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追加DLC「焦熱の海辺」レビュー: 縦にすごいハリウッド『Horizon Forbidden West Burning Shores』

Horizon Forbidden West 焦熱の海辺 追加DLC レビュー 攻略

アーロイの旅路はエンディング後も超濃密!追加DLC『Horizon Forbidden West Burning Shores 焦熱の海辺』をネタバレなしで、攻略のコツと各要素の評価を交えてレビュー。

本作に似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。

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Horizon Forbidden West追加DLC製品情報

タイトルHorizon Forbidden West Burning Shores 焦熱の海辺
開発元Guerrilla Games
対応機種PS5, PC
ジャンルアクションアドベンチャー, オープンワールド
シリーズHorizon ホライゾン

本作は高評価オープンワールドゲームのホライゾンシリーズ第2作目である『Horizon Forbidden West』の追加ダウンロードコンテンツだ。

本稿はPS5版をレビューしている。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

焦熱の海辺の攻略

ストーリー

休む暇はないアーロイ

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC サイレンスからウォルターについて聞くアーロイ

本作は、本編のエンディング後から始まる。

本編で起こったなんやかんやを乗り越えてひと息ついていたはずの主人公アーロイ。

ところが、アーロイは相変わらず偉そうなサイレンスに呼び出され、もう1人ゼニスがいると聞かされる。

本編のネタバレにならない程度にものすごくざっくり書くと、ゼニスとは本編の悪役集団のことだ。そして、サイレンスとは、アーロイに情報提供をしてくれることもあるけれど、結局のところ自身の知識欲を最優先する信用ならない奴だ。

ただ、サイレンスは第1作目『Horizon Zero Dawn』からアーロイにずっと迷惑をかけてくるものの、彼の持つ知識は確かなものだ。

というわけで、サイレンスが言うなら本当に悪い奴が1人残っているのだろう。アーロイはゼニスの残党がいるというロサンゼルスへと向かう。

遂にハリウッド進出

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC セイカとの出会い

機械獣サンウィングに乗って海を渡り、もうすぐでロサンゼルスにやってきたアーロイ。

しかし、高いタワーから発せられた謎のビームに撃ち落とされてしまう。が、そこは百戦錬磨のアーロイ。怪我することもなくズサァッと華麗に着地した。

そして、案の定、着いた途端、機械獣と戦う羽目になるけれど、そこでセイカというクエンの民と出会う。

セイカの属する船団は本編の舞台だったサンフランシスコを目指していたけれど、ロサンゼルス沖で難破してしまい、ハリウッド跡地近くに拠点を構えているそうだ。

クエンとは、本編にも登場する大海を渡って(恐らく太平洋)西からやってきた者たちだ。クエンの民たちは、アーロイ達アメリカ勢とは全く異なる文化や社会を持っており、文明崩壊前の情報を得ようとアメリカ大陸を訪れている。

不穏な火山群島

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC ゲリット提督から話を聞くアーロイとセイカ

セイカの案内でクエンの集落に着いたアーロイは、ロサンゼルス最新事情を教えてもらう。

セイカの仲間たちが集落周囲の偵察に出かけたものの行方不明になってしまっており、その中にはセイカの妹も含まれているという。

しかし、アーロイも撃ち落としてきたビームが人も機械獣さえも撃ちまくっており、捜索がままならない状況だそうだ。

恐らく、というか、絶対、そのビームを発射している犯人はアーロイが追いかけているもう1人のゼニスだろう。

ビームに狙われてはアーロイも自由に身動きできないので、ビームに狙われない抜け道を知っているというセイカと協力して溶岩流れる群島を進んでいくことになる。ゼニスの凶行は、アーロイが止めなければ!

攻略のポイント

群島の進み方

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC マップ画面
horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC 船で移動するアーロイ

本DLCは、本編の禁じられた西部とは舞台とは地続きになっておらず、群島になっているロサンゼルスのエリアだけで展開する。

しかし、DLCエリアとなるロサンゼルスだけでオープンワールドになっている。徒歩やサンウィングなどオーバードライブした機械獣に乗って移動するだけではなく、新たにで水上を移動することもできる。

