【Awaken Astral Blade】コンボが止まらない謎の島 – 攻略とレビュー
サクサク素早いバトルで謎の文明が残る島を探索するメトロイドヴァニア『Awaken Astral Blade』。
Awaken Astral Bladeの特徴
- ストーリー: 古代文明が残る島で自身の真実と使命に立ち向かっていくバイオノイドの物語
- 攻略: 武器の切り替えやコンボ技を使いこなしながらハイペースに戦い探索するメトロイドヴァニアゲーム
- 評価: アクションがとにかく気持ち良い!ガンガン攻めるバトルを楽しみつつ、探索も楽しめる
- 軽快で気持ち良いアクション
- 成長要素を楽しめる
- あちこちに強化アイテムが隠されている探索
- 物語展開が超特急
『Awaken Astral Blade』の攻略もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
Awaken Astral Bladeの攻略情報
Awaken Astral Bladeの概要
タイトル | Awaken – Astral Blade |
---|---|
開発元 | Dark Pigeon Games |
販売元 | ESDigital Games |
発売日 | 2024年10月22日 |
対応機種 | PS5, PS4, PC |
ジャンル | メトロイドヴァニア |
シリーズ | 新規IP |
プレイ機種 | PC(ゲームパッド使用) |
ストーリー
バイオノイドのタニア
ホーレス島という鬱蒼としたジャングルが広がる島で、とある研究隊が調査を行っていた。
現地に派遣されたのは、タニアという女性。本作の主人公だ。
タニアは、なぜか片足を露出しているこだわりファッションに身を包んでいる。ジャングルを進むのにそんなペラペラ装備で大丈夫かと心配になるけれど、実はタニアは人間ではない。
タニアは、ホーレス島に眠るカルパスエネルギーを研究するハーべウス博士が創り出したバイオノイドだ。そんじょそこらの野生動物になんて負けない人工生命体だ。
謎多きホーレス島
そんな強いタニアなら、あっという間に調査を終えてくれるだろう。
ところが、ホーレス島は危険すぎた。野生のゴリラに襲われるくらいかと思っていたら、なんと島はミュータント化したモンスターだらけだったのだ。
しかし、博士の命令に絶対服従するタニアは、怖気付くどころかミュータントを率先してぶっ飛ばしながら、ジャングルの奥へと分け入って行った。
タニアに隠された真実
淡々とジャングルを進み謎の祭壇に行き着いたタニア。どうやらここがカルパスエネルギーの爆発ポイントだ。
といっても、何かが爆発して木っ端微塵になるわけではなく、逆にカルパスエネルギーがタニアに吸収されたようだ。
どういうことだ?よし、こんな時は報連相だ。ところが報告を受けた博士は「これでお前は完璧だ、感応者だ」と訳の分からないことを呟き始めた。
あの、もしもし?博士って、もしかしてだけど、マッドサイエンティストっぽくない?
そんなことを考えていると、突然タニアは何者かに襲われ、斬り殺されてしまった!
…え!?伏線とかあったっけ?
ところが、その後、タニアは無傷のまま研究所で目覚めた。…無事で何よりだけど、一体何がどうなってる?
急展開に呆気に取られるプレイヤーは、ここからタニアと共に彼女の本当の正体を知ることになる。そして、博士の本当の目的も。
攻略のポイント
経路は自分で見つけるメトロイドヴァニア
本作は、舞台となるホーレス島のジャングルや研究施設を探索していくメトロイドヴァニアゲーム。
各地に生えている不思議な木の根に触れると新たな移動スキルを習得し、探索できる場所が増えていく。
ゲームが進行すると、サブクエストやショップなども登場する。
道中には花畑のようなセーブポイントがあり、休むとタニアの体力が全回復し、回復アイテムであるフラスコが補充される。しかし、雑魚敵は全復活してしまう。
とはいっても、本作はソウルライクではなく、ゲームオーバーになると直前のセーブポイントからやり直しになるだけだ。
武器を切り替えコンボを繋げるバトル
タニアの基本の戦い方は、武器での近接攻撃。
武器は複数あり、それぞれにコンボ技がある。
また、ダッシュ回避も可能で、スキルをアンロックするとジャスト回避やパリィもできるようになる。
敵に攻撃を当てているとエネルギーが溜まっていき、ゲージいっぱいになると装備中の武器で強力なフィニッシュ技を放つこともできる。
一方の武器でコンボ技を繋げた直後に他の武器に切り替えてフィニッシャーを放つといったスキルも登場し、どんどんコンボを繋げていくのが本作基本の立ち回りだ。
エーテルで強くなるタニアと武器
本作では敵を倒すと赤いエーテルを手に入れる。これが経験値であり通貨にもなる。
セーブポイントではエーテルを消費してバトルスキルやパッシブスキルをアンロックすることができる。
また、各地に隠されている武器強化アイテムである合金を見つけると、各武器を強化することができる。
更に、タニアは様々な効果を持つアクセサリーを装備することができる。各アクセサリーには装備コストが設定されているので、上限内でおさまるように組み合わせて装備することになる。
タニアの最大体力値やアクセサリー装備コストの上限値は、各地に隠されている強化アイテムを手に入れることで増やすことができる。
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Awaken Astral Bladeのレビュー
