レビュー【Control】迷い込んでリーダーになる順応性高すぎる話 | 超常現象と戦うTPS

不気味な超常現象が起こる不思議な施設でTPSで謎のモンスターに挑むアクションアドベンチャーゲーム『Control』の攻略情報とネタバレなしレビュー。要素ごとの評価や感想、本作に似ているおすすめゲームも紹介する。
Controlの概要
| タイトル | Control |
|---|---|
| 開発元 | Remedy Entertainment |
| 販売元 | Remedy Entertainment |
| 発売日 | 2019年8月28日 |
| 対応機種 | PS5/4, Switch(クラウド版), Xbox, PC, iOS |
| ジャンル | アクションアドベンチャー, TPS |
| シリーズ | Control |
| プレイ機種 | Xbox |
Remedy Entertainmentは『Max Payne』やAlan Wakeシリーズを手がけており、いずれもTPSなゲームプレイと超常現象をテーマにした物語が特徴。本作も超常現象がテーマになっているが、新規IPとなっている。
ちなみに、本作はSCP財団という架空の組織がテーマになっている。SCP財団とは、某匿名掲示板で誕生した超常現象を扱う創作上の組織。かなり綿密に設定が作り込まれており、SCP財団をテーマにした作品も多い。
Control のストーリー
オールデストハウス

主人公は、ジェシーという名の女性。
彼女が何らかの公的機関っぽい建物を訪れるところから物語は始まる。
ここから物語が始まるかと思いきや、建物内には誰もいない。
しかし、ジェシーは動じない様子だ。
実はこの建物はオールデスト・ハウスと呼ばれる超常現象を取り扱う機関のオフィスであり、この建物自体も超常現象な存在なのだ。
突然建物の構造が変わったり、屋内のはずなのに夜空があったり、外見より内部は広かったり。
全く落ち着かなさそうではあるけれど、職員たちは日々ここで仕事をしているらしい。
ところが、なぜ人がいないのだろうか。
不穏なオフィス

人がいないだろうがズカズカ進むジェシーには目的がある。
行方不明の弟を探しに来たのだ。
彼女には子供の頃に生き別れた弟がおり、その弟はどうやらこの機関に連れ去られたというのだ。
誰もいないからと物怖じしている場合ではないジェシーだったけれど、とある部屋で拳銃でみずから命を断ったと思われる男性の遺体を見つける。
その途端に、ジェシーの脳内に誰かの声が響き、その声に導かれるように男性の傍にあった拳銃を手に取ってしまう。
すると、ジェシーは異空間に飛ばされ、突然ゲームのチュートリアルとして銃の使い方講座を受けることになる。
チュートリアルを終えると元の建物に戻っており、この得体の知れない機関の局長に任命されることとなった。は?
局長に電撃就任

実は、ジェシーが手にした銃はサービスウェポンと呼ばれる特別な銃であり、これを所有し使いこなせる者が機関の局長となるルールがあるらしい。
つまり、先ほどのご遺体は、この機関の前の局長だったというわけだ。
局長となったことで情報にアクセスできるようになったジェシーは、ことの次第を調べていく。
この建物内では現在ヒスと呼ばれる人間を攻撃してくる何かが大暴れしている状況で、ヒスに操られた職員が凶暴化しているため建物はロックダウンしているそうだ。
ジェシーは安全なエリアに避難している正気を保った職員たちに出会い、機関の局長として振る舞い(装い)つつ、本来の目的である弟を探していく。
Control の攻略情報
言われるままにミッションをこなす

本作では、建物内に残っている正気を保っている職員から依頼されるミッションをこなしてゲームが進行していく。
メインミッションだけでなく、ジェシーのスキルを増やすことができるサイドミッションも登場する。
建物内の各所には、コントロールポイントと呼ばれる場所があり、そこではセーブや体力回復、ファストトラベルができる、
また、ジェシーはバトルで敵を倒すと経験値を獲得し、レベルアップ時に手に入るスキルポイントの割り振って強化ができる。これもコントロールポイントで行うことができる。
撃って投げる局長

ジェシーの主な敵は、ヒスに操られた職員たち。
ジェシーは銃を使った遠距離攻撃と近接攻撃ができる。
更に彼女自身も超常的な力を使うことができ、物や体力を減らした敵を空中に浮かべて自分の方へ引き寄せたり敵に投げつけることができる。
また、回避など防御アクションもあり、投擲や回避を行う際にはスタミナゲージを消費する。スタミナゲージは時間回復する。
銃は上述したサービスウェポンと呼ばれる銃で、この銃は様々な種類の銃に変化させることができる。
単発のピストルタイプから、ショットガンのように散弾が撃てるタイプ、連射出来るタイプなど多彩で、敵に合わせて切り替えながら戦うことになる。
銃弾は無限ではあるものの、銃の種類によって一気に撃てる弾数は決まっており、撃つのをやめるとオートリロードされる。
改造する局長

敵を倒すと、パーツがドロップすることがある。
これを銃に組み込むと、攻撃力アップや命中率を上げたりなど様々な効果を追加できる。
ドロップするパーツはランダムなので、より良いものが手に入ったら付け替えるなど自分のプレイスタイルに合わせて改造することができる。
また、ジェシー自身のステータスを上げることができるキャラクター強化のパーツも手に入る。
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Control のレビュー
物語: 超常現象好きな人向け

