【Rolling Hills】呪いも解ける絶品お寿司 – 攻略とレビュー
忙しいお寿司屋さんを切り盛りしながら、村の一員になっていくライフシム『Rolling Hills ローリングヒルズ』。
Rolling Hillsの特徴
- ストーリー: 寿司職人ロボットがお寿司を極めると同時に村おこしを手助けするほのぼの物語
- 攻略: 注文に応じてお寿司を提供する忙しいお寿司屋さん運営と村人との交流を同時進行するライフシム
- 評価: 可愛くて気軽なお寿司屋さん開店中は忙しいメリハリのあるプレイが楽しめる
- 穏やかで可愛い雰囲気
- 気軽にプレイできる分かりやすさ
- 忙し楽しいお寿司屋さん運営
- 物語の展開はざっくり
- 各要素にあまり深みはない
『Rolling Hills ローリングヒルズ』の攻略もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
Rolling Hillsの攻略情報
Rolling Hillsの概要
タイトル | Rolling Hills ローリング・ヒルズ |
---|---|
開発元 | Catch & Release, LLC |
販売元 | Humble Games |
発売日 | 2024年6月5日 |
対応機種 | Xbox, PC |
ジャンル | ライフシミュレーション, リアルタイムストラテジー, カジュアル |
シリーズ | 新規IP |
プレイ機種 | Xbox |
ストーリー
騙された寿司職人
ローリングヒルズという田舎の素朴な村に、一輪車ロボットが現れた。足の部分は車輪という思いきったデザインのロボットだ。
このロボットは希望に満ち溢れていた。「これから、大都会で一流の寿司職人になるため腕を磨くんだ!」
しかし、どこをどう見ても大都会とはいえないローリングヒルズ。実は、村長コーギーが誇張というか過大というか、ほぼ嘘をついてすしロボットを村に招いたのだ。
お寿司で村おこし
「詐欺なので、帰ります」と言う暇もなく、村長コーギーに「お寿司でこの村を盛り上げて欲しい」と押し切られ、すしロボットのために用意したというお寿司屋さんに案内された。
なぜお寿司なのか、そしてお寿司だけで村おこしできるのかと村長の計画な不安を感じつつも、お店を目の前にしてもはや断れる雰囲気ではなくなってしまった。
呪われた村
こうして村唯一の寿司職人となったすしロボットは、村の住民たちやローリングヒルズを訪れる観光客にお寿司を振る舞う。ライバル店もないし、収益は右肩上がりだ。
一方で、住民のお手伝いをしてご近所付き合いにも余念のないすしロボット。このロボット、優秀すぎだ。
しかし、ある日、すしロボットは、村の不思議な神社に現れた河童(まぼろしの野獣と呼ぶらしい)から、ローリングヒルズの真実を聞かされる。
なんと、ローリングヒルズには、どんなに頑張ろうとも栄えることも有名にもならないという地方自治体真っ青な呪いがかかっているという。
ところが、幸いなことに、その呪いはお寿司によって解くことができるそうだ。初めて聞くタイプの呪いだけど、きっとすしロボットはローリングヒルズに来る運命だったのだろう。
すしロボットはお寿司の腕を磨きながら、村にかけられた呪いを解く糸口を探っていく。
攻略のポイント
お寿司屋さんと村おこし
すしロボットのやることは大きく分けて2つ。お寿司屋さんの運営と村おこしだ。
毎日朝からすしロボットの活動は始まり、お寿司屋さんを開店するまでは自由に村を散策できることができる。自動的に時間が進むわけではなく、プレイヤーの好きな時にお寿司屋さんを開店できる。
お寿司屋さんを開店すると閉店まで働き、お仕事終了とともに自動的に次の日に変わる。
基本的にはお寿司屋さんの評判である店レベルが上がるとメインストーリーが進む。
正確さと速さが大事なお寿司屋さん
お寿司屋さんを開店すると、次々とお客さんが来店する。お寿司屋さんでは時間管理シミュレーションを攻略する。
お寿司屋さんでは以下の業務をこなして、お客さんから高い評価とお金を稼ぐことが目標となる。
- お客さんの注文を確認する
- テーブルについたお客さんは定期的にお寿司を注文する(求めているお寿司タイプと品質のアイコンが表示される)
- 注文から提供までに時間制限がある
- 提供が早いほどお客さんの満足度が上がり、待たされすぎると怒ってしまう
- お寿司を取って運ぶ
- ベルトコンベアに並ぶお寿司から、注文に合うお寿司を取って提供する
- ベルトコンベア上には、レシピを覚えている寿司がランダムで一定数流れてくる
- クールタイムはあるけれど何回でもリロード可能
- 間違ったタイプや注文より低い品質のお寿司を提供すると、お客さんの満足度が下がる
- ベルトコンベアに並ぶお寿司から、注文に合うお寿司を取って提供する
- 店内の管理
- テーブルの汚れやゴミの掃除
- 放置しているとお客さんからの評価が下がる
- うたた寝しているお客さんを起こす
- うたた寝したままのお客さんは注文数が減ってしまう
- フラッシュ撮影を避ける
- 店内を撮影しているお客さんのカメラフラッシュ範囲に入ってしまうと一定時間スタンしてしまう
- テーブルの汚れやゴミの掃除
開店中は、上記の作業を無駄なく効率良くこないしていく。ちなみに、一流の寿司職人を目指している主人公だけど、お寿司を握る工程はゲームプレイに含まれていない。
お客さんがいなくなると閉店になり、その日の満足度が集積され、それが一定量溜まるごとに店レベルが上がる。
村人と仲良くなる
毎日お寿司屋さんを開店するまでは、村で様々なことができる。
- 買い物
- 市場で食材を買う
- 手に入れた食材をお寿司の各レシピに使用すると、お寿司の品質が上がっていく
