【SpaceInvaders InfinityGene EVO】全く落ち着かないスペースインベーダー | 攻略とレビュー インフィニティジーンエボルブ
レトロゲームなスペースインベーダーだと思ったら、予想の斜め上から裏切られるハイペースシューティングゲーム『SpaceInvaders InfinityGene EVO』。
SpaceInvaders InfinityGene EVOの特徴
- ストーリー: 物語要素はなし
- 攻略: ゲームプレイがどんどん変わっていくシューティングゲーム
- 評価: スキルどころかゲームプレイ自体が矢継ぎ早に進化し、驚きと共に夢中になっていく

- どんどん進化するゲームプレイに驚きまくる
- モノクロながら演出が派手で、画面に惹き込まれる
- 操作性が良く、本体充電消費が少ない
- ミニマルグラフィックで見づらい場面がある
『SpaceInvaders InfinityGene EVO』の攻略もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
SpaceInvaders InfinityGene EVOの攻略情報
SpaceInvaders InfinityGene EVOの概要
タイトル | SpaceInvaders InfinityGene EVO スペースインベーダーインフィニティジーンエボルブ |
---|---|
開発元 | TAITO Corporation |
販売元 | TAITO Corporation |
発売日 | 2025年4月3日 |
対応機種 | Apple Arcade |
ジャンル | シューティング |
シリーズ | SpaceInvaders スペースインベーダー |
プレイ機種 | iPad(ゲームパッド使用), iPhone(タッチ操作) |
本作は2008年に発売された高評価作『スペースインベーダー インフィニティジーン』に追加要素やステージなどあれこれ加わった進化版となっている。

攻略のポイント
ステージクリア型

本作はステージクリア型のシューティングゲーム。
各ステージではスタートからゴールまで飛行していく(縦スクロールは自動)ことになるけれど、登場する全敵を倒す必要はない。
しかし、定期的にボス(中ボスも大ボスもいる)が現れ、ボスを倒さなければ先に進むことはできない。
ステージ上では敵が放つビームや弾を避けながら自機を移動させ、敵を撃ち倒していく。
シューティング時にはボタンを連打する必要などはなく、機種の特性に応じて自動的に射撃が行われる。
自機は敵の弾や壁にぶつかると一撃死する。
しかし、残機全てを失うまではステージ上に復活できる(初期設定では3機)。
もしゲームオーバーになった場合は、ミスしたステージから再挑戦できる。
ゲームプレイ自体が進化していく

本作では、敵を倒すとスコアを獲得する。これが経験値にあたる。
経験値が一定数溜まるとレベルアップならぬ進化が起こり、様々な機能が登場する。
UFOを撃つとパワーアップアイテム(攻撃力が上がる)がドロップするといったスキルから、自機が全方向に動けるようになる(スタート時は左右方向にしか動けない)といったゲームプレイ自体が変わる変化も起こる。
ゲーム進行と共にゲームプレイ自体が変わっていくのが本作の大きな特徴だ。
やり込み要素も進化の1つ

上述した通り、進化するとゲームプレイに変化が起こるけれど、やり込み要素も進化によってアンロックされる。
例えば、BGMや敵の姿を鑑賞できるライブラリなども進化の1つとしてアンロックされる。
また、ステージをクリアするとトークンを獲得し、これを集めるとエクストラステージや新たな機種をアンロックすることができる。
ただし、トークンは1日3つまでしか獲得できない。デイリーミッション的な位置付けになっている。
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SpaceInvaders InfinityGene EVOのレビュー
物語:
物語要素なし
操作性: タッチでもゲームパッドでも快適

本作は画面タッチ操作でもゲームパッドでもプレイできる。
タッチ操作では画面上のどこを触っても自機の移動ができるので、自分の指が最大の敵になってしまうことなく全体を見渡しながらプレイできる。
タッチ操作でもゲームパッドでも操作性はかなり良く、思った通りにサササーッと動かせる。
特にバグなくプレイでき、iPhoneやiPadのバッテリー消費は激しくなく、移動中でも安心してプレイできる。
ただ、白と黒ばかりなので瞬時に敵と自機を識別しにくかったり、フォントが細くて読みにくい場面もある。
攻略に支障があるわけではないけれど、集中してプレイするなら画面の明るさには気をつけた方がいい。
難易度: 機種選択も大事な弾幕シューティング

