FF7リメイク ユフィDLCレビュー: 大騒動でニアミス『FF7リメイク インターミッション』
ユフィ視点でミッドガルを歩く、誰も知らなかった全く新しい物語が幕を明けるFF7リメイクのユフィ編追加DLC『FF7R EPISODE INTERmission(ユフィの新規エピソード)』をネタバレなしで要素ごとに詳しくレビュー。
本作に似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
ユフィDLC製品情報
タイトル | FF7R EPISODE INTERmission ユフィの新規エピソード |
---|---|
開発元 | Square Enix |
対応機種 | PS5, PC |
ジャンル | RPG, アクション |
シリーズ | FF ファイナルファンタジー |
本作はFF7のフルリメイク第一部『FINAL FANTASY VII REMAKE』の追加DLC。
本編はPS4でもプレイ可能だけど、本DLCはPS5もしくはPCでのみプレイ可能。インターグレード版には同時収録されている。
PS4版からPS5版にアップグレードすればDLCもプレイ可能だ。やり方は以下の通り。
PS4版からアップグレードしてDLCをプレイする方法 【開く】
- PS4でディスク版を購入した場合
- 「Data Disk」をPS5本体に挿入してコピーしておく(PS5本体にディスク挿入すれば自動でやってくれる)。コピー完了したら「Play Disk」を挿入。
- PS4でダウンロード版を購入した場合
- ゲームデータをPS5本体にダウンロードしておく(外付けストレージではダメ)。
『FF7リメイク』を起動して、メインメニューから「Save Data Upload(セーブデータをアップロード)」を選択。
PS5版にコピーしたいセーブデータ(PS4版でプレイしていたセーブデータ)を1つ選択。
もし、メインメニューに表示されていない場合は、ゲームを最新ver.にアプデ。
PS storeでPS5へのアップグレードデータを購入する。値段は100円なので、必ず確認を。
PS5版『FF7 Remake INTERGRADE』を買ってしまうと、新たに丸々もう1本購入することになるので注意。ここで、追加DLCを一緒に購入しておくと楽。
購入したアップグレードデータをダウンロード。これで『FF7リメイク』はPS5版になっている。
ここで初めて追加DLCをダウンロードできるようになる(アップグレードデータのダウンロード完了前だと追加DLCはエラー表示になる)。
PS5版になった『FF7リメイク』を起動する(PS5ホーム画面でゲームの詳細を見るPS5版になっているはず)。
メインメニューで「Save Data Download(セーブデータのダウンロード)」を選択すると、Step2で選択したセーブデータがコピーされ、PS4でプレイしていた続きからPS5版でプレイできる。
コピーした瞬間に、PS4版で獲得していたトロフィーをPS5版でも獲得する(たくさん獲得している場合は、全獲得にしばらく時間がかかる)。
追加DLCのデータのダウンロードが終わった状態で、メインメニューでR2ボタンを押すと、やっと追加DLCをスタートできる画面になる。
ちなみに、追加DLCは本編とは独立したセーブデータになる。
FF7リメイク ユフィDLCの攻略
ストーリー
舞台は同じくミッドガル
裏では悪いことをしまくっている巨大企業の神羅カンパニーが牛耳る大都市ミッドガル。そして、反神羅カンパニーを掲げて戦うアバランチという集団と本編の主人公であるクラウド。
クラウドは、爆破テロしたり、夜中にバイクを乗り回したり、女装しながら、神羅に喧嘩を売っていた。
ユフィ編となる本DLCでは、「クラウドがなんやかんやしていた、一方その頃」の物語が描かれる。
ウータイ出身の元気いっぱいユフィ
本作の主人公はユフィという激しく元気で明るい少女。彼女も打倒・神羅カンパニーが目標だ。
FF7オリジナル版をプレイした人なら、よーく知っていると思うけれど、ユフィは神羅と激しく対立を続けているウータイという土地の出身だ。
ウータイは神羅と激しく戦争した歴史があり、現在は神羅が勝って争いは沈静化したことになっているけれど、ユフィ含めウータイ側は負けを認めているわけではない。
ソノン登場の巻
故郷の仇を討つために、ユフィは神羅が持っているという「究極のマテリア」を奪うためにミッドガルにやって来た。
ユフィは、アバランチの協力を得て、同じくウータイ出身だというソノンという相棒と共に神羅ビルに忍び込む計画を進めていく。
ちなみに、ユフィ編に登場するアバランチは本家だ。本編でクラウドが参加するアバランチは分派であり、考え方の違いのため本家から分裂している。
ユフィが求める究極のマテリアは一体何なのか。そして、クラウドたちとのニアミスはあるのか!?