- お寿司の品質が上がると追加効果がアンロックされる
- 提供した際に得られるお金が増えたり、お客さんが気長に待ってくれるなど
- お店の家具を買う
- テーブルを増やすと来店客が増える
- 追加のお金が貰えるなど追加効果のある装飾品もある
- 店内のカスタマイズは自由
- お店の拡張もできる
- 市場で食材を買う
- 住民と交流する
- カフェで任意の住民にご馳走して共に過ごすと好感度が上がる
- 住民からの好感度が上がると出来ることが増える
- お店の品揃えが増えたり、釣りができるなど
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Rolling Hillsのレビュー
物語: ざっくりとしたほのぼのストーリー
見た目通りの可愛くて穏やかで平和な物語だ。
メインストーリーは唐突に展開することがあるので驚かされることもあるけれど、安心して見守ることができるハートフルロボットストーリーだ。
NPCはややクセ強めではあるけれどセリフは多くはなく、全体的に物語要素はあっさりめ。気軽にプレイできる。
ただ、悪い人なんていない世界かとと思いきや、お寿司屋さんを訪れるお客さんは、自分でテーブルを汚しておいて「うわ、汚ーい」と文句を言ったり、すしロボットの目の前でゴミを店内にポイ捨てして帰っていったり、勝手にうたた寝したのに「店側に起こして欲しかった」といって評価を下げたりする。
ゲームとしては面白くなるけれど、自分勝手なお客さんが多いので、すしロボットが突然「人間、イラナイ」とか言って暴走するんじゃないかと心配になってくる(決してそういうゲームではないのでご安心を)。
操作性: 分かりやすい、時々すしロボットの横幅が気になる
お寿司屋さん営業中は、忙しく走り回ることになる。でも、ボタン2つくらいしか使わないので操作もシステムも分かりやすい。
お客さんの注文は特定のお寿司ではなく、お寿司のタイプで指定されるので把握しやすい。
テーブル含め店内の家具の配置は自分好みにカスタマイズできるので、自分がプレイしやすい動線を作れるのが嬉しい。タイル状ではなく細かく自由に配置できる。
ただ、お寿司に比してロボットの横幅が大きいので、ベルトコンベア上で間違えて隣のお寿司を取ってしまったり、お寿司が見にくくなることもある。
他のお寿司とサッと交換できるので攻略に支障があるわけではないけれど、ベルトコンベア上のお寿司同士はもう少し間隔が広い方がいいと思う。
とはいっても、ほぼ快適にプレイできて、プレイ中にバグに遭遇することもなかった。
難易度: どんどん忙しくなるけれど、お金は貯まりやすい
本作以外にも時間制限内に料理や商品を提供するゲームはあるけれど、本作はそうした時間管理ゲームの中ではスピードがゆっくりめだ。
お客さんは気長な人が多く、評価も落ちにくい。お寿司の単価は安すぎず、お店を開けさえすれば、すぐに家具や食材も買い漁れるくらいお金が貯まり、家具とレシピアップグレードによる追加効果で更にお金を稼ぎやすくなる。
でも、お店を拡張していくと来店者数が増え、もちろんどんどん忙しくなる。無駄なく動けるようにテーブルを置くことが1番重要で作戦を立てる楽しみも味わえる。
また、NPCの好感度はカフェでお金を払えば上げられるので、好みを探ったり会話でマズイ選択肢を選んで気まずくなる危険性もない。
難しさを感じる場面は全くなく、物語だけでなくゲームプレイ上でも気軽にプレイできるゲームだ。
システム: カジュアルに楽しめるシンプルなライフシム
のんびりライフシムと、忙しいお店運営どちらも楽しめるゲーム。
それぞれの内容は軽めな作りだ。
釣りは村長のコーギーが代わりにやってくれるなど、ライフシムあるあるな要素はあるもののプレイヤーがあれこれ操作したり失敗することもない。
また、お寿司を握る過程や在庫管理はゲームプレイに含まれていないので、お寿司屋さんでは配膳のみに注力すればいい。
NPCとの交流でも複雑な要素は絡まず、やりくりをあまり考えなくても攻略できる。
本気のライフシムを求めている人には物足りないかもしれないけれど、スイスイ攻略できるカジュアルなリラックスゲームとして楽しむのがおすすめ。とはいっても、お寿司屋さん営業中は忙しいので、ちゃんとはメリハリが味わえる。
芸術性: 素朴で可愛い3DCG
どこもかしこも可愛い3DCGで描かれる。見た感じは『あつまれ どうぶつの森』に近い。描き込みや物やキャラは少ないけれど、ローリングヒルズののどかな雰囲気は十分味わえる。
本作で1番重要なお寿司は様々な種類があり、ちゃんと描き分けられている。本当にあるネタもあれば、変わり種もある。対面式の硬派なお寿司屋さんというより、回転寿司やアメリカンなお寿司屋さんな感じだ。
BGMはポップで爽やかな良い曲が多く、お寿司屋さんではあるけれど和風な雰囲気というわけではない。
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Rolling Hillsの総合評価
Rolling Hills
総合評価
客を待たせないようにお寿司を提供する忙しいお店運営と、NPCとの交流が楽しめる穏やかなリラックスゲーム。複雑さや難しさはなく、気軽にスイスイ攻略できるカジュアルなライフシムが楽しめる。
おすすめな人 | ほのぼのとした雰囲気が好き 気軽にプレイできるゲームを探している お寿司が好き |
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おすすめではない人 | 歯ごたえや複雑なシステムなどを味わいたい 可愛い世界が苦手 キャラとの交流をじっくり楽しみたい |
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