰囲気が溢れているアドベンチャーゲーム。

オススメ
Celeste セレステ

本作と同じく山の頂上を目指す物語。しかし、こちらは高難易度アクションゲームだけど、内省的な物語も楽しめる高評価作。

A Short Hike
Copyright 2020 Whippoorwill Limited

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

どんなジャンルにも飛びつき、探索好きな涙もろい大人ゲーマー。世界中のゲーム情報をチェックするのも大好き。

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