攻略のポイント
ユフィ編のバトルシステム
バトルシステムの基本は本編と同じ。
通常攻撃や回避などはアクションで、アビリティやアイテム使用はコマンドで選択する。
ユフィは本編のキャラとは別人なわけなので、武器やアビリティはもちろん全く違う。
近接攻撃では手裏剣でザクザクと斬り、遠くの敵には手裏剣を投げることができる。
手裏剣を投げた際には、通常攻撃は遠距離や属性攻撃ができる「忍術」に変わる。
ソノンと連携して戦う
相棒のソノンはバトルで共闘してくれるけれど、プレイヤーは直接彼を操作出来ない。
ソノンは、敵を狙って自動で戦ってくれる。
ただし、ソノンにアビリティや魔法を使ってもらう指示出しは可能(逆に指示出ししないと使用してくれない)。
また、バトル中にL2ボタンを押すと連携モードになり、同じ敵に2人でたたみかけるように攻撃したり、ユフィ固有のアビリティが2人で同時に行う強力なものに変化する。
ただし、連携モード中はソノンのATBゲージ(アビリティやアイテム使用に必要)の溜まるスピードが遅くなるので、連携したり解散したり上手く切り替えて戦わなければならない。
武器とマテリアで成長する
アビリティや魔法が使用可能になるマテリアの成長や武器のアップグレードなど、成長要素のシステムは本編と同じだ。
ソノンは操作は出来ないけれど、装備やマテリアの付け替えや武器アップグレードなどはユフィと全く同じようにカスタマイズ出来る。
もちろん、敵を倒して経験値を獲得し、ユフィもソノンもレベルアップしてステータスが上がっていく。
記事はさらに下に続きます
ユフィDLCの評価と感想
物語の面白さ
ファンサービスがすごい。本DLCをプレイしていて一番感じることは、これだ。
オリジナル版では全く描かれていない物語で、ユフィは『FF7リメイク』本編にも登場しなかったし、物語の先が予想つかない。
オリジナル版もFF7リメイクも知っているFF7ファンにとっても、完全に新しいストーリーで嬉しい。
本編では終始クラウド目線だったけれど、本作では部外者という別視点からクラウドたちの行動を見れるのも面白い。
クラウド達が大暴れしたことの代償や副作用がちゃんと描かれていて、本編の物語まで厚みが増してくる。普通に街で暮らす人から見れば、クラウドってかなり迷惑な危険人物だ。
キャラクターの魅力
NPCとして新キャラが続々と登場する。
本編で印象的だったNPC達も「オールスター戦ですか?」というくらい登場する。本編とは違った一面を知れて楽しい。
ただ、主人公が少女なせいか、あざとさがややきつめ。
JRPG特有のノリは本編よりやや強め。正直なところ、最初は「え、ユフィってこんな感じだったっけ」と引いてしまった。
でも徐々に故郷のために必死なユフィが見えてきて、オリジナル版の印象に戻り、ユフィの魅力が満点だ。
一方で、オリジナル版にはいなかった新キャラであるソノン。
ポッと出の新人だけど、ちゃんとお気に入りキャラになるくらい魅力的に描かれている。
操作の快適さ
本編のバトルと感覚は同じで、ユフィはキビキビ動く。
更に、ユフィはかなり素早いという設定なので、本編よりバトルはハイペースだ。本編ではティファが素早かったけど、ユフィはさらに素早い。
ただ、ユフィは遠距離も近距離も攻撃できるので、攻撃対象の自動ロックオンがウロウロしてしまうのが気になった。
目の前の敵ではなく、なぜか先に遠くの敵にターゲットが合ってしまう時もあり、それでピンチに陥ってしまうこともあるので手動ロックオンがおすすめ。
そして、本編と同じく、カメラワークに泣かされることも多い。狭い空間で戦う場面が多いということもあり、「敵どこいったー!?」状態になりやすい。
難易度バランス
難易度バランスも本編の感覚と同じ。
敵が湧きまくるわけではないので、ぐんぐんレベルアップ出来るわけではない。ちゃんと弱点を調べて考えて立ち回らないと、結構すぐ死ぬ。