新たな武器や防具が買えるショップやサブクエストなどもある。

また、本編でのレベル上限50以上にレベルアップできるようになっており、新たなスキルツリーも追加されており、本編の延長戦というか第2ステージのような感じだ。

強い機械獣との戦い方

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC 敵の弱点を狙うアーロイ

バトルは本編と同じ。ステルスや、様々な武器種を使って敵の弱点を狙ったり、賢い立ち回りが重要だ。

本DLCで追加されるスキルツリーによってシールドを設置したり敵にグラップリングフックで近づくなど、新たなアクションを活かした戦い方もできる。

本DLCでは本編ではみたことのない新種の機械獣も登場するし、本編で登場した機械獣の強化版も多数登場する。

また、火山地帯ということで、各地では上昇気流が発生している。その上で滑空すると一気に高度を上げることができる。本編よりも空中に飛び出せるギミックが豊富で、空中戦を制していくことになる。

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焦熱の海辺の評価

物語の面白さ

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC レビュー 船団の集落で諍いに巻き込まれるアーロイ

DLCだけでも、本編に負けず劣らず濃厚な物語が展開する。

セイカの属する船団は、大量行方不明事件の他にも問題を抱えており、ロサンゼルスの地だけでも先が気になる物語が体験できる。

また、本編で知り得る以上にクエンの国やゼニスたちのことも分かるので、本編の続きの物語としても面白い。

完全に延長戦だ。本編と同じクオリティのままの壮大な物語が広がる。

本編では地方ごとに複数のクエストを経ながら起承転結のある物語が展開したけれど、本DLCはそうした一個の地方分くらいのボリュームがあり、メインストーリーだけでも十分満足できる。

キャラクターの魅力

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC レビュー 笑顔のアーロイ

ロサンゼルスに到着した途端、絶景に目が奪われると共に驚くのが、アーロイの豹変ぶり

アーロイがニコニコしてる。軽く冗談も言ってる。めちゃくちゃNPCと会話してる!大長編だった本編でアーロイが笑顔を見せた時間を合計しても、そんなの余裕で超えるくらい本DLCでは笑っている。

アーロイといえば「私は1人がいい」と頑なに仲間の同行を断る超強気戦士だった。

ところが、ひと目でセイカを猛烈に気に入ったのか、ハリウッドという地がアーロイをも女優にさせるのか、アーロイの親しみやすさがパワーアップしている。

微笑ましいけれど、本編でのアーロイのNPCへの態度との温度差が気になる。前作から共に死闘をを生き抜いたNPCには、あんなにあっさり対応だったのに。

徐々にならまだしも、突然アーロイのノリが変わるので「え、アーロイってこんな感じだったっけ?」と面食らってしまった。

NPCたちはというと、こちらもしっかり活き活きとしていて、ホライゾンシリーズ名物の悪役のナルシストぶりも堪能できる。

操作の快適さ

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC レビュー シールドウィングで上昇気流に乗るアーロイ

基本のアクションや挙動は、相変わらず最高級。ロード時間の爆速ぶりもさすが。

本編に比べて垂直的な移動や空中でのアクションが増えているけれど、どれも不自然さなく快適に操作できる。

私は本編プレイ後に本DLCをプレイするまでに間が空いたけれど、改めてそのクオリティの最高級っぷりに惚れ惚れしてしまう。

というわけで、超快適アーロイが堪能できるけれど、メインクエストではセイカと協力して進まなければならない場面が多い。ところが、セイカが固まってしまったり、変な場所に現れて進行できなくなることが何回かあった。

セーブデータを何回かロードしてやっと進めたということも多く、結構困った。

難易度バランス

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC レビュー 機械炉で戦うアーロイ
卵から生まれてくる機械獣が
しつこくて厄介

本DLCはエンディング後にプレイ可能になるので、ラスボス攻略後設定になっている。登場する敵は強い奴ばかり。

探索でもバトルでも垂直的な動きが本編より大きくなっていて、敵も空中を大きく動く機械獣が多い。

個人的には本編ではあまり使わなかったロープキャスター(敵を拘束して動きを封じる)の強さを実感することになった。

また、体力がゴリゴリ削られる溶岩や、高低差に富む場所でのバトルもあるので、地形による立ち回りの難しさも面白さも味わえる。

逆に横に広い平面が少ないのでステルスを活用しにくく、激しいバトルになることが多い。バトルも本編の延長戦であり、応用編みたいな感じだ。

ゲームシステムの面白さ

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC レビュー ロサンゼルス上空を飛ぶアーロイ

本編とは違ったプレイ体験が味わえる垂直的に入り組んだ群島という地形が素晴らしい。DLCだけの区切られた空間だけど、高低差が激しいことで密度が濃い。

さらに、本編では終盤になってやっと登場した空中移動がたっぷり活用できるのも嬉しいところ。高低差を活かせるアクションや探索要素もしっかり追加されていて、本編とはまた違った要素で満足させてくれる。

