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『Soulstice ソウルスティス』とは、Reply Game Studiosが開発したアクションゲーム。
カメラ固定の場面も多いけれど、3Dアクションでプレイする。
本作はPS5、Xbox、PCでプレイ可能。私はPC版をプレイ。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。
画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることが出来ます。
荒れまくっている港町に小舟でたどり着いた姉妹。
建物はボロボロに崩れ、あちこちで火事も起こっており、更には化け物達が徘徊している。まさにこの世の終わり。
ここはケイダス聖王国が誇る都市イルデンだったはずだけど、もはや見る影もない。
そんな場所になぜ2人の姉妹はやって来たのか。
いや、厳密には姉妹2人ではない。1人と霊だ。
実は2人は、灰剣騎士団に属するキメラ。キメラとは、騎士と霊が仲良く共に戦う騎士コンビのこと。
でも、今は仲良しコンビとか、のほほんとしたことを言っている場合ではない。
レイスがベールを破って侵入し、カオスが溢れているのだ。
…何言ってるんですか?(実際プレイしていてもそんな感じ)
ものすごくざっくり書くと、この世と異世界(悪い奴らの本拠地)の境目はぴったり閉めていたはずなのに、突然悪い奴らがババーンとこの世になだれ込んできて、人間たちを殺したり怪物にしてしまっている。
で、駆り出されたのが超人的な力を持つ灰剣騎士団というわけだ。
本作の主人公は、姉ブライアーと妹リュートのキメラ。
ブライアーはパワフルな剣士であり、リュートは霊能力を使える霊体。
ちなみにリュートは守護霊のように姉ブライアーに密かに取り憑いているわけではなく、普通に会話できる。他人とも。
そんな2人は灰剣騎士団に所属しているけれど、どうやら新米なせいかあまり良い扱いは受けていない。彼女たちのこれまでの経緯も影響しているようだけど。
2人は世界を守るため、そして騎士団で認められるためにも、危険な戦いに挑んでいく。
本作はいくつかの章に分かれていて順番に攻略していく。
物語は繋がっているけれど、クリア済みの章はリプレイも可能。
各章では、探索しながら進み、特定の場所に来るとバトルが発生する。強制戦闘であり、全敵を倒すと先に進むことが出来る。
各バトル後には、かかった時間や与えたダメージ量などバトル内容の評価が表示される。
また、各章の最後には章全体での総合評価も表示され、その成績によって報酬が変わる。
本作で操作するのは基本的に姉のブライアー。バトル時には武器で近接攻撃ができる。
武器には様々な種類があり、ブライアーは同時に2種類の武器を扱うことができる。
プライマリ(第一)装備は騎士団を象徴する大剣で、セカンダリー(第二)装備にはゲーム進行とともに手に入れていく様々な種類の武器を切り替えて使用することができる。
武器での攻撃時にはコンボを狙うのが大切で、武器によって異なるコンボ技が用意されている。
一方で、妹リュートは自動的に戦ってくれるけれど、ブライアーへの敵の攻撃をガードしたり跳ね除けてくれるリュートのアクションはプレイヤーが指示出しすることで発動する。
敵が攻撃するぞマークが表示された瞬間に指示出しボタンを押せば、敵の攻撃を中断させたりスタンさせたりできる。
バトル中には、敵を倒したりコンボを繋げていくとブライアーとリュートの連携度が高くなっていく。
画面右上に表示される連携度が高くなるとシナジー攻撃という「2人で必殺技!」を発動して敵に大ダメージを与えられる。
また、連携度が一定以上になるとブライアーが一定時間パワーアップする狂喜状態になることも出来る。
更に、連携度は高い状態でブライアーの体力が一定以下になると狂乱状態となる。敵を攻撃しまくる操作できない大変な事態だ。
狂乱状態になったら、画面に表示される方向にスティックを入力していくと目を醒ますことができる。
ブライアーとリュートはレベルアップして強くなるわけではない。
敵を倒したり探索中に見つける赤色のクリスタルの欠片を集めると、ブライアーのスキルをアンロックできる。
また青色のクリスタルの欠片もあり、こちらはリュートのスキルアンロックに使用できる。
この赤色と青色のクリスタルは、単純に壊せるわけではない。リュートがバリアのようなフィールドをブライアの周りに張ってれた状態じゃないと壊して欠片を手に入れることはできない。
このフィールドはバトルでも重要で、赤色の敵(憑依者)や青色の敵(レイス)は、リュートが対応したフィールドを張った状態じゃないとダメージを与えることは出来ない。
ただしフィールドを一定時間以上出現させていると、リュートが一時的に消えてしまう。張りっぱなしにしないよう管理が必要だ。
物語の面白さ
4.0
最初は「何だ何だ?ブライアーとリュートは何言ってんだ?」と、セリフの意味がほぼ分からなかった。
本作では、章が進むごとに少しずつ世界のことや2人の事情が分かってくる物語構成になっている。
2人に辛い過去があったり、世界設定はよく練られているし、章で区切られてるアクションゲームとはいってもちゃんと物語が楽しめる。
そして、2人が属する灰剣騎士団や宗教的な政治が行われている国にも秘密があり、先が気になりながらプレイできる。
キャラクターの魅力
4.0
ブライアーは超強気で豪快、リュートは心優しく真面目。
対照的な2人だ。
でも、お互いを大切に想う気持ちは2人とも同じくらい強くて姉妹愛にジーンとなる。
