VRがどんどん手軽に身近になってきた。
なかでも注目を集めているのが、Meta Quest 2 (Oculus Quest 2) メタ クエスト 2 (オキュラスクエスト2)。
Oculus Quest 2はMeta(旧Facebook)の製品であり、 Facebookの社名変更に伴い2022年からMeta Questという名になる。

これまでのVR機器に比べてシンプルで小型軽量、そして起動も簡単。PCだって必要ない。
しかも、手が出しやすい価格になっていて、話題をかっさらっている。
Meta Quest(Quest 2)の魅力
Meta Quest(Quest 2)だけで準備OK
Meta Quest 2は、単体で動作するのが魅力の1つ。
VRといえば、PCに繋いで設定して…という面倒くささと、好きなところでプレイできないもどかしさがある。
が、Meta Questなら、VRゴーグルである本体自体がマシンでもある。なので、アプリを本体にダウンロードして動作すれば、PCなしでゲームをプレイすることができる。
何ができるのか?
まず、VRゲームをプレイすることができる。対象タイトルはどんどん増えていっている。
ゲームだけではなく、本当に海外の海岸や観光名所にいるような気分になれるYouTube VR(360°動画が楽しめる)や、仮想空間上でコミュニケーションができるアプリなどもオススメ。
しかも、寝っ転がってでも見れてしまうんだから最高。
そして、たとえ2D動画であっても、自分の目の前に大画面で広がるので、自分専用の大スクリーン映画館のような気分になれる(NetflixやAmazon Prime Video VRのアプリもある)。
PC向けのゲームだってできる
SteamなどでリリースされているPC向けのVRゲームも、Oculus LinkケーブルでPCとメタクエスト2を繋げて使うことでプレイすることができる。これを使えば遊べるゲームが更に増えるってことだ。
おすすめのモデルとアクセサリ
本体
本体自体は128GBと256GBの2つのモデルが発売されている。ストレージ容量が違うので、たくさんゲームやアプリをダウンロードする人は大容量を買っておいた方が安心。
また、快適にプレイするための周辺機器も揃えておきたいところ。
頭が楽になる
本体に付属してくるストラップ(頭頂部で本体を支える部分)より、もっと楽になるのがQuest 2 Elite ストラップ。
アクションゲームなど激しく動くゲームや、ゲーム中についつい大きく動きがちな人は用意しておいた方が安心。ゴーグルのズレや物理的な頭の負担を軽減してくれる。
まとめて置いておく
コントローラを含めた本体と上記Quest 2 ストラップをまとめて保管しておけるケース。
コントローラなど別々になっているので、置いておくと結構散らかりがち。全てをスッキリ保管するのに便利。もちろん持ち運びにも便利。
おすすめアクセサリのセットも
おすすめゲーム10本
VRに対しての敷居を猛烈に下げてくれるMeta Quest 2。今後、ゲームの新たなプラットフォームとしての地位を確立してきそうな予感がムンムン。
魅力的な機器だけど、ゲーマーとして気になるのは「実際どんなゲーム出来るの?」てところ。
Meta Quest 2でプレイできる(今後リリースのものも)面白いゲームを集めた。下記に載せる『Half-Life: Alyx』以外は全てMeta Quest 2単体でプレイ可能。
Resident Evil 4

人気サバイバルホラー『バイオハザード』シリーズの第4作目がVR対応になってリメイク。
シリーズの人気キャラであるレオンが主人公で、怪物だらけの村を探索していく。
オリジナルは三人称視点だったけれど、本作では一人称視点となってプレイすることになる。
VR専用ゲームとしてリメイクするにあたり、グラフィックの向上はもちろんだけど、ゲームプレイもコントローラ操作とは違った体験になる。
例えば、右手に拳銃を持って左手にナイフという装備が可能になるし、銃のリロードは実際に自分で両手を使って行わなければならない。オリジナル版よりもっと焦ることになる。
そして、アイテムを拾ったり、メニュー画面で持ち物の整理をする時も実際に手で持って操作する。
臨場感も恐怖感もVRでしか味わえないもパワーアップぶり。
Developer: Armature Studio
Publisher: Oculus Studios
GRAND THEFT AUTO: SAN ANDREAS

長年人気の犯罪もイタズラもなんでも自由なオープンワールドゲーム『グランドセフトオート』シリーズ。
その過去作であるサンアンドレアス州が舞台となる『グランド・セフト・オート:サンアンドレアス』がリマスターされ、更にVR向けとなって登場する。
グラセフのVR向けゲームはシリーズ初で、更にVRゲームとしても広大オープンワールドのゲームは珍しい。
面白さは既にお墨付きなので、VRになることで、どんなゲームプレイになるのか今から楽しみな期待作。
Half-Life: Alyx

名作FPS『Half-Life』最新作。
VR専用ゲームとして完成度が高く、かなり評価の高いゲーム。
シリーズのナンバリングタイトルは過去2作発売されていて、本作は、第1作目と第2作目の間の物語が描かれる。
『Half-Life』は、異世界Xenから現れたエイリアンと戦うFPS。主人公は、ゴードン・フリーマン博士。
だけど、本作では、『Half-Life 2』でパートナーとなるアリックス視点で描かれる。アリックスは、父親のイーライと共にエイリアンと戦う。
シリーズ通して、ただ撃ちまくるだけではないFPSというのが魅力で、重力を操作する「グラビティグローブ」を駆使してバトル、謎解き、探索をしていく。
リアルな操作感や目の前四方八方に広がるドラマと気持ち悪いエイリアンたち。
現在のVRゲームの中で最高傑作の1本と呼ばれているゲーム。一度は体験しておきたい!
本作は、Steamでのみ購入可能なので、上記のOculus LinkケーブルでPCと繋ぐ必要がある。
Developer: Valve
Publisher: Valve
Moss