全然分からない。
超常現象や本作の元ネタになっているSCP財団に詳しい人ならきっと面白い話題が満載なのだと思う。
正直なところ、私は本作で初めてSCP財団を知ったぐらいで(複雑すぎてちゃんと理解しきれてもいないと思う)、ゲームが進むにつれて分かってくるわけでもない。
訳の分からないものを扱うテーマなので、分かりやすくてはダメなのだろう。
更に主人公のジェシーは最初から「私は諸々分かってます」な態度であり、何か新たなことが起こっても「ああ、そういうことね」と冷静に飲み込んで終わってしまうので、感情移入しにくくプレイヤー側は置いてけぼりになってしまいがちだ。
収集要素になっているテキスト情報もあるけれど、極秘情報文書ということで黒塗りばかりだ。訳が分からないと読む気も徐々に萎んでくる。
元々これ系の話に詳しい人向けの物語であり、「えすしーぴー?」という程度のプレイヤーに懇切丁寧な説明はない。

操作性: 動きは快適だが、不親切な面も

ジェシーはキビキビ動く。
操作はシンプルで、ハイペースなバトルで思った通りに動くことができる。
銃も投擲もそれぞれに強みがあり、どちらも扱いやすいので偏ることなくどちらも駆使して戦うことになる。銃も種類によって挙動の差があり、使い分ける楽しさも味わえる。
ただ、随所で不親切さを感じることが多い。
翻訳の問題なのかミッションを告げられても目的が分かりにくいことがある。メニュー画面からミッション詳細を見て、やっと把握できることもあった。地図も見やすいわけではない。
また、プレイしたXbox版では、セリフが抜けてたり(明らかに喋ってるけど音声なし字幕なし)、マップが表示されなくなったりといったバグが所々で発生した。
「これも超常現象?」と思ったけれど、どうやらバグのようだ。
難易度

敵はいろんな種類がいるし、大量に襲ってくる。
近くの物を投擲したり、物陰に隠れたり、その場の環境に合わせて立ち回りを考えるのが面白い。
ただ、ボス戦では狭い空間で戦うことになることが多い。
立ち回りの面白さが半減してしまうし、結構狭くて理不尽さを感じることもある。
道中の雑魚敵戦の方が面白い。
難易度は、なかなか厳しめ。
上述した通り、ボス戦では立ち回りが制限されるけれど、敵は大量(ボス戦でも雑魚的が湧いてくる)で苦戦することが多い。
歯ごたえがある難易度なのは良いんだけど、チェックポイントが不思議な場所にあることが多くて、再戦しに行くのが面倒くさくなるのも気になるところ。

バトル自体は面白い。
そこら中のものを投げまくるのは気持ち良いし、単純にシューティングとしても楽しい。
ところが、私にとってはその面白さが、ストーリーの分からなさと不親切さで帳消しになってしまった。
バトルは楽しいものの作品としてのめり込めなければ、やはり飽きてくる。
超常現象やSCP財団に詳しい人なら、きっと作品としても楽しめる。いいなあ。
ジェシーはとんでもない飲み込みの速さで、とてつもない順応性で局長やっちゃうし、よく分かんない事態に普通に向かっていくし。
私にとってはジェシーが1番の超常現象。
「バトルさえ面白ければいいや」という時も多いんだけど、本作では物語やゲームプレイでの不親切さの方が記憶に残ってしまった。

建物内の各所にあるテキスト情報を集めて回るのが、やり込み要素。
テキスト情報は大量にあるので物語を理解しようと読んでみたけれど、やはり難しい。
また、正気を保っているNPCに話かけて情報を聞き出すこともできる。
ただ、主人公が「そのことに関してはもういいわ」みたいな感じで話を終わらせてしまうので、理解しようという気持ちが削がれてくる。
ジェシー!もうちょっと話聞こうよ。
グラフィック

綺麗な3DCGグラフィック。
カットシーンでは、キャラの表情もしっかり描写されている。
舞台はオフィスなんだけど、摩訶不思議な感じ満点。
職員たちが宙に浮いてるしホラーっぽくも見えるけれど、実際のところホラーなゲームではない。
驚かされるということはなくて、純粋に不思議な世界だ。
驚くとしたら、会話シーンでジェシーの顔が突然ズームされる時くらい。目元だけがドアップになって「なんで今ズームにした?近すぎっ!」てびっくりする。

BGMはバトルの時くらいしか流れない。
バトルの時も控えめなBGMが多いけれど、不気味な雰囲気を高めてくれる。不気味な雰囲気は抜群だ。
総合評価Summary
3.5
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
良いところ
環境を利用したバトルが面白い
操作性が良い
不気味で不思議な雰囲気
残念なところ
ストーリーが分かりにくい
日本語翻訳がイマイチ
バグあり
オススメな人
TPSが好き
超常現象が好き、もしくは詳しい
不気味な雰囲気が好き
オススメではない人
ハイペースなバトルが苦手
不気味な雰囲気が苦手
分かりやすいゲームが好き
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