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【エンダーマグノリア】多彩で多才な悲劇 – 早期アクセス攻略とレビュー Ender Magnolia Bloom in the Mist

エンダーマグノリア ender magnolia レビュー 攻略

多彩な仲間と共に戦い悲しく美しい物語に溺れるメトロイドヴァニア『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』。

エンダーマグノリアの特徴

  • ストーリー: 前作の数十年後、新たな主人公の新たな悲劇が始まる
  • 攻略: ホムンクルスに戦ってもらう多彩なバトルと探索を攻略するメトロイドヴァニア
  • 評価: 戦い方の選択肢が多く、本作ならではの攻撃者と操作キャラが異なる面白さが更に進化している
Ender Magnolia: Bloom in the Mist
【エンダーマグノリア】多彩で多才な悲劇 - 早期アクセス攻略とレビュー Ender Magnolia Bloom in the Mist
総合評価
( 4 )
メリット
  • 挙動もしっかり変わるスキルが豊富で好みの戦い方が出来る
  • 真相が気になる物語が楽しめる
  • スキルやレリックなどカスタマイズ出来る要素が多い
デメリット
  • 前作より歯ごたえが甘め(難易度選択可能になると変わるかも)

『エンダーマグノリア』をネタバレなしで、攻略のコツと各要素の評価を交えてレビュー。本作に似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。

Index

エンダーマグノリアの攻略

エンダーマグノリアの概要

タイトルエンダーマグノリア: ブルームインザミスト
Ender Magnolia: Bloom in the Mist
開発元Adglobe, Live Wire
販売元Binary Haze Interactive
発売日2024年3月25日早期アクセス開始
対応機種PC(早期アクセス中)
PS5, PS4, Nintendo Switch, Xbox(今後発売予定)
ジャンルメトロイドヴァニア, 2D横スクロールアクション
シリーズエンダー Ender
プレイ機種PC早期アクセス版(ゲームパッド使用)

本作は人気メトロイドヴァニアゲーム『エンダーリリーズ』の続編。物語は直接の続きではないので、本作からプレイしても楽しめる。時系列としては、本作は前作の数十年後の物語となっている。

ストーリー

下層で目覚めたライラック

エンダーマグノリア Ender Magnolia ストーリー 下層で目覚めたライラック

本作の舞台となる煙の国では、人工生命体であるホムンクルスの研究と実用化が行われていた。ホムンクルスは魔力によって生み出されており、強い力を持つものの人間の命令に忠実に働くよう調律されて使役されていた。

しかし、ある時を境に、ホムンクルス達は暴走して人間を襲い始め、煙の国は大混乱に陥ってしまった。暴走の原因は不明だ。

そして、そんな煙の国の崩壊した下層に横たわっていた棺、いや、ポッドから、本作の主人公であるライラックが登場した。

ノラと名のるホムンクルス

エンダーマグノリア Ender Magnolia ストーリー ノラと出会ったライラック

ライラックはなぜ廃墟と化した下層にいたのか、なぜポッドに入っていたのか。しかし、残念ながらライラックは記憶を失ってしまっている

ライラックに微かに残る記憶は、ライラックをポッドに入れて何かから守ってくれたと思われる女性の姿のみ。きっと大切な人だろう。

記憶を紐解く手掛かりになりそうなその女性を探し始めたライラックは、とあるホムンクルスと遭遇した。暴走はしていないけれど瀕死の状態で、力を貸してくれと頼まれる。

ここで突然のお知らせとなるけれど、ライラックはホムンクルスを操る力を持つ調律師だ。

実は能力者だったライラックの調律によって元気になったホムンクルスはノラと名乗り、共に上層を目指そうと提案して来る。ノラには上層に行かねばならない理由があるそうだ。

煙の国上層を目指す

エンダーマグノリア Ender Magnolia ストーリー 煙の国遠景

ちなみに、煙の国の住民達は全滅したというわけではなく、上層に避難しているそうだ。

しかし、下層に残っている人間もおり、記憶のないライラックは住民たちから煙の国の事情を聞き出していく。

どうやら地下から湧き上がる穢れた魔力がホムンクルスに悪さをしているようで、特に下層は暴走ホムンクルスだらけの廃墟と化しているという。あの記憶に残る女性も上層に避難しているのかもしれない。

