レビュー【電車アタック】日本爆走紀行 ハイスピードアクションゲーム

線路がなくとも空中だろうと電車で日本列島を突き進む、勢い良すぎる元気なアクションゲーム『Denshattack! 電車アタック』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- 電車アタックに挑戦しながらディストピアな日本を旅する物語
- 攻略
- 爆走する電車で多彩なトリックを決めながらゴールとハイスコアを目指すアクションゲーム
- 評価
- 面白い構造のコースを豪快で爽快に電車アクションで駆け抜けることができ、全要素の勢いが良く元気になるゲーム
電車アタックの概要
| タイトル | Denshattack! 電車アタック |
|---|---|
| 開発元 | Undercoders |
| 販売元 | Fireshine Games, Boltray Games |
| 発売日 | 2026年7月15日 |
| 対応機種 | PS5, Switch2, XBOX, PC |
| ジャンル | アクション |
| シリーズ | 新規IP |
| プレイ機種 | XBOX |
本作とゲーム性は異なるが、開発元はこれまでに『Treasures of the Aegean』『Koa and the Five Pirates of Mara』などを手掛けている。

電車アタックのストーリー
別府の絵美

舞台はそう遠くない未来の日本。
残念なことに、天変地異レベルの気候災害が起こったそうで、建物は倒壊し道はひび割れ、日本の街並みは崩壊してしまっている。
しかし、未来堂と呼ばれる巨大企業が各地に大きなドームで覆われた都市を作り、人々は楽しく暮らせていた。
が、それはドーム内の話であり、そこに入れなかった人々は汚染されていると蔑まれ放置されていた。
主人公は、そんなドーム外の別府で暮らす絵美。
彼女はラーメン配達で生計を立てていた。
配達に使うのは電車。いや、おかもちを持って電車に乗って配達するというわけではない。
電車は既に廃線になっており、そもそも電車などに乗っていてはラーメンも伸びてしまうだろう。
では、どうやって運ぶかというと、なんと彼女は電車を自ら運転し、あちこち壊れている線路を爆速で爆走するというアクロバティックラーメン配達をしているのだ。
電車アタックで日本一周

そんな絵美が、ある日フェルナンデスというお客さんにラーメンを届けたところ、彼から「電車アタック」に挑戦してみないかと持ちかけられる。
実はドーム外の人々はたくましく暮らしており、各地に残る線路を電車で走り回る「電車アタック」という新スポーツ(?)を生み出しているという。絵美がやっていることそのものだ。
しかも、日本各地には「電車アタック」の猛者たちがいると聞き、「強いヤツに会えるとワクワクすっぞ」体質らしい絵美は電車アタッカーになることを決意する。
こうして九州から日本全国へ、電車アタックの旅が始まった。
電車アタックの攻略情報
様々な目標があるコースクリア型

本作はコースをクリアしながら日本列島を進んでいくアクションゲーム。
クリアするごとに次のコースがアンロックされる。もちろんクリア済みのコースの再プレイも可能だ。
各コースには大きく分けて3つの目標があり、コースクリア時には目標達成度に応じて評価が行われる。
- トリックのスコア
- コース中に成功させたトリックのスコアの積算
- クリアタイム
- 目標タイムに比べてどのくらい早かったか
- サブ目標の達成度
- コースごとにゴールとは別の目標が複数設定されている
- 特定の場所で指定されたトリックを行うなどアクションに関するもの
- コース上に落ちているやり込み要素のためのアイテムを拾う(後述)
- コースごとにゴールとは別の目標が複数設定されている
電車でトリックを決める

コースでは線路上をノンストップで走っていくことになるが、様々なアクションを行いながらゴールを目指す。
- ジャンプ
- 空中にいる間には車体を回転させるトリックを決めてスコアを稼げる
- トリックを一定数決めるとゲージが溜まり、溜まり切るとコース上に光り輝く特別な線路が現れる
- ドリフト
- カーブではタイミングよくブレーキをかけると加速することができる
- 線路変更
- 複数の線路が隣り合っている場所では、隣の線路に移ることができる
- コースが分岐する場所では進みたい方向へ車体を向ける
- スライディング
- パイプ状のレールではバランスをとりながら進む
- 壁走り
- 線路がない壁やトンネルの天井も走ることができる
上記が基本的なアクションであり、失敗すると脱線する。
脱線した場合は、コース上のチェックポイントからやり直しとなる。
任意のタイミングでコース始めからやり直すこともできる。
そして、ゲームが進行すると上記以外のアクションやギミックも加わっていく。
電車カスタマイズとやり込み要素