実はブライアーの方が繊細で、リュートの方が肝がすわってたり、それぞれ意外な一面もある。
まあ、そうはいってもかなり似ていない姉妹なので、2人の掛け合いは聞いていて面白い。2人は仲良しだ。
あくまでもアクションゲームなので演出が断片的だったり「え、え?描写はそれだけ!?」と置いていかれるような急展開もあるけれど、 主人公姉妹には感情移入しやすい。
NPCたちはみんな訳ありで、誰が味方で誰が敵なのか疑心暗鬼になりながら楽しめる。ちなみに、みんな怪しく見える。
操作性
3.0
バトルは当たり判定は甘めだけど、ほぼ問題なし。コンボをガンガン叩き込むのが楽しいゲームなので、精度は甘めで良いくらい。
しかし、探索とロックオンにはかなり難あり。
探索時は主人公が一定の位置に移動するごとにカメラが特定の位置に動く。そして、カメラが所定の位置になったら固定となり、自分で自由に動かせない。
で、角を曲がった瞬間にカメラが真逆にぐりぃいーんっと大きく動くことが多く操作ミスが起こりやすい。
ダイナミックな演出ではあるけれど、ゲームとしてはかなり困る。曲がり角でバトルが始まってしまったら、もう最悪。視点が最大の敵と化す。
かなり遠めからの視点になることもあり、主人公周囲の遠近感が分かりにくくなる。
そんな中で、バトルだけではなく狭い足場をジャンプしたり空中に浮かぶクリスタルを壊すので、「もういっそのこと2D横スクロールにして下さい!」と訴えたくなる。
また、バトルになるとカメラを自由に動かせるけれど、敵をロックオンしても主人公はその敵を注視しないし、背中にカメラが回り込むわけでもない。
プレイしていて「なんか変?」と思って見ると、ロックオンした敵が画面やや中央になってるだけだと分かった時は「ロックオンの意味とは…」と、がっくりしてしまった。
難易度バランス
4.0
難易度は5段階ある。初見プレイ時は3段階から選択可能。
私はデフォルトのノーマルにあたる難易度でプレイ。
クリスタルを集めつつスキルを解放し、リュートへの指示出しをしっかりやれば攻略自体は詰まらない。
ただ、高スコアを狙うのは大変だし、各所にあるポータルでのバトルチャレンジ(制限時間内に指定されたアクションだけで敵を倒すといった内容)は、なかなか大変。
ゲームシステム
3.5
本作開発にあたってインスパイアされたと言う通り『デビルメイクライ』に近い。赤いクリスタルを壊して欠片を集めるところまで似てる。
しかし、いま一歩ハマれない。
時間制限付きのフィールドを張らないと攻撃できない敵、連携度がしっかり高くならないとシナジー攻撃はじめ派手な技が使えない、しかもシナジー攻撃や狂喜状態を使ったら連携度がガクッと下がる。
豪快なアクションの気持ち良さが用意されてるのに、それを自ら途切れさせるシステム。爽快バトルにしたいのか、じっくり攻防バトルにしたいのか、どっちなんだろう。
面白くなりそうなのに盛り上がらない、そんな感覚になった。
やりこみ要素
4.0
探索してクリスタルを回収し、どれだけスキルアンロックするかが分かりやすいやり込み要素。自分なりのコンボを組み立てるのも面白い。
また、上述もしたポータルでのバトルチャレンジもやり込み要素。
ポータルは探索中に見つけさえしておけば、メインメニューから再挑戦出来るので、強くなってから挑むと効率が良い。
成功すれば最大HPをアップグレードするアイテムなどが貰える。
グラフィック
4.0
崩壊しまくってる街が舞台だけど、迫力満点の風景だ。
敵も魑魅魍魎感たっぷりだし、ダークファンタジーな雰囲気むんむん。
キャラデザインは、アニメや漫画っぽい感じ。背景はフォトリアル系で、キャラはアニメ調だ。
同じような光景が多いのは残念だけど、グラフィックのクオリティは高い。
サウンド
3.5
BGMは、バトルになるとややポップでノリの良い音楽に変わる。
しかし、探索中はほぼBGMはなく、めちゃくちゃ静か。たまに姉妹の会話があるくらい。
あまり曲のバラエティは多くなく、探索時は静かすぎるので、やや単調になってくる。
3.5
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
姉妹愛を感じる物語
豪快なアクション演出
ハイペースで忙しいバトル
バトルでも探索でもカメラの挙動が悪い
爽快感を損なうシステムあり
ひたすら戦うアクションゲームが好き
ダークファンタジーが好き
家族愛に感動しやすい
バトルの快適さやシステムのスマートさに敏感
探索を楽しみたい
スコアなど評価されるゲームが苦手
本作が多大に影響を受けている人気アクションシリーズ。スタイリッシュにプレイするほど良いという、コンボの上手さを磨ける豪快バトルが楽しめる。
2人を同時操作するアクションゲームなら、こちらもおおすめ。本作よりも生体機械である相棒をしっかり操作するカッコよく気持ちいいバトルが楽しめる。
狂喜狂乱のお姉ちゃん
力強く戦う姉と防御やサポートしてくれる霊体の妹の2人で戦うアクションゲーム。 フィールド張ったり妹に指示して防御するなど忙しくハイペースなバトルが楽しめる。 カメラの挙動やバトル時のロックオンが扱いづらいなど、爽快感が損なわれる要素が残念。
Soulstice ソウルスティス
© 2021 Forge Reply s.r.l. Soulstice and all signs included are trademarks of Forge Reply s.r.l.
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