【WHAT THE CAR?】車だと思われる何か – 攻略とレビュー うんてん、できるかな?
車ってなんだっけ?と疑問に思い始めるほど奇想天外がステージで、足が生えた車が大活躍する『WHAT THE CAR? うんてん、できるかな?』。
WHAT THE CAR?の特徴
- ストーリー: なぜか足が生えた車がクマの友達をパーティーに招待して回る物語
- 攻略: ステージごとに姿形もアクションも変わる物理演算カジュアルアクションゲーム
- 評価: 予想のつかないステージばかりで、色々とぶっ飛んでいく様に笑いが止まらない
- 奇想天外で笑えるステージが豊富
- 物理演算で物が動くドタバタわちゃわちゃ感
- 誰でも気軽に楽しめる
- 物語性はほぼない
- 正確な操作が難しい
『WHAT THE CAR? うんてん、できるかな?』をネタバレなしで、攻略のコツと各要素の評価を交えてレビュー。本作に似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
WHAT THE CAR?の攻略
WHAT THE CAR?の概要
タイトル | WHAT THE CAR? うんてん、できるかな? |
---|---|
開発元 | Triband |
販売元 | Triband |
発売日 | 2023年5月4日 |
対応機種 | PC, iOS(Apple Arcade) |
ジャンル | カジュアル, アクション, パズル |
シリーズ | What the Games? |
プレイ機種 | iPad |
ストーリー
車が発進!ぶぅうーん
ゲームが始まると、車の運転が始まる。
誰かが運転しているわけではなく、車自体がキャラであり、本作の主人公だ。特に名前は明かされないので、「クルマ君」と呼ぶことにする。
車くんは、道なりにブーンと走っていく。
車輪はいらない
道なりに進むと、クルマ君はテディという名のクマに出会う。クルマ君の友達だ。
で、なぜかテディから「ホイール外しちゃえば?」と言われる。
ホイール?え、それはクルマ君が車であることのアイデンティティでは。
しかし、クルマ君は言われるがままに車輪をスポッと取り外す。
すると、ニョキニョキニョキ!あ、足が生えた!?
クマに会いに行く
二足歩行車という、とんでもない車種というか不思議生物になったクルマ君は、テディに導かれるままに洞窟へと進んでいく。
テディは、仲間のクマにもクルマ君のことを紹介し、みんなでパーティを開きたいらしい。
なぜかクマ達を呼んでくるのはクルマ君の役目らしく、クルマ君は更に謎なボディになりながら爆走し、テディの友達に会いにいくことになる。
攻略のポイント
変身しながらステージを走りきる
本作はステージクリアでゲームが進行していく。各ステージでは、崖から落ちたりせずスタートからゴールまで走りきればクリアとなる。
プレイヤーが操作できるのは、クルマ君の向きを変えるハンドル操作とレバーを引くことのみ。
ただし、ステージごとにクルマ君の姿形は変わるので、レバーを引いた際のアクションもステージごとに異なる。レバーを引くと車らしくクラクションが鳴ることもあれば、背中につけたジェットパックが噴射することもあり、大ジャンプするというステージもある。
クマ友達に会う
本作の拠点であるクマの洞窟からは、複数のエリア(エピソードと呼ばれる)に進むことができる。
各エピソード内には更にたくさんのステージが用意されており、特定のステージをクリアすると発電機を起動することが出来る。
この発電機を各エピソード内で一定数起動すると、そのエピソード内にある巨大な宝箱からクマ友達がババーンと登場する。
そのクマを車に乗せて(座席ではなく屋根の上に乗せるスタイル)拠点のクマの洞窟に戻ると、新たなエピソードがアンロックされる。こうしてゲームが進行していく。つまり、全ステージを攻略しなくともゲームを進めていくことはできる。
カードを集めて爆走しろ
上述した通り、ゴールまで走りきればステージクリアとなるけれど、各ステージ上にはカードが浮かんでいる。
取りに行くのが面倒くさい場所に浮かんでいることが多いけれど、そのカードを取りつつゴールすると、そのカードを手に入れることができる。
また、本作は一応カーレースゲームということになっている、たぶん。そのため、ステージクリア時にはかかった時間によって3段階での評価も表示される。
こうしたカード収集やタイムアタックはやり込み要素となっている。
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WHAT THE CAR?のレビュー
物語: ゆるい笑いとクルマ君の姿がクセになる
物語性があるのは冒頭くらいで、その後はひたすらステージを攻略していくことになる。
新しいクマの友人が登場しても、特に何も会話は発生しない。「クルマ君を友達に紹介するぜ」と言っていた最初のクマ友達テディはというと、友人を連れ帰って来ても拠点のソファでくつろいだままだ。
というわけで物語性はないに等しいけれど、この世界への惹きつけぶりはすごい。