全然オマケどころじゃないし、使い回しやカサ増し感もない。

本編だけで100時間くらいプレイしたけど、それでもまだ全然飽きさせない新鮮さたっぷりDLCだ。

やりこみ要素の楽しさ

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC レビュー 新たなスキルツリーのアンロック

本DLC自体は本編のやり込み要素にあたるけれど、本DLCのなかにも更にやり込み要素が詰まっている。

ブリムシャインというロサンゼルスだけの装備品強化アイテムやパンゲアの置物という収集要素もある。

また、火山地帯ならではのギミックも登場する機械炉(ダンジョン)やロサンゼルス周囲の歴史も分かるテキスト情報なども各地で収集することができる。

グラフィックの芸術性

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC レビュー ハリウッドサインを眺めるアーロイ
観光名所(ボロボロだけど)もたくさん登場する

相変わらず圧倒的な映像美。葉っぱ一枚一枚からキャラの表情、陽の光や波しぶきの細部まで高精細で美しい

溶岩がギラギラ燃え、群島の海岸に波が打ち寄せ、そこに廃墟になった高層ビルが残されている。どこもかしこも絶景

しかも、それが至近距離でも上空からも、上空から降りてきて地面がどんどん近づいてきても、カクツキなく美しいまま変わらないという、とんでもない技術とクオリティだ。

サウンドの魅力

horizon forbidden west 焦熱の海辺 burning shores 追加DLC レビュー 海辺を進むアーロイ

サウンドは本編と同じ雰囲気。壮大な音楽が流れていて、バトルになるとにぎやかな音楽に変わる。

本編よりも海岸沿いが多いこともあって、波が打ち寄せる音が聞こえて来て癒される。まあ、凶暴な機械獣の唸り声も聞こえてくるけれど。

また、溶岩のゴーゴーという音も鳴ってるし、上空を飛べば風の音がするし、BGMよりもリアルな自然の環境音の方が耳に残る。

サントラはこちら

本作と似ているゲームや関連作は更に下へ

焦熱の海辺レビューのまとめ

おすすめな人

  • 本編が好きだった
  • 追加ストーリー以外も楽しみたい
  • 強い機械獣と戦いたい

おすすめではない人

  • 本編にハマれなかった
  • サクッと攻略したい
  • ホライゾンシリーズではステルスプレイしたい

総合評価良いところ&残念なところ

Horizon Forbidden West: 焦熱の海辺
追加DLC「焦熱の海辺」レビュー: 縦にすごいハリウッド『Horizon Forbidden West Burning Shores』
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 探索も物語もボリュームしっかり
  • 本編より垂直的な動きが増えている
  • 操作性もグラフィックも最高クオリティ
デメリット
  • NPCにバグが発生し進行不能になることがある
  • アーロイの突然すぎる性格の変化

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関連ゲーム

Horizon Zero Dawn

本編の前作にあたるホライゾンシリーズ第1作目。
主人公アーロイの出生の秘密が描かれており、本編の物語をしっかり理解するなら第1作目からプレイするのがおすすめ。

Horizon Forbidden West

本DLCの本編。こちらのエンディングまで到達しなければ、本DLCをプレイすることはできない。
かなり広大な世界で、壮大で大長編の物語が楽しめる。
本DLCより横に広い地形を活かしたステルスプレイがたっぷり楽しめる高評価作。
本編のみはPS4でもプレイ可能。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント
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似ているゲーム

Ghost of Tsushima ゴーストオブツシマ

自然の美しさも堪能できる高評価オープンワールドゲームなら、こちらもおすすめ。
鎌倉時代の日本の対馬が舞台となり、武士の物語が楽しめる。
こちらもボリューミーな追加DLCが発売されており、壱岐の島で新たな物語が楽しめる。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント
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Horizon Forbidden West The Burning Shores 焦熱の海辺
©2023 Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Guerrilla.Hollywood® is the trademark and intellectual property of Hollywood Chamber of Commerce. All Rights Reserved.
https://www.playstation.com/ja-jp/games/horizon-forbidden-west/burning-shores/

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この記事を書いた人

Taca KGO

KeepGamingOn運営者

ゲームをプレイしているだけで幸せなゲーム漬け大人ゲーマー。
どんなジャンルも超大作もインディーも、世界中のゲーム情報を調べるのが大好き。
400本以上のゲームレビューや、新作も名作もおすすめゲームを紹介しています。各SNSでも日々情報を配信しています。

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