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『Lies of P』レビュー: 嘘つきピノキオ

lies of p 評価 攻略

『Lies of P』とは、NEOWIZが開発したアクションRPG

童話の「ピノキオの大冒険」に着想を得た物語や世界設定となっており、三人称視点の3Dアクションでプレイする。

本作は、PS5、PS4、Xbox、PCでプレイ可能。私はXbox版をプレイ。

本作がどんなゲームか、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。

画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることが出来ます。

Index

あらすじStory

目覚めた人形

青い蝶が飛んでいく。目を閉じて座ったまま動かない少年のもとへ。

「あなたの助けが必要なの」蝶を通して誰かの声が聞こえてくる。

すると、少年は目を開き、立ち上がった。

に停まっている列車の中で目覚めた少年は、凄惨な光景を目にする。

駅にはたくさんの死体が転がっている。これ以上ないほど最悪な目覚めだ。

そして、生存者かと思った駅員達は様子がおかしく、少年に殴りかかってくる。

しかも、よく見ると、駅員たちは人間ではなく人形だ。

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クラットの街

主人公が降り立ったのは、クラットの街

機械仕掛けの人形技術の発達によって、住民たちは便利に豊かに暮らしていた。

ところが、なぜか人形が暴走して人々を襲い始め、かつての栄華は見る影もない街に成り果ててしまった。

青い蝶の声に導かれ、少年はそんな治安最悪な街を通り抜け、ホテル・クラットに辿り着く。

そこにいたのは、青い蝶から聞こえていた声の主であるソフィア

「ここが避難場所か」と安堵したのも束の間、ソフィアから「大通りの方にいるゼペットを探して来て」と言われる。

え、四方八方から人形にぶっ叩かれる街にまた出て行くなんて嫌なんだけど!

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ゼペット爺さん

主人公は、とてつもなく聞き分けがいい少年だ。躊躇なく、ゼペットを探しに出かける。

というのも、実は主人公も人形だ。雑魚敵の人形達に比べて圧倒的に高品質だし、暴走もしていないようだけど。

そして、ゼペットとは、クラットの街で働く人形を作った張本人だ。

そう、ゼペットは少年の父でもある。

ただし、人形が稼働するにはエルゴと呼ばれる不思議な物質も必要で、ゼペット以外にも関わっている人物がいるようだ。

また、そのエルゴが原因と見られる石化病という奇病が街の住民に蔓延している。

全ての謎を解く鍵は、きっとゼペットが握っている。

ゼペットが犯人である可能性も頭によぎるけれど、少年は謎と嘘が渦巻く荒廃したクラットの街を進む。

ゼペット爺さーん!どこですかー!?

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ゲームの特徴Features

ピノキオの冒険

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ピノキオお馴染みのジミニー(腰につけたランタン)が
ガイドしてくれる

本作は、ゲームの進行に伴って探索できるエリアが広がっていく。

拠点はホテル・クラットで、主人公のレベルアップや身支度、NPCとの交流も行える。

各所にあるセーブポイントはスターゲイザーと呼ばれる。スターゲイザー間ではファストトラベルも可能。

そして、本作はソウルライクなゲームだ。

スターゲイザーに触れると体力が全回復し、回復アイテムであるパルス電池が補充されるけれど、雑魚敵は全復活する。

また、敵を倒すとエルゴを獲得する。これが本作の通貨であり経験値。エルゴを消費して好きなパラメータをレベルアップ出来る。

一方で、ゲームオーバーになると獲得していた未使用エルゴを失い、直近のスターゲイザーから再開となる。

しかし、前回ゲームオーバーになった地点に戻れば、失ったエルゴを回収することが出来る。

ピノキオの戦い

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バトルの基本は、武器での近接攻撃。投擲アイテムもある。

スタミナゲージがあり、攻撃、回避、ガード全てでスタミナを消費する。

また、敵の攻撃をガードすると体力が一定量減るけれど(ジャストガードに成功すれば体力は減らない)、すぐに敵に攻撃し返せば削られた体力を回復することができる。

更に、左手にはリージョンアームという固有のアクションを発動できる武器を装備できる。これはリージョンゲージを消費して使用することができる。

改造

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本作の大きな特徴の1つは、武器をカスタマイズ出来ること。

