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『Melatonin』とは、Half Asleepが開発したリズムアクションゲーム。
パステルな色合いの手描きグラフィックが特徴。
現在は日本語版がないけれど、軽いチュートリアルの説明くらいしかテキストは表示されないので、英語が分からなくてもプレイにはほぼ支障ない。
本作は、PCでプレイ可能。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。
画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることが出来ます。
テレビをつけ、ソファに座ってスマホをいじっている主人公。
周りには食事のゴミや買い物した空き箱が散らばっている。
主人公は特に片付ける気もなく、他の何かをする気もなさそうな表情でスマホを見ている。
…あ!主人公はやっぱりそのまま寝ちゃった。
うたた寝した主人公は、夢を見る。
ハンバーガーが飛んで来たり、クレジットカードをスキャンしまくったり。ゲームをプレイしてる夢もある。
うーん、不思議な夢ばかりだけど、全く脈略のない夢ってわけでもなさそうだ。
主人公の現実生活を反映しているっぽい。
そして、次の晩。主人公はまた寝不足なまま夜ふかししている。
で、やっぱりソファでうたた寝してしまう。そして、今度はまた別の夢をみる。
人類という生き物は何故ソファでうだうだダラダラしてしまうんだろう。しかも、それが最高に気持ち良いのは何故なんだ。
そんなしょうもないことを考えてしまうけれど、とりあえず主人公の夢の世界を進んでいく。
夢は楽しいけれど、寝不足解消するほど安眠して過ごせる夜は一体いつ訪れるのだろうか。
本作はステージクリア型のリズムアクションゲーム。いわゆる音ゲーだ。
ゲームはいくつかの章(夜)に分かれていて、毎晩いくつかの夢=ステージが登場する。
各章の最終ステージまでクリアすればすれば、次の章である次の日の夜に進む。こうしてゲームが進行していく。
ステージごとに違ったプレイになるけれど、基本的にBGMに合わせてタイミング良くボタンを押すだけ。
画面上の動きもBGMのタイミング合っていることが多いので、視覚的なヒントになる。
タイミング良くボタンを押せたら「Perfect」と表示され、画面左端のゲージが溜まっていく。
ゲージが一定以上になるごとにスターを獲得していく。これがステージクリア時に表示される成績となり、最高でスターを3つ獲得出来る。
各章の最終ステージに挑むにはスター8つが必要になるので、各ステージでスターを獲得していかなければならない。
物語の面白さ
4.0
セリフはないし、テキストは各ステージのチュートリアルだけ。
でも、部屋の様子や夢の内容から、主人公の状況は想像できる。
眠たいはずなのにソファでダラダラしたり、仕事か勉強のために大量のコーヒーと共に徹夜していたり。
そして、うたた寝すると気になっていることが妙な夢となって出てくる。
誰もが経験したことがある「夜ふかしあるある」な状況で、フフッと笑える。「寝不足は良くないよなあ」とちょっと身につまされつつ。
で、その妙な夢の内容がかなり面白い。SNSの画面上をジャンプしたり、クレジットカード決済しまくったり。
どのステージも突拍子ないけど現実が反映されてて、どのステージも初めて見た時は「なるほど、今度はそうきたか!」と笑ってしまう。
キャラクターの魅力
4.0
上述した通り、主人公は夜ふかしを続ける。
徹夜作業したり、エナジードリンク飲みまくったり、時にはヨガに打ち込んでみたりもしてる。
毎晩色々と一生懸命だ。
「とりあえず今晩こそはちゃんとベッドで寝ろ」と思ってしまうけれど、ついつい夜ふかししてしまう気持ちも分かる。
ストレスが溶岩になって襲ってくる夢もあり、主人公のことが心配にもなる。
主人公にはセリフはないし無表情だけど、夢から主人公のことがよく分かってくるので、かなり愛着が湧いてくる。
操作性
4.0
音ゲーなので、自分がボタン押したタイミングがちゃんと認識されるかが1番大事。
反応は良く、BGMにピッタリだ。ズレがある場合は、手動でキャリブレーションも出来る。
私はゲームパッドでプレイしたけれど、全く問題ない。