なぜタイヤではなく足なのか、なぜ登場するのはクマばかりなのか、なぜステージごとにクルマくんが変化するのか。ツッコミどころだらけで、ぶっ飛んでいる。
しかし、真面目にツッコミ始めたら負け(?)だ。そういうゲームだ。深く考えずにプレイするのが本作の正しい楽しみ方だ。
操作性: 繊細に操作できない、それが良い
コース上の物は全て物理演算で動く。
クルマ君は色んな物を蹴散らして進み、物も木も何でもかんでも物理演算でぶっ飛び、コース上にいるクマ達も巻き込まれて吹っ飛んでいく。
ステージ上にはジャンプできる板やスピードアップするタイルが置かれていることがあり、その効果はクルマ君に吹っ飛ばされてタイルにうっかり乗ってしまったクマたちにも及ぶ。ハチャメチャだ。
繊細な動きはほぼ出来ない。当たり判定もよく分からないことになっており、とんでもない方向に吹っ飛ぶこともある。
これが本作の面白さだ。
「わー、ぶつかる!ハンドルが効かない!」が連発し、何かにぶつかったら「え、そっちに飛ぶんかーい!そんなに飛ぶんかーい!」と驚くばかりだ。
上手くプレイするゲームではなく、予想外の展開と動きを笑いながら楽しむゲームだ。
というわけで、操作性は良くないけれど、それがちょうど良い。ちなみに、画面タッチ操作とゲームパッドどちらでもプレイしたけれど、ゲームパッドの方が操作はしやすい。
難易度: ゲームクリアはカジュアル、やり込みは大変
失敗することはあっても、ステージクリア自体は苦労せず出来る。
しかし、やり込み要素でもあるカード集めやタイムアタックはなかなか難しい。
特にカードは、上述した通り操作性が良いとはいえない状態で狭い道を通ったり、ジャンプを1発で成功させなければ手に入れられないことが多く、繊細な操作が求められる。
しかも、カードを取った状態でゴールまで到達しなければならないので、より難しくなっている。
クリアタイム最高評価でカード取得の2つ同時クリアは大変なので、極めようとすると長く楽しむことができる。
システム: アイデアと笑いが満載
「よくぞこんなに変なクルマとステージを生み出せるな」というのが1番の感想。
ステージ選択をしたら、まずクルマ君がどんな姿で現れるかが1番の楽しみ。もう「走る」という概念を超えてる。いや、車の概念を超えている。
どのステージでも最初に「今度はそう来たか!」と笑ってしまうし、奇想天外さに妙に感心してしまうこともある。
ゲームとしてはカジュアルで、いわゆるネタゲーでもあるけれど、アイデアの豊富さは素晴らしく、誰でも楽しく分かりやすく笑いながら遊べる良いゲームだ。
また、本作ではステージを自作することもできる。特定のステージをクリアすると、ステージエディタが登場し、好きなギミックを配置してステージを作ることができる。
他の人が作ったステージに挑戦することも出来る。
実際に自分でステージを作ってみると、本作の各ステージのアイデアがいかに凄いかを実感できる。笑えるドタバタを誘発しつつ、ちゃんとクリアできるステージを作るのは難しい。
芸術性: ゆるくて可愛く、効果音は意外とリアル
落書きのようなテイストの3DCGで描かれる。本作のゆるくて笑える雰囲気そのままに、見た目もゆるーい。クマのキャラ分け描き分けや高精細な描写は期待してはいけない。
この気の抜けた感じがゲーム性とぴったり合っている。分かりやすくて楽しくて良し!
BGMもゆるい曲調でふわわーんと鳴っているくらいだ。
それよりも、ガラスに突っ込んでバリィンッとなったり、コース上でクルマ君を応援してしたクマにぶつかってしまった時のゴッという鈍い音など、効果音の方が目立つ。
でも、サウンド面で1番気に入ったのはステージ開始時にステージ名(というか、そのステージでのクルマ君の姿)が軽快ボイス付きで流れること。
ギャグのようなネーミングとクルマ君の姿なんだけど、毎回クルマ君がとんでもない姿になっているのにドヤ顔していて、いちいち笑える。
総合評価と似ているゲームは下へ
WHAT THE CAR?の総合評価
WHAT THE CAR?
総合評価
車という概念は壊され、どのステージでも笑いと驚きに包まれる奇想天外なアイデアが満載のカジュアルなアクションゲーム。一方で、やり込み要素制覇はやりごたえ抜群の楽しいゲーム。
おすすめな人 | 気軽に遊べるゲームを探してる 笑いたい 短時間ずつプレイできるゲームを探している |
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おすすめではない人 | 精度高い操作をしたい ネタに笑える気分ではない 物語性に期待している |
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WHAT THE GOLF?
- 本作開発元の代表作であり、WHAT THE GAMES?第1作目
- ゴルフだけど全くゴルフではないカジュアルゲーム
- 笑いとアイデア満載の大量のステージに挑戦できる
Donut County
- ゆるく笑える物理演算ゲーム
- 穴にNPCも建物も全て落とす気持ちいいプレイが特徴
- わがままアライグマの物語も楽しめる