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『きみのまち ポルティア』とは、Pathea Gamesが開発した牧場系シミュレーションゲーム。
ちなみに、砂漠が舞台となる続編『My Time at Sandrock』も開発中(現在、早期アクセス中)。
本作は、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox、PC、スマホでプレイ可能。私はPS版をプレイ。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。
画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることが出来ます。
物語は、牧場ゲームによくあるお馴染みのパターン。
主人公は、父親から引き継いだ工房に引っ越してくる。そこから物語は始まる。ちなみに主人公は、名前含めてキャラクリエイト可能。
で、到着した自宅となる工房は、床に穴あきまくりのボロボロ。
しかし、そこから町一番の工房に成り上がってやる!と、鼻息荒く新生活をスタートする。
ゲームが始まると、ストーリー進行はかなり自由。
工房を大きくするというメインストーリーはある。だけど、どう進めていくか、どのくらいのペースで進めるかも自由。
町の人の願いを叶えてあげる小さなイベントから、町の一大事を解決するイベントまで発生する。
隣人の飼っているヒヨコを集めたり雨漏りを直したりといった、とてつもなくほのぼのしたクエストもあれば、他都市とポルティアの外交関係という真剣な話に巻き込まれることもある。
そして、もう一つ。ポルティアには遺跡が点在している。昔のポルティアの街には、高度な文明が存在していたようだ。
街のやっかいごとを解決するために、強力なモンスターの巣食う危険な遺跡へ入っていくこともある。
一見平和に見えるポルティアの街だけど、どうやら秘密が色々ありそうだ。
そんなポルティアの地で、目指せ!みんなに愛される街の王者!じゃなくて工房!
マップはかなり広い。どこから進んでもいい。オープンワールドのような感じ。
さらに、メインストーリーの進行とともに移動できる範囲はもっと広がっていく。
ゲーム内では時間が常に流れていて、28日ごとに春夏秋冬と季節が変わり、もちろん風景も変化する。各季節の1日目には風景がガラリと変わる。
服装を変えることも出来て、季節に合わせてファッションも楽しめる。防御力とかを優先しがちにはなってしまうけれど。
ちなみにNPCはこだわりが強すぎるのか、服装は一貫して変わらない。冬でも平気で半袖短パンな人もいる。
主人公は、朝7時に自宅で目を覚ます。そこから好きに活動できるけれど、体力とスタミナに注意。
体力は、モンスターから攻撃された時だけ減る。落下ダメージはない。強靭な足腰の持ち主だ。
スタミナは、色んな場所で消費される。石ころを拾う時、木を切る斧の一振りごとに消費されていく。
しかし、どんなに体力やスタミナが残っていても、深夜3時になると強制的にその場で倒れる。眠いのだ。
そして、どこで倒れても、必ず翌朝7時に自宅で目覚める。深夜3時の時点で自宅まで戻っていなくても特にペナルティはない。
一体何かどうなって自宅に戻っているのかは分からないけれど、翌朝からまたモリモリ動き回れる。
ゲームのメインは自宅の工房(実際には庭だけど)でせっせと物を作ること。
動物を育てたり、作物を育てることも出来るけれど、家具や機械などの物を作ることの方が多い。
まずは、町のコマースギルドに集まる住民からの「これが欲しいです!」の貼り紙をチェック。出来そうなものを引き受けて、期限までに作って、依頼主に渡しに行く。これが、大まかな流れ。
材料は、様々な場所で伐採や採集したり、遺跡堀りをして集めていく。
材料が揃っても作れるわけではなくて、クエスト報酬などでアンロックされる設計図がなければクラフトすることはできない。
また、インゴットなど中間材料もあって、何段階かのクラフトを経て完成できる物も多い。
仕事の速さや量だけではなく、皆んなに愛される工房になりたい。
犬から町長まで町の住民には、主人公に対する好感度がある。願いを叶えたり、プレゼントを贈ることで好感度は上がっていく。
突発的にもキャラごとにクエストが発生して、クリアすると好感度が大きく上がる。
好感度によって関係性が変わっていき、仲良くなってくると一緒に「遊ぶ」や「デート」が可能になる。果てには、結婚して家庭を作ることも可能。
主人公は、何かをするごとに経験値を手に入れる。素材を拾ったり、何か作ったり、もちろん依頼をこなすことでも経験値が手に入りレベルアップしていく。
レベルアップすると、体力やスタミナが上がり、スキルポイントも手に入る。
スキルポイントを使って、戦闘や材料集めに役立つスキルを習得することができる。成長の方向性も自由だ。
物語の面白さ
3.5
タイトルに「きみのまち」って書いてあるし、なんだか癒されそうなスローライフ。と思いきや、予想は裏切られた(いい意味で)。
他の街との外交問題に巻き込まれるし、住民同士の思想の違いのいざこざにも巻き込まれるし。全然ほのぼのしてる場合じゃない!
