『Dorfromantik』レビュー: やみつき六角形
『Dorfromantik』とは、Toukana Interactiveが開発したストラテジー要素のあるパズルゲーム。
本作は、Nintendo Switch、PCでプレイ可能。私はNintendo Switch版をプレイ。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。
画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることが出来ます。
あらすじStory
物語はない
ゲームを始めるとチュートリアルが始まり、そこからパズルをプレイするのみなので、物語要素はない。
ゲームの特徴Features
六角形のタイル
画面右下に積まれている六角形のタイルを並べていくのが本作でやるべきこと。
タイルは、既に置いてあるタイルの隣にしか置けない。
好きに置くことも可能だけど、本作では右下に積まれているタイルがなくなるまでに、何点のスコアを稼げるかというゲームになっている。
タイル上には森や家が描かれていて、隣同士になるタイルの接する辺で同じオブジェクトが繋がるとスコアが加算される。
例えば、森があるタイルを、既に置かれているタイルの森と隣り合う場所を選び、森同士がつながるようにタイルを回転して置くとスコアを獲得できる。
タイルの6辺全てでオブジェクトが隣と繋がると「パーフェクト!」となりスコアが大きく加算される。
お題と新たなタイル
タイルの中には、タスク付きのものがある。
そのタイル上の森や家を一定数繋げろといったものだ。
そのタイルから途切れることがないようにオブジェクトを繋げてタイルを配置し、タスクを達成すると、右下の控えタイルに新たなタイルが追加される。
本作では控えタイルがなくなったらゲームオーバーとなるので、クエスト達成することで延命していくというわけだ。
また、スコアが一定数以上になると新たな種類のタイルがアンロックされる。
最初は家や森や畑くらいだったのが、水上駅や汽車など新たなタイルが登場し、より複雑な風景を作れるようになっていく。
記事はさらに下に続きます
各要素の評価と感想Rating
物語の面白さ
該当する要素なし
キャラクターの魅力
該当する要素なし
操作性
4.0
タイルの移動と回転がメインで、シンプルな操作のみ。
元々はPC向けに発売されていたゲームなせいか、カメラ操作がちょっと不思議。
右スティックでカメラをひょいひょい動かせず、方向キーを使うことになる。
難易度バランス
4.5
時間制限もないし、ゆったり楽しめる癒しのパズルゲーム。
ルールは分かりやすいし、一手だけなら元に戻すことが可能だし、最初からとっつきやすい。
が、本気で高スコアを狙うとなると、しっかり戦略を立ててタイルを並べていかなければならない。
高難易度モードもあり、がっつり頭を使いたいという時でも満足させてくれる。
ゲームシステム
4.5
ゲームのルールはシンプル。めちゃくちゃシンプルなのにハマるし奥深い!
そして、とんでもなく癒される。でも、ゲームとして歯ごたえもある。
秀逸なゲームデザインってやつだ。
スマホでプレイできたら良いなあと思うくらい、いつでもどこでもプレイしたくなる。
やりこみ要素
4.5
癒されるし、出来上がっていく風景は可愛らしく穏やかだし。
スコアとか手数を考えずにプレイしたい!という気持ちになる。
そんなことは開発者さんもお見通しだ。
本作にはクリエイティブモードがあり、タイル数は無限、しかもタイルを捨てることも出来て、好きな風景を作り出すことが出来る。
サンドボックスゲームが好きな人は、時間が溶けてしまうはずだ。
単に「ひたすら癒されたいなあ」という時にもおすすめなモードだ。
グラフィック
4.0
シンプルなグラフィックではあるけれど、タイルを並べると自然に風景が繋がるように細かくタイル上のオブジェクトの見た目が変わる。
タイルをたくさん並べていくと、どんどん見ごたえのあるジオラマになっていき、自己満足に浸れる。
基本的に田園風景っていうのも良い。本気で癒してくるゲームだ。
汽車や船があるタイルを並べると、乗り物が自動で線路や川を行き来するようになるので、眺めているだけで思わずニコニコと笑顔が溢れてくる。
サウンド
4.0
常に穏やかなBGMが流れている。そんなに種類があるわけではないんだけど。
ゲームプレイもグラフィックも音楽も、全勢力上げて癒してくる。
本作をプレイしている様子はそのまま癒し動画になりそう。
総合評価Summary
4.0
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
該当する要素なし
良いところ
シンプルで病みつきになるゲームシステム
癒される
ストラテジー要素も味わえる
サンドボックスとしても楽しめる
残念なところ
ゲームパッドでのカメラ操作が不便
オススメな人
考えるパズルゲームが好き
癒されたい
自分のペースでプレイできるゲームを探している
オススメではない人
ゆったりしたゲームが苦手
複雑なゲームじゃないと燃えない
おすすめ類似ゲーム本作に似たゲームはコチラ
戦闘要素のない開拓シミュレーションゲーム。こちらもタイルベースで世界が出来ている。島の間だけでなく惑星間でも輸送できたりなど、癒されつつ壮大な開拓が可能。
ひたすら水上の街を作っていくカジュアルなパズルゲーム。特に目的はないけれど、建物が自動でくっついて良い感じな建物になっていく癒しのゲーム。
Dorfromantik
やみつき六角形
シンプルで分かりやすいルールでありながら、ストラテジー要素も楽しめる病みつきパズルゲーム。 頭を使うんだけど、猛烈に癒されもする雰囲気も魅力。風景を作り続けられるモードもあって嬉しい。
Dorfromantik
© Toukana Interactive
https://toukana.com/dorfromantik/