本作では敵も弾も大量に飛び交う。展開も早く集中力が求められるゲームだ。
さらに敵の弾数がより増える代わりに高スコアを狙いやすくなる弾幕モードまで登場し、いよいよ弾まみれになる。
とはいっても、弾幕モードはステージ中でも自由に切り替えができる強制されるものでもないため、弾まみれが厳しければ通常モードだけでもゲーム攻略ができる。
それでも通常モードであってもステージを追うごとに敵は大量になり、トリッキーな動きをするボスも登場する。
道中でUFOを狙い撃って攻撃力を上げながら進まなければ厳しい戦いになることもある。
しかし、進化によって選択できる機種が増える。
ゲームオーバーになっても機種を変えれば危なげなく攻略できることもあり、機種選択も攻略のカギを握っている。
「もはやチートなのでは」と思う最強機種も登場し、進化するほどプレイヤー側がガツガツ強くなれる。
1ステージは長過ぎることなく、3段階から難易度設定もでき、弾幕ゲームが苦手な人でもステージ構成や敵の弾道を覚えて挑戦していれば攻略できるはずだ。
システム: 画面に吸い込まれる目まぐるしさ

「へえ、スペースインベーダーってこんな感じなんだ」と歴史の教科書を見るような気持ちでプレイを始めた。
本作を表すなら、間違いなくずっとスペースインベーダーだ。スペースインベーダーでなくなってしまうことはない。
そして、シューティングゲームとして、真新しいシステムがあるわけではない。
ところが、プレイしている時の感想は「え、…えっ!」「忙しい!かっこいい!画面がすごい!」と激変していく。
ゲームといえば新しいスキルを習得してできることが増えていく流れが多い。
しかし、本作では2Dが3Dになったり、弾幕モードで雰囲気丸ごと変わったり、機種によって挙動が全く違ったり、できることがちょっと増えたどころではない変化がどんどん起こる。
例えばゲームの続編が発売される時に「新作ではこんな新要素が登場します!」と宣伝されそうなくらい変わる。
この激変ぶりが魅力であり、もはやボス攻略よりも次は何が起こるんだろうと進化の方が楽しみになる。
しかも、進化が絶妙なテンポで起こるのも良いところで、新鮮さが度々更新されるためプレイがやめられなくなる。
私のようにスペースインベーダーをプレイしたことがなかった人にも是非体験してみて欲しい。
良い意味で「え!」となる、現代でも体感できる面白さだ。
芸術性: 必要最低限でありつつ迫力あり

スペースインベーダーといえば、真っ黒な画面に白いドット絵。本作でも基本は同じ。
かなりミニマルな印象だけど、実際にはあちこちから弾や光線が飛んで来るし、大爆発も起こるし、エフェクト表示を抑える設定があるくらい派手だ。
自機も敵も白いので見分けにくくなったり、当たったらダメージを受ける場所なども一見分かりにくいなど、モノクロだからこその難しさもある。
モノクロならではの良さも気になるところも丸ごとスペースインベーダーだ。
BGMはビートを感じるアップテンポな曲が多い。
シンセウェーブのようなレトロな未来というサウンドで、電子音バリバリなBGMも効果音もかっこいい。
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SpaceInvaders InfinityGene EVOの総合評価
SpaceInvaders InfinityGene EVO

総合評価
どんどんゲームプレイ自体が進化する驚きに満ちたシューティングゲーム。ミニマルな雰囲気ながら派手さも迫力もあり、画面に吸い込まれていく体験ができる。
おすすめな人 | シューティングゲームが好き 飽きにくいゲームを探している スペースインベーダーのことは知っているけれど古臭いと思っている |
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おすすめではない人 | 弾幕ゲームが苦手 新しい操作方法が増えていくと混乱しやすい カラフルなゲームをプレイしたい |
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