そして、怪しすぎる遺跡の数々。工房だと町の行く末とか言う前に、ポルティアという街の謎がかなり気になる。
キャラクターの魅力
3.5
可愛い見た目で、ほのぼのした会話もあるんだけど、NPCのクセが強すぎる。
全員性格がはっきりしていて、間違った選択肢を選んでしまうと辛辣なことを言われることもある。好感度上げるのって難しい。
操作性
3.0
全体的に、操作性は大あじ。しかも、ゲーム自体の動作が不安定でフリーズすることも。
ボタンを押してから反応するまでのラグがかなりあったり、敵やキャラの位置判定が一定でなくて「うううううう!」と無駄にストレスを感じるところもあった。
そして、日本語訳が不十分なところもいくつか。
町の人との会話の中で、受け答えの選択肢の意味がよく分からないことがあった。特に好感度に関わる部分は、意味が分かる日本語であって欲しい。
ここら辺は、アップデートに期待。
難易度バランス
4.0
最初からかなり忙しい。右も左も分からないのに、「あれ作ってきて」と言われる。でも、そもそもの資金がない。
で、資金を得るためには、仕事を受けなければならない。
その仕事を達成するために、機械が必要なんだけど、機械を作るために材料集めて来なければいけない。
「あー!あれが必要だったのに!」「あと1個材料が足りない!」牧場系ゲームならではの面倒くささが楽しい。面倒くさい段階を踏んで、遂に機械が出来上がった時のスッキリ感は最高。
ゲームシステム
4.0
自由度の高さが半端ない。
牧場系のゲームは自由度が高いのが魅力ではあるけれど、そのなかでも本作の自由度はすごい。
やれることも行けるところも、クエストも大量で、曜日によってイベントも変わるし。ダンジョンも多いし。
「次に何しよう」と考える暇もないくらい、朝から晩まで走り回っている。で、現実世界の時間も溶けていく。
やりこみ要素
4.5
材料を集めるための「遺跡ダイブ」が楽しくて、ツルハシ振るう手が止まらない。
遺跡内にある土をひたすら掘り起こして埋まっているアイテムを集めていく。この発見する面白さに病みつき。
夕方には自宅に帰ろうと思っていたのに、気づいたら深夜3時になっていて、何度も遺跡内でぶっ倒れた。
機械作りがメインではあるけれど、動物育てて、農業も釣りも料理も出来るし、モンスターとの戦闘も楽しめる。
収集要素や好感度上げなどもあって、このゲームって終わりがあるのか!?
グラフィック
3.0
全部可愛い。モンスターまで可愛い。
高解像度ってわけではないけれど、カラフルでほのぼのしている。
サウンド
3.0
全体的にのどかな空気が流れている。
ただ、仕様なのかバグなのか分からないけれど、BGMがブツ切れで変わることがあるのは残念。
3.5
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
やれることが多い
可愛らしい雰囲気と美しい風景
やみつきになる「遺跡ダイブ」
バグあり
アクションの挙動が大あじ
日本語訳が不完全
牧場系ゲームが好き
自由度の高いゲームが好き
操作性の良さを求める
作業が苦手
ボリュームたっぷり大人気牧場系シミュレーションゲーム。元祖牧場系ゲーム『牧場物語』初期作にかなり近い雰囲気が味わえる。
不謹慎ネタ満載の高評価ライフミュレーションゲーム。こちらもかなり忙しい毎日を送ることになる。個性的なライフシムを求めている方におすすめ。
成り上がってやる!忙しい癒しの工房生活
毎日忙しく何かが起こる広大なポルティアの街で、クラフトを中心として生活を楽しむ牧場系ライフシムゲーム。
出来ることやイベントが多く、ボリュームたっぷり自由度高く遊べるのが魅力。
キャラの挙動やゲーム時代の動作の不安定さが気になるのが残念。
きみのまち ポルティア My Time at Portia
https://chorusworldwide.com/my-time-at-portia-jp/
Developed by Pathea Games. © 2019. My Time at Portia and Pathea Games are trademarks or registered trademarks of Pathea Games. Published by Team17. © 2019. Team17 is a registered trademark of Team17 Digital Limited.