物語: 展開は早すぎるけれど、興味惹かれる真相あり
古代文明の痕跡が遺っており、それを利用しようとする企業や研究者たち。ゲームでは、古今東西よくある話ではある。
そこにバイオノイドである主人公の正体や、これまでの試作品の事情などが加わり、「なに!?そんな話だったのか!」と驚く展開もある。演出はあっさりしているけれど、ちゃんと結末を見届けたくなる興味惹かれる物語が展開する。
ただ、展開がとてつもなく早い。長いセリフで一気に説明されて話が進む。しかもそのセリフが自動で矢継ぎ早に流れていくので「え?お?ん?なるほど…、待って」と置いていかれる感がある。
優秀なバイオノイドや研究者たち同士が話しているので、IQ200の会話に入ったらこんな感じなのだろうか。
理解するのに支障はないけれど機械翻訳っぽいセリフも多い。主人公はバイオノイドなので、堅い口調でも良いとは思うけれど、言葉遣いが一貫していなかったり気になることはある。
操作性: サックサクで気持ち良い
本作最大の魅力は、サクサク挙動だ。
タニアは機敏に動く。攻撃しながらサッと回避、コンボからのコンボに続きコンボでコンボコンボと、ボタンを押すと同時に行動完了しているくらいキビキビと動く。
当たり判定はたまに怪しいこともあるけれど、ジャスト回避やパリィのタイミングは厳しすぎず、どんどんフィニッシャーを狙うことができる。
上述もしたけれど、セリフが自動で流れていくのが気になった。適度なペースなら問題ないけれど、重要な会話時にもササササッとセリフが異様に早く自動で進んでしまうことがあり、自動セリフ送りを無効化できる設定が欲しかった。
難易度: 気持ち良さが削がれず、ガンガン攻めることができる
本作は3段階から難易度選択できる。初プレイ時にはストーリーモードとノーマルの2段階のみ選択可能で、クリア後にハードモードがアンロックされる。私はデフォルトのノーマル難易度でプレイ。
形態変化のあるボス戦もあるけれど、タニアは素早く動けるのでガンガン攻めまくることができる。攻めすぎて回避を疎かになり自爆するほどだ。
本作は特にひたすら攻撃し続けたい脳筋プレイ好きな人におすすめで、終始気持ち良くプレイできる。苦戦することはほぼない。
とはいっても、強化アイテムは探索しないと手に入らないし、雑魚敵もちゃんと倒しながら進まないとエーテルが手に入らず、主人公を成長させられない。
ゲーム進行に伴って敵がちゃんと硬くなるので、寄り道や雑魚敵狩りを蔑ろにはできない難易度設定にはなっている。
システム: コンボ技が楽しく、探索も適度に楽しめる
適度に寄り道があり、主人公の強化には寄り道が必須。
マップの複雑さやサブクエストの捻りや演出などに少し物足りなさはあるものの、メトロイドヴァニアゲームとしてちゃんと楽しいゲームだ。
そして、本作ではやはりサクサクバトルが魅力だ。
スキルをアンロックすると繋がるアクションが増えていき、より一層サクサク度が増していく。そのためスキルをアンロックしたい欲が湧いてくるので、道中の雑魚敵バトルや探索へのやる気が維持される。
単にステータスボーナスが付く程度ではなく、コンボ技が増えるというプレイヤーがやり込みたくなるスキルを用意しているのが良い。サクサクバトルと好相性なスキルばかりだ。
芸術性: 演出も音楽も控えめ
本作はイラスト調のグラフィックで描かれる。カットシーンではイラストがバーンと表示されるけれど、アニメーションではなく一枚絵を写す紙芝居的な演出だ。
正直なところ見応えがある演出とはいえないけれど、クオリティが低いというわけではない。ただ、カットシーンに効果音がないのはさすがに気になった。地響きとか爆発音とかの描写はあるので音でも盛り上げて欲しかった。
また、BGMは全体的に控えめで静かな曲が多い。
ガンガン攻めれるバトルが魅力なので、特にボス戦などは気持ちが盛り上がるアップテンポな曲調でも良かったのではないかと思う。
抑えた演出や曲調は、本作のゲームプレイ感覚との間にチグハグさを感じることが多かった。
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Awaken Astral Bladeの総合評価
Awaken – Astral Blade
総合評価
コンボ技をどんどん繋げられるハイペースなバトルが気持ち良いメトロイドヴァニアゲーム。少し物足りない部分はあるものの、探索や成長要素にもやる気が続きやすく、物語の行く末にも興味が湧きやすい。
おすすめな人 | 攻めまくる脳筋プレイが大好き ハイペースに攻略できるゲームが好き メトロイドヴァニアゲームが好き |
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おすすめではない人 | 物語や世界をじっくり味わいたい 攻防交えたバトルを求めている SFが苦手 |
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Bloodstained:
Ritual of the Night
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- 陰謀渦巻く蒸気都市で体制に戦いを挑むメトロイドヴァニアゲーム
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