バトルがハイペースなので、気がついたらHPがかなり削られてて焦る。
でも、ソノンくんがかなり優秀。
最初から「オートケアル」とかサポート用のマテリアをフル装備して登場するし、ソノン1人でユフィ防衛戦線を敷いてくれている。
でも、本編のバレットほど強力な肉壁ではないので、本編より難しく感じるところもある。
ゲームシステムの面白さ
本編と同じく、バトルシステムが1番の魅力。
アクションとコマンド入力が融合したバトルはやっぱり面白い。
そして、遠距離攻撃と近接攻撃を使い分けるユフィならではの戦い方が、これまた面白い。本編のメンバー誰とも違った立ち回りが出来るので新鮮だ。
更にソノンとの連携という戦術があるので、操作キャラはユフィのみだけどバトルが単調になることはない。
やりこみ要素の楽しさ
やり込み要素として、サブクエストやミニゲームも楽しめる。
特に本作で初登場したコンドルフォートというミニゲームは、カジュアルなリアルタイムストラテジーだ。
しっかり面白くて、ミッドガルに来た目的を忘れかけたくらい序盤に没頭してしまった。
追加DLCだけど、ちゃんとしっかりボリュームもメインストーリーもあるし、敵やマップもそのまま使い回しってわけでもない。
全然オマケどころじゃないDLCだ。
グラフィックの芸術性
『インターグレード』はPS4版よりグラフィックが綺麗に!というのが売りなんで、もちろん綺麗。
ただ、4K画質にするとカクカクする。目が疲れるチラつきっぷり(ちなみに、私はPS4ディスク版からのアプデという条件)。
60FPSパフォーマンス優先モードでもちゃんとキレイだけど、「PS5画質でFF7だー!」と期待していただけに、最高画質でプレイしにくいのは残念。
サウンドの魅力
本編にはない新曲がたくさん。どれも良い。
特に「かめ道楽」というお店のテーマ曲が何曲も用意されててびっくりした。
そこをそんなに作り込む!?相変わらずFF音楽は期待を裏切らない。
サントラはこちら
本作と似ているゲームや関連作は更に下へ
ユフィDLCレビューのまとめ
おすすめな人
- 『FF7 Remake』本編が好き
- ハイペースなバトルが好き
- ユフィのファン
おすすめではない人
- 本編にハマらなかった
- JRPGのノリがかなり苦手
総合評価良いところ&残念なところ
- 全く新しい物語が楽しめる
- 本編とは違った戦術が楽しめる
- 作り込みが豪華
- バトルでターゲットやカメラワークが操作しにくい時がある
- 4K画質に設定するとカクカクになる
ユフィDLCが好きならおすすめゲーム
関連ゲーム
FF7リメイク FINAL FANTASY VII REMAKE
本編。FF7リメイク3部作の第1部であり、本DLCでチラチラとニアミスしたクラウド達の物語を辿ることができる。
こちらでは操作キャラを変更しながらのバトルが楽しめる。
FF7リバース FINAL FANTASY VII REBIRTH
FF7リメイク3部作の第2部。
ユフィはクラウド達に合流し、ミッドガルから広大な世界へと旅していく物語が描かれる。
本DLCで登場した連携技も盛り込まれたバトルシステムに進化するのも魅力。
FF7R インターミッション FF7R EPISODE INTERmission (ユフィの新規エピソード)
© 1997, 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI LOGO ILLUSTRATION:©1997 YOSHITAKA AMANO
https://www.jp.square-enix.com/ffviir_ig/
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