他の調律師に出会い、時には暴走したホムンクルスを調律して仲間にしながら、ライラック一行は上層へと向かっていく。

攻略のポイント

下層から始まるメトロイドヴァニアゲーム

エンダーマグノリア Ender Magnolia 攻略 マップ画面

本作はメトロイドヴァニアゲームであり、ライラックを操作して煙の国を探索しながら進んでいく。新たな移動スキルや鍵などを手に入れると探索できる範囲が広がっていく。

本作では敵を倒すと経験値を入手してライラックがレベルアップし、各ステータスが上がっていく。また、お守りを拾うとライラックの体力上限が上がる。

セーブポイントに触れると、体力回復薬が補充されるけれど、雑魚敵が全復活する。しかし、特にデスペナルティなく、ソウルライクといわけではない。

ホムンクルスの力を借りて戦う

エンダーマグノリア Ender Magnolia 攻略 塔の処刑者とのボス戦
複数のホムンクルスを同時に出現させることもできる

プレイヤーが直接操作するのはライラックで、移動や回避、ジャンプなどが出来る。

攻撃するのは仲間にしたホムンクルス達だ。

4つのボタンに仲間ホムンクルスを1体ずつセットし、ボタンを押すとセットしたホムンクルスが現れて敵を攻撃する。ホムンクルスごとにスキルのタイプが異なり、攻撃や挙動が異なる。

  • メインスキル
    • ボタンを押したタイミングで敵を攻撃する
    • 連続してボタンを押すとコンボになる
    • 使いやすく万能
  • リピートスキル
    • ボタンを押している間ずっと出現して攻撃し続けてくれる
    • 1発の威力は少なめで、手数でダメージを与えるタイプ
  • リキャストスキル
    • ボタンを押すと発動する
    • 一定時間のクールタイムを経なければ再使用できない
    • 1発の威力が強いスキルが多い
  • オートスキル
    • ボタンを一回押せば出現したままとなり、自動で近くの敵を攻撃してくれる
    • 威力は少なめだけど、出現させたら自分で操作する必要がない

敵には体力とは別にダウンゲージがあり、攻撃すると少しずつ削れていき、ゲージがゼロになった敵は一定時間スタンする。

ホムンクルスのスキルは攻撃力だけでなく、ダウンゲージへの削りやすさも種類によって異なるため、ホムンクルスの組み合わせと使い方で戦い方を帰ることができる。

ホムンクルスのスキルとライラックの装備で強くなる

エンダーマグノリア Ender Magnolia 攻略 ホムンクルスのスキルセット画面

各ホムンクルスのスキルは1種類ではない。特定のアイテムを使用すると、各ホムンクルスの新たなスキルをアンロックしたり、その強化が出来る。

ただし、複数のスキルを習得したとしても、セットできるのはホムンクルス1体につき1種類のみだ。1体のホムンクルスを複数のボタンにセットすることはできない。

また、ライラックは防具とレリックの装備ができる。

レリックは、属性ダメージを減らすなどといったパッシブスキルとなる。装備コストの上限値があるけれど、上限内なら好きなレリックを装備出来る。

各地にあるマテリアルショップでは、道中で拾えるマテリアルで防具を買ったり、レリックの装備コスト上限値をアップグレードすることが出来る。

現在の話題作

エンダーマグノリアのレビュー

物語: 悲劇多めだけど、微笑ましい場面もあり

エンダーマグノリア Ender Magnolia レビュー ライラックに語りかける女性

煙の国にも怪しげな秘密がたくさんありそうで、煙の国で何が起こったのかだけでなく、上層は一体どうなっているのかもかなり気になる。

そして、主人公も仲間になるホムンクルスも明確に素性が分からないところから始まるけれど、前作と同じく全体的に悲劇な雰囲気満点で、各ホムンクルスが抱えている過去はかなり切ない。

しかし、ライラックは、なかなか肝の据わった子だ。ホムンクルス達に物怖じせず物申すし、ほんのりツッコミを入れていたりする。

本作ではセーブポイントでライラックとホムンクルスとの会話が発生する時があり、真剣に現状や今後の話をしていることもあれば、微笑ましい雑談が繰り広げられたりする。

前作では、仲間はそっと寄り添っている印象だったけれど、本作では意外と和気あいあいと旅できる

操作性: 主人公と攻撃者が異なる本作ならではの間合い

エンダーマグノリア Ender Magnolia レビュー 探索中のバトル

ホムンクルスはそれぞれ挙動が異なるものの操作は分かりやすく、且つ、操作性も良い。サッサッサッとした挙動でバトルも探索も楽しめる。

同じホムンクルスでもスキルが変われば、武器の振りスピードや射程がしっかり変わるので、どの組み合わせでセットするのかを考える楽しさが倍増する。

敵からの攻撃はちゃんとライラックに当たり判定があり、攻撃者と主人公が異なる本作ならではの立ち回りが面白いところだ。

また、機能面では、マップ画面がメニュー画面を開かずともオーバーレイで表示できるのが便利。逆にマップ表示をオフにも出来るので、全て覚えて探索するといった新たな遊び方も生まれそう。

