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『Lake』とは、Gamiousが開発したアドベンチャーゲーム。
ゆったりしたゲーム性が特徴。
本作は、XboxとPCでプレイ可能。私はXbox版をプレイ。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。
画像はタップもしくはクリックすると拡大して見れます。
1986年のアメリカが舞台。
主人公のメレディスは、都会でソフトウェアの開発をして忙しく暮らしている。
新しいソフトを完成させて、ひと段落。
メレディスは、仕事のキリがついたところで、2週間の長期休暇をとる。
この2週間は、故郷であるプロヴィデンスオークスで過ごす予定だ。
ちなみにプロヴィデンスオークスは、アメリカ西部のオレゴン州にある田舎町だ。
実家に滞在することになるメレディス。
両親は旅行中で不在。1人静かな休暇。
というわけではなく、なんとメレディスは2週間の間、町の郵便配達屋さんとして働くことになっている。
お父さんの代役ということらしい。
郵便配達しながら、懐かしい人や景色と再会し、そして新たな出会いも。
いつもと違うゆったりした生活の中で、メレディスは何を思うのか。
本作では、1日ずつゲームが進んでいく。1日が1チャプターみたいな感じ。
1日の始まりは郵便局から。
その日の配達が地図に表示されていて、全ての配達を終えたら、郵便局に戻って1日が終了する。
配達するものは、手紙と小包。移動は郵便配達用の車と徒歩。
手紙は家の前のポストに、小包の場合は玄関の呼び鈴を鳴らす。応答がある場合もあるけど、留守の場合は玄関前に放置でOK。
連絡なしの置き配で大丈夫な平和な町だ。
小包を届けた際など、知り合いになる住民がいる。
もちろん昔の知り合いもいる。
彼らとは会話が楽しめて、そのなかでは選択肢も登場する。
選択肢によっては仕事外の時間に会ったり一緒に何かする約束をとりつけることもある。
どう返答するかはプレイヤー次第。それによって物語が変化していく。
物語の面白さ
4.0
懐かしい。
いや、これはメレディスの故郷だし、メレディスの物語なんだけど
なぜか一緒に「懐かしい」って思ってしまう。
疎遠になってた幼馴染や、大人になってから見る故郷の風景。
懐かしくて心があたたまるんだけど、なぜか少し切ない。ああ、これが哀愁ってやつか。
悪魔が攻めてくるわけじゃないし、突然住民がゾンビになるわけでもない。そういうゲームじゃない。
主人公と共にしみじみと哀愁に浸れる癒しの物語だ。
キャラクターの魅力
3.5
あー、いるいる、こういう人いる。
町の住人たちは皆んな事情は違えど、帰郷するといそうな人ばかり。
世話好きなおばちゃん、頼りになるおじちゃん、生意気で可愛いティーンエイジャー。
自分の知り合いに重なる人も多いんじゃないんだろうか。それで余計に感情移入しやすくなる。
故郷にいそうな人って万国共通なのかな。
操作性
3.5
本作はゆったりプレイするゲーム。そんなに精密な挙動は必要ない。
なので、特に操作性は問題なし。
でも、歩くスピードが他ゲームに比べてゆっくりだし(早歩きは可能だけど、そんなに早くない)、車の乗降でいちいちロード画面をはさむし。
他のゲームに慣れてると、もどかしく思うこともあるかも。
表示が出なかったり、車に乗れなくなるバグがあるのは残念。
難易度バランス
3.5
本作は物語を楽しむゲームで、難しいことは何もない。
車は自動運転もあるし、配達するお宅じゃないと配達アクションもできないので誤配の心配もない。
会話の選択肢で迷うくらいだろう。
NPCからの誘いを断りまくってると、仕事以外ほぼ何も起きないので、説教的に他人に絡んだ方が本作を楽しめる。
ゲームシステム
3.5
本作は、ゲーム性より、物語や雰囲気を楽しむ作品。
それが楽しめるなら、本作の癒しの雰囲気に包まれて「ふぅーーっ」とひと息つく体験が出来る。
忙しない毎日の中、ふと足を止めさせてくれるようなゲームだ。
ただ、そこが楽しめないと「退屈じゃん」で終わってしまうと思う。
奇抜なゲームというわけではく、ゲーム性の部分で人を選ぶゲーム。
やりこみ要素
3.5
特に探索とか収集要素とかはない。
町の人との会話でどの選択肢を選ぶか、それが最大のやり込みだ。
でも、正直、優しい住人の皆さんにとって嫌な奴にはなりたくない。「この冷たく突き放すセリフ選んだらどうなる?」みたいなのを試したくはならない。
リプレイして他の分岐を見てみようとは思わない。これが、私が選んだ物語だ!で終了。後味も良い。
グラフィック
3.5
やや荒めのグラフィック。
でも、遠くに見える山や本作のタイトルになっている湖の風景が美しい。
陽が当たる角度も変わっていくし、本作の物語が展開する季節は秋。自然豊かな町を彩る紅葉が美しい。
サウンド
4.0
BGMのほとんどはメレディスが乗る車で流れるラジオ。
土地柄もあるんだろうけど、アメリカンカントリーな曲ばかり流れる。
これが風景と合っていて、最高。癒し。
3.5
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
感情移入しやすい物語
ゆったり癒される雰囲気
選択肢によって物語が変わる
ややもたつきを感じる操作性
バグがたまに発生する
物語を楽しみたい
まったり癒されたい
故郷が懐かしい
しばらく帰省できていない
バトルや探索などを楽しみたい
ゆったりしたペースが苦手
分岐要素が苦手
配達がテーマのゲームならこちらもオススメ。道中は危険だしバトルもあるし、全然まったりできないけど。高評価オープンワールドゲーム。
都会っ子(鳥だけど)が田舎でハイキングをする、かなり癒される高評価アドベンチャーゲーム。本作と同じく、「ゆったりペースで良いんだよ」と思わせてくれるゲーム。
Whitethorn Digital & Gamious 2021
https://www.gamious.com/portfolio/lake/
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