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『Hollow Knight ホロウナイト』とは、Team Cherryが開発した2Dアクションのメトロイドヴァニアゲーム。
世界中で大ヒットし、多くのゲーム賞に選ばれている高評価作。大きな無料アップデートが4回行われていて、発売当初より大ボリュームになっている。
本作は、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PCでプレイ可能。私はNintendo Switch版をプレイ。
また、本作の続編も発表されている。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。
画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることができます。
主人公は、タイトルにもなっているホロウナイト。
ホロウナイトは、白いカブトムシのような顔をしている。が、実は、この顔は仮面。「ホロウナイト」という名前通り中身は空洞。
そんなホロウナイトがダートマウスという街にやってくるところから物語は始まる。
ホロウナイトの素性や目的は謎。
ただ黙々と地下に広がる滅びた虫の王国ハロウネストを進んでいく。
各地では、ホロウナイトに協力してくれる者もいるし、ホロウナイトが行おうとしている「何か」を止めようと敵対してくる者もいる。
そして、なにかに取り憑かれたような虫たちの姿も。
ホロウナイトの目的は?そして、なぜハロウネストは滅びてしまったのか?
その謎を解き明かしながら、ホロウナイトは何らかの目的を遂げていく。
本作のジャンルは、メトロイドヴァニア。
主人公が新たな能力を得るたびに、行ける場所が徐々に広がっていくのが特徴。
「盛大に掘られたアリの巣」という表現が1番しっくりくるくらいマップは入り組んでいて、意外なところで各エリアが繋がっている。隠し通路もたくさんある。
そして、進む順番は自由。
スキルを手に入れなければ進めないところもあるけれど、手持ちのスキルを駆使して力技で進めるところもある。
どこからどの順番でクリアするか、はたまた探索を無視してボスに挑みにいっちゃうか、完全にプレイヤーの自由だ。
ホロウナイトくんは、自身の半分くらいありそうな大きなネイル(釘)をブンブン振り回す近接攻撃と、敵を倒すと溜まっていくソウルを消費して魔法を放つことができる。
そして、チャームと呼ばれる装備品を付けることで、様々な能力が使えるようになる。
独特な能力のチャームが多く、攻撃力が上がる等ステータスが向上するものから、共に戦ってくれる小さな虫を召喚できたりするものもある。
チャームは拾ったりお店で買ったりたくさんの種類があるけれど、装備出来る数には限りがある。時と場所によって付け替えが重要。
本作は、ソウルライクな死にゲーでもある。
死ぬとジオと呼ばれる所持金を失い、溜まっていたソウルも失う。セーブと回復ができるベンチで休むと雑魚敵が全て復活する。
さらにゲームオーバー後には、敵を倒しても満タンまでソウルを溜められなくなる。
しかし、前回死んだ場所に戻ると暗黒のホロウナイトがいて、そいつを倒すと、ジオを全て取り戻し、ソウルの上限値も完璧な状態に戻すことができる。
暗黒ホロウナイトを倒せずに死んだら?残念ながら、もうお金は戻って来ない。
物語の面白さ
4.5
ストーリーは難解。主人公は喋らないし、NPCの言ってることは抽象的で、正直よく分からない。
ネットで検索すれば様々な考察が大量に出てくるくらい、考察の余地が有り余っている。私もエンディング後に自分なりに考えたりネットを見てみたけれど、はっきりとは理解できなかった。
でも、物語が完全に理解できなくても、すごく記憶に残る。
キャラはゆるキャラっぽく見えるけれど、全体的に切なく儚い空気がムンムンに漂っている。
壊れていく王国を守ろうとする敵、黙々と自身の目的を果たそうとするホロウナイト。
バトルは激しいんだけど、どのボスも倒した瞬間に一抹の寂しさを覚えるくらい切なさが抜群。
特にラスボスが戦っている姿は、敵だけど、戦闘中だけど、気抜いてる場合じゃないんだけど、見ていて切なくなった。