武器は刃と柄に分かれており、それぞれ特性だけでなくフェーブルアーツと呼ばれる武器固有スキルが異なる。

敵を攻撃していると、青いゲージが溜まる。これを消費して装備している武器のフェーブルアーツを発動することが出来る。攻撃スキルだけでなく、一定時間バフが付与できるものなどがある。

武器にも防具にも重量の概念があり、装備重量が重いと動きやスタミナ回復速度が遅くなる。

武器の調合時には、フェーブルアーツや挙動だけでなく重さにも注意。

また、Pクォーツという貴重アイテムを手に入れると、ステータスボーナスをアンロックしていくことができる。

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

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4.5

ピノキオといえば、ディズニー映画のピノキオが真っ先に思い浮かぶ。

天真爛漫な少年がニコニコしながらスキップしているイメージだ。

私のピノキオイメージ

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

そんなピノキオが180度真逆であろう残酷な世界で、剣を振り回して戦う。しかも、あろうことかソウルライクゲームだ。

この設定だけで心が鷲掴みされる。

単に掴みだけではなく、人形暴走の謎、クラットの街にいる自警団の勢力争いなど、世界設定もしっかり練られていて、本作の世界にどっぷり浸れる。

また、本作には分岐要素があり、嘘をつくかどうか選択できる場面がある。

その際、嘘をつくと人間性を獲得するのが面白いところ。嘘をつくのは人間らしさだ。これが分岐に関わる。

嘘はいけないことだと教えられるはずのピノキオを題材にして、プレイヤーに嘘をつくかどうか迫る物語構成が面白い。

誰かのためを想ってつく優しい嘘もある。残酷でも真実を告げるのも間違いとはいえない。かなり迷う。

この嘘つきの仕掛けによって、物語にどんどん感情移入していく。

ソウルライクなゲームといえば物語が難解なことが多いけれど、本作は物語もしっかり楽しめる。

キャラクターの魅力

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4.0

クラットの街は壊滅状態だけど、生存者もいる。

ただ、窓越しにしか話せない人も多く、たくさんのNPCとにこやかな会話ができるわけでもない。

登場するNPCは全員怪しい

こちらが嘘をつくということは、相手も嘘をつくということだ。

漏れなく全員に裏切られそうで、めちゃくちゃ疑心暗鬼に陥る。相手の嘘を見破ろうとして会話中も気が抜けず、全員が印象に残る。

また、狂気に陥っている人もいるけれど、動物の被り物をしていたり、みんなこだわりのファッションに身を包んでいて、怪しいながらも皆んなかっこいい。

操作性

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4.0

本作は高難易度ゲームとして文句なしの挙動や当たり判定だ。

装備重量がしっかり反映されるし、攻撃の当たり判定はちゃんと武器の部分にある。ギリギリでも避ければ当たらない。

一方で、狭い場所で戦っていると、主人公が振った剣が壁などにカァアンと当たって攻撃を繰り出せなくなるし、敵に壁との間に挟まれてしまうこともある。戦う場所には要注意

また敵の人形たちは、ガタガタガタゴトンゴトンという古いロボット的な動き方なので、敵の攻撃には独特の間がある。これは覚えて慣れるしかない。

UIは見やすく、リージョンアームやフェーブルアーツを発動するボタンが常に表示されているのも親切。

チュートリアルがややざっくりしているけれど、メニュー画面のガイドから詳しくシステムを確認することができる。

難易度バランス

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ジャストガードなどを成功させていると
致命攻撃を発動できるチャンスが生まれる

