レビュー【Monument Valley 3】もっと騙されたい | 騙し絵を使ったパズルアドベンチャーゲーム

騙し絵を使った目から鱗が落ちるようなパズルと美しく幻想的な芸術性を味わえる高評価パズルアドベンチャーゲーム『Momument Valley III』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
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- ストーリー
- 灯台守のムーアが新たな光を探して旅する物語
- 攻略
- 騙し絵のトリックを利用して道をつなげムーアを導くパズルアドベンチャーゲーム
- 評価
- 圧倒的に美しい世界で、様々なギミックざ登場する良質パズルを心地よく味わえる
Monument Valley 3の概要
タイトル | Monument Valley III |
---|---|
開発元 | ustwo games |
販売元 | ustwo games |
発売日 | 2024年12月10日 |
対応機種 | PS5/4, Switch, Xbox, PC, iOS, Android |
ジャンル | パズルアドベンチャー |
シリーズ | Monument Valley |
プレイ機種 | PC(マウス使用) |
Monument Valley 3のストーリー
見習いのムーア

本作の世界は灯台の光によって保たれている。
そんな世界の超重要施設である灯台を守るのが灯台守。
その新人さんが主人公のムーアだ。
ムーアは見習い中であり、先輩灯台守に導いてもらいながら灯台の光を絶やさぬよう光を足すお仕事に勤しんでいた。
灯台の光

修行という名のチュートリアルが終わる頃、突然赤い光が現れ、灯台の光が消えてしまうという大事件が起こる。
途端に世界は崩壊して水没し始め、灯台は粉々に、人々も散り散りになってしまった。
崩れまくった世界でムーアに残されたのは灯台守が使う杖だけ。
この杖さえあれば、なんとかなるかもしれない。
砕けた世界を再生するため、プレイヤーはムーアと共に新たな光を見つける旅に出る。
Monument Valley 3の攻略情報
ステージごとにゴールを目指す

本作はステージクリア型のパズルゲーム。
各ステージで、プレイヤーは主人公ムーアをゴールへと導いていくことになる。
ムーアが歩く道を繋げるパズルを解くことになり、ステージごとに異なるギミックが登場する。
ちなみに、プレイヤーはムーアを直接操作するのではない。
画面上の特定の場所をクリックするとそこにムーアが移動する。
一方で、ギミックは直接触って動かすことができる。
繋がって見えれば通れる

本作のパズルの解き方は、道が繋がって見えれば通れるというルールのみ。
前後や上下関係がおかしくても繋がって見えれば通れるという騙し絵のトリックを使ったパズルとなっている。
画面上には動かせるブロックや歯車があり、それを触ると道が上下動したり回転したり時には捻れたりする。
上下左右の位置関係は気にせず道をつなげればいい。
ムーアも上下逆さまになったりするけれど、道に足さえ着いていればどんな向きであろうと歩いていく。
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Monument Valley 3のレビュー
物語: ふわっとあたたかい物語

本作の物語は分かるようで分からない。
とにかく世界自体が不思議で、「灯台ってそもそも何なのか」などとはっきり語られることはない。
しかし、意味が分からなくて興味を失うようなことは決してない。
不思議ではあるものの物語は分かりやすく、起承転結がちゃんと楽しめ、意外な展開に驚き、灯台に集まるNPCとほんのり交流もできる。
セリフは少なく抽象的ではあるけれどゲーム全体から醸し出される厳かな雰囲気に包まれて、なんだかタメになる教訓を授けてもらっている気分になってくる。
物語描写はサラッとしており、自分なりにあれこれ考察することも、特に深く考えずにプレイすることもできる。
操作性: マウスかタッチがおすすめ

本作はゲームパッドにも対応しているけれど、もともとスマホ向けゲームから出発したシリーズということもあり、画面タッチかマウスでの操作が圧倒的に好相性。
全て片手だけで操作でき、気軽にプレイすることができる。
プレイ中にバグなど不具合に遭遇することもなく、快適にプレイできた。
難易度: 固定概念を壊すのが1番の近道