コースを攻略するだけでなく、やり込み要素も用意されている。
マップ上からステージ選択を行うが、ショップも出現し買い物ができる。
- 電車本体
- コース上で拾えるギアでアンロックできる
- 車体ごとに特定のトリックのスコアが上がるなどアビリティが異なる
- ステッカー
- コース上で拾えるスプレー缶で買える
- 電車の見た目をカスタマイズできる
また、コース上でフィルムを拾うと、フェルナンデスが作っている電車アタッカー雑誌の記事を埋めていくことができ、キャラや世界の詳細を知ることができる。
そして特定のコースには温泉出口という隠しゴールがあり、そこに到達できると仲間同士の会話を楽しめる温泉コースをアンロックすることができる。
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電車アタックのレビュー
物語: 電車とともに勢いづくストーリー


各コースの前後にはキャラ同士の会話などイベントが発生し、絵美が新たな仲間と出会ったり、未来道に挑んでいくメインストーリーが展開する。
本作は見た目通りアニメな演出となっており、会話はサラッとしているがどんどん起こる突拍子もない事件や、地方ごとの組(電車アタックのチームみたいなもの)の特色を楽しむことができる。
かなり勢いもテンポも良く笑いどころも豊富な物語展開で、コースクリア型ゲームながら物語の先が気になってどんどん攻略したくなる。
ディストピアとなった日本の各都市はとんでもない進化を遂げており、思わず吹き出してしまうこともあった。日本人ならやりかねないような街の改造ぶりではある。
そして、電車アタッカーとなっているのは社会のはみ出し者という設定だが、暴走族やスケバンなどいわゆる「日本の不良」文化があの手この手で登場するのが面白い。
温泉や雑誌では各キャラの境遇を知ることもでき、意外としっかり世界設定まで練られており、物語も大きな魅力となっているゲームだ。
キャラ達は真剣に電車アタックに挑んでいるが底抜けに明るく、プレイしていて元気になるゲームだ。
操作性: ハイスピードでも問題なし


本作は電車ではあるけれど、操作方法などはスケボーやスノボなど横ノリスポーツゲーム寄りなプレイとなっている。
とにかくハイスピードで、画面ごと回転したり漫画っぽいエフェクトもバシバシ飛び、目まぐるしい。
しかし、見にくく感じることは一切なく、速すぎて目が追いつかないこともなく、スピードを心地よく感じながらプレイできる。
特に画面酔いしやすさも感じない。
ボタンやスティック操作への反応は良く、トリックやジャンプの成功判定も妥当。
カーブや行き止まりがある際には早めに警告が表示されるのも親切だ。
騒がしく見えて、ちゃんと快適プレイができるよう調整されている。
コース上のギミックが正常に機能しないバグに一度遭遇したが、コースをやり直せば解消した。
難易度: 攻略しやすく、極めるかはプレイヤー次第


各コースにはクリア条件がある。
ゴールを目指すコースだけでなく、一定時間内に一定以上のスコアを稼ぐとか、レース形式になっていて3位以内でゴールするとか、ボス戦もある。
そうした条件をクリアしないと次のコースに進むことはできないけれど、このコースクリアの最低条件は難しくない。
上述した通り、障害物の警告は早めに表示されるし、脱線してもチェックポイントからやり直しができるので、初見プレイでも一回でコースクリアできることがほとんどで、躓かずに攻略していける。
アクションを極めるより、物語を楽しみたいという人にもおすすめできるゲームだ。
しかし、各コースで最高評価をとるのはなかなか大変だ。
コースにはいくつかの経路がある場合が多く、何回かプレイして別の経路を見つけてアイテムを集めたり、コースを覚えてクリアタイムやスコアを更新していったり、やり込みが必要だ。
しかし、拾えるアイテム含めサブ目標は脱線したとしても一度でも達成すればよく、ミスしなければ初見プレイでもクリアタイムの最高評価を獲得できることもあり、「頑張れば最高評価とれるかも!」と思わせてくれる良い難易度になっている。
システム: 目標やコース展開が多彩でずっと楽しい