音ゲーといえば、いろんなボタンを矢継ぎ早に押していくというゲームが多いけれど、本作で使うボタンは3つのみ。
音ゲー慣れしてない人でもプレイしやすい。
難易度バランス
4.5
上述もしたけれど、たくさんのボタンを押す必要はなく、BGMはゆったりしていてリズムも分かりやすい。
視覚的にもタイミングが確認できる(たまに隠されるけど)ので、リズム感がない人でも大丈夫。
でも、ぬるいわけではなくて、裏拍をとったりボタン長押ししたり、画面に表示されるものを覚えて入力するなど、難易度は徐々に上がっていく。
各ステージでスターを獲得しなければ先に進めないので、音ゲーの難しさがちゃんと味わえる。
また、各ステージでスター2つ以上を獲得するとそのステージのハードモードが解放される。BGMのテンポが速くなったり、入力も難しくなる。
でも、そんなに難しい音ゲーというわけではない。
更に、Perfect判定を緩くする設定などもあるので、ゆるくプレイしたい人も安心。ちなみに私は普段音ゲーはあまりプレイしないけれど、デフォルト設定でもサクサク進行できるレベルだ。
各ステージは練習モードから始まるので、新しいステージが始まった途端に「あわわわ、BGMに置いていかれる!」と右往左往することもないのも親切。
ゲームシステム
4.0
タイミングに合わせてボタンを押す。シンプルなリズムアクション。
でも、どのステージも入力の仕方やタイミングが変わるので新鮮。
とにかくアイデアの面白さが最大の魅力で、実際の現実世界にもあるものが各ステージのテーマになってて笑える。
出会い系アプリと思われるステージでは、NGにする相手の写真がウンチになってたり皮肉もたっぷり。
また、音ゲーでよくあるアップテンポでポップなBGMではなく、ゆったりしたLoFiなBGMというのは意外と珍しい。
やりこみ要素
4.0
各ステージの全難易度で最高の成績を目指すのが1番のやり込み要素。
また、各ステージにはエディタ機能もあって、好きなステージを作ることも出来る。
ただ、ゲーム全体としてのボリュームは少なめなので、続編やDLCなど期待したいところ。
グラフィック
4.5
紫やピンクで統一されたパステルカラーの色づかいが綺麗。
そこにシンプルな線画で描かれたグラフィックで、気が抜けたおしゃれさ。
私はこのグラフィックがきっかけで本作に興味を持ったほど魅力的。
が、パステルカラーは見にくいという人もいるかもしれない。でも、設定からモノクログラフィックに出来るので、この配色が苦手な人でも安心だ。
サウンド
4.5
上述したけれど、音ゲーにしては珍しく、BGMはダウンテンポなLoFi曲ばかり。
これがゆるくて良い感じ。
ただし、ゲームとしては、ゆったりめなペースが逆に難しく感じる時もある。アクションバトルでのディレイ攻撃みたいな感覚。
夢の世界に合ってる夢心地になれる良曲ばかりで、サントラだけでも聴いていたくなる。
\\サントラはこちら//
4.0
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
現実をネタにしたアイデア満載のステージ
おしゃれなグラフィックとBGM
難易度調整が可能
ステージ数が少ない
リズムアクションが好き
ゆるい雰囲気が好き
寝不足な生活を改めたい
パステルカラーのオシャレさが好き
ハイペースで本格的な音ゲーを求めている
長時間遊べるゲームを探している
ステージごとに全く違った構成が楽しめる高評価リズムアクションゲーム。こちらはテンポ早めなポップBGMだけど、操作は簡単。かなりオシャレ。
ゆるいパステルカラーなアートスタイルが好きなら、こちらもおすすめ。こちらもLoFiなBGMも魅力で、本作と雰囲気が近い。2D横スクロールでプレイするスケボーアクション。
夢の中で夢心地
現実生活を反映している笑える夢の世界がステージのリズムアクションゲーム。 ゆるくてオシャレなグラフィックやBGMも魅力で、よくある音ゲーとは違った体験ができる。 音ゲーが得意な人も不慣れな人も楽しめる設定が出来るのも良いところ。
Melatonin
Copyright 2022, Half Asleep Games Ltd.
https://www.halfasleep.games/melatonin/