【Oddsparks】魔法の自動化で時間が溶ける | 攻略とレビュー
スパークをどう働かせるか考えていたら、いつの間にか時間が溶けていた『Oddsparks: An Automation Adventure』。
- ストーリー
- 物語要素はほぼないけれど、ファンタジーな世界が魅力的
- 攻略
- いかに効率的な自動化を考えられるかが肝!
- 評価
- クラフトの自動化が分かりやすく、新要素が登場するテンポもちょうど良い

- とっつきやすく分かりやすく自動化を味わえる
- 眺めているだけで楽しい可愛さ
- 好きな場所で大規模な建築ができる
- 物語性はほぼない
『Oddsparks: An Automation Adventure』の攻略もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
Oddsparksの攻略情報
Oddsparksの概要
タイトル | Oddsparks: An Automation Adventure |
---|---|
開発元 | Massive Miniteam |
販売元 | HandyGames |
発売日 | 2024年4月24日: 早期アクセス開始 2025年5月27日: 正式リリース |
対応機種 | PC |
ジャンル | ストラテジー, シミュレーション, アドベンチャー |
シリーズ | 新規IP |
プレイ機種 | PC(ゲームパッド使用) 早期アクセス版をプレイ |
ストーリー
何かが落ちてきた

魔法使い風の格好をした主人公(ほんのりキャラクリエイト可能)が、村のベンチに座ってダラダラしていた。
すると…ドカーン!
なんと、主人公のすぐ近くにある物置に何かが落ちて来て、物置は大破した。
おいおい、あと少しズレてたら、主人公に脳天直撃したとこだぞ!一体どこのどいつのせいで、何が落ちてきたんだ!?
というところから物語は始まる。
村の奇妙な記念碑

九死に一生を得た主人公が謎の落下物を拾ってみると、それは不思議な金属の塊だった。
ロケットから落ちた宇宙ゴミ?というわけではないだろう、本作の世界はファンタジーだ。
早速村の物知り爺さんのところに謎金属を持って行ってみると、「これは村の記念碑で使えるかもしれない!」という。
実は、村には住民が勝手に記念碑と呼んでいる大きな柱のような碑がそびえ立っている。
しかし、実は誰もその正体や建てられた目的は知らない。
一体何を記念しているのかというと、この記念碑周囲の土地が豊かだったから取り囲むように村を作っただけであり、記念碑のことは誰もよく分かっていないという。
歴史なんて意外とそんな単純なものだったりするもんだ。
スパークとの出会い

主人公が村の記念碑に行くと謎金属に呼応して記念碑が動き始め、さらに村近くにある神殿を調べてみると、小さい切り株生物が現れた。
この切り株生物はスパークという不思議生物の一種らしく、文句も言わずに指示された通りに働き続ける習性を持っている。
可愛くて従順で、ちょっと心配になる奴らだ。
謎金属によってスパークを従える力を手にした主人公は、スパークをビシバシ使役して様々な物を生み出せるようになり村の住民の手助けをしつつ、謎多き村の外へと繰り出していく。
攻略のポイント
村でクエストを受ける

本作はクエスト攻略でゲームが進行していく。
拠点である村でクエストを受注し、村の外に広がるフィールドでクエスト条件を達成して村に戻り報告するという流れを繰り返す。
村の住民は、特定のアイテムを一定数もしくは特定のクラフトを一定回数完了させるといったクエストを依頼してくる。
クエストを攻略すると新たにクラフトできるアイテムが増えることが多い。
また、村の記念碑に指定されたアイテムを奉納すると転送装置が利用可能になるなど新たな機能がアンロックされる。
スパークでクラフトを自動化

本作のメインは、村の外の広大なフィールドでクラフトしたり探索すること。
特にクラフト部分は自動化するのが本作の大きな特徴だ。
プレイヤーは主人公を操作し、フィールド上の木や配置したクラフト設備などにスパークを投げる。
そうすると、スパークは自動で気にクラフトや素材採取を行い始める。
スパークができることは以下の通り。
- 素材採取
- フィールド上の素材にスパークを投げると自動で素材を採取してくれる
- 例: 木に投げると自動で木を切り、丸太を持って帰って来る
- 特定の種類のスパークでないと採取できない素材もある
- フィールド上の素材にスパークを投げると自動で素材を採取してくれる
- クラフト
- クラフト設備に素材を投入しておくと、配置されたスパークが指定されたアイテムを作り続ける
- アイテムの運搬
- 道路で繋がった設備間をスパークがアイテム運搬する
- 貯蔵庫から素材をクラフト設備に運び、完成品を貯蔵庫にしまうなど
- スパークは必ず道を右側通行する
- 道の交通整理を行うタイルを設置すると、スパークの動きを制御できる
- 道路で繋がった設備間をスパークがアイテム運搬する
- モンスターを攻撃
- ピクミンに似たバトル
- スパークをモンスターに投げるか、一斉突撃の指示を出すと、自動で敵と戦ってくれる
- スパークはパーマデスする(体力が尽きたスパークはいなくなってしまう)
- ピクミンに似たバトル
肝心のスパークもクラフトで生み出すことができる。
スパークには複数の種類が存在し、それぞれ攻撃力や作業の速さや得意分野など特性が異なるので使い分けることが大事だ。
スパークをうまく使えば、複雑なクラフトを同時にこなしつつ主人公は探索に出かけることもできる。
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Oddsparksのレビュー
物語: クラフトのガイドになる軽さ