「次はどんなギミックが登場するんだろう」「次はどんなステージだろう?」「このカーブを曲がったら次は何が起こるんだろう」そんなワクワクがずっと続く。
上述もしたが、本作の基本はスケボーなどのトリックを決めながら滑走する横乗り系スポーツゲームだ。
しかし、なぜか白羽の矢が立ったのが電車という設定のインパクトだけでなく、電車のトップスピードで走っていると想定するのでより疾走感が高まり、直線ではないレール上を走るのでジェットコースターのような楽しさを味わえる。
スケボーゲームやカーレースゲームとはまた異なる感覚だ。
まさか硬い直方体の塊である電車でこんなに多彩でダイナミックで滑らかなアクションを楽しめるとは思わなかった。
しかも単に線路上だけでなくジャンプはするし壁まで走るという突拍子もないアクションが登場するものの、プレイヤー側も「電車なら、まあ大丈夫でしょ」と思ってしまうので、違和感なく豪快さを満喫できる。
そして、そんなアクションを活かすコース設計が本当に上手い。
横乗り系スポーツゲームはトリックを極めるお膳立てとなっており、コース形状自体は退屈に感じることがあるものだが、本作では分かれ道があったり画面がぐるぐる回ったり、コース上でも様々な事件が起こり、テーマパークのジェットコースターのようにコース自体が楽しませてくれる。
トリックを狙わなくてもコースを走るだけでも楽しめるので(もちろんトリックを狙う方が面白さは爆増するが)、やり込み派ではない人も楽しめるエンタメ精神溢れたゲームだ。
芸術性: アニメと漫画な演出でハイテンション


本作はカットシーンではアニメ調、ゲームプレイ部分はセルシェーディングで描かれる。
開発元は海外デベロッパー(拠点はスペイン)ではあるが、日本文化が面白おかしくふんだんに取り入れており、日本語の擬音語が飛び交うエフェクトで漫画のような演出が楽しめたり、スケバンやギャルなどの特徴もうまく盛り込まれて描かれている。
また仲間が増えるにつれてコース開始時のロード画面や脱線時のロード画面が変わっていく仕様も嬉しい。
日本語フルボイスになっており、上手くトリックを決めた時も脱線した時も仲間が褒めてくれたり励ましてくれるので仲間意識も高まって楽しさが更に増す。
BGMはにぎやかでアップテンポな曲が多く、スピードに乗った時の気持ち良さがグングン盛り上がっていく。
ちなみにBGMも日本語歌詞になっており、「電車、電車、電車」とか連呼されていて、走りながら「いや、なんだその歌詞は!」と吹き出してしまう。
カットシーンの演出もテンポが良く笑えるシーンが多く、ゲームプレイだけでなく全要素の勢いが良くエネルギーに満ち溢れている、楽しい気持ちが止まらなくなるゲームだ。
欲を言えば、自分で色を指定したりステッカーの位置なども調整できると電車のカスタマイズの楽しさももっと上がりそうだ。
総合評価と似ているゲームは下へ
電車アタックの総合評価
Denshattack!


総合評価
ハイスピードながら扱いやすい豪快なアクションで、多彩なコースを楽しめるアクションゲーム。疾走感や爽快感が半端なく、コース形状や展開も面白く勢いが良く、プレイしているだけで元気になる。やり込み派から物語を追いたい人まで楽しめる難易度バランスも魅力。
長所と短所
良いところ
- 爽快感と疾走感が抜群
- 多彩なコースを楽しめる
- 明るい物語展開
残念なところ
- 電車を細かくはカスタマイズできない
こんな人におすすめ!
おすすめな人
- ハイスピードアクションが好き
- 明るいゲームをプレイしたい
- より良い評価を目指してやり込むのが好き
おすすめではない人
- スコアや評価されるゲームが苦手
- 落ち着いた雰囲気のゲームを探している
- リアル寄りな電車の運転を期待している
電車アタックに似ているおすすめゲーム
Oli Oli World
陽気な横乗り系スポーツゲームなら、こちらもおすすめ。こちらはハイテンションというより、チル。スケボーの楽園で、不思議で可愛くオシャレなコースを滑走し、トリックでハイスコアを狙うゲーム。ファッションやBGMを自分好みにカスタマイズして楽しめる人気作。
Skate Story
トリックを極めるなら、こちらもおすすめ。身体がガラスでできている主人公となり、不思議な街が広がる冥界をスケボーで進むアクションゲーム。多彩なトリックが登場しつつ、物語も楽しめる個性的で評価も高いゲーム。

