4.0

本作はソウルライクな死にゲー

雑魚敵は非常にけしからん嫌な場所から奇襲してくるし、ボスは2段階くらい攻撃パターンが変わる。

しっかり死ねる。でも、敵の攻撃パターンを見極めて立ち回れば、ちゃんと乗り越えられる。良い歯ごたえだ。

特に新しいソウルライクゲームを求めている高難易度アクションが好きな人におすすめしたい。

また、回復アイテムのパルス電池を使い切ってしまっても、敵を攻撃していると再使用可能になるのも面白い要素。

きつい状況になっても「まだまだ逆転できるぞ!」と思える。

しかし、敵は体力回復するし、武器には耐久度もあるので、やたらと長期戦に持ち込むことは出来ない。

有利になる要素と難しさを高めるシステムが上手く機能し合っていて、死にゲーが味わえる。

ゲームシステム

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4.5

システムは完全にソウルライク。ガード後の攻撃で体力回復出来るなど、『Bloodborne』っぽさを感じる。

でも、そのままではない。

世界設定や嘘つき分岐も魅力的だし、武器のカスタマイズが魅力

カスタマイズ次第では動力(本作の筋力にあたる)が貧弱でも、脳筋プレイ御用達の大剣の強さを引き出せる。

レベルアップによるキャラクタービルドだけでなく、武器カスタマイズによってプレイスタイルを変えられる柔軟さが、バトルを更に面白くしてくれる。

様々な武器調合を試すほど、この面白さを実感できるはず。

また、全て地続きになっており垂直的にも入り組んだマップ構造になっていて、探索も楽しい

やりこみ要素

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4.0

寄り道は結構多く、各所でサブクエストが発生する。

クエスト報酬としてレコードを貰えることがあり、拠点のホテル・クラットで聴くことが出来る。

これは収集要素であり、実は人間性にも関与する。

また、本作はマルチエンディングなので、周回プレイもおすすめ。

しかし、最大のやり込み要素は、武器のカスタマイズ。

武器の種類が増えるほど、色んな組み合わせを考えるのが楽しくなり、調合画面とにらめっこする時間が長くなる。

グラフィック

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4.0

描画が遅れる時はあるけれど、綺麗な3DCGで描かれている。

本作はベル・エポック時代(フランスの産業革命あたりの時代)に着想を得た世界だ。

クラットの街はどこもかしこも悲惨な状態だけど、平和だった頃はさぞや華やかだったんだろう。それが分かるほど装飾や建築が細部まで描き込まれている。

出来ることなら、崩壊前のクラットの街を観光したかった!

また、主人公は装備を変えれば外見も変わる。特にリージョンアームは、どれもメカメカしていてかっこいい。

特にスチームパンクな雰囲気が好きな人に刺さるはず。

妖しく優雅でありつつ、金属の無骨な荒々しさもある。とっても魅力的な世界だ。

サウンド

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4.0

探索中はBGMがないことが多い。

暴走した人形が動くガチャガチャとした音や、どこかから聞こえてくる生存者の咳の音など、ほとんど環境音だけ。

少し寂しいけれど、それによって人形が徘徊している街の不気味さが増している。

一方で、拠点のホテル・クラットでは集めたレコードで音楽を楽しむことができる。芸術を嗜むのは人間らしさだ。

総合評価Summary

4.0

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

個性的な世界設定

死にゲーな難易度

好みを反映できる武器カスタマイズ

残念なところ

BGMが少なめ

ソウルライクの知識がある程度必要

オススメな人

死にゲーが好き

個性的な世界を体験したい

装備品を吟味するのが好き

オススメではない人

不気味な雰囲気が苦手

高難易度アクションが好きではない

分岐要素が嫌い

おすすめ類似ゲーム本作に似ているゲームはコチラ

オススメ

Thymesia ティメジア

ソウルライクゲームが好きなら、こちらもおすすめ。本作に近い雰囲気の高難易度アクションが楽しめる。本作よりもハイペースなバトルでジャストガードを多用するのが特徴。

Game Source Entertainment
オススメ

Bloodborne

本作のバトルや世界の雰囲気が近いのが名作死にゲーのこちら。見た目も挙動もスタイリッシュで、イギリスの産業革命時代あたりの街の雰囲気(壊滅してるけれど)も魅力。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント
Lies of P
4

嘘つきピノキオ

暴走した人形達が暴れ回る街を舞台に、高品質な死にゲー難易度が楽しめるアクションRPG。

ソウルライクでありつつ、武器のカスタマイズなど独自のシステムも面白く機能しており、バトルも探索にも夢中になる。

ピノキオの物語をベースにしているけれど、嘘をつくことで物語が分岐するなど独創的な世界設定も魅力。

Lies of P 偽りのP
Developed by Round8 Studio. Published by NEOWIZ. All rights reserved.
https://liesofp.com

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

どんなジャンルにも飛びつき、探索好きな涙もろい大人ゲーマー。世界中のゲーム情報をチェックするのも大好き。

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