難易度: 戦いやすく、攻略しやすい

エンダーマグノリア Ender Magnolia レビュー 古びた上層警備兵とのバトル

早期アクセスでは難易度選択はできない。正式リリース時には選択可能になるそうだ。

早期アクセスの難易度がどのレベルに相当するのかは分からないけれど、前作より確実に攻略しやすくなっており、ボスに苦戦することもほぼない。本作からプレイした人も、詰まることはないと思う。

ホムンクルスのスキルがかなり優秀で、射程の違いや自動追従などタイプの異なるホムンクルスが最初からズラッと勢揃いするので、戦い方の選択肢が多くて敵に対応しやすいからだ。

もちろん正式リリースとなったら硬い敵が増えそうだけど、雑魚敵は遠距離攻撃で敵のダウンゲージを削り、近接攻撃を一気に叩き込むと危険度の低い探索ができる。

ゲームシステム: 多彩なスキルを組み合わせるバトルが楽しい

エンダーマグノリア Ender Magnolia レビュー 鎖の塔の探索

メトロイドヴァニアの一番の魅力である探索の楽しさは、早期アクセスでも既に味わうことが出来て、正式リリースへの期待がむくむく高まる。

エリアによって風景がガラッと変わるし、NPCも多いので話しかけて回るのも楽しい。

そして、上述もしたけれど、同じホムンクルスでも挙動の異なるスキルに変更できるのが面白いところ。バトルの面白さが前作より増していて、戦いながら自分好みのホムンクルスの組み合わせを考えるのにハマる。

正式リリースに向けて恐らくホムンクルスの数が増えると思うので、「敵をぶん殴れ!重力級パワータイプホムンクルス軍団」とか、「手数で勝負!超速ホムンクルス軍団」といった偏った編成も試してみたい。

早期アクセスなので、やり込み要素が豊富にあるわけではないけれど、探索やクラフトショップでのお買い物が楽しめる。

また、上述したセーブポイントで仲間ホムンクルスとの会話が発生する際はスッと「会話」コマンドが表示されているだけなので、お見逃しなく。

本作はお喋りしてくれるNPCが多いので、正式リリースではサブクエストの豊富さにも期待したいところ。

芸術性: 禍々しさも溢れる繊細な世界が丁寧に描かれている

エンダーマグノリア Ender Magnolia レビュー レストポイントでの会話
ノラは辛口コメントが多く
それにライラックがツッコミを入れることも

綺麗な線の日本のアニメっぽいアートスタイルなイラスト調グラフィックで描かれる。儚く繊細という表現がピッタリだ。禍々しい場所では、赤色や紫色がドスッと使われているので、「明らかに危険な場所だ」という雰囲気も高まる。

また、セーブポイントでは、仲間のホムンクルスがライラックを囲むように集まっているのが個人的にかなり好き。セーブポイントでも探索中でも、操作せずにじっとしているとホムンクルスがちょっとした仕草を見せてくれる。こうした細かい作り込みが嬉しいところ。

本作ではホムンクルスが活き活きとしており、主人公が仲間に守られているというより、共に旅している気分が味わえる。

ちなみに、ライラックは衣装を変えることが出来る。

物語では微笑ましい場面もあるけれど、BGMは圧倒的に悲劇

ボス戦であろうと綺麗な曲ばかりで、「うぉお!倒すぞー!」というより、「なんだな切ないけれど、倒しますね」な気持ちになる。

BGMだけ聴いたら、まさか穢れた国で戦っているとは思えない。感動物語のアドベンチャーゲームかと思うくらいテンポも抑揚も抑え気味のBGMが流れている。

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エンダーマグノリアの評価

Ender Magnolia: Bloom in the Mist

Taca KGO

エンダーマグノリア ender magnolia レビュー 攻略
物語の魅力
操作の快適さ
難易度バランス
システムの面白さ
芸術性


総合評価

4
おすすめな人前作のファン
様々なスキルを駆使して戦いたい
物語がしっかり味わえるメトロイドヴァニアが好き
おすすめではない人明るい雰囲気や勇ましい調子が好き
主人公で直接戦いたい
高難易度さを期待している

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エンダーリリーズ

  • 基本のシステムは同じ前作
  • 主人公が異なる、本作より前の時代が描かれる
  • 探索が楽しく、バトルは本作より歯応えあり
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リデンプションリーパーズ

  • 本作開発元が手がけたストラテジーゲーム
  • 少数精鋭で多数の敵を倒すタクティクスバトルが楽しめる
  • こちらでも悲劇的な物語が味わえる

エンダーマグノリア: ブルームインザミスト ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist
© BINARY HAZE INTERACTIVE Inc.
https://endermagnolia.com/ja/

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

どんなジャンルにも飛びつき、探索好きな涙もろい大人ゲーマー。世界中のゲーム情報をチェックするのも大好き。

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