キャラクターの魅力
5.0
ホロウナイトもボス達も魅力たっぷり。
それだけでなく、ツッコミたくなる癖の強すぎるNPCが多い。
プレイしたら、恐らく一度はぶん殴りたくなるキャラに遭遇することになる(愛すべき小憎らしさという意味で)。
操作性
5.0
バトルはハイペースでキビキビ動くアクション。
特にボスの攻撃は激しくて、回復するスキを見つけるだけでも命がけ。敵も主人公も素早く動く。
ボタン入力した通りに動いてくれるし、ほんの少しの立ち位置をずらすだけで攻撃を避けれたり、精度がかなり高い。
探索中もキビキビ動くし、ノンストレス。
難易度バランス
4.5
本作は死にゲーであり、間違いなく心が折れそうになる難易度。
でも、上述の通りアクションの精度が高いので理不尽さを感じることはないし、敵の攻撃パターンを覚えて立ち回りを考えていく死にゲーならではの面白さが存分に味わえる。
しかも、ボスの数が多くて、ヌルくなる瞬間は一切なく、常にアドレナリン全開で楽しめる。
ただ、本作には真エンディングがあるんだけど、その解放条件は突然とてつもなく難易度が跳ね上がる鬼畜っぷりなので鋼メンタルが必要。
ゲームシステム
5.0
まず、メトロイドヴァニアとして完成度がとてつもなく高い。
マップの作り込みや複雑さが最強すぎて、探索中毒に陥った。探索しても、探索しても、新しい道が見つかる。
更に、本作では進む方向が自由なだけではなく、スキルを習得していく順番も自由。
難しいエリアをなんとか根気で進んだ後、あとから覚えたスキルを見て「さっきのエリア!このスキルがあれば余裕だったじゃん!」と驚くことも。
かなり自由にできるよう上手く作られている。
面白すぎて、本気でやめ時を見失って眼精疲労がハンパないことになった。
そして、死にゲーとしても素晴らしい。
雑魚敵だけではなく、トゲ地獄など探索中にも死にどころがふんだんに潜んでいる。
どのボスも攻撃パターンが多彩で、パターンを覚えて戦う面白さが何度も何度も楽しめる。
やりこみ要素
5.0
本作は発売後にアップデートによって大量にコンテンツが追加されていて、闘技場や、やりごたえ抜群のサイドストーリーなど、かなり長時間遊べる。
チャームを集めて回ったり、収集要素もしっかりある。
それでもまずは地図を全制覇すること。それだけでも相当なやり込みが必要になる。
グラフィック
4.5
手描きイラスト調のグラフィックがヌルヌル動く。
背景は細かく書き込まれていて、エリアによってガラッと雰囲気も変わって、すべてが高クオリティ。
虫たちは、どんなに凶悪なボスでもゆるキャラっぽい見た目で愛着が湧く。敵も味方も全員虫だけど、少々虫嫌いって人でも安心。それくらい可愛い。
だたし、虫嫌いの人にとっては虫酸が走る恐怖のエリアが一部あるので注意。
サウンド
5.0
音楽も最高で、神曲揃い。
ボス戦のBGMはカッコいいし、逆に幻想的な雰囲気の曲も多い。
特に滅んだ都のBGMは美しすぎて、雨が降る光景と相まって雰囲気だけで泣けてくる。
5.0
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
広大で複雑な探索が面白いマップ
死にゲー
切なく儚い雰囲気
やり込み要素たっぷり
ストーリーを把握しづらい
真エンディング条件の難易度が鬼畜
メトロイドヴァニアが好き
高難易度アクションが好き
ボリュームたっぷりのゲームを探している
虫が好き
死にゲーが苦手
卒倒するレベルで虫が嫌い
探索は面倒くさい
本作の続編。本作ではボスとしても登場することがあったホーネットが主役になり、全く新しい土地を旅することになるメトロイドヴァニアゲーム。
本作と同じく探索と死にゲー難易度どちらも味わえる高評価メトロイドヴァニア。こちらはゆるキャラな雰囲気ではなく、残虐度高め。
探索中毒虫の最強最高メトロイドヴァニア
やみつきになる複雑なマップ構造の探索も高難易度な死にゲーバトルがたっぷり味わえる。
滅んだ虫の王国に漂う切ない美しさも素晴らしく、考察しがいのある物語も魅力。
Hollow Knight ホロウナイト
© 2018 Team Cherry
https://www.hollowknight.com