VRでアクションというと、「激しく動くし、やたらと銃を撃つゲームばかりだしなあ」と敬遠する人も多いはず。
そうではないのが本作。
主人公のQuillの冒険を見守るような立場でプレイしていくアクションアドベンチャー。
広い世界に憧れるQuillが、復活してしまった古の悪魔から叔父さんを助ける旅に出る。
プレイヤーは、完全にQuillになってしまうというわけではなく、Quillにバトルの指示を出したり、ギミックを操作してQuillの進む道を作ってあげる。VRゲームとしては珍しいTPS視点のゲーム。
とても可愛らしく魅力的で絵本のような世界に入り込んむことができる。
ちなみ第二作目も開発中。
Developer: Polyarc
Publisher: Polyarc
The Walking Dead: Saints & Sinners

VRといえば、ホラーも見逃せない。
臨場感がハンパないので、プレイ中は驚いてひっくり返ってしまわないよう注意が必要だけど。
本作は、人気海外ドラマ『Walking Dead ウォーキングデッド』の世界でサバイバルしていくアクションゲーム。
ドラマのキャラやストーリーとは関係なく、ある「ツーリスト」として、物資が潤沢にあるらしい場所を目指してニューオーリンズの街を探索していく。
もちろん、ウォーカー(ゾンビのこと)を倒したり、やり過ごしたりしていく。
しかし、『ウォーキングデッド』といえば、ゾンビより人間の方が怖いんじゃないかっていう世界。
本作でももちろん生存している人間たちが徒党を組んでいて、主人公は二大勢力の間で板挟みに。双方の間でうまく立ち回りながらサバイバルしていくことになる。
まず、ゾンビに襲われるだけでも恐ろしいんだけど、バトル中には身体の色んな部分がぶっ飛んだりしてしまう。それをVRで視界いっぱい見ることになるので、かなり刺激的な体験になる。
こちらも続編『The Walking Dead: Saints & Sinners Chapter 2』が開発中。
Developer: Skydance Interactive
Publisher: Skydance Interactive
The Climb 2

Oculus Quest 2では、360度全方向に広がる絶景を眺められるのが魅力の1つ。
そんな絶景を見ながらゲームも楽しめるのが『The Climb』。
現実世界だと、相当な度胸と筋力がないと挑戦さえできないフリークライミング(命綱なし、自身の身1つで様々な場所を登るエクストリームスポーツ)。
それが、VRなら、手軽に体験が出来てしまう。
高層ビルの上に登ったり、雄大な自然を背に断崖絶壁を登ったり、とにかく絶景続き。
もちろんゴールまで効率の良いルートを探して登っていくというゲーム性もちゃんとある。
高所恐怖症の人にとっては背筋が凍るような体験になるかもしれないけれど、現実では味わえない視点や登頂する達成感を味わうことができる。
Developer: Crytek
Publisher: Crytek
Jurassic World Aftermath

映画『ジュラシック・ワールド』の世界が舞台のアドベンチャーゲーム。
物語は、映画のその後が舞台。『ジュラシック・ワールド』の島に戻った主人公が機密情報を手に入れるため島を探索していく。
映画を見た人ならご存知だろうけど、あの島からは人間は脱出して、恐竜は野放しになっている。
というわけで、恐竜たちから隠れて逃げて進むというハラハラアドベンチャー。
コミック調のグラフィックになっているけれど、全然カジュアルではもなく、スリル満点な内容。
頭の良い小型恐竜のヴェロキラプトルからの群れに追いかけ回され、手のひらで転がされているような気分になりながらも、なんとか生き延びて脱出するしかない。
Developer: Coatsink Software
Publisher: Oculus Studios
Superhot VR

自分が動く間だけ時が進む独特なゲームシステムのFPSゲーム。
ローポリゴンな「精神と時の部屋」のような世界に赤い人がたくさんいる。
この赤い人が敵だ。自分が動く時だけ相手も動く。
というわけで「だるまさんがころんだ」状態で、敵を殲滅していく。
アクションでありながら、次の一歩で敵がどう動くかを予測しながら立ち回るパズルのようなゲーム性が高く評価されているゲーム。
特定の縛りがあるモードや、ただひたすら長く生き延びるモードなども搭載。
Developer: SUPERHOT
Publisher: SUPERHOT Team
Sam & Max: This Time It’s Virtual!

アメリカの人気コミックシリーズ『Sam & Max』。これまでアドベンチャーゲームとしても多数リリースされている人気シリーズだ。
本作は、おなじみ犬のマックスとうさぎのサムが活躍するアドベンチャーゲーム。
2人(2匹?)は私立探偵で、摩訶不思議な世界を巡っていく。
原作のコメディな雰囲気もしっかり味わえて、幅広い年代の多くの人が楽しめるゲーム。
Developer: HappyGiant
Publisher: Big Sugar
STAR WARS: TALES FROM THE GALAXY’S EDGE

『スターウォーズ』がテーマのVRゲームがもう1つ。
アメリカのディズニーランドにある『スターウォーズ』のアトラクションと同じ惑星バトゥーで繰り広げられるオリジナルストーリー。
主人公はドロイドの修理屋さん。海賊の襲撃に遭って惑星バトゥーに墜落し、そこで冒険することになる。
映画でもお馴染みの、マスター・ヨーダやR2-D2、C-3POなどが登場し、『Star Wars』ファンには堪らない内容になっている。
修理屋さんというわけなので、ライトセーバーやフォースで戦うわけではなく、銃で海賊たちと戦うことになる。

Developer: ILMxLAB
Publisher: Disney Electronic Content, Inc.