村人からクエスト依頼されるのみで、物語要素はほぼない。
村人はほんのり雑談はしてくれるものの、スパークの有効活用を考えていてみんなスパークに夢中だ。
全体的に明るい雰囲気で楽しく、作業に熱中するゲームなので物語要素は軽めでも特に不満に思うようなことはない。
ただ、主人公にセリフはなくゲームの目的はややぼんやりとしているので、ふと「あれ、何のためにせっせとクラフトしてるんだっけ」とハッと我に帰ることはある。
操作性: 便利機能が揃っていて快適

私はゲームパッドでプレイした。
出来ることは多く、細かく道を作りたくなる場面も多いけれど、マウスが必須ということもなくゲームパッドでも操作しやすいのが嬉しい。
アイテム整理や設置したクラフト設備の移動や破壊、道を歩いているスパークをまとめて収納できたり、なかなかに痒いところに手が届いた便利機能が完備されている。
本作は見下ろし型視点で、ズームや視点を引いて広い範囲を見渡すこともできる。
ただ、主人公から一定距離までしか道を敷いたりクラフト設備を配置できないので、大規模な自動化を進めようとすると、「建築して、主人公を動かして、また建築して」を繰り返さなければならないので、少し面倒だ。
難易度: 効率的な自動化ができるかはプレイヤー次第

近くの木を切り始めてしまうスパークもいる
周囲に注意!
本作にゲームオーバーという概念はない。
モンスターの攻撃対象はスパークだけであり、主人公が力尽きることはない。
モンスターに攻撃されてスパークがお亡くなりになることもあるけれど、また新たなスパークをじゃかじゃかクラフトできる。
「ごめん、スパーク」と思いながらも、好戦的な敵にはスパーク使い捨て姿勢で挑むのも作戦の一つだ。
というわけで、本作にはゲームオーバーになる難しさはない。
どれだけ効率良く進められるかがプレイヤーの腕、というか賢さだ。
1つのクラフトだけを行う頑固一徹で自動化とはとても呼べないようなシンプル経路しか作れないか、1つの経路上で多種類のクラフトが可能なマルチタスク経路を生み出せるか。
ゲームが進行するほど、中間素材をいくつも経てクラフトする面倒なアイテムを大量に要求されるようになるので、もちろん後者の経路を作った方が楽に攻略できる。
そうはいっても、頑固一徹経路でもゲームを進行することは出来るので、経路を考えるのが苦手!とか自動化ゲームに馴染みがないという人でも大丈夫だ。
突然高度なクラフトやクエストが登場することはないので、自動化を自然と学びながら攻略できる。敷居が低く親切なゲームだ。
システム: 分かりやすく楽しく自動化を味わえる

上述した通り、どれだけ賢い自動化を生み出せるかが本作の面白さ。
スパークの種類やクラフトできるものが多いので、まず自動化ゲームが好きな人なら問答無用で没頭するだろう。
そして、自動化ゲームに馴染みがない人にも親しみやすいのが本作の大きな魅力だ。
自動化ゲームというと無機質な工場っぽくなるゲームも多いけれど、本作では可愛い生物がエッサホイサと働くので見た目からも楽しくプレイできる。
さらに、ピクミンのようにスパークを連れ歩いてバトルや探索も楽しめるので、飽きにくくなっているのも良い。
新たなクラフトが登場するペースもちょうど良く、新たなクラフト設備が増えるごとに少しずつ着実に複雑になっていくので、考える楽しさがどんどんと高まっていく。
「道をこう敷けばこうなって、あっちの道から合流して…」と試行錯誤しているうちに、あっという間に時間が溶けていた。
芸術性: スパークが可愛くて作業を見守るのが楽しい

本作は、スパークの可愛さが外せない肝だ。
自動化ゲームといえば滞りなく自動で作業が進む様子を見守るのが至福の時間であり、それrが小さくて可愛いスパークがせっせと働いている姿なので、より一層作業を眺めるのが最高に楽しい。
たまに道を敷いているうちに、いつの間にか迷路が出来上がってしまい、スパークが永久にランニングを続ける道が出来てしまうこともある。
それさえも笑えるので、例え理路整然とした経路が組めなくても楽しい。
この親しみが湧く見た目が、本作に夢中にさせる大きな要因だ。
BGMは明るいファンタジーな曲が流れている。
更に、スパークはアイテムを持ち上げる際には「フンッ」と気合いを入れるし、敵に突撃命令を出せば「ワーッ」と雄叫びをあげながら走っていく。
こうした鳴き声(?)も可愛すぎて、どんどんスパークに夢中になっていく。
ちなみに種類によって鳴き声はちゃんと異なる。
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Oddsparksの総合評価
Oddsparks: An Automation Adventure

総合評価
可愛くて分かりやすく、新要素が登場するテンポも良い。バトルや探索要素も楽しめて、中毒性が高い自動化ストラテジーゲーム。操作のしやすさも好印象。
おすすめな人 | 自動化が好き、もしくは興味がある 可愛いキャラが好き 建築作業が好き |
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おすすめではない人 | 自動化だけに集中したい 主人公自身でも戦ったり作業をしたい 物語性に期待している |
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