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『Storyteller』レビュー: 手作り愛憎劇

Storyteller 評価 攻略

『Storyteller』とは、Daniel Benmerguiさんが開発したパズルゲーム

本作は、Nintendo Switch、PC、スマホ(Netflixアプリ)でプレイ可能。私はPC版をプレイ。マウスでプレイした(キーボードは不要)。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。

画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることが出来ます。

Index

あらすじStory

一冊の本

ゲームは一冊の本を開くところから始まる。

そこに書かれていたのは、この本の物語を綴るのはプレイヤー自身ということ、そして、最終ページには王冠があるということ。

ふーん、王冠をくれるって言うなら、そりゃ欲しい。

というわけで、ページをめくりながら物語を創作していくことになる。よーし、文豪になってやる!

Storyteller 評価 攻略

ゲームの特徴Features

見開き2ページの物語

Storyteller 評価 攻略

本作では、ページをめくるごとにステージが進む。

ステージごとにお題が書かれていて、それに沿った物語を完成させればクリア。

ページには4コマ漫画のようなコマが描かれており、そこに画面下部に用意されている場面登場人物を配置するだけ。

場面も登場人物も何回でも使用できる。

コマに配置した状況によって登場人物同士の関係性が変わり、それは次のコマにも引き継がれていく。

例えば、ある女性と男性が結婚するコマの次に、その女性と他の人が結婚するコマを作ると、女性が「私はあの男性と結婚してるわ」と言い、他の人は失恋することになる。

こうして人物の配置やコマの前後を考えながら、お題に合った物語を創る。

Keep Gaming Onからのおすすめ

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

Storyteller 評価 攻略

3.5

愛憎劇や復讐劇なステージが多い。

本作のステージは、西洋の古典文学あるあるな設定がベースになっているためだろう。いつの時代も愛と憎しみは普遍のテーマだ。

それを3コマ〜8コマくらいの中で完結させる。一大叙情詩な古典文学のものすごくざっくり要約漫画を作っている感じだ。

お題に合っていれば、登場人物の配置は自由なので、古典文学とはちょっと違った配役にすることも出来る。

が、あくまでも、本当にちょーっとだけ。

場面の種類が少ないので、とんでもないハチャメチャ劇には出来ない。

あくまでも有名文学をなぞった物語に落ち着いてしまうので、本作のシステムから期待する「とんでもない物語を作ってしまえるかも!?」という意外性はあまり発揮できず残念。

キャラクターの魅力

Storyteller 評価 攻略

3.5

登場人物の候補として登場するキャラたちは、基本的に設定が常に同じ

例えば、女王は、どのステージでも誰にも気を許さない強気な女性になっている。

だからこそ、どこに配置すべきか分かりやすくゲームとして攻略しやすくなっている。

でも、コマの内容によって登場人物の性格も変われば、もっと色んなパターンが出来るのになあ、と思ってしまう。

操作性

Storyteller 評価 攻略

4.0

マウスだけでプレイ可能(ゲームパッドでもプレイ可能)。

作ったコマは、配役などそのままにコマ丸ごと移動できるし、一気に削除も可能。

また、一つのコマで登場人物の関係を変えたら、次のコマ以降もそれに基づいた内容にパッと変わるので、一気に修正される。快適だ

難易度バランス

Storyteller 評価 攻略

3.0

ゲーム全体通してクリアは簡単。特に悩むような捻りもなく、正直なところ物足りない。

徐々に面倒なお題が出されるけれど、場面や登場人物の選択肢が少ないし、各登場人物の性格が決まっているので、組み合わせが結構すぐに分かってしまう。

ゲームシステム

Storyteller 評価 攻略

3.5

配役や場面を好きに入れ替えて物語を創るという発想が面白い

ところが、ゲームとしては薄い仕上がり

上述もしたけれど登場人物の性格などがコマに配置した内容に合わせて変わるとか、もっと選択肢が多いといった自由さがあれば、色々いじって変な物語を作ってみるという面白さが味わえたんじゃないかと思う。

ステージ数も少ないので、「あっという間に、もう終わっちゃった」という感覚。

色々と物足りない。ゲームとしても面白くなりそうなシステムだと思うんだけど、パズル的な捻りや基本システムの応用や発展が足りないままにゲームが終わってしまう。

やりこみ要素

Storyteller 評価 攻略

2.0

追加の目標が提示されているステージもある。

追加目標は、すんなり考えつく筋書きとは違っていることが多いけれど、そんなに難しいわけではない。

上述した通り、ゲームボリュームが少なく、追加目標は全ステージに用意されているわけでもなくて残念。

追加ステージや、好きに物語を作れるモードなど、アップデートがあるといいんだけど。

一応、特定の展開を創ると実績解除される(PC版)。が、その数も少なめ。

グラフィック

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4.0

可愛くて、本当に4コマ漫画作品として発売されていそうな絵柄。

頭部がデカめな2頭身のキャラで、愛憎劇もコメディのように見える

もし劇画調のグラフィックだったら、全く違った雰囲気のゲームになっていそう。

サウンド

Storyteller 評価 攻略

3.5

クラシック調のBGMが流れているけれど、控えめ。

登場人物を配置すると、シュポッといった効果音が鳴るくらい。

サウンドも物足りない

一応、登場キャラたちが銃を撃ったり恋に落ちる効果音も鳴るけれど、悲鳴とか笑い声とかもっと大袈裟すぎるくらいの方がコミカルなグラフィックと相乗効果になってゲームが盛り上がったと思う。

総合評価Summary

3.5

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

操作しやすく分かりやすいゲームシステム

コマの内容が自動で連動する

ゲームのアイデア自体は面白い

残念なところ

ボリュームが少ない

ゲームとしての面白さが足りない

パズルとして単純

オススメな人

分かりやすいゲームが好き

短時間で攻略できるゲームを探している

4コマ漫画が好き

オススメではない人

考え甲斐のあるパズルをプレイしたい

長時間遊べるゲームを探している

コスパ高いゲームを求めている

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オススメ

Bring You Home

物語の繋がりを考えるパズルなら、こちらもおすすめ。画面左端から右端に向かって、主人公が無事に辿り着ける場面の組み合わせを考えるパズルアドベンチャーゲーム。

オススメ

Pilgrim ピルグリム

物語を変化させるパズルアドベンチャーゲームなら、こちらもおすすめ。物などをカードにして、様々な場面で出すカードによって色んなパターンの結末が楽しめる。

Storyteller
3.5

手作り愛憎劇

場面と登場人物を組み合わせて、お題に合った物語を作るパズルゲーム。

雰囲気が良くプレイしやすいけれど、ゲームとしては薄くボリュームも少なめ。

発想が面白い分、余計に物足りなく感じてしまい残念。

Storyteller
© 2023 Daniel Benmergui. Published by Annapurna Interactive under exclusive license. All rights reserved.
https://annapurnainteractive.com/en/games/storyteller

この記事を書いた人

Taca KGO

KeepGamingOn運営者

ゲームをプレイしているだけで幸せなゲーム漬け大人ゲーマー。
どんなジャンルも超大作もインディーも、世界中のゲーム情報を調べるのが大好き。
400本以上のゲームレビューや、新作も名作もおすすめゲームを紹介しています。各SNSでも日々情報を配信しています。

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