登場するのは本当によく出来たパズルばかりで、「解き方がめちゃくちゃだろ」と思ったり、複雑すぎて途方に暮れるといったことにはならない。
必ずステージの最初に新登場するギミックの基礎編があり、徐々に応用編になっていく。
難しすぎることはなく、でもちゃんと「あれ?お?なるほど、こういうことか」と考えて解ける難易度になっている。
難しくしようと思えばもっと難しくできるパズルだけど、心地良さも本作の魅力であり、過度に難しくならないよう設計されている。
明確なヒント機能などはないけれど、詰まることはない。
誰でも気負わずプレイできるよう、うまく難易度バランスが取られている。
ミスや制限時間は一切なく、いくらでも試行錯誤できる。
一度に登場するギミックは2つくらいなので、すんなり分からなくても色んな組み合わせを試してみれば、「あ!繋がった」と答えに行き着くはずだ。
ちなみに、道や壁にうっすら印が描かれていることがある。これはヒントであり、頭がこんがらがってきたら印をよく眺めてみるのがおすすめ。
システム: 目から鱗な騙し絵が豊富

Monument Valleyシリーズは本作で第3作目。
筆者にとって大好きなシリーズで過去作も全てプレイしている。
そして、本作でもパズルは相変わらず高品質。
第3作目となっても、またもや目から鱗をこぼしながらプレイしていた。
騙し絵を使ったトリックの面白さは過去作で実証済みだけど、本作でもやはり「開発者さんの頭の中ってどうなっているんだろう」と思うことばかり。
道ができた時の「こ、こう繋がるのかー!」という驚きは本作でも全く褪せていない。
基本は同じなので、過去作をプレイしていると「知ってる知ってる」となるけれど、本作では1マス幅しかない道から離れ自由に動き回れる場所も登場したり、NPCを誘導するといった過去作とは異なる攻略方法も盛り込まれている。
芸術性: 飾りたくなる美しさ

Monument Valleyシリーズは禅がテーマに組み込まれており、芸術性の高さも大きな魅力。
本作もミニマルで美しく、色づかいにも見惚れてしまう。完成度が高すぎる。
どのシーンもそのまま絵になる美しさで、フォトモードもあるので本当に絵にしてしまえる。
ステージクリア時にはカーソルを動かすことで印を描くことができ、無茶苦茶に動かしてもなんだかそれっぽい印が出来上がるのも楽しい。
BGMはもはや瞑想できるレベルの癒しの曲ばかり。
メロディは主張しすぎず、しかし聴いていると必ず「良い曲だなあ」と思う。
サントラ単体でもリラックスしたい時などにおすすめしたい良曲揃いだ。
サントラもおすすめ

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Monument Valley 3の総合評価
Monument Valley 3

総合評価
圧倒的な芸術性の高さと、騙し絵を使ったパズルの高品質さはシリーズ過去作と同じく健在。それとともに前作から進化している部分もちゃんとあり、癒し度も満点。
長所と短所
良いところ | 固定概念にとらわれない上質なパズル 高い芸術性 | 心地良い雰囲気
---|---|
残念なところ | ボリュームは少なめ(今後アプデでステージが追加される予定) |
こんな人におすすめ!
おすすめな人
- 騙し絵を見るのが好き
- パズルが好き
- 短時間で攻略できるゲームを探している
おすすめではない人
- 豊富なやり込み要素が欲しい
- 長時間プレイできるゲームを探している
- 手厚いヒントが欲しい
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Monument Valley
- 本シリーズ第1作目
- 第1作目から完成度が既に高い
- 姫のアイダが主人公で、物語はかなり抽象的

Monument Valley II
- 本シリーズ第2作目
- 1作目に続き、こちらも高評価作
- 主人公ローと娘の旅路が描かれ、前作